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新型コロナウイルスへの対策は、緩和の方向に向かいつつある気配が感じられます。

でもまだ出口は見えないというもどかしい状況です。

今回は卓球界における対応はどうなのかについて、私の意見を述べさせていただきます。


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 飛沫の拡散防止に重点を置くべき
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まず、コロナ禍で開催されたオリンピックや全日本選手権を振り返ってみます。

台に落ちた汗は拭いてもらい、手のひらの汗を台でぬぐうのも禁止でした。

握手はせず、ボールは手袋をした審判から渡されました。

最高の舞台では厳格な対策が取られるべきという考えのように思えました。

個人的にはそれらの対応は、あまり意味をなさなかったのではと解釈しています。

やらないよりもやったほうが、感染リスクをより低減できることには同意します。

しかしもどかしさの見返りに得られる効果が、極めて低いと受け止めているのです。

今年の全日本では終盤に上位選手の棄権が続きました。

前述の対策を取っていてもそうなったので、もしそうでなかったらとお考えの人がいらっしゃるかもしれません。

でも棄権した選手は、別の場所でリスクのある状況下に置かれていたからではないでしょうか。

最も基本的で最大の注意を払うべきは、飛沫の拡散を防ぐことです。

その対策はしっかりと行い、それ以外は多大な手間やコストがかかるようであれば見合わせても良いのではないでしょうか。

選手は試合の時のみマスクを外すのを認める、点数コールはしない、などは妥当だと思います。

でもゲームの合間毎に台の拭き取りをするといった対策は、やらなくてもいいというか、まあ勇気を出して言うと、やめたらどうですか。

逆にかなり野放しになっていた、大声を出す行為を取り締まるべきです。

そして私としてこだわりたい点は、会場に入ってくる選手や関係者のマスクは不織布タイプのみを認め、布マスク等は不可にしてはと思います。

病院ではそうしているところが多いと聞いています。

ウイルスを正しく恐れ、現実的に取れる対策で科学的に効果が高いものは何なのか、合理的に優先度をつけて考えることが大切です。


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 効果のほどは?
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某社から抗菌だけでなく、抗ウイルス効果のあるボールや卓球台が販売されています。

それらはもちろん科学的なエビデンスに基づいて、当該作用を施した製品であるのでしょう。

そして今の状況を考えた上で、市場の要望に応えたことは理解できます。

ただ私はその製品を使うことが、実際の感染症対策に寄与すると考えているかと言えば、、、


某所の市民図書館には書籍の消毒装置が設置されていました。

中に本を入れスイッチをONにすると、紫外線が当たりそよ風が吹きます。

お値段は70万円くらいだそうで、コロナ対策費で購入されたようです。

もう少し別の分野に税金を使っていただけたらという気持ちがあります。

書籍よりもはるかに多くの人の間で頻繁にやり取りされている現金は、そんな消毒をせずに皆さん使っているとの意見が出されていて、なるほどごもっともです。


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 それぞれの考え方
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卓球場でもいろんな方とお話をしていると、ワクチンは打っていないという方が1名いらっしゃいました。

その方はアナフィラキシーショックが起こるのはとてもまれなこと、接種のメリットが副反応を上回ること、みんなが摂取することで感染拡大を抑えられる、といった点は十分理解されていました。

しかしそれでも健康な自分の体に、あのようなワクチンを入れるのは抵抗があるというお考えでした。

雑談の途中で気づいたのは、私がほげーっとした性格の人物だから打ち明けてくれたようでした。

この手の話をすると「あなたそれは駄目じゃない」と説教を始める人が必ずいるそうです。

なのでワクチンの話題が出ると、早く終わって欲しいと思いながら口を閉ざしている辛い日々が続いています。

また世の中には「コロナはデタラメ」と、新型ウイルスの影響自体を否定する極端な人もいます。

そういう人達と同一視されることがあり、とても悔しいとのことでした。

確かに両者の間には大きな差があります。


卓球ではありませんが、テニスではジョコビッチ選手がワクチンを打たない派で、全豪オープンの出場を巡って揉め強制出国させられました。

あれはもっと綿密に事前のやり取りを重ね、解決できていたらと感じました。


そして感染してしまった人を変な目で見ないことが大切ですね。

感染者を受け入れているビジネスホテルに、1台のワンボックスカーがゆっくりバックで入っていました。

回復した人が退所していたようでしたが、人目を避ける形となっていました。

コロナを乗り越えたのですから、花束を手に笑顔で正面から出てきても良さそうす。

そうはいかない世間の雰囲気が残念でなりません。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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