2019 .06.15
東京オリンピック観戦チケットの抽選結果が来週の6月20日に発表されます。
私は一番安い席を1枚だけ申し込みましたが、それでも結果がどうなるかドキドキしています。
そのオリンピックが終わった後、用具に関するルールが変わります。
今回はそれについてお話ししたいと思います。
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規制と規制緩和
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変更はラバーの色に関するものです。
現在は黒と赤の2色にするよう定められています。
これが黒と黒以外の色に緩和されます。
シニアの方にとっては昔に戻るという感じでしょうか。
大昔はラバーの色に関する規制が緩く、ボールと同色の白っぽい色でなければ大丈夫というかなり自由な状況でした。
従って黒と赤の他にも、青、緑、黄色など多彩でした。
ところがそれだと両面に同じ色のラバーを貼り、片方は裏ソフト、もう片方はアンチラバーにする選手が増えてきました。
回転量を分からなくしてミスをさせる作戦です。
対戦相手はほぼ判別不可能な2択を迫られ、それを観戦する者には訳の分からない凡ミスが増えたように見えました。
これはイカンということで現在の黒と赤の2色にルール変更されました。
当初は異なる2色としたのですが、黒と暗い茶色のような紛らわしい組み合わせのラバーを貼る選手がいて混乱を招きました。
そのため短期間で黒赤の2色に見直しがなされました。
このような歴史があったため、来年のルール改正は黒と明らかに黒と異なる色にしなさいとクギを刺すはずです。
「はずです」と書いているのは、黒&黒以外にすることだけが決定していて、詳細は今後詰めることになっているからです。
私は一番安い席を1枚だけ申し込みましたが、それでも結果がどうなるかドキドキしています。
そのオリンピックが終わった後、用具に関するルールが変わります。
今回はそれについてお話ししたいと思います。
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規制と規制緩和
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変更はラバーの色に関するものです。
現在は黒と赤の2色にするよう定められています。
これが黒と黒以外の色に緩和されます。
シニアの方にとっては昔に戻るという感じでしょうか。
大昔はラバーの色に関する規制が緩く、ボールと同色の白っぽい色でなければ大丈夫というかなり自由な状況でした。
従って黒と赤の他にも、青、緑、黄色など多彩でした。
ところがそれだと両面に同じ色のラバーを貼り、片方は裏ソフト、もう片方はアンチラバーにする選手が増えてきました。
回転量を分からなくしてミスをさせる作戦です。
対戦相手はほぼ判別不可能な2択を迫られ、それを観戦する者には訳の分からない凡ミスが増えたように見えました。
これはイカンということで現在の黒と赤の2色にルール変更されました。
当初は異なる2色としたのですが、黒と暗い茶色のような紛らわしい組み合わせのラバーを貼る選手がいて混乱を招きました。
そのため短期間で黒赤の2色に見直しがなされました。
このような歴史があったため、来年のルール改正は黒と明らかに黒と異なる色にしなさいとクギを刺すはずです。
「はずです」と書いているのは、黒&黒以外にすることだけが決定していて、詳細は今後詰めることになっているからです。
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見栄え重視の改革
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卓球王国のWebでは本件に関し以下のコメントが書かれていました。
「カラフルな用具になることは歓迎だが、実際にそれを作る卓球メーカーや在庫を抱える卓球ショップなどは複雑な思いを抱くのではないか」2019.4.23
卓球を取り巻く世界にはいろいろな利害関係者がいますが、ITTF(国際卓球連盟)は卓球競技をより広くアピールすることを重視して今回の決定をしたようです。
決定事項ではありませんが、黄色いボールの採用を検討していくことも王国Webの同じ記事の中に書かれていました。
私はこれについては反対の立場です。
かつてオレンジと白のボールの2種類があった時、練習中の混在や分別管理などで不満を述べる人が少なからずいました。
またオレンジと白で競技の見た目にはさほど違いはありません。
メリットがなさそうな一方でデメリットだけが目につくのです。
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多色化は局所的にとどまる?
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さてラバーの話に戻ると、王国スタッフさんが述べた意見はもっともだと思います。
今でもかなり多品種のラバーがあり、メーカーや販売店員は負担が増大するのを想像すると頭が爆発しそうです。
私の予想する現実案は以下の2パターンです。
1)売れ筋の特定の厚さだけに限って新色を販売
例:ディグニクスのトクアツのみ水色を設定
2)新色を前面に押し出すラバー
例:チェリーブラッサムというピンクだけの新ラバー
番外編としては、練習場のシニアの方から頂いたリクエストで、トルネードの復活というのがありました。
現在の黒赤2色になる前にヤサカから販売されていたラバーで、少しオレンジ色がかった黄色だったそうです。
ラインナップはその色だけで、上記2)のパターンはトルネードの話を応用してみました。
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ペンホルダー使いの憂鬱
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他には色が黒と黒以外になる点が、私のような片面だけにラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)には大きな不安があります。
この手の選手は9割が赤のラバーを貼っています。
1枚しかラバーを貼っていないので、黒と黒以外なら黒しか貼れないのでしょうか。
ラバーを貼っていない裏面が黒塗りなら、引き続きラバーは赤でも良いとして欲しいです。
黒ラバーの片面ペンドラは、、、この前見かけた黒い口紅の女性くらいの違和感があります。
そして最後になりますが、このルール変更の最大の欠点は短期間で実施してしまうことです。
あと1年ちょっとで実施されるのに、本件を知っている人はそれほど多くありません。
もし黒ラバーに変えないといけないことになったら、片面ペンが多いシニア層が混乱することは必至です。
詳細な決定が遅れるのであれば、今年10月の消費増税前に赤いラバーをまとめ買いしないよう業界からアナウンスが必要ですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
見栄え重視の改革
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卓球王国のWebでは本件に関し以下のコメントが書かれていました。
「カラフルな用具になることは歓迎だが、実際にそれを作る卓球メーカーや在庫を抱える卓球ショップなどは複雑な思いを抱くのではないか」2019.4.23
卓球を取り巻く世界にはいろいろな利害関係者がいますが、ITTF(国際卓球連盟)は卓球競技をより広くアピールすることを重視して今回の決定をしたようです。
決定事項ではありませんが、黄色いボールの採用を検討していくことも王国Webの同じ記事の中に書かれていました。
私はこれについては反対の立場です。
かつてオレンジと白のボールの2種類があった時、練習中の混在や分別管理などで不満を述べる人が少なからずいました。
またオレンジと白で競技の見た目にはさほど違いはありません。
メリットがなさそうな一方でデメリットだけが目につくのです。
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多色化は局所的にとどまる?
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さてラバーの話に戻ると、王国スタッフさんが述べた意見はもっともだと思います。
今でもかなり多品種のラバーがあり、メーカーや販売店員は負担が増大するのを想像すると頭が爆発しそうです。
私の予想する現実案は以下の2パターンです。
1)売れ筋の特定の厚さだけに限って新色を販売
例:ディグニクスのトクアツのみ水色を設定
2)新色を前面に押し出すラバー
例:チェリーブラッサムというピンクだけの新ラバー
番外編としては、練習場のシニアの方から頂いたリクエストで、トルネードの復活というのがありました。
現在の黒赤2色になる前にヤサカから販売されていたラバーで、少しオレンジ色がかった黄色だったそうです。
ラインナップはその色だけで、上記2)のパターンはトルネードの話を応用してみました。
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ペンホルダー使いの憂鬱
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他には色が黒と黒以外になる点が、私のような片面だけにラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)には大きな不安があります。
この手の選手は9割が赤のラバーを貼っています。
1枚しかラバーを貼っていないので、黒と黒以外なら黒しか貼れないのでしょうか。
ラバーを貼っていない裏面が黒塗りなら、引き続きラバーは赤でも良いとして欲しいです。
黒ラバーの片面ペンドラは、、、この前見かけた黒い口紅の女性くらいの違和感があります。
そして最後になりますが、このルール変更の最大の欠点は短期間で実施してしまうことです。
あと1年ちょっとで実施されるのに、本件を知っている人はそれほど多くありません。
もし黒ラバーに変えないといけないことになったら、片面ペンが多いシニア層が混乱することは必至です。
詳細な決定が遅れるのであれば、今年10月の消費増税前に赤いラバーをまとめ買いしないよう業界からアナウンスが必要ですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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