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今回と次回は、関西の学生リーグを観戦してきたX氏の話をご紹介したいと思います。

関西に出張し、京都から大阪への移動日に少し空き時間がありました。

たまたま沿線でリーグ戦が行われていて、会場へ向かったとのことでした。

ちなみにX氏は漫才をするなら絶対にツッコミ役になる、そういう性格の人物です。


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 最寄り駅から会場まで
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訪れたのは京都にある体育館でした。

時折写真を見せてもらいながらお話を伺っていましたが、別に京都だからといって途中に有名なお寺があったりするわけではありません。

あえて言うなら私もX氏も全く興味のない競馬場が駅のそばにあったそうです。

公営ギャンブル場は雨に濡れないよう屋根付き通路を設けたり、20m置きに灰皿や扇風機を設置するなど過保護なところがあります。

こちらはそうではなさそうでしたが、周辺の人口密度よりもかなり立派な駅舎で、レース開催時は専用の通路が開くようになっていました。

お目当ての体育館は駅からそこそこ離れており、丘のような地形のてっぺんにありました。

ちょうどお天気もよく、日頃の運動不足になったとX氏は前向きにとらえました。

体育館に到着すると、駅からタクシーに乗ってきた学生さんを見かけました。

トランクから部旗やクーラーボックスを取り出していたそうです。

「若者がその程度でタクシーに乗ってどうする」と心の中で叫びました。


体育館は外の光が入らないよう当然カーテンが引かれていました。

ただし完全な暗幕タイプではないので、外の樹木の影などが映っていました。

カラスが行き交うとその姿が影絵のようにチラチラ移り、思わずX氏は舌打ちをしました。


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 試合前の儀式
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一部校の試合が始まる直前で、練習を終えるよう館内放送が流れました。

そう告げられてもやめる選手は半分以下で、結局同じアナウンスが3度繰り返されました。

一部校のみ試合前に校歌斉唱があります。

各校が順番に校歌を披露するのですが、連続して聞いていると飽きてきます。

正直「だるい」と感じている選手や観客も半数以上いるはずです。

各校最初に一人が歌い出し、続いて選手全員が歌います。

せめてソロで歌う学生は一番うまいやつで、みっちり練習すべきとX氏はコメントをしました。

D大学は美声のお兄さんで良かったと褒める一方、某大学は酷評していました。

なぜ校歌を歌うのかその意味を理解せず、惰性で歌っているやつが多すぎるとお怒りです。


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 出場する選手たち
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一部校の試合では黄色いゼッケンの選手を目にします。

春のトーナメント試合でベスト16に入賞した選手に1年間着用が認められます。

自動車だと軽自動車の黄色ナンバーにコンプレックスを感じる人もいるそうですが、このゼッケンは逆にステータスシンボルとなります。

「あこがれれの黄色ゼッケン」的な眼差しで周囲から見つめられます。

そういうのがわかると「黄色に勝った!」という表現も、選手の間では特別な意味を持つことが理解できます。

戦型の画一化が進んでいますが、男女とも1名ずつながらもペンの黄色ゼッケンの選手がいたそうです。

X氏のお目当てはカットマンでした。

一部校のレギュラーでもカットマンは男女双方で活躍していました。

男子は少ないですが女子はそれなりの数のカットマンがいました。

攻撃選手でバック面に変化系表ソフト(少し粒高ラバーっぽい表ソフト)を使っている人もいました。

変化系表と聞くと、どうしても福原選手をイメージしてしまいますが、プレースタイルは人によって様々です。

今回見かけた選手はバック側がブロック主体で、フォアでバシバシ打って得点するタイプの選手でした。


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 メンバーが揃わず棄権
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大昔は6部まであったそうです。

リーグの新陳代謝を促すのが主目的だと思いますが、現在は4部までのリーグ制になっています。

昔は6部校あたりで選手が揃わず棄権というのがあったそうです。

ところがたまたまX氏が観戦した日も、3部校女子の試合なのに棄権というのがありました。

「そんなことなら自分が女装して出てみたかった」とX氏がギャグをかましてくれました。

私はどう返してよいかわからず、一瞬気まずい沈黙が漂いました。

やはりX氏はツッコミが似合っており、ボケ役は無理だと確信しました。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

続きを次号でご紹介します。

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