消費税の値上げ(5%→8%→10%)が決定し、ゆくゆくは支出を抑えなくてはいけないと考えた方がいらっしゃることでしょう。
卓球関係の出費で上位にランクされるものにラバーがあります。
ラバーはそれなりの頻度で買い換えますし、高額なテンションラバーの使用者は苦しい思いをしていることとお察しします。
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ラバー代が節約できるのは少数派?
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卓球関係の出費で上位にランクされるものにラバーがあります。
ラバーはそれなりの頻度で買い換えますし、高額なテンションラバーの使用者は苦しい思いをしていることとお察しします。
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ラバー代が節約できるのは少数派?
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卓球でコストパフォーマンスに優れる戦型というと、ペン片面表ソフトのスタイルでしょう。
ラバーは一枚だけで済み、裏ソフトのように摩擦力の劣化に神経質になる必要はありません。
粒高ラバーの場合、使い込むにつれ粒の根本に亀裂が入り、最後はちぎれてしまいます。
表ソフトで粒が低めの種類ではそういった心配もありません。
スペクトルを貼っているT君は、毎日練習しているのになかなかラバーは貼り替えません。
粒の頭には、通称布目と呼ばれるザラザラしたパターンがついています。
倹約家のT君は、その布目が無くなるまで使うそうです。
これは標準的ではなく、かなり使い倒す人の例になると思います。
裏ソフトを使っている人で、特定の製品にこだわりがないなら、中国から輸入したラバーを取り扱っているお店で購入するという手があります。
安いものだと千円程度で購入でき、送料も百数十円とお得です。
いくつか難点があり、日本メーカのラバーのようにいつでも買えるわけではなく、お店の仕入れに左右されることがあります。
スポンジの厚さは、ほとんど厚いものだけしか選択できません。
ただ多くの方は厚めのスポンジを好むため、この点はあまり大きな問題ではないでしょう。
購入をためらう一番の理由は、初級者を卒業する頃になると、ラバーもどれかに絞っている人が多くなってきて、輸入ラバーは選びにくいかもしれません。
おなじみのメーカ製品を購入する場合も、その中には海外で製造された製品は沢山あります。
今は円高なので、もっと価格に反映してもらえたら嬉しいんですけどね。
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買わずに済ます
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節約の基本として、不要なものは買わないというのがあります。
◆シューズクリーナー
よく考えないまま買ってしまったのがシューズクリーナです。
スプレータイプで泡が出てくる製品です。
床が滑りやすい時にこれを吹き付ければ、スリップを防止する物質が靴の裏に付着して転倒を防止してくれると誤解して買いました。
購入した後に、滑り止めではなくシューズクリーナーだと気づきました。
その名の通り、泡が靴に付着した汚れを落とすことでグリップ力を回復するという製品で、滑り止めレベルの効果はやはり得られませんでした。
◆ホコリ取りブラシ
カタログを見ただけで、必要性に疑問を持った製品もあります。
表ソフトや粒高ラバーの隙間に入ったホコリを取るブラシがそうです。
表や粒高は少々のホコリが付いたところで問題はありません。
たとえ食べていたカレーをラバーの上にこぼしてしまったとしても、乾燥してから爪楊枝でほじくれば済む話です。
◆ラケットケース
節約なのかどうか、よく分からなかった事例もありました。
ラケットが売られている時に入っているあの箱を、ラケットケースとして使い続けているご年配の男性がいました。
何箇所かガムテープで補修をしています。
それとなく尋ねてみると、これでいいんだよと答えてくれました。
◆とことん使う
以前、卓球台の話をしたときに、組み立て式の古い台を紹介しました。
台以上に目にすることが多いかもしれない古いものとして、フェンスがあります。
昔のフェンスはカバーが無く、金属製のむき出しフレーム+網になっていて重いです。
それより新しいものは、軽いフレームでビニールのカバーがかかっています。
最近はプラスチック製でさらに軽量になり、側面が磁石でくっつくようになっています。
地味ですが、こんな部分にも確実に用具の進歩の跡が伺えます。
設備を大切に使っている体育館では、これら三世代のフェンスが同居しているところがありました。
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代替品&自作
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◆シューズ袋
みなさんシューズは専用の袋に入れているでしょうか?
私は気にしないので、某大手シューズショップの厚手のビニール袋に入れています。
表面の印刷はこすれて消えかけているにもかかわらず、袋にはまだ穴もなく長期間使い続けています。
スーパーのビニール袋にシューズを入れていた中学生がいました。
もちろん耐久性は低いので、10回程度で裂けてしまうことでしょう。
しかし普通は30分ぐらいで役目を終えてしまうスーパーの袋が、通常よりもはるかに使命を全うできて幸せかもしれません。
◆サイドテープ
サイドテープは、ラケットやラバーを保護して寿命を伸ばしてくれます。
しかし卓球ラケット専用のテープは、結構いいお値段がついています。
大きな大会ではラケットの検査があり、有機溶剤などが検出されないようテープに工夫しているのかもしれません。
そんな試合に縁のない方で、見栄えを気にしなければ別のテープをサイドテープ代わりに使えば安く上げることができます。
表面に光沢がないテープであれば、相手に迷惑はかからず問題はありません。
◆補修用コルク
日本式ペンホルダーのコルクを付け替える場合、卓球用具メーカーが売っている天然コルクを使えばとても綺麗です。
ここでも節約したい方は、工務店でコルク粒を固めた圧搾コルクのブロックが安価で売っています。
見栄えおよび若干の感触の低下はありますが、実用に差し障りの無い補修は可能です。
◆自分で作る
節約には買わずに自作という方法もあります。
よく見かけるのは、ノートを切って作ったカウンターと、ハンカチで作ったゼッケンです。
粉末のスポーツドリンクを買って、出費を抑えてる方も多いですね。
でもある中年男性で、スポーツドリンクはやめてミネラルウォーターに変えた方がいらっしゃいました。
これはお金を節約するのが目的ではなく、スポーツドリンクは糖分やカロリーが高いものがあり、口の中が酸性になって歯にも良くないからということでした。
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私はまだまだ着れるので、年代物のジャージを愛用しています。
足首の部分がすぼんだタイプのものです。
ある日、更衣室で「昔そういうのがありましたね」と言われました。
周囲の方はうつむいて肩を震わせていました。
節約には時にこういうつらい出来事もあります。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
ラバーは一枚だけで済み、裏ソフトのように摩擦力の劣化に神経質になる必要はありません。
粒高ラバーの場合、使い込むにつれ粒の根本に亀裂が入り、最後はちぎれてしまいます。
表ソフトで粒が低めの種類ではそういった心配もありません。
スペクトルを貼っているT君は、毎日練習しているのになかなかラバーは貼り替えません。
粒の頭には、通称布目と呼ばれるザラザラしたパターンがついています。
倹約家のT君は、その布目が無くなるまで使うそうです。
これは標準的ではなく、かなり使い倒す人の例になると思います。
裏ソフトを使っている人で、特定の製品にこだわりがないなら、中国から輸入したラバーを取り扱っているお店で購入するという手があります。
安いものだと千円程度で購入でき、送料も百数十円とお得です。
いくつか難点があり、日本メーカのラバーのようにいつでも買えるわけではなく、お店の仕入れに左右されることがあります。
スポンジの厚さは、ほとんど厚いものだけしか選択できません。
ただ多くの方は厚めのスポンジを好むため、この点はあまり大きな問題ではないでしょう。
購入をためらう一番の理由は、初級者を卒業する頃になると、ラバーもどれかに絞っている人が多くなってきて、輸入ラバーは選びにくいかもしれません。
おなじみのメーカ製品を購入する場合も、その中には海外で製造された製品は沢山あります。
今は円高なので、もっと価格に反映してもらえたら嬉しいんですけどね。
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買わずに済ます
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節約の基本として、不要なものは買わないというのがあります。
◆シューズクリーナー
よく考えないまま買ってしまったのがシューズクリーナです。
スプレータイプで泡が出てくる製品です。
床が滑りやすい時にこれを吹き付ければ、スリップを防止する物質が靴の裏に付着して転倒を防止してくれると誤解して買いました。
購入した後に、滑り止めではなくシューズクリーナーだと気づきました。
その名の通り、泡が靴に付着した汚れを落とすことでグリップ力を回復するという製品で、滑り止めレベルの効果はやはり得られませんでした。
◆ホコリ取りブラシ
カタログを見ただけで、必要性に疑問を持った製品もあります。
表ソフトや粒高ラバーの隙間に入ったホコリを取るブラシがそうです。
表や粒高は少々のホコリが付いたところで問題はありません。
たとえ食べていたカレーをラバーの上にこぼしてしまったとしても、乾燥してから爪楊枝でほじくれば済む話です。
◆ラケットケース
節約なのかどうか、よく分からなかった事例もありました。
ラケットが売られている時に入っているあの箱を、ラケットケースとして使い続けているご年配の男性がいました。
何箇所かガムテープで補修をしています。
それとなく尋ねてみると、これでいいんだよと答えてくれました。
◆とことん使う
以前、卓球台の話をしたときに、組み立て式の古い台を紹介しました。
台以上に目にすることが多いかもしれない古いものとして、フェンスがあります。
昔のフェンスはカバーが無く、金属製のむき出しフレーム+網になっていて重いです。
それより新しいものは、軽いフレームでビニールのカバーがかかっています。
最近はプラスチック製でさらに軽量になり、側面が磁石でくっつくようになっています。
地味ですが、こんな部分にも確実に用具の進歩の跡が伺えます。
設備を大切に使っている体育館では、これら三世代のフェンスが同居しているところがありました。
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代替品&自作
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◆シューズ袋
みなさんシューズは専用の袋に入れているでしょうか?
私は気にしないので、某大手シューズショップの厚手のビニール袋に入れています。
表面の印刷はこすれて消えかけているにもかかわらず、袋にはまだ穴もなく長期間使い続けています。
スーパーのビニール袋にシューズを入れていた中学生がいました。
もちろん耐久性は低いので、10回程度で裂けてしまうことでしょう。
しかし普通は30分ぐらいで役目を終えてしまうスーパーの袋が、通常よりもはるかに使命を全うできて幸せかもしれません。
◆サイドテープ
サイドテープは、ラケットやラバーを保護して寿命を伸ばしてくれます。
しかし卓球ラケット専用のテープは、結構いいお値段がついています。
大きな大会ではラケットの検査があり、有機溶剤などが検出されないようテープに工夫しているのかもしれません。
そんな試合に縁のない方で、見栄えを気にしなければ別のテープをサイドテープ代わりに使えば安く上げることができます。
表面に光沢がないテープであれば、相手に迷惑はかからず問題はありません。
◆補修用コルク
日本式ペンホルダーのコルクを付け替える場合、卓球用具メーカーが売っている天然コルクを使えばとても綺麗です。
ここでも節約したい方は、工務店でコルク粒を固めた圧搾コルクのブロックが安価で売っています。
見栄えおよび若干の感触の低下はありますが、実用に差し障りの無い補修は可能です。
◆自分で作る
節約には買わずに自作という方法もあります。
よく見かけるのは、ノートを切って作ったカウンターと、ハンカチで作ったゼッケンです。
粉末のスポーツドリンクを買って、出費を抑えてる方も多いですね。
でもある中年男性で、スポーツドリンクはやめてミネラルウォーターに変えた方がいらっしゃいました。
これはお金を節約するのが目的ではなく、スポーツドリンクは糖分やカロリーが高いものがあり、口の中が酸性になって歯にも良くないからということでした。
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私はまだまだ着れるので、年代物のジャージを愛用しています。
足首の部分がすぼんだタイプのものです。
ある日、更衣室で「昔そういうのがありましたね」と言われました。
周囲の方はうつむいて肩を震わせていました。
節約には時にこういうつらい出来事もあります。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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