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HOME   »   選手  »  卓球人口維持へ放つ三本の矢
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日本は2008年をピークに人口減少の道を歩んでいます。

毎年20万人以上減っているので、数字だけから考えてもそこそこの規模の自治体一つ分がまるごと消滅しているような深刻な状況です。

そして全国で均等に減っているのではなく、地方での減少が加速し、都市部との差が広がっているのだそうです。

いったい何の理由があってこんな難しい話をしているのかと、不思議に思った方がいらっしゃるかもしれません。

でもこれで卓球競技者の人口にも影響が出ているはずで、それについて何か対策はないのか、私の勝手な意見を述べさせてもらいます。


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 第一の矢(子供)
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ある日、小学生のバレーボールに関する話を聞いていました。

最近は児童数が少なくなり、男女混合のチームでないと試合や練習が成り立たないというのです。

全国の様々なスポーツ活動も、競技数や規模の縮小が始まっていることと思います。

卓球についてもどうなのか気になりますね。

やはり小中学生は、少子化の影響で確実に競技者が減っているそうです。

小学生の大会にはまだペンホルダー選手の優遇措置があるみたいですが、もうそんなどうでもいい対策は止め、競技人口を減らさないことに力を注いで欲しいと思います。

若年層の競技者の減少は、そのまま将来にも大きな影響を及ぼすので極めて重要です。

もっと子供に寄り添った施策を講じ、他のスポーツに流れない工夫が必要です。

いくつかのメーカは、子供向けと謳ったラケットを販売しており、それらはコンパクトで軽量な作りです。

グリップは細く、先端がゴムで覆われていて、当たっても痛くない製品もあります。

くまモンTシャツのユニフォームは関心を持ってもらうのに最適で、こういったメーカの商品展開は応援したくなります。

別に未来の世界チャンピオンを目指すような考えでなくても構いません。

若い卓球プレーヤの絶対数を増やす、これが大切です。


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 第二の矢(シニア)
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日本の人口分布はかつてピラミッド型でした。

それが釣り鐘型に変わり、総務省の推計では現在は壺型に変わりつつあるそうです。

壺と言ってもいろいろな形の壺があり、お役人の考えた表現はピンときません。

ここで言う壺型とは、スターバックスで出てくるフラペチーノのような形です。

フラペチーノのカップの縁に相当する一番幅の広い部分を狙えば、市場規模も大きいと想像できます。

これはどのスポーツにも当てはまるわけではありません。

ウインドサーフィンやゲートボールなど、年齢による偏りが大きいスポーツもあります。

そうった中、卓球は幅広い世代の方に愛好されていて、競技をしてくれるかもしれない人数は年齢分布の幅に比較的合っていそうです。

この点を最大限に活かし、例えば現在ならリタイヤした団塊の世代に広がることを期待したいです。

お孫さんと一緒にプレーするような形になれば、相乗効果が期待できます。

そしてこの層は比較的お金持ちでもあります。

メーカはそれを狙っているのか、最近やたらと高い新製品が出たり、ラージボール関連は、全体的にお値段高めの傾向が目につきます。

シニアの男性が「ゴルフと比べれば安いよね」と話していたのを、うらやましい思いで聞いていたことがあります。

私が年金をもらえるのは、今のところ65歳の予定ですが、なんだか70歳あたりまで待たされそうな嫌な予感がしています


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 第三の矢(競技の再開)
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かつては部活で卓球をやっていて、今は何も運動をしていない方は全国にたくさんいらっしゃいます。

お昼にお弁当屋さんの行列に並んでいると、油ギトギト高カロリーのチキン南蛮弁当と一緒に、「体脂肪を減らす」の文字が大きく書かれたトクホのお茶を買っているおじさんを見かけました。

あのお茶はバカ売れしてるそうですが、そんなものを買うぐらいなら私のようにのり弁当と野菜サラダにしたほうがよっぽどマシではないでしょうか。

トクホの認定にはエビデンス(証拠)が求められ、その効果を国が認めた商品であることは確かです。

しかしある程度の微妙な効果が確認されただけで、そこに上乗せされた付加価値分に私はお金を払いたいとは思いません。

健康診断の数値を気にされているかつて卓球部員だった方は、トクホやサプリメントに頼らず、ピン球を打って脂肪を燃焼させましょう。

悪玉コレステロールや高血圧の解消にも運動は効果抜群です。

かつてプレーしていたのですから、初心者とは違っていろんな要領は分かっていますし、ボールコントロールが全くできず落ち込む段階は卒業しています。

ここまで言われたら、もう競技再開するしかありませんね。

週末は是非卓球場に向かいましょう。


この三本の矢でスポーツ産業全体は縮小する中、卓球は現状維持を保つことができればと願っています。

ただ50年後は日本の人口は3分の2になってしまうそうで、卓球なんかよりもっと大切なことがあるだろうと言われればまさにその通りです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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