私達に興奮と感動を与えてくれた世界選手権。
選手のみなさん、大会関係者のみなさん、ありがとうございました。
さてそういう大きな試合では、会場の設備などさまざまなものが豪華な作りになっています。
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コート内にある2種類の台
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一番最初に思い浮かぶのは卓球台です。
今回も三英が作った台でしたが、これまでずっと続いていた箱型のディスプレイ付きタイプではなく、透明の脚にボールを模した球体を合わせた形でした。
床に接する部分は地球を表現したデザインで、世界選手権で使うにはピッタリのコンセプトだったと思います。
ただテレビで見ていると、その下の部分は直感的に地球だということが分かりづらく、まだら模様のパターンが施されているようにしか見えなかったのが残念でした。
みなさんはあまり関心がないかもしれませんが、私は審判台についても注目していました。
特にコートの内側に向いた審判台の正面ではなく、反対の裏側を見たかったのです。
正面は綺麗に作りますが、裏側はどれだけそれなりに済ませているか、その度合を確認していました。
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見えるか見えないか、そこが重要
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なぜそんな部分に注目したかというと、昨年某テレビ局を見学する機会があり、スタジオ内のセットを見て驚いたからです。
番組セットの壁に相当する部分はハリボテで、通常のお宅の居間の内装などとは完全に異なることは理解していました。
一方、司会者などが座るテーブルは特注の家具だろうと思っていました。
確かにテレビ東京のワールドビジネスサテライトのようなテーブルは、まさに「家具」そのものです。
しかし私が見学したセットのテーブルは、カメラから撮影される方向のみきらびやかな装飾が施され、出演者が座る側はベニヤ板むき出しで液晶モニターや配線がごちゃごちゃした状態でした。
それを見て家具というイメージは吹き飛び、後ろの壁と同じハリボテだということが分かりました。
世界選手権の審判台を考えてみると、いろいろな場面で使われるという汎用性はなく、大きくて保管するには困るしろものです。
ですから、テレビ局で見たハリボテのテーブルと同じ作りになっているのではないかと想像していました。
録画した映像を見てみると、予想に反し裏面もしっかり作られています。
審判席の裏側なんて、実際ほとんど注目されません。
でもテレビ局のセットと異なるのは、360度どの方向からも見られる場所に配置されている点です。
クレーンカメラで審判台の裏側を含め、舐め回すように撮影されることもあります。
審判台を作る職人さんのこだわりがあったかもしれません。
かくして裏側も手抜きのない、スペシャルな審判台が出来上がったのだと番組を見て納得しました。
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目障りな小型カメラ
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大会の最初に随分異論が出たのが、ネットの周囲に設置されたカメラでした。
これまでも小型カメラは設置されていましたが、それなりに控えめな位置で、煩わしさはあまりありませんでした。
ところが今回は、ネットのサポートよりさらに外にはみ出る形でカメラが取り付けられていました。
ネットインして、コートの横側にポロッとボールが落ちていくような場面がたまにあります。
そういったボールを返す場合、ちょうどカメラに当ってしまう可能性は否定できません。
このカメラにOKを出した人は卓球を知らない方かもしれません。
その辺の市民大会ではなく、これは世界選手権です。
ダイビングして返球するようなスーパープレーが出るかもしれないのに・・・
いや、仮に市民大会でもこんなものが取り付けられていたら、ちまたの卓球愛好家でもクレームを付ける人がいるはずです。
そしてネット際にとどまったボールを取る時も、体がカメラに触れないようにしなければならないので気になりますよね。
もうひとつダメ出しするとすれば、極めて見栄えが悪いことです。
グーグルグラスのような超小型カメラがあるので、それをネットのサポートに埋め込むようなことはできなかったのでしょうか。
その分野は日本メーカのお家芸だと思いますので、年明けの全日本あたりでぜひ実現してもらいたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
選手のみなさん、大会関係者のみなさん、ありがとうございました。
さてそういう大きな試合では、会場の設備などさまざまなものが豪華な作りになっています。
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コート内にある2種類の台
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一番最初に思い浮かぶのは卓球台です。
今回も三英が作った台でしたが、これまでずっと続いていた箱型のディスプレイ付きタイプではなく、透明の脚にボールを模した球体を合わせた形でした。
床に接する部分は地球を表現したデザインで、世界選手権で使うにはピッタリのコンセプトだったと思います。
ただテレビで見ていると、その下の部分は直感的に地球だということが分かりづらく、まだら模様のパターンが施されているようにしか見えなかったのが残念でした。
みなさんはあまり関心がないかもしれませんが、私は審判台についても注目していました。
特にコートの内側に向いた審判台の正面ではなく、反対の裏側を見たかったのです。
正面は綺麗に作りますが、裏側はどれだけそれなりに済ませているか、その度合を確認していました。
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見えるか見えないか、そこが重要
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なぜそんな部分に注目したかというと、昨年某テレビ局を見学する機会があり、スタジオ内のセットを見て驚いたからです。
番組セットの壁に相当する部分はハリボテで、通常のお宅の居間の内装などとは完全に異なることは理解していました。
一方、司会者などが座るテーブルは特注の家具だろうと思っていました。
確かにテレビ東京のワールドビジネスサテライトのようなテーブルは、まさに「家具」そのものです。
しかし私が見学したセットのテーブルは、カメラから撮影される方向のみきらびやかな装飾が施され、出演者が座る側はベニヤ板むき出しで液晶モニターや配線がごちゃごちゃした状態でした。
それを見て家具というイメージは吹き飛び、後ろの壁と同じハリボテだということが分かりました。
世界選手権の審判台を考えてみると、いろいろな場面で使われるという汎用性はなく、大きくて保管するには困るしろものです。
ですから、テレビ局で見たハリボテのテーブルと同じ作りになっているのではないかと想像していました。
録画した映像を見てみると、予想に反し裏面もしっかり作られています。
審判席の裏側なんて、実際ほとんど注目されません。
でもテレビ局のセットと異なるのは、360度どの方向からも見られる場所に配置されている点です。
クレーンカメラで審判台の裏側を含め、舐め回すように撮影されることもあります。
審判台を作る職人さんのこだわりがあったかもしれません。
かくして裏側も手抜きのない、スペシャルな審判台が出来上がったのだと番組を見て納得しました。
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目障りな小型カメラ
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大会の最初に随分異論が出たのが、ネットの周囲に設置されたカメラでした。
これまでも小型カメラは設置されていましたが、それなりに控えめな位置で、煩わしさはあまりありませんでした。
ところが今回は、ネットのサポートよりさらに外にはみ出る形でカメラが取り付けられていました。
ネットインして、コートの横側にポロッとボールが落ちていくような場面がたまにあります。
そういったボールを返す場合、ちょうどカメラに当ってしまう可能性は否定できません。
このカメラにOKを出した人は卓球を知らない方かもしれません。
その辺の市民大会ではなく、これは世界選手権です。
ダイビングして返球するようなスーパープレーが出るかもしれないのに・・・
いや、仮に市民大会でもこんなものが取り付けられていたら、ちまたの卓球愛好家でもクレームを付ける人がいるはずです。
そしてネット際にとどまったボールを取る時も、体がカメラに触れないようにしなければならないので気になりますよね。
もうひとつダメ出しするとすれば、極めて見栄えが悪いことです。
グーグルグラスのような超小型カメラがあるので、それをネットのサポートに埋め込むようなことはできなかったのでしょうか。
その分野は日本メーカのお家芸だと思いますので、年明けの全日本あたりでぜひ実現してもらいたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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