2017 .12.30
ずっと前の話ですが、講習会で指導員の方が説明されていた内容をご紹介します。
ちまたの市民大会2回戦レベルの方にはご参考になるかもしれません。
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予測範囲を絞る
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Aさんはサーブを出したあと次の3球目を叩き込もうと備えているのですが、気持ちだけが空回りしているようにみえると指摘されていました。
戦型は私と同じペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、片面だけにラバーを貼っています。
多数派のシェーク裏裏なら、フォア側バック側どちらに返ってきてもそれぞれの面でドライブをかけていけますが、Aさんにはそれができません。
私もそのハンデを十分認識した上で、基本はどこに返球されてもフォアで打っていく心づもり(残念ながらあくまでも心づもりです)でいます。
片面ペンドラの意気込みとしては悪くはありませんが、出したサーブに応じてある程度は待つパターンを絞るべきだとアドバイスがありました。
どの戦型であれ、フォアから短い斜め下回転のサーブを出すというのは無難な展開としてよく見かけます。
フォアからシュート回転(体の外側へこする)の斜め下のサーブを出した場合、相手は横方向の回転が入っている分だけラケットを傾けて返球してきます。
そのためツッツキだとフォア寄りに返ってくるケースが多くなります。
レシーブから積極的にドライブ回転で返してこなさそうなレベルなら、台のバック側から40cmくらいの領域には返ってこないと決めつけてもいいのではと説明されていました。
相手が中級レベルだったり粒高ラバーのような変則ラバーの使い手だと、当てはまらない場面が増えますが、基本としてはこの予測でいいと思います。
そして逆方向の回転の場合は、予測する返球コースも逆でバック側に返ってきがちと思って待つのです。
逆方向の回転とは具体的にはバック側から出す斜め下か、フォアならYGサーブで出すカーブ回転(体の内側へこする)の斜め下になります。
これらは下回転に少し左右どちらかの横回転が混じったサーブの話です。
横回転の成分が多くなると相手もパシッと払いやすくなりますし、払っていかざるをえないとも言えます。
そうなると斜め下回転のときのような、コースをある程度絞って待つパターンが崩れてきます。
また斜め下回転でもボテボテの軌道で出してしまったサーブは、どう料理されてしまうかわかりません。
サーブはネットの上ボール1つ分くらいの高さに抑えなければならず、それより高くなってしまうと甘く危険なサービスボールになってしまいます。
ちまたの市民大会2回戦レベルの方にはご参考になるかもしれません。
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予測範囲を絞る
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Aさんはサーブを出したあと次の3球目を叩き込もうと備えているのですが、気持ちだけが空回りしているようにみえると指摘されていました。
戦型は私と同じペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、片面だけにラバーを貼っています。
多数派のシェーク裏裏なら、フォア側バック側どちらに返ってきてもそれぞれの面でドライブをかけていけますが、Aさんにはそれができません。
私もそのハンデを十分認識した上で、基本はどこに返球されてもフォアで打っていく心づもり(残念ながらあくまでも心づもりです)でいます。
片面ペンドラの意気込みとしては悪くはありませんが、出したサーブに応じてある程度は待つパターンを絞るべきだとアドバイスがありました。
どの戦型であれ、フォアから短い斜め下回転のサーブを出すというのは無難な展開としてよく見かけます。
フォアからシュート回転(体の外側へこする)の斜め下のサーブを出した場合、相手は横方向の回転が入っている分だけラケットを傾けて返球してきます。
そのためツッツキだとフォア寄りに返ってくるケースが多くなります。
レシーブから積極的にドライブ回転で返してこなさそうなレベルなら、台のバック側から40cmくらいの領域には返ってこないと決めつけてもいいのではと説明されていました。
相手が中級レベルだったり粒高ラバーのような変則ラバーの使い手だと、当てはまらない場面が増えますが、基本としてはこの予測でいいと思います。
そして逆方向の回転の場合は、予測する返球コースも逆でバック側に返ってきがちと思って待つのです。
逆方向の回転とは具体的にはバック側から出す斜め下か、フォアならYGサーブで出すカーブ回転(体の内側へこする)の斜め下になります。
これらは下回転に少し左右どちらかの横回転が混じったサーブの話です。
横回転の成分が多くなると相手もパシッと払いやすくなりますし、払っていかざるをえないとも言えます。
そうなると斜め下回転のときのような、コースをある程度絞って待つパターンが崩れてきます。
また斜め下回転でもボテボテの軌道で出してしまったサーブは、どう料理されてしまうかわかりません。
サーブはネットの上ボール1つ分くらいの高さに抑えなければならず、それより高くなってしまうと甘く危険なサービスボールになってしまいます。
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不利な展開を避ける
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またAさんに対する別の指摘事項に、シェークの選手とバック対バックの連続ラリーになり打ち負けてしまう点がありました。
ペンで片面しか使わない人はどうしても当てるだけのショートになりがちで、シェークの選手とそれでやりあっても不利なのは否めません。
シェーク使いの側からすればペン表面のショートで付き合ってくれるなら好都合で、バック面に福原選手のようなクセのあるラバーを貼っていればなおさらです。
続けているうちにペン片面の方が勝手にミスをしてくれる確率が高くなります。
早めにショートで相手のフォア側に返し、別の展開に持ち込むべきとアドバイスされていました。
ペンの上級者ならショートでもプッシュ気味やナックル気味、横回転を混ぜるなどバリエーションを持たせて対抗できるのかもしれませんが、私も指導員と同様フォアにコースを変えるほうがいいと思います。
相手に飛びつかせるようにフォアに大きく揺さぶることができれば理想的です。
飛びついて返球したボールは恐らくクロスに返球してくるはずです。
ストレートに返してしまうと、がら空きのバックにボールを送られて終了してしまうからです。
そこからクロスでのラリー展開に持ち込む流れです。
私はこの話を聞いていて、自分のフットワークはどうあるべきか考えさせられました。
フォアにボールを送られたとき私は足を交差させてフォアに飛びつくことが多く、それを「軽快ですね」と褒められる反面、バックががら空きになる致命的な弱点をさらしてしまいます。
右足を一歩横へ大きく踏み出せば届くボールでも、ある一定以上の距離があるとついつい足を交差させて飛びついてしまうよう体にプログラミングされてしまっているのです。
それは「横着をしてはいけない」「ペンドラなんだから動きまくるのは当然」といった考えを必要以上に意識してしまった結果なのかもしれません。
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制約のあるバックハンドは慎重に
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Aさんのバックハンドについても指導員からコメントがありました。
台から若干距離があるとバックハンド強打で決めようとするきらいがあり、もうすこしコンパクトなスイングで安定感を持たせてはということでした。
これは私にもそのまま当てはまると感じました。
台に近づいているときは確実性重視のショートしかできずストレスが溜まるので、少し距離があると大きく振ってみたくなります。
それでたまにスイートスポットに入ったときはイイ感じのボールが返るのですが、いかんせんペン表面のバックハンドはシェークと比べると打てる場面が厳しすぎます。
後でAさんと少しお話をしましたが、ずっとペンドラを続けるつもりなのだそうです。
私もペンの裏面打法やシェークなどいろいろ試しましたが、もう片面ペンのままになると思います。
ただし動けなくなってきたら表ソフトに変える可能性はありそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
不利な展開を避ける
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またAさんに対する別の指摘事項に、シェークの選手とバック対バックの連続ラリーになり打ち負けてしまう点がありました。
ペンで片面しか使わない人はどうしても当てるだけのショートになりがちで、シェークの選手とそれでやりあっても不利なのは否めません。
シェーク使いの側からすればペン表面のショートで付き合ってくれるなら好都合で、バック面に福原選手のようなクセのあるラバーを貼っていればなおさらです。
続けているうちにペン片面の方が勝手にミスをしてくれる確率が高くなります。
早めにショートで相手のフォア側に返し、別の展開に持ち込むべきとアドバイスされていました。
ペンの上級者ならショートでもプッシュ気味やナックル気味、横回転を混ぜるなどバリエーションを持たせて対抗できるのかもしれませんが、私も指導員と同様フォアにコースを変えるほうがいいと思います。
相手に飛びつかせるようにフォアに大きく揺さぶることができれば理想的です。
飛びついて返球したボールは恐らくクロスに返球してくるはずです。
ストレートに返してしまうと、がら空きのバックにボールを送られて終了してしまうからです。
そこからクロスでのラリー展開に持ち込む流れです。
私はこの話を聞いていて、自分のフットワークはどうあるべきか考えさせられました。
フォアにボールを送られたとき私は足を交差させてフォアに飛びつくことが多く、それを「軽快ですね」と褒められる反面、バックががら空きになる致命的な弱点をさらしてしまいます。
右足を一歩横へ大きく踏み出せば届くボールでも、ある一定以上の距離があるとついつい足を交差させて飛びついてしまうよう体にプログラミングされてしまっているのです。
それは「横着をしてはいけない」「ペンドラなんだから動きまくるのは当然」といった考えを必要以上に意識してしまった結果なのかもしれません。
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制約のあるバックハンドは慎重に
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Aさんのバックハンドについても指導員からコメントがありました。
台から若干距離があるとバックハンド強打で決めようとするきらいがあり、もうすこしコンパクトなスイングで安定感を持たせてはということでした。
これは私にもそのまま当てはまると感じました。
台に近づいているときは確実性重視のショートしかできずストレスが溜まるので、少し距離があると大きく振ってみたくなります。
それでたまにスイートスポットに入ったときはイイ感じのボールが返るのですが、いかんせんペン表面のバックハンドはシェークと比べると打てる場面が厳しすぎます。
後でAさんと少しお話をしましたが、ずっとペンドラを続けるつもりなのだそうです。
私もペンの裏面打法やシェークなどいろいろ試しましたが、もう片面ペンのままになると思います。
ただし動けなくなってきたら表ソフトに変える可能性はありそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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