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駅で電車を待っていると、卓球に関する会話が聞こえてきました。

思わず耳をそばだてていると、一部内容にがっかりしました。

「えーっと、あのタイプのラケットなんて言うんでしたっけ」

「ペンハンドかな?」

もう名前も忘れられるくらいマイナーな存在になってしまったんですね。

確かにペンホルダーを使っている人は少なく、しかも昔のものというイメージがあるため、携帯電話で言えばガラケーみたいなものでしょうか。

こう書いてはっと気がついたのは、私のラケットはペンで、携帯もソフトバンクのガラケーだったということです。

他にもなぜか少数派のモノが好きで、パソコンはデスクトップ型、コンタクトレンズはハード、以前乗ってた車はマニュアル車でした。


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 シェークとペンの共通化
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さて、今年の春の新製品は目玉と呼べるものが少なく、特にバタフライは異例とも言える状態でした。

春の新製品は絞り、プラスチックボール対応の商品とともに、秋に新製品ラッシュがあるという噂です。

ただしペンホルダーについては、さらに集約が進んで一層寂しくなるのか気になります。

以前も触れましたが、他のメーカはシェークとペンで共通化しているラケットが多いのに、バタフライはそうしていません。

日ペン(日本式ペンホルダー)は厚めのブレードのものが多く、ペン単独となるのは理解できます。

しかし中ペン(中国式ペンホルダー)は、グリップの短いシェーク扱いで作っている会社が多く、同じようにすればいいのにと思います。

正確に言えば海外ではシェークと同一ブランドの中ペンを販売していて、張継科スーパーZLCの中ペンモデルも存在します。

なぜ日本ではそうしないのか大きな疑問で、この考えの見直しをお願いしたいところです。


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 角型、角丸型、丸型
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少数派ゆえ、ペンホルダーについてはあまり気にかける人はいないかもしれません。

しかしバタフライのラインアップをじっくり見てみると、他にも特徴があります。

一般的に日ペンは形状でいくつかに分類されています。

角型、角丸型、丸型の3種類の分類が多く、さらに楕円型というのを定義しているメーカもあります。

角型は一番長細いタイプで、ドライブマン向けとされています。

角丸型はそれよりもやや短くやや幅が広いタイプで速攻型の選手向け、丸型は中ペンのように角がとれた形で、同じく速攻型の選手向けとメーカは案内しています。

楕円形は丸みを帯びた角丸型のようなタイプで、これも速攻型に向いていると言われています。

ブレードの形状に応じて、グリップの長さも変えているのが普通です。

長細い角型はグリップも長く、角丸型になるとそれより少し短くしています。

重心と見た目、双方のバランスを考えて短くしているのですが、バタフライは角丸型でもなぜか角型と同じ長いグリップにしている製品が多いのです。

大昔、バタフライの中ペンでは逆にグリップがかなり短い製品がありました。

どうもグリップの長さに関しては、独特の考えがあるのかもしれません。


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 反転式、そしてラバー貼りラケット
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次に反転式のペンホルダーについて見てみます。

こちらもかなり製品の廃止が進んでしまい悲しい状況ですが、同じくバタフライには他社と異なる点があります。

反転式は角丸型か丸型であるべきと考えているのか、角型の反転式はずっと販売していません。

ニッタクやコクタクにはいくつか角型の反転式があり、トップメーカのバタフライにそれがないのは解せません。

両面にラバーを貼るため、角型では重心が先に寄りすぎてバランスが悪い、あるいは反転プレーに支障が出ると捉えているのでしょうか。


逆にちょっぴりうれしく思ったのは、バタフライのラバー貼りラケットに1種類だけですが中ペンがある点です。

同じような角丸型の日ペンの種類を揃えるくらいなら、こういった製品展開があってもいいと考えます。

そして欲を言えば、ラバー貼りの日ペンは現在全て角丸型ですが、それらを全て丸型に変えたほうが良いと思っています。

理由は3つあり、丸型のほうが扱いやすく台にぶつける確率が下がること、見た目が可愛いこと、日ペンの丸型が激減しているのでわずかでも盛り返して欲しいからです。


「シェークに変えて大正解でした」とおっしゃる方から「あなた、まだペンなんて使ってるんですか」と言われたことがあります。

時代はやはりシェークで、2020年にはペンは絶滅するという経済産業省の予測も出されています(もちろん冗談です)。

裏面打法やシェークへの転向も試してみましたが、いずれも挫折し、私は死ぬまで片面ペンのスタイルなのかもしれません。

しかし世界で最後の一人になっても使い続けたいと思います(たぶん)。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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