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前回に引き続き、大阪への出張のついでにTリーグの試合を観戦してきたUさんのレポートをお届けいたします。


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 二者択一を迫られる客席
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席に座り徐々にわかってきたのは、これが日本ペイントマレッツのホームゲームだということでした。

そしてたまたまですが、Uさんはマレッツ側の自由席に座りました。

マレッツ側に座った人は折りたたみ式のハリセンを渡され、それを叩いて応援することを半ば強制されました。

試合中楽器などで音を出すのは禁止されていて、ハリセンなら認められているようです。

Uさんは特にどちらかのチームを贔屓しているわけではないので、ハリセンはもらわず集団の中に控えめに座っていました。

ただし入場時に対戦相手のトップ名古屋サポーターからもらったうちわを出しておくのは良くないと考え、カバンの中に収めていました。

マレッツのホームゲームであることは認めつつ、それでも場内アナウンスまでがかなり片方にのみ肩入れし過ぎな点に疑問を抱きました。

合間合間にマレッツの応援ソングが流れていました。

手渡された資料によると、応援ソングの作詞作曲は日本ペイントの社員さんなのだそうです。


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 会場内の状況や配布物
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昨年末に観戦した試合と同様お客様のマナーは良く、選手がサーブを出す直前は会場内がシーンとなり、携帯の着信音も聞こえませんでした。

一方でゆるゆるの部分があり、ビンカン類の飲料の持ち込みは禁止されていたにもかかわらず、Uさんの隣りに座ったおじさんは缶ビールをぐびぐび飲んでいました。

缶を握りしめているとビールがぬるくなるので時折床に置いていて、それでスタッフに気づかれなかっただけかもしれません。


卓球台近くの席に座れたことに感謝しつつ、横方向からの観戦になったことは技術面を重視する人にはややデメリットがあります。

特に加藤美優選手は随所でミユータ(逆チキータ)を放つのですが、コート横から見ているとその凄さが伝わってきません。


今シーズンは無料のパンフレットを渡してもらえ、試合前や後日に振り返って参照することができました。

女子選手の顔写真はほとんどが笑顔なのに、男子はそうじゃない人が多く対照的です。

免許証やパスポートのように無表情の丹羽選手、ガンを飛ばしている張本選手。

Uさん的には、ピッチフォード選手のように口元で微笑む程度がステキとのことでした。


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 海外から参戦した選手
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タイのサウェータブット・スターシニー選手は試合の後、両手を合わせてワイ(合掌)をしていました。

あちらの国ではニュースキャスターが冒頭でワイをするなど、日本のお辞儀相当の挨拶となっています。

名字がスターシニーなのですが、一般にタイ人は名字の方はあまり使わないため、Tリーグサイトでもサウェータブット選手と紹介しています。

さらに親しい間柄ではニックネームを使うそうで、彼女の場合それが「イン」なのだそうです。

従って応援隊からは「イン」の名前を連呼するよう指示されます。


また香港の人はイングリッシュネームを持っている人が多く、蘇彗音(スーワイヤム)選手のそれは「ミニー」なのだそうです。

なので同じく応援隊からは「ミニー」の声援を送るよう指導があります。

もしかしてネズミのキャラクターにちなんで、、いや絶対にそうでしょう。

日本にもそういう習慣があれば、キラキラネームは生まれなかったかもしれません。

当時香港は市民運動によって時々空港が閉鎖されていたため、大変な中を日本に来てもらえありがたいと思っています。


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 五輪と比較したお得感
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Uさんは来年のオリンピックのチケットを総額で25万円分申し込み、全て外れました。

しかし今回のTリーグを観戦したあと、同じお金を払うならTリーグのほうが良いという思いを強くしました。

支払総額4000円台の席を比較すると、オリンピックでは予選を体育館の遠い席から眺めることになります。

一方Tリーグはアリーナサイドに座ることができ、華やかな演出付きです。

Uさんは「負け惜しみじゃないわよ」と言っていましたが、8割くらいは同意したいと思います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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