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先週、東京体育館で全日本選手権が行われました。

みなさんは試合結果についてどのように受け止めたでしょうか。

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 大外れだった私の予想
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大会が始まる少し前から、練習場で試合の行方を話す機会が何度かありました。

いろんな方に話した私の予想は、そのほとんどが外れてしまいました。

女子は石川選手が頭2つほど抜きん出ているので、優勝するのは確実としていました。

万が一波乱を起こせるのは、伊藤美誠選手だろうと考えていました。

ダークホースとしては、昨年秋の日本リーグで石川選手に勝った中国電力の宗選手を挙げていてました。

平野美宇選手は上位に食い込んでくるだろうという評価はしていたものの、優勝することはないとはっきり言っていました。

女子はカットマンが勝ち進んでくる可能性もありましたが、まさかベスト4に2人入るとは予想だにしていませんでした。

そしてカットマンで勝ち上がってくるとすれば、実績のあるニッセイの石垣選手だけと話していました。

確かに石垣選手はベスト8に入ったのですが、それよりもさらに上に橋本選手と佐藤選手の2人のカットマンが駒を進めました。

驚くと同時に自分の分析力のいい加減さに恥ずかしくなりました。

波乱が起きるとすれば、それは男子のほうが可能性が高いとも言っていました。

ひょっとすると松平健太選手の初優勝があるかも、とまで話していたのですが、それを聞いていた誰かから突っ込まれそうでビクビクしています。

まあ別にいいですよね。

私のような人間が予想した全日本の結果に、責任が伴うことはありませんから。

本人が後で恥をかけばそれで済むことです。

予想結果に重大な影響があるアメリカの大手メディアだって、鉄板と言われていた大統領選の予想をことごとくはずしていますから、何事にも絶対というのはありません。

これこれの分析に基づきこういう結果になるという思考の組み立てが大切で、あとは結果を謙虚に受け入れるのみです。

間違いを恐れ、天気予報のようなあいまいな発言ばかりしていると、それはそれで信頼を失います。


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 ベテランの頑張り
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結局私の予想が当たったのは、当たり前すぎる水谷選手の優勝だけでした。

意外だったのは、吉田海偉選手があともう少しで決勝進出まで迫ったことでしょうか。

35歳という年齢のことを挙げる人がいますが、私は同じ片面だけのペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)というスタイルで、現在でもあそこまで進めた点に驚いています。

バック前のボールをチキータで攻めていくことはできません。

大きなラリーになってもバックを責められると、ピンポイントで強打が打てる場所を除き、あとは入れることが主体の返球になってしまいます。

「ペンドラでもここまでやれるんだ」という希望を与えてくれたと語る人がいます。

私はこの点についてはドライな考え方で、使える打法が制限される不利な戦型でしかないと捉えています。

一方で、素晴らしいフットワークとタフな精神力は讃えたいと思います。


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 会場・進行・放送
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今回の卓球台は、これまでの液晶パネル埋め込みの箱型台座タイプではなく、リオ五輪と同じものでした。

横から眺めた脚の造形が美しく、天板は淡い緑色でした。

昨年のような客席の照明を落とす演出は行われませんでした。

出場する選手にとっては、ボールが統一球になったことが一番の安心感だったはずです。

個人的には卓球王国が無料でWeb速報を公開してくれた点が、今回最も良かったと感じています。


例年通りNHKでの放送があり録画をしていました。

今回は放送時間が延長されましたが、我が家の10年前のレコーダーでもちゃんと切り替えに追随してくれていて助かりました。

ベンチのアドバイスも放送で流れてたんですね。

学生リーグだと「どうしたんだよ。あんな奴に1ゲーム先取されるなんて」という趣旨の他人には聞かれたくないアドバイスがなされることがあります。

そしてもう少し下品だったり挑発的だったりする表現が用いられる場合もあります。

さすがに全日本の決勝なら、その手の言葉は出ないと踏んでいるのでしょうか。

そうだとしても、16歳の女子がティッシュで鼻をかむリアルな音まで流すのは失礼ですね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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