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HOME   »   用具  »  2017年春バタフライの新ラケット
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卓球用具メーカ各社から春の新製品が次々と発表されています。

家電や車と同様、新製品にはワクワクしますね。

今回はその中で、バタフライのラケットについてお話しします。


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 7枚合板の名品
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人気があったはずなのに、なぜ廃版にしてしまったのか不思議に思っていたラケットとしてSK7がありました。

問い合わせや要望が多かったのでしょうか、ほぼ同じ仕様でSK7クラシックというラケットが販売されることになりました。

バタフライ自身が「復刻モデル」と謳っていて、以前の使用者も安心できるはずです。

心配だったのはそのお値段でした。

かつて「渋谷プロモデル」というラケットがありました。

それをベースにした「ハッドロウ シールド」が現在販売されていますが、実売価格は倍近くになっています。

バタフライは低価格帯の製品は、標準小売価格を示している一方、高価格帯の商品はオープン価格としてぼかすようにしています。

SK7の復刻版が出ると聞いたときは、なんとなくオープン価格になってかなり高い値段になってしまいそうな気がしました。

人気があり高くても買う人はいると思ったからです。

ところが予想に反し、税抜きで¥6,800とまずまずの良心的価格です。

以前のSK7は税抜きで¥5,800だったので、それなりの値上げをしたことは事実です。

そしてバタフライは販売店に卸す価格も、数年前と比べると1割程度引き上げをしたそうです。

従って以前と同程度の価格というわけではありません。

ただオープン価格で1万数千円とならなかったのは、まだ良かったのではと考えています。

前述のハッドロウシールドに批判が寄せられたため、商品企画の段階で復刻モデルだから高価格にはできないという判断になったのかもしれません。

意外だったのは中ペン(中国式ペンホルダー)の品揃えもある点です。

現在、吉田海偉選手モデルの中ペンが販売されています。

それはかつて吉田選手が使っていた特注のSK7中ペンを、吉田選手の名前のラケットとして一般販売することになったものです。

従って似通ったラケットが2種類あるという状態です。

近いうちに吉田選手モデルはSK7に集約されてしまうのかもしれません。


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 単板ペンの品揃えを一新
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そして日本式単板ペンホルダーのラインナップが整理統合されました。

柳承敏シリーズがなくなり、新しいサイプレスシリーズ3種類に絞られました。

柳承敏シリーズと従来のサイプレスシリーズは、整合が取れていない感じがありました。

今回の変更は、購入者側だけでなく販売するお店の人もにとっても説明しやすくメリットがあると思います。

お店の人のメリットというのも決して無視できません。

テレビショッピングを見ていると、ついつい引き込まれてしまいます。

あれはその道のプロによる絶妙のトークです。

そのレベルには到底及ばないものの、一般の販売員さんもお客様に直に接する重要な役割を担っています。

その人達が売りやすいと思えるのが、説明しやすく納得してもらいやすい製品です。

スッキリ3種類に絞り込まれ、この点は良かったと思っています。

でも板の厚さがどれも10mmなんですね。

厚さが違うと3種類の価格の違いにより納得感が出るのですが、作る方としては面倒なのは分かります。

ひとまずすべての板を10mmにスライスした後、最終的に仕上げるまでの過程で3種類のランク付けにしている姿が目に浮かんできます。

ちょうどピン球の★の数をどれにするかの選別と似ています。

木目の美しさや反発力でランク付けしているのでしょう。


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 柔軟な製品展開
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バタフライは一般消費者からの特注ラケットの受付を止めています。

いろんな理由があるかと思いますが、特注品だけあって製造が不定期で部材もバラバラという面倒臭さも悩みの一つだと思います。

今回はSK7の復刻版と銘打って、SK7クラシックを発表しました。

そういう標準品ではなく、それなりの需要があるラケットについては、いくつかのモデルを示して受注生産にしてはどうかと思います。

そういうラケットとして、ニッタクでは剛力シリーズがあります。

また限定生産で、かつてのモデルの復刻版という手法も考えられます。

これなら部材や工数確保も計画的に行うことができます。

練習場で聞いてみると、レトリーバ、ターレス、日中号スーパーといったリクエストがありました。

そういう対応をしてもらえれば、値段だけがどんどん上がっていくバタフライという、嫌味を言われる場面は少し減っていくかもしれませんね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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