現在、中国の蘇州で世界選手権が行われています。
その模様はネットやテレビで確認することができます。
ただ率直に言うと、テレビ東京で放送されている内容は、制作側が対象としている視聴者の好みと私の好みは異なるため、ある種の妥協を強いられます。
私が期待するのは、試合の内容を簡潔に伝え、そこに適切な技術解説が入る流れです。
毎年1月にNHKが行う全日本選手権の中継に近いスタイルです。
一方テレビ東京の世界卓球2015は、ほとんど女子選手だけを取り上げ、バラエティとヒューマンドキュメンタリー的要素の2つが散りばめられています。
──────────────────────
バラエティ的要素
──────────────────────
アニメでお馴染みのテレ東らしく、妖怪ウォッチの人気キャラクター、ジバニャンの着ぐるみが登場しました。
番組のWebサイトでも、卓球ユニフォームを着た女性アナウンサーと子供達が、妖怪ウォッチのダンスをする映像を流していました。
番組やイベントには公式キャラクターが設定されることがあります。
今回は人気番組との相乗効果を期待したのでしょうか。
これについて批判する方もいらっしゃるでしょうが、別に全てが子どもっぽい感じになっているわけではなく、私は構わないと思いました。
選手を応援するタレントさんとして、ベッキーさんが出演していました。
過去には照英さんや石原良純さんが起用されていました。
平野美宇選手と伊藤美誠選手のミウミマコンビのインタビューをするには、やはりおじさんではなく女性タレントであることは外せない条件です。
ベッキーさんは、毒を吐いたりするタイプではなく、明るくさわやかなイメージがあり、今回の番組にピッタリの人選だったと思います。
その模様はネットやテレビで確認することができます。
ただ率直に言うと、テレビ東京で放送されている内容は、制作側が対象としている視聴者の好みと私の好みは異なるため、ある種の妥協を強いられます。
私が期待するのは、試合の内容を簡潔に伝え、そこに適切な技術解説が入る流れです。
毎年1月にNHKが行う全日本選手権の中継に近いスタイルです。
一方テレビ東京の世界卓球2015は、ほとんど女子選手だけを取り上げ、バラエティとヒューマンドキュメンタリー的要素の2つが散りばめられています。
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バラエティ的要素
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アニメでお馴染みのテレ東らしく、妖怪ウォッチの人気キャラクター、ジバニャンの着ぐるみが登場しました。
番組のWebサイトでも、卓球ユニフォームを着た女性アナウンサーと子供達が、妖怪ウォッチのダンスをする映像を流していました。
番組やイベントには公式キャラクターが設定されることがあります。
今回は人気番組との相乗効果を期待したのでしょうか。
これについて批判する方もいらっしゃるでしょうが、別に全てが子どもっぽい感じになっているわけではなく、私は構わないと思いました。
選手を応援するタレントさんとして、ベッキーさんが出演していました。
過去には照英さんや石原良純さんが起用されていました。
平野美宇選手と伊藤美誠選手のミウミマコンビのインタビューをするには、やはりおじさんではなく女性タレントであることは外せない条件です。
ベッキーさんは、毒を吐いたりするタイプではなく、明るくさわやかなイメージがあり、今回の番組にピッタリの人選だったと思います。
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ヒューマンドキュメンタリー的要素
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試合映像とインタビュー、そして今大会にかける選手の熱い意気込みを紹介する映像やナレーションがありました。
このあたりになると、私の希望とテレビ局の考えの隔たりが大きくなります。
出場選手の横顔を紹介するのは必要で、省略すべきではないと考えます。
しかしそういう情報の紹介は適度な範囲にとどめ、解説の場合だと今のプレーがどうであったか説明するのが基本です。
最初に放送があった混合ダブルスは、途中で音声を絞ろうかという気持ちになりました。
ラリーを見ながら、それに直結しない選手を褒める語りが続くのは苦痛だったからです。
番組作りにはターゲットとする視聴者層があり、テレビ業界では以下の様な分類がなされています。
C層(4~12歳の男女)、T層(13~19歳の男女)、
M1層(20~34歳の男性)、M2層(35~49歳の男性)・・・
F1層(20~34歳の女性)、F2層(35~49歳の女性)・・・
この番組では、少なくともM1~M3層(20~64歳の男性)あたりは、メインの対象から外されているようです。
選手に感情移入させたいような雰囲気があり、成人男性はちょっと敬遠したくなりますね。
さらに卓球の世界選手権の番組ですが、卓球経験者よりもやや入門者向けに作られています。
プレーの中身について、卓球はサッカーや野球ほどの認知は一般にないのは確かで、今回の最大公約数的作りが無難という考えのようです。
そういう視点に立つと、今回は「ミウミマ」を大きく打ち出す方針としたことはうなづけます。
あまりマニア向けにせず、元気な女子中学生ペア、妖怪ウォッチ、ベッキーさん、といった訴求ポイントならスポンサーの同意も得られやすいと推測します。
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その他感じたこと
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個人的には、純粋に試合を見たいという気持ちと、その他として大会セレモニーや開催都市の概要、外国人選手の紹介があれば良かったのにと思います。
ベンチ入りしているコーチの椅子は、よく見かける折りたたみ式のパイプ椅子ではなく、しっかりした作りのもので新しい発見でした。
フェンス部分は、全日本選手権と同じような映像を映し出すパネルになっていて、大きな試合ではもうこれが標準のようです。
卓球台はこの大会に合わせた特注版でしたが、既にいろいろなスペシャル卓球台を見慣れた今では新鮮さはなく、そろそろ根本的なデザインの見直しをしてもらえたらと思います。
ITTF(国際卓球連盟)のWebサイトでは、8つのコートの模様を同時配信していて、私の自宅のそれほど速くない回線でもまずまずの品質で試聴できます。
唯一テレビ東京が独占契約(?)をしている第3コートは、日本から接続すると見ることができないようになっています。
海外サーバーを中継すると見られるそうですが、こういう規制をかけて番組視聴率の向上に効果はあるのでしょうか。
実際は数字にほとんど変化はなく、逆にセコいことをしているという不満を抱かせ逆効果になっていないかと心配してしまいます。
地上波の番組はミウミマ特集になっても構いません。
でも番組で放送しない3番コートの全試合までガード掛けるのは、考え直していただけたらと思いました。
来年は団体戦で、マレーシアのクアラルンプールで行われます。
オリンピックの年なので、2月28日から3月6日までと早めの開催になります。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
ヒューマンドキュメンタリー的要素
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試合映像とインタビュー、そして今大会にかける選手の熱い意気込みを紹介する映像やナレーションがありました。
このあたりになると、私の希望とテレビ局の考えの隔たりが大きくなります。
出場選手の横顔を紹介するのは必要で、省略すべきではないと考えます。
しかしそういう情報の紹介は適度な範囲にとどめ、解説の場合だと今のプレーがどうであったか説明するのが基本です。
最初に放送があった混合ダブルスは、途中で音声を絞ろうかという気持ちになりました。
ラリーを見ながら、それに直結しない選手を褒める語りが続くのは苦痛だったからです。
番組作りにはターゲットとする視聴者層があり、テレビ業界では以下の様な分類がなされています。
C層(4~12歳の男女)、T層(13~19歳の男女)、
M1層(20~34歳の男性)、M2層(35~49歳の男性)・・・
F1層(20~34歳の女性)、F2層(35~49歳の女性)・・・
この番組では、少なくともM1~M3層(20~64歳の男性)あたりは、メインの対象から外されているようです。
選手に感情移入させたいような雰囲気があり、成人男性はちょっと敬遠したくなりますね。
さらに卓球の世界選手権の番組ですが、卓球経験者よりもやや入門者向けに作られています。
プレーの中身について、卓球はサッカーや野球ほどの認知は一般にないのは確かで、今回の最大公約数的作りが無難という考えのようです。
そういう視点に立つと、今回は「ミウミマ」を大きく打ち出す方針としたことはうなづけます。
あまりマニア向けにせず、元気な女子中学生ペア、妖怪ウォッチ、ベッキーさん、といった訴求ポイントならスポンサーの同意も得られやすいと推測します。
──────────────────────
その他感じたこと
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個人的には、純粋に試合を見たいという気持ちと、その他として大会セレモニーや開催都市の概要、外国人選手の紹介があれば良かったのにと思います。
ベンチ入りしているコーチの椅子は、よく見かける折りたたみ式のパイプ椅子ではなく、しっかりした作りのもので新しい発見でした。
フェンス部分は、全日本選手権と同じような映像を映し出すパネルになっていて、大きな試合ではもうこれが標準のようです。
卓球台はこの大会に合わせた特注版でしたが、既にいろいろなスペシャル卓球台を見慣れた今では新鮮さはなく、そろそろ根本的なデザインの見直しをしてもらえたらと思います。
ITTF(国際卓球連盟)のWebサイトでは、8つのコートの模様を同時配信していて、私の自宅のそれほど速くない回線でもまずまずの品質で試聴できます。
唯一テレビ東京が独占契約(?)をしている第3コートは、日本から接続すると見ることができないようになっています。
海外サーバーを中継すると見られるそうですが、こういう規制をかけて番組視聴率の向上に効果はあるのでしょうか。
実際は数字にほとんど変化はなく、逆にセコいことをしているという不満を抱かせ逆効果になっていないかと心配してしまいます。
地上波の番組はミウミマ特集になっても構いません。
でも番組で放送しない3番コートの全試合までガード掛けるのは、考え直していただけたらと思いました。
来年は団体戦で、マレーシアのクアラルンプールで行われます。
オリンピックの年なので、2月28日から3月6日までと早めの開催になります。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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