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某卓球場でリーグ形式の試合に参加しました。

今回はその試合のあと、参加者数人で入った喫茶店での話をご紹介します。


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 良い審判と悪い審判
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内容は反省会からボヤキに至るまで様々でした。

まず口火を切ったのがAさんでした。

最初の試合で、小綺麗にキメている若いお兄さんが審判をしていました。

髪の乱れが気になるようで、しきりに前髪を触っていました。

Aさんがサーブを出した直後にもそれをするので、レットと勘違いして中断してしまったことが2回あったそうです。

Aさんは若い人のファッションにはあまり寛容ではなく、男性が眉を整えたりアクセサリーを身につけるのは嫌いなのだそうです。

まあ私も腰パンなどはどう見てもだらしないので否定したくなりますが、身だしなみを整えること自体は良いことだと思っています。

Aさんはやや鼻毛がはみ出し気味で貧乏ゆすりの癖があり、キメていた審判のお兄さんとは対極に位置するようです。

続いてAさんは、分かりやすい点数の伝え方をしていた審判を模範例として挙げました。

両者の点数の間に適切な無音状態を入れる方法です。

邪魔くさそうに短く「スリフォ」と吐き捨てるのではなく「スリー・・フォー」と告げる審判がいて好印象を持ったそうです。


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 違反サーブの原因分析
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50代のBさんは昔からの癖でバックから出すサーブのトスの高さが足りず、何度か注意を受けてしまった話をしました。

トスを確実に上げるためにどう矯正すればよいかということで、心の中で「1、2、3」とつぶやいてはどうかと、少し前に指導員からアドバイスされていたそうです。

トスを上げるのが1、ボールが空中に浮かんでいる状態が2、そして3で打球するというタイミングのとり方です。

ところがそうしようとしたものの、1がサーブを出す前の静止状態になってしまい、2で7cmくらいの低い違反トス、3で打球になってしまうとのことでした。

トスの高さは16cm以上とルールで定められる前に、体に染み付いてしまったのだろうと周囲の人は考えていました。

しかし続けてBさんの話を聞いていると、それ以外のところに真の原因があるように思えてきました。

Bさんはスキップとウインクができないのだそうです。

昔、ファミコンのゲームをしていても、親玉の巨大宇宙船が雨あられのようにミサイルを打ってくると、どうかわせばよいか分からず固まってしまったとのことでした。

車の運転やパソコンのタッチタイピングは問題なく、幸い実生活に支障はないようです。

局所的に不器用なところがあり、卓球のバックサーブがそこに該当してしまった可能性があります。

Bさんはフォアの投げ上げサーブは問題なく出せるため、今後は全て投げ上げにしましょうということになりました。


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 真っ赤なリストバンド
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汗っかきのCさんは、試合中に流れてくる汗の対処のため、リストバンドを購入して今回の試合に臨みました。

試合中いつでも汗が拭けることと、卓球台のフレームに引っ掛けたタオルをつかみ、元の場所に戻す面倒臭さが解消されると考えていたのです。

Cさん曰く、リストバンドを買ったのは見事なまでの大失敗で笑うしかないとのことでした。

滝のように流れてくる大量の汗を、あのちっちゃな布切れでは満足に拭き取ることはできません。

やはりタオルが最適だとすぐに分かりました。

そしてリストバンドをつけていると、その部分に汗がとどまり不快&かぶれてきそうになるそうです。

最後にリストバンドをつけている人はあまり見かけず、大して強くもないのにカッコだけ一人前のようで恥ずかしく感じたと明かしてくれました。

Cさんはそのリストバンドを半ば強引に私にプレゼントしてくれました。

ほぼ新品ですが、Cさんの汗がブリブリに染み込んだ真っ赤なリストバンドは、、、はっきり言って迷惑な物体です。

燃えるゴミに出してしまい、後日Cさんから問われた時は知人にあげたと嘘をつこうか現在悩んでいます。


その後同じメンツでカラオケ店になだれ込み、PPAPを強制的に歌わされました。

なぜかと言えば私がペンホルダーなので、ラケットを持って「I have a pen.」と歌って欲しかったのだそうです。

今のカラオケ店はセルフレジになっていたり、キーの高さを変えると次はその高さに合わせてくれたりするんですね。

部屋の内装も凝っていて、卓球以外の知人とも来店してみようかなと思いました。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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