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東京都に4回めの緊急事態宣言が発出され、オリンピックは一部会場を除いて無観客での開催が決まりました。

これについて皆さんはそれぞれのお考えをお持ちになったことだと思います。

それでも世の中は止まることなく動いており、決定されたことに従って進んでいくしかありません。


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 広報活動のもどかしさ
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日本選手団の主将は陸上の山縣選手、そして副手主将は我らが卓球の石川選手に決まりました。

JOC(日本オリンピック委員会)のスポンサーであるアシックスは、同社の契約選手である石川選手の巨大モニュメント「ビッグ佳純」を制作し、PRの目玉にする予定でした。

とてもユニークな試みで、かなりのインパクトのある宣伝になると思いました。

しかしこれを多くの人の目に触れる場所に展示するのは、今避けなければならない密集を回避する方針に反します。

そのためアシックス本社前という露出やや控えめの場所に置かれ、せっかくのアイデアが十分に活かされない形となってしまいました。


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 他国の代表
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さて卓球競技ですが、各国の状況については4月に北朝鮮がオリンピック不参加を表明し、6月にその枠が他国に再配分されました。

ベラルーシのサムソノフ選手も怪我を理由に出場を辞退することとなりました。

私が関心を持っているのは、中国が女子団体戦で孫穎莎(スンインシャ)選手をシングルスに2度起用しようと考えている点です。

初出場の若手が重責を担うこととなり、やや思い切った判断です。

練習場の雑談でも、シングルス2つは陳夢(チェンメン)選手ではという読みが多かったです。

陳選手は男子的で、両ハンドで回転量の多いドライブをかけてくるタイプです。

まあ代表3人の誰もが別格の強さなので、ベテランの劉詩文(リュウシーウェン)選手だったとしても盤石と言えばそのとおりです。

劉選手はバウンド直後を捉えるバックハンドが強烈で、あんなにライジングばかり叩いていてミスが少ないのはさすがトップ選手です。

粒高ラバーの選手が返すクセ球の返球であっても全く意に介しません。

本人は当然相手のラバー特性を理解した上で打っているはずです。

でも見ている側にはそれが伝わりにくく、裏ソフト同士のラリーのように打つ様はある意味驚きです。


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 メダルの行方
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さて日本のメダルについては、女子団体が最も期待できます。

なんとか銀メダルを獲得できればと考えています。

期待するのは金メダルでは?とおっしゃる方がいることは理解できます。

それを全否定するつもりはありません。

しかし客観的に考えれば、銀メダルが取れればそれはベストの結果が出せた、とするのが現実を踏まえた評価だと思います。

前回のリオ大会ではドイツに敗れました。

また中国選手との様々な対戦で日本人の誰かが勝ったことはあるものの、団体戦での勝利には結びつかなかったことなどを忘れてはいけません。

そして今回も団体での世界ランキングを2位の好位置につけていることを、改めて噛みしめるべきです。

これで決勝まで中国との対戦を避けられるチャンスは、開催までにできる備えで最も重要なことです。

この他に期待できるメダルとなると確実性はやや低くなります。

伊藤選手の女子シングルスと、男子団体のメダルは十分に狙えると思います。

男子シングルスと混合ダブルスとなるとほとんど読めません。

可能性がとても低いと言っているわけではありません。

でもダントツである中国選手ほど確実には読めないというのが実情です。


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 コロナショックの克服
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無観客の判断は遅すぎると思います。

でも感染者数が増えてきてしまい、ギリギリまで見極めたという事情は理解不能ではありません。

日本では中国のような完全な都市封鎖はできません。

それでも多くのお店が閉店してしまい、こんな風景を見るのはやりきれません。


練習場で1回めのワクチンを打ったという方がいらっしゃいました。

私も早く打って感染抑制に協力し、マスク、アクリル板、消毒などが当たり前になってしまっている異常事態は、一刻も早く解消されることを願ってやみません。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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