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今回と次回はアジア大会についてお話したいと思います。


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 大会の概要
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9月27日から10月4日まで、韓国のインチョン(仁川)でアジア大会が開催されていました。

ミニオリンピックのような感じで4年に1回行われ、ちょうどロンドン五輪とリオデジャネイロ五輪の中間になる時期に開かれています。

主催しているのはアジアオリンピック評議会で、確かに日本の卓球選手のユニフォームを見てみると、いつものANAや全農といった企業ロゴがゴテゴテついたタイプではありません。

どのチームもユニフォームメーカのロゴと国旗だけのシンプルなデザインで、オリンピック的です。

一方でオリンピックと異なる部分もたくさんあり、一例としてアジア地域ならではの競技が行われているという特徴があります。

鬼ごっこのような競技でインドの国技であるカバディや、主に東南アジアでプレーされている、サッカーとバレーボールを合体させたようなセパタクローという競技が正式種目となっています。

他にも私達におなじみの競技である空手や、アジア的ではありませんがボウリングなども行われています。

競技種目はめまぐるしく変更されていて、変わった種目では過去にボディビルやチェスなんかもありました。

アジア大会はスポーツ競技だと思うのですが、拡大解釈してボディビルやチェスもスポーツなんだと判断したのでしょうか。

荻村伊智朗さんは、「卓球はチェスをしながら100m走をするようなもの」という名言を残しましたが、そこからチェスも取り入れた、、、なんてことはないですね。


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 セルロイドボール最後の大会
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さて卓球競技ですが、この大会ではまだセルロイド製のボールが使われていて、セルロイドボールが使われる最後の大規模な試合なんだそうです。

これは参加する選手全体のことを考えてそのように決めたのでしょうか。

アジアは卓球が盛んな地域と言われています。

それでも強豪国は特定の国や地域に偏っていて、正直に言うと参加する選手のレベルが、日本のその辺の市民大会と同程度のところもあります。

そういう選手達は私と同様、まだプラスチックボールを一度も打ったことがないはずです。

そのレベルなら、セルロイドでもプラスチックでも違いは分からないでしょ、という意見がありそうです。

その通りだと思いますが、いざプラスチックボール採用としてしまうと、少し強引なようにも思えます。

新基準のボールの普及状況を見て、多くの国に理解を得られるような条件にしたのは良い判断だと私は考えます。

こういったことは、卓球だけでなく社会のいろいろな場面でもありそうですね。


アジア大会で意外だったことが2つありました。

1つ目は、シードされる条件を直近の世界ランキングから判断するのではなく、前回大会の結果で決める点です。

毎年開催されているのならそれでもいいと思いますが、4年に1度の大会なので期間が長過ぎ、これは見直してもらいたいです。

2つ目は、参加チームの数が少なかったことです。

途上国では遠征費用を絞らざるを得ず、種目を限定した結果、卓球は参加を見送っているという現実が伺えます。

今年は東京で世界卓球選手権が開催されましたが、世界選手権とアジア大会のどちらか一方しか参加できないなら、どうしても前者を選びそうですね。


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 自分の目で見て実感したこと
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卓球とは直接関係のない話もご参考としてお話したいと思います。

開催都市はインチョン(仁川)ですが、卓球の会場は近隣のスウォン(水原)市で行われ、ハンドボール競技もここで実施されています。

インチョンは首都ソウルの西に隣接する都市で、インチョン空港はアジア有数のハブ空港です。

私は韓国に入国したことはありませんが、乗り継ぎでインチョン空港に立ち寄ったことはあります。

とても巨大で快適な空港でした。

インチョン市の西には島があり、空港はその島に作られています。

大韓航空に乗って日本から一旦インチョン空港に向かい、そこから乗り継いで目的地まで移動しました。

日本海上空を飛んでいる時、何気なく機内の液晶モニターを見ると、日本海が別の名前で説明されていました。

そして面積の大きい鬱陵島ではなく、小さい竹島のほうが強調表示され、別の名前でアピールされていました。

国が違えばこうなんだと改めて実感しました。

その後、中国に行った時、現地で販売されている地図を見てみました。

日本人もそうですが、ベトナムの人やインドの人もそれぞれ、ああ、やっぱりねという所に国境線が引いてありました。

中国では日本製の地図を持ち込む際、入国審査時に没収される場合があるそうです。

あなたのガイドブックについている地図も、微妙なところがあるなら、事前にハサミを入れておいたほうがいいかもしれません。


次回は卓球競技の具体的な内容についてお話します。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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