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飛び込み参加自由の卓球場で仕入れたお話をご紹介いたします。

ネタをいただいた方のお名前はわかりませんので、いつものように有名人の名前をつけさせてもらいます。

某テレビ局のアナウンサーに若干似ているので、安住さんということにしておきます。


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 マシンについての質問
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安住さんの話は卓球マシンに関することが中心でした。

卓球マシンはロボットとも呼ばれ、ピン球をポコポコ放出してくれるあの機械です。

私は卓球マシンはほとんど使ったことがなく、もう少し詳しい知識を得たいという気持ちがありました。

マシンが放つボールを打ったことはあるのですが、ちゃんと準備された状態でフォアに順回転のボールが規則正しく放たれ、それをただパシパシ打っただけという利用経験しかなかったのです。

まず私が知りたかったのは、生身の人間が打つボールとマシンが放つボールに違いはあるのかという点でした。

安住さんもそれほど使用経験豊富というわけではなく、ニッタクの1機種だけの利用にとどまるため、自分が感じた範囲内という条件付きでお答えいただきました。


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 人間とは異なる球質
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部活で2~3年やった人が打つようなボールが希望であれば、卓球マシンはそれにきちんと応えてくれます。

順回転のボール、逆回転のボール、どちらもOKです。

もう少しレベルが高い人のボールになってくると、正直違うかなと感じます。

回転量の多い鋭いドライブを希望してマシンの設定を変えますが、回転量はさほど変わらず速度だけが上がったスピードドライブが発射されます。

安住さんはこの点に最ももやもやしていました。

回転の設定がまずいからなのか、マシンの個体差なのか、あるいはそもそもこの機種では限界があるのか、結論としてはマシンの限界ということでした。

カットも同様で、ぶつ切れカットのつもりで操作パネルを設定するのですが、放たれるボールはスピードカット?と形容すれば良いのでしょうか、球速だけが増した逆回転ボールとなります。

こちらはこちらである意味気持ち悪いボールです。

スピードドライブは理解できますが、スピードカットはあまりお目にかかりません。

遭遇するシチュエーションをあえて考えるなら、やや浮いたチャンスボールを普通のスマッシュではなく、猫パンチで逆回転をかけて叩きつけたときのようなボールです。

積極的に練習したいとは思いませんが、ナックルボールも出せるか試行錯誤してみました。

想定していたのは粒高ラバーでブロックされたときの、ふらふらっと揺れるようなボールですが、マシンで再現することは出来ませんでした。


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 マシンの使い勝手
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卓球マシンにもいろいろあり、安住さんが利用したのは比較的高級なタイプのようです。

ピン球を発射する本体だけでなく、その本体および卓球台半分をぐるりと取り囲むネットがセットになっています。

返球されたボールは自動的に回収され、再び発射口から飛び出します。

なので体力さえ続けば1000球、2000球と連続で打てるはずです。

ですがそれは単調なボールを確実なショートで返すだけのような場面に限定されます。

現実的な練習としてフォアとバックの切り替えやカット打ちを始めると、徐々に打ち損ねたボールが周囲に増えていき球切れとなって中断を余儀なくされます。

そして時折マシンも出し損ないがあり、ネットに掛けたりオーバーミスをやらかします。

返球率が高いと球切れ以前に体力的な限界で休憩を挟むことになります。


上位機種だけあって操作パネルは自コート側の左側に取り付けられています。

各種操作がそばで行えるため便利といえば便利です。

でも全てをそのパネルで操作できるわけではありません。

ボールの発射口の角度は、向こう側にある装置本体のところに行って変えなければならないのです。

一人だけで利用するときは、この発射口角度の調整が一番煩わしく感じます。

ボールの回転を調整すると、それに応じて発射口角度も調整する場面が多いのです。

角度を変えてもオーバーミスが続くなど、2度3度と行ったり来たりを繰り返すとイライラしてきます。

手元の操作パネルで発射口の角度も調整できるようになるか、もっと賢くなって回転の設定を変えるとマシンが自動補正してくれてちゃんとコートに入るようにしてくれれば便利なんですけどね。

技術的には恐らく実現可能なんでしょうけど、価格と市場規模をにらめっこすると製品化出来ないのだと考えています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回も卓球マシンについてお話したいと思います。

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