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先週大阪で開催された、全日本選手権に関するお話をお届けしたいと思います。

大阪まで出向き観戦をしてきたレポーターD氏から伺ったもので、氏の独断と偏見で収集してきた情報をお伝えいたします。


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 チケット購入から会場入りまで
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D氏が見てきたのは1月16日、大会の3日めでした。

ジュニアの試合は中盤、一般の試合はシングルスが序盤、ダブルスは中盤あたりという段階で、体育館の中には22台もの卓球台が置かれていました。

観客席は全てA席で、大人ならどこに座っても1600円でした(発券など諸々の手数料が別途必要です)。

D氏は事前にWeb上で購入手続きを行い、ローソンでチケットを受け取りました。

チケットの裏面には、必ず読んで欲しい主催者からのお願いが印刷されていました。

D氏は推定50歳の男性でそれなりに老眼が進んでいます。

裏面の文字はとても小さく、加えて黒ではなくグレーで印刷されているので読む気が失せたそうです。

必ず読んで欲しい文面なのに、読みづらいというのは何とも皮肉なことです。


会場は大阪市中央体育館で、以前にも触れたとおり半分地下に埋もれたユニークな外観の体育館です。

注目の有力選手でも初戦はミスが多く最初のゲームを失うことがあります。

木原選手や長崎選手は1ゲーム目を落としていました。

ただその過程で相手の分析も当然行っているわけで、挽回して次の試合へと駒を進めていました。


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 希少なペンドラ選手
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D氏はオーソドックスなペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、同じスタイルの選手の試合を追い求めていました。

お目当ての吉田海偉選手の試合は3試合全てを見ることができました。

吉田選手は最初の試合の第1ゲーム3-1で、2本連続サーブミスをしてしまいました。

まだ体が十分にほぐれていないのでしょうか。

2ゲーム目はジュースに突入し、13-13で相手がサーブミスをしました。

またとないチャンスと思ったのもつかの間、自分もサーブミスをしてしまい14-14になります。

勝ち進んではいったのですが、見ている側もひやひやするプレーです。

3試合目は強豪専修大学の郡山選手でした。

手ごわい相手から最初のゲームをもぎ取った第2ゲーム。

吉田選手はラブオールから2本連続でサーブミスをしてしまいました。

結局第2ゲームは2点しか取れず暗雲が立ち込めました。

D氏は終始ドキドキしながら見続け、吉田選手は勝利を納めました。

サーブミスが多いだけあってか、確かに凝ったサーブは効いていました。

回転が分かりづらく、そしてケンカサーブとでも言えば良いのでしょうか挑発的なボールでした。

横系の回転が入っていて、決してツッツキでは返せない種類のサーブです。

相手は打っていくしかありません。

それを広角に出し、バック側には長く出して詰まらせたり、大きなラリーに持っていこうとする戦術です。

時代遅れの片面ペンドラは両ハンドドライブのシェークと比較すると、バックに大きなハンデを抱えています。

しかし今でも通用している人はフォアドライブの破壊力がすさまじく、弱点を補っているのが分かりました。


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 試合会場の様子
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会場内には缶やビンの容器の持ち込みは禁止になっていました。

と言っても野球場のように入り口で荷物検査があるわけではなく、会場内の自販機でそれら飲料が販売されているという矛盾に満ちたルールです。

バタフライの契約選手の一部は販売前の新ラバー「ディグニクス」を使っていたそうでした。

D氏は会場のメーカーブースで球突きができるかもと期待しましたが、それは叶いませんでした。

寒い中を出かけたためか、観戦中お腹がごろごろしてきました。

入ったトイレは今や少数派の和式便器で、同じく少数派ペンドラのD氏はなぜかトイレを自分に重ね合わせて考えたそうです。

個室の鍵をスライドさせると勢いよく横方向に吹っ飛び、大きな音を立てて床に落ちました。

色んな所に行くとどこかで何かが起こるものだとD氏は自分に言い聞かせ、平常心を保ったそうです。


マスコミは年少プレーヤーを重点的に取材していて、張本選手の妹さんである張本美和選手の試合はビデオカメラ4台が取り囲んでいました。

対戦相手の池上選手や朝田選手などはやりにくかったのではないでしょうか。

女子は戦型のバリエーションに富んでいて、カットマンが何名もいました。

少数派スタイルを見たかったD氏は概ね満足できたそうでなによりでした。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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