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7年前にX氏が関西学生リーグを見てきて私に語ってくれました。

それを皆さんにもご紹介しました。

今回X氏が再び観戦をしてきたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

(卓球そのものの内容は少なめなのでご容赦願います)


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 秋季リーグではない
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X氏の出張計画は、通常であれば午前中関西に移動し、午後は翌日の顧客訪問に備えた資料の読み込みとプレゼン作成でした。

そこを前倒しして深夜バスに切り替え早朝到着、そして試合を見ながら資料の読み込み、夜にホテルでプレゼン作成という強行日程に切り替えました。

一応、大会の名称は「秋季リーグ戦」となっています。

しかし初日は8月下旬に始まり、9月に入ってからも連日30度を超える日々の中、熱戦が繰り広げられます。

つっこみタイプのX氏は、まずここに指摘を行いました。

「春季・秋季リーグ戦じゃなく、前期・後期リーグ戦に改めるべきだ」

早速始まったと思いつつ、私は「確かにそうですね」と相槌を打ちました。


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 男女別決めポーズ
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続いて大会パンフレットを取り出し、各校の集合写真を見せてもらいました。

X氏は男女で写り方に違いがあることにピクッとなったそうです。

前後2列に並んだ後の列は、普通に直立した状態で各校同じです。

男子は前の列が、かがんで前傾姿勢になり膝に手を当てています。

一方女子は背筋を伸ばし床の上に膝立ちとなっています。

これはたまたまそうなったのではなく、男女それぞれこういうポーズで撮影しなさいという指示があるからということでした。

私は「細かいご指摘ですね」と反応しました。

X氏は当初この違いの理由が分からず、2階の観覧席で応援している補欠選手であろう学生に質問したそうです。

変なオジサンからいきなり問いかけをもらった学生さんはびっくりしたことでしょう。

なぜ違いがあるかの理由は解決しました。

しかしながら男女で異なるポーズを指定する根拠は依然として不明です。

まちまちなポーズの集合写真は良くないので、ある程度のガイドラインは必要かもしれません。

でも男女で違うのはなぜなんでしょう。

見比べてみると男子のポーズは若干勇ましいような感じはあります。

関東学生リーグにはそういう指示は無く、前列片膝立ちなどいろいろあります。

ただなんとなく関西学生の指定に近い男女間の傾向があるような気がしました。


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 独自色や課題
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フェンスや審判台、タオル入れはヴィクタス製で関西らしさが感じられます。

試合球は春はヴィクタス、秋はニッタクです。

ちなみに関東学生はバタフライで、全国レベルで活躍する選手はそれぞれで準備をしているのでしょうか。

X氏は文句ばかりでなく、以下は評価していました。

1部校のみ勝敗が決しても最後まで試合を続ける点は、観戦者にとって嬉しいですね。

また黄色ゼッケン(関西学生ベスト16)、黒ゼッケン(全日本学生ベスト16)という目印があり、実力の目安が分かります。

近年は野球などで試合進行のスピードアップが図られています。

卓球も同じ流れで、試合そのものの進行だけでなく、試合前の校歌斉唱も同一校の男女が一部校にいる場合一緒に歌います。


評価とは別の話となりますが、全国的な傾向として大学の統合が進んでいてリーグに参加するチームの数が少なくなっています。

大学生活の多様化で体育会に入る人は減っており、体育会への人気も昔のようには高くないという現状もあります。

下位の参加校は出場できる部員数に不安を抱えている所が少なくありません。

関西学生の女子4部はAとB、それぞれ4校ずつの構成でした。

今回の秋リーグでAB双方で試合が行えなかったケースがありました。

本来なら最低3試合は対戦できるところが、2試合やわずか1試合だったという大学もありました。

こういう少ない試合数になってしまうことは下位リーグで続いています。

AとBに分けずに女子4部は8校での総当たりにしてはと思います。


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 おもしろ打法
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最後に何か面白い話題はなかったのかX氏に尋ねてみました。

「う~ん」とうなりながら、ペンホルダーでフォアハンド裏面打法をしていた選手がいたと語ってくれました。

本職はペン粒高のブロックマンの人です。

試合前のウォーミングアップでは、ひたすらフォアハンド裏面打法の裏ソフトラバーで打っていました。

相手に粒高ラバーの感覚を1球たりとも慣れさせない考えのようです。

試合中のどこかでフォアハンド裏面打法を使うことはありませんでした。

もっぱらウォーミングアップ専用で、ごくまれに使うのかもしれません。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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