2016 .03.05
私を含め大多数の卓球競技者は、そのへんのどこでも見かける一般庶民です。
そして現在行われている世界選手権のほとんどの視聴者も、そういった方々です。
そんな人たちが番組の翌日にどんな感想を口にしていたか、練習場で集めてみました。
──────────────────────
まずは美女軍団のご感想
──────────────────────
「世界選手権を見ましたか」と声をかけると、いきなりすごい返事が返ってきました。
「みうちゃんてずいぶん大きくなったのね」
えっ、平野美宇さんは今回出場していないはずですが・・・
どうやら浜本選手と勘違いしているようでした。
すかさず隣の女性からツッコミが入り「成長しすぎでしょ」と、浜本さんに対して失礼な意見が飛び出しました。
実況はテレビ東京の3名の男性アナウンサーが担当していました。
今回はその中に増田和也さんがいらっしゃいました。
「あの人、和風総本家のいじわるな人なのに、卓球の実況はまともなのね」
「あたりまえでしょ」と大爆笑が起こり、ご婦人方のパワーに圧倒されました。
他にも、ドイツの某選手は性格がキツそう(これは本当のようです)だとか、みまちゃんと同じピンクのアイフォン6が欲しいなどの話が次々と続きました。
結局私のネタ振りが格好のツカミになり、楽しい会話に発展していきました。
一人私は取り残されてしまいましたが、お役に立ててなによりです。
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速度表示にコメントの男性
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次にぽつんと離れて休憩していた男性Aさんに、世界選手権の話題を振ってみました。
メガネをかけた理系っぽい人で、いただいた感想も分析的でかなり局所的でした。
開催地は厳密にはクアラルンプールではなく、その近くにあるシャーアムロもとい、シャーアラムという場所なのだそうです。
私は全く知りませんでした。
「日本で言えば東京大会を立川市で行うような感じで、まあクアラルンプールのそばだからそれでもいいんだけどね」と、非常に詳細な情報に基いて説明してくれます。
続いて今回から始まったボールの速度表示の話になりました。
女子選手のカウンターや強打の場面で時々紹介されていて、65kmや84kmといった値が出ていました。
それ以外でたまに表示されていたのが、カットマンが返球するバックスピンのボールが20km台、男子のスマッシュが100km程度だったと思います。
普段具体的な速度を意識することはないため、卓球をしている人には定量的な目安がおぼろげながらも分かったのではないかと、Aさんも一定の評価をしていました。
ただし一般にボールのスピードというと、多くの人は野球の投手をまっさきに思い浮かべるはずです。
最速のボールが160km、スローカーブが90kmといったところでしょうか。
それがあるため今回の球速に驚いた人はいなかったと思います。
ズバリ言ってしまうと「そんなに速くないのね」という逆印象を与えたはずです。
解説者は「卓球は至近距離でボールを打ち合う競技だから」など、補足説明を入れていました。
それは言い訳ではなくもちろん真実であります。
うーん、ではどう考えればいいのでしょう。
野球の投手のボールやテニスのファーストサーブなら、スピードを表示させればよりその凄さが伝わりやすくなると思います。
でも卓球にそういう部分はなさそうです。
スピードよりも、たとえばこのカットマンはぶつ切れなんですという、回転量が分かりやすく伝わってくれたらいいんですけどね。
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キツイご指摘をいただいた女性
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さらに別の方に感想を伺ってみました。
推定40歳くらいの女性に声をかけると、女子の試合がメインで放送されているのに、解説が宮崎さん、近藤さん、松下さんの男性3名で気に入らないと辛口のご意見でした。
現地に飛んだ秋元アナウンサーは、容姿だけで起用されたようなことはなく、ちゃんと仕事ができている方で素晴らしいと褒めていました。
審判台の左右に取り付けられた得点表示板は、ぱっと見ただけでは現在進行中のゲームの点数だけしか分からないとご立腹です。
その上にある数字は得失ゲーム数と、勝った選手の数だと理解するのに時間がかかったそうです。
「あれをデザインした人は、どうしようもない○○(自主規制)じゃないの!」と怖い顔で私を睨みつけてきました。
それには深く同意しますが、私に噛みつかれてもどうすることもできません。
毒を吐き終わったご本人はすっきりしたようで、更衣室の方に歩いて行きました。
いろんな方の話に耳を傾けると、多様なものの見方や表現方法(?)があることに気付かされます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
そして現在行われている世界選手権のほとんどの視聴者も、そういった方々です。
そんな人たちが番組の翌日にどんな感想を口にしていたか、練習場で集めてみました。
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まずは美女軍団のご感想
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「世界選手権を見ましたか」と声をかけると、いきなりすごい返事が返ってきました。
「みうちゃんてずいぶん大きくなったのね」
えっ、平野美宇さんは今回出場していないはずですが・・・
どうやら浜本選手と勘違いしているようでした。
すかさず隣の女性からツッコミが入り「成長しすぎでしょ」と、浜本さんに対して失礼な意見が飛び出しました。
実況はテレビ東京の3名の男性アナウンサーが担当していました。
今回はその中に増田和也さんがいらっしゃいました。
「あの人、和風総本家のいじわるな人なのに、卓球の実況はまともなのね」
「あたりまえでしょ」と大爆笑が起こり、ご婦人方のパワーに圧倒されました。
他にも、ドイツの某選手は性格がキツそう(これは本当のようです)だとか、みまちゃんと同じピンクのアイフォン6が欲しいなどの話が次々と続きました。
結局私のネタ振りが格好のツカミになり、楽しい会話に発展していきました。
一人私は取り残されてしまいましたが、お役に立ててなによりです。
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速度表示にコメントの男性
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次にぽつんと離れて休憩していた男性Aさんに、世界選手権の話題を振ってみました。
メガネをかけた理系っぽい人で、いただいた感想も分析的でかなり局所的でした。
開催地は厳密にはクアラルンプールではなく、その近くにあるシャーアムロもとい、シャーアラムという場所なのだそうです。
私は全く知りませんでした。
「日本で言えば東京大会を立川市で行うような感じで、まあクアラルンプールのそばだからそれでもいいんだけどね」と、非常に詳細な情報に基いて説明してくれます。
続いて今回から始まったボールの速度表示の話になりました。
女子選手のカウンターや強打の場面で時々紹介されていて、65kmや84kmといった値が出ていました。
それ以外でたまに表示されていたのが、カットマンが返球するバックスピンのボールが20km台、男子のスマッシュが100km程度だったと思います。
普段具体的な速度を意識することはないため、卓球をしている人には定量的な目安がおぼろげながらも分かったのではないかと、Aさんも一定の評価をしていました。
ただし一般にボールのスピードというと、多くの人は野球の投手をまっさきに思い浮かべるはずです。
最速のボールが160km、スローカーブが90kmといったところでしょうか。
それがあるため今回の球速に驚いた人はいなかったと思います。
ズバリ言ってしまうと「そんなに速くないのね」という逆印象を与えたはずです。
解説者は「卓球は至近距離でボールを打ち合う競技だから」など、補足説明を入れていました。
それは言い訳ではなくもちろん真実であります。
うーん、ではどう考えればいいのでしょう。
野球の投手のボールやテニスのファーストサーブなら、スピードを表示させればよりその凄さが伝わりやすくなると思います。
でも卓球にそういう部分はなさそうです。
スピードよりも、たとえばこのカットマンはぶつ切れなんですという、回転量が分かりやすく伝わってくれたらいいんですけどね。
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キツイご指摘をいただいた女性
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さらに別の方に感想を伺ってみました。
推定40歳くらいの女性に声をかけると、女子の試合がメインで放送されているのに、解説が宮崎さん、近藤さん、松下さんの男性3名で気に入らないと辛口のご意見でした。
現地に飛んだ秋元アナウンサーは、容姿だけで起用されたようなことはなく、ちゃんと仕事ができている方で素晴らしいと褒めていました。
審判台の左右に取り付けられた得点表示板は、ぱっと見ただけでは現在進行中のゲームの点数だけしか分からないとご立腹です。
その上にある数字は得失ゲーム数と、勝った選手の数だと理解するのに時間がかかったそうです。
「あれをデザインした人は、どうしようもない○○(自主規制)じゃないの!」と怖い顔で私を睨みつけてきました。
それには深く同意しますが、私に噛みつかれてもどうすることもできません。
毒を吐き終わったご本人はすっきりしたようで、更衣室の方に歩いて行きました。
いろんな方の話に耳を傾けると、多様なものの見方や表現方法(?)があることに気付かされます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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