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今回は学生リーグについてお話ししたいと思います。


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 関東の学生リーグ
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2020年になりしばらく経ってから、我が国でも新型コロナウイルスの流行となりました。

その影響で関東学生卓球連盟は春のリーグ戦の開催を見送りました。

中止には複数の理由がありましたが、会場を確保できなかったことが最も大きな問題だったそうです。

緊急事態宣言が出され、プロスポーツや各種イベント、そしてオリンピックまでもが1年延期になったことを考えれば、致し方ないことでした。

その頃は誰もが秋のリーグ戦に向けて頑張ろうという気持ちだったはずです。

5月末に緊急事態宣言は解除され、秋季リーグの準備が進められていました。

しかし残念ながら結局、秋のリーグも中止となってしまいました。

連盟からの説明では、秋リーグの開催について賛否が別れていたそうです。

多くの人が参加する試合に対し慎重な意見があったのでしょう。

並行して各校に聞き取りを行ったところ、練習の目処が立っていないところが3分の2近くに上るという結果でした。

それぞれのチームが秋リーグまでに練習を再開し、出場選手の選考までがちゃんとできるかはなんとも言えない状況でした。

連盟側でも会場の段取りや申し込み手続きなどを、滞りなく進めておく必要があります。

それらを踏まえると時間的に無理だろうということになったそうです。

時期を通常よりも後ろにずらすことも検討されました。

今年度は前期に十分な授業ができておらず、その分は後期に圧縮して行なわれるようでした。

加盟校は156チームもある大所帯であり、影響と責任を考え中止となった模様です。

関東学生リーグはこのようになりましたが、それでは関西地区はどうなったのでしょうか。


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 関西の学生リーグ
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関西学生卓球連盟も緊急事態宣言の発令を受け、春のリーグは中止となりました。

関東学生がかなり早めに秋のリーグも中止を決め、関西も同じようになりそうという雰囲気が漂っていました。

しかし通常とは異なる形ではあるものの、秋のリーグ戦を行うことになりました。

関東のリーグは1部から6部まである巨大な組織のため、属する部に応じて場所を分散して開催していました。

関西は1部から4部まであり、関東ほどの規模はないため同じ会場でリーグ戦を開催していました。

それを今回は1部と2部を9月に実施し、3部と4部を11月に行うという分散開催を取り入れました。

いずれも無観客試合です。

選手同士の密接につながるダブルスは行なわれず、シングルスのみの団体戦となります。

握手はせず、ゲーム毎にコートサイドを入れ替わるチェンジエンドは行いません。

相手のラケットの確認は手渡して交換するのではなく、見せ合うだけにとどめます。

手のひらについた汗を卓球台のネット際で拭う選手がいますが、それは禁止事項となります。

応援は拍手のみで大声を出してはいけません。

ちなみに通知文には「雄叫びを上げる~」と書いてあり、笑ってしまいました。

審判はマスクとビニール手袋を着用し点数コールは行いません。


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 今回のリーグ戦の位置づけ
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他にもいろいろと変更点、注意点がありますが、この秋リーグは臨時開催的な位置づけとなっています。

試合結果は次回のリーグ戦に関係しないという扱いになっているのです。

今回の順位は今回のリーグだけの単独の結果で、入れ替え戦もありません。

それは通常とは異なる試合形式であったり、諸般の事情を考えたからでしょう。

可能性は低いですが、試合直前チームに集団感染が起きれば参加を見合わせざるを得ず最下位となってしまいます。

また関東学生の聞き取りでは、個人としては出場したくないが周囲の関係者のことを考えると出場せざるを得ないケースがある、という意見がありました。

翌年度に影響しない扱いにすれば、選手の意思による不参加も表明しやすくなることを取り入れたのかもしれません。

参加者は試合だけのために速やかに入退場し、会場では検温チェックがあります。

感染リスクがあることを承知する同意書を予め提出しなければなりません。

そして2周間前にはカラオケなどに行ってはいけないと指示されています。

とても大変なリーグ戦ですが、何事もなく無事実施されることを願っています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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