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ずっと前に新色のラバーについて2度触れたことがありました。

それを振り返りつつ、最近の私の周囲で見聞きしたことをご紹介いたします。


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 1年遅れた採用時期
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2021年10月1日に新色ラバーが追加されました。

本来であればそれより1年前に実施されていたのですが、変更になった理由は新型コロナウイルスでした。

ITTF(国際卓球連盟)は東京オリンピックの後にこのルールを適用するという事前通知をしていました。

コロナでオリンピックが延期になったため、新色ラバーの販売も1年後ろへずれました。

これに関してはおそらく揉めたのではないかと考えています。

プレーに関係する変更ならオリンピックというビッグイベントを待つのは分かります。

でも新色を追加するだけなら五輪のプレー内容に何も影響はありません。

「オリンピック後」と発表した意味は、そこが節目になってちょうどいいよねということだったはずです。

1年も遅らせるのは準備をしていたメーカーの出鼻をくじいたと想像できます。

そして新色を心待ちにしていた卓球ファンはがっかりしたことでしょう。

やっと販売となりそれなりの年月が経過しました。

局所的な意見で恐縮ですが、私が出入りする練習場の新色ラバー状況をお伝えします。


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 各カラーの遭遇頻度
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私が見かけた新色で最も多いのは緑です。

裏ソフトではアンドロのラザンター、粒高ではティバーのグラスディーテックスあたりに人気があります。

次はピンクか青ですが、ピンクのほうがやや多かった印象があります。

性別による先入観を排除し事実をそのまま書いています。

でも明らかにピンクを貼っていた人は女性が多かったです。

ルールが許せばピンクと赤にしたいとおっしゃっていたご婦人がいました。

ある男性はカットマンでフォア側の裏ソフトがピンクでした。

ピンクだとブツ切れでもあまり切れていないと思わせる視覚効果を感じませんかと問いかけをいただきました。

どちらかというとバック側の粒高がピンクだったら謎めいた感じが強くなり、心理的効果が若干増すかもしれません。

ただしピンクの粒高は少なく、ネット上で存在を確認しただけにとどまります。

一番少数派の色は予想通り紫です。

中ペン(中国式ペンホルダー)の中年男性が紫の表ソフトを貼っていました。

銘柄にあまりこだわりがなく、他人とは違った用具を使ってみようという気持ちから選んでいるそうです。


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 色にまつわるあれこれ
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ITTFが新色を認めた背景は卓球競技を華やかに盛り上げるためです。

しかしメーカーや販売店にとっては、在庫負担増のマイナス面と販売機会の拡大というプラス面が錯綜する複雑な現実があります。

競技者にとってはほぼプラス面しかありません。

従ってあまり新色が広まっていない現状にモヤモヤしている人もいます。


ある方は私と同じ片面だけに裏ソフトを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)でした。

お気に入りのラバーに新色はなく、一方でその方は緑が好きでした。

そこでラバーは黒を選び、裏面を水性塗料のつや消し黄緑で塗っていました。

その方が使っているラケットは日本式ペンホルダーで、半円コルクの上の部分は予め黒で塗られていました。

黄緑の塗料を薄めて塗ると下地の黒が透けてしまいました。

そのため紙やすりで黒を全て削り取ってから塗ったという苦労話を語ってくれました。


以前にもお話ししたことのある持論ですが、ラケットの片面だけにラバーを貼っている人に裏面塗装を義務付けるなら、通称「木ベラ(きべら)」と呼ばれるラバーを貼っていない板だけの面での打球を認めてはどうかと思います。

そうでないなら塗装は義務付けず、裏面は白木のままでも可とし、オモテ面はどの色のラバーでも認めてもらいたいです。

根底にあるのは、規制は必要最小限に留めるべきという考えです。


一方、使える色を増やし競技に華やかさを添える取り組みには大いに賛同します。

メーカーさんにはもう少し頑張っていただいて、カラーラバーの普及を後押ししてもらえないでしょうか。

現状では成功したルール改定とは言えない状況です。

様々な方の意見を伺う中で私なりの案が閃きました。

次回はそれについてお話いたします。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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