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バタフライのラバーは、統一されたデザインの新パッケージに変わりました。

現在はまだ新旧パッケージが混在しているお店があり、製造時期の違いがひと目で判別できます。

普段はスーパーでパック牛乳の製造日を目を皿のようにして見ているため、この便利さはとても助かります。


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 実は考えぬかれたデザインだった
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テナジー05といった売れ筋ラバーなら、新パッケージへすぐに切り替わるでしょう。

しかしオーソドックスDXのような売れ筋ではなく長持ちしそうなラバーなら、長期間旧パッケージのまま陳列され続けそうです。

あの新デザインはネット上でボンカレーと呼ばれたりしています。

単純で分かりやすいという意見、個性がなくなりつまらないという意見、両方が交錯しています。

私はどこかのデザイン会社に発注して、ささっと決めたのだろうと思っていました。

ところが意外にも、以下の様に熟考に熟考を重ねた末のデザインだったそうです。


『このデザインが完成するまでに、 バタフライは長期にわたって試作と議論を重ねた』

『ボツになったデザインは数十案にも及ぶ』

『あるデザイン案はエネルギーを表現し切れていない、別のデザイン案は普遍性に欠けるなど、苦悩しながらイメージを固めるまでに半年以上、細部の仕上げを含めると1年以上の期間をかけた』


そんなにデザインをじっくり練ることができて羨ましい限りです。

過去に私は会社でパンフレット作る際、某社とやりとりをしたことがありました。

その某社は要求通りA案からD案まで4種類のデザインを提示してきました。

ところが誰が見てもA案しか選びようがなく、B案からD案まではあたかもA案を引き立てるかのようなガッカリ付け足し図案でした。

窓口担当になった私の人物像を見てなめられてしまったのでしょうか。

上司は苦々しい表情をして「時間も金もないからA案で進めろ」と吐き捨てるように私に指示しました。

その後某社の方と細部を詰めていると、どうやら私の上司が指定した納期と発注額が通常よりも厳しすぎ、こういう成果物しか出せなかったというのが真相のようでした。


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 パッケージで積極的にアピールを
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さてバタフライのラバーの話に戻ると、旧パッケージはいろいろなデザインのものがありました。

まさにオーソドックスなオーソドックスDXがあり、数学の教科書に使っても違和感のない幾何学模様のフレクストラ、だんご虫と呼ばれたスピーディーP.O.と多彩でした。

個人的に最も気に入っていたのはスーパーアンチで、アンチラバーが変化を与えるそのイメージを抽象的に表していて、製品名の字体もマッチしていました。

総じて言えば私は新デザインへの切り替えに賛成です。

確かにブランドイメージを印象づける統一感がありますし、旧スーパーアンチ以外はそれほど好きになれなかったからです。

製品ごとに異なるデザインを使用するのであれば、ありきたりな幾何学模様を使うのはやめ、もっと個性を追求してはどうかと考えます。

海外メーカのラバーのパッケージを見ていると、CDのジャケットやお菓子の袋にも見えそうな際立ったデザインがあります。

ゆるキャラを使ってもいいですし、目立つことをもう少し競ってはどうでしょうか。


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 シンプルから凝った作りまで様々
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近年は私の希望とは反対に、地味な方向に進んでいるようにさえ感じてしまいます。

ミズノのGFやニッタクのファスタークはシンプルさを追求しています。

そういう方向で一番統一されているのがヴィクタスで、パッケージデザインだけでなく製品名も開発コードそのままとも思えるシンプルさです。

パッケージは紙製のジャケットが必ずしも付いているわけではなく、海外製品を並行輸入している業者から買うと、ジャケット無しの場合があります。

逆にアディダスのように折りたたんだ状態になっていて、横にパタパタ広げられる凝った作りのものもあります。

高級感を出したい演出なのでしょうか。


そう言えば、アディダスの卓球製品は日本市場では販売終了となってしまいました。

使っている方はたまに見かけますが、想定したほど販売数が伸びなかったのでしょうね。

日本の代理店には、恐らくアディダス製品を取り扱う際の最低販売数量が契約で定められていて、それが重荷になったような気がします。

iPhoneなどもアップル社がかなりの台数ノルマを課しているそうで、ドコモが販売に二の足を踏んだのはそのためだったと言われています。

アディダス製日本式ペンホルダーも製品化され、意気込みは感じられたんですが残念です。

またいつか再チャレンジされることを期待しています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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