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日本人は真面目で勤勉、様々な大会やイベントもそつなくこなすとみなさんひそかにそう思っていたことでしょう。

ところが東京オリンピック関連で残念な出来事が続きました。

「がんばれニッポン」ではなく「どうしたニッポン」と心穏やかでない人も少なくないはずです。

落ち込んだ私達を勇気づけるかのように、最近テレビ番組で日本人をヨイショする企画が多くなったような気さえします。

オリンピック関連の不幸な出来事は卓球競技には直接関係ありませんが、類似する事柄はないか考えてみたいと思います。


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 「模倣」か「類似点があるだけ」かの判別
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公式エンブレムにまつわる報道に対し、私は以下の3つの意見を持っています。

1.一つ一つのデザインに対し個々に論じられるべきで、オリンピックとは別のものまで一緒くたに批判すべきではない。

2.応募時のデザインと発表時のデザインは一部手直しというレベルではなく、かけ離れすぎているため、別のデザイナー案を採用すべきだった。

3.ただし正式発表されたエンブレムは模倣ではないと思う。

今は落ち着きを取り戻しつつありますが、少し前まではいろんな話がごちゃまぜになって世間に流布していました。

今回見直しになったエンブレムと、ここ最近のオリンピックエンブレムを見比べてみました。

特徴として、今回のものは比較的単純な図形と色の組み合わせだけで構成されています。

その場合、他のマークなどとどうしても類似点があることを指摘される可能性が高くなります。

例えば円を3つ重ねれば浦安のアレに似てしまいます。


卓球用具メーカのロゴマークで驚くのは業界トップのバタフライです。

少し前に左右対称の新ロゴに変更されました。

周囲では好き嫌いが分かれやすいデザイという点で話題になっていました。

しかし改めて今見直してみると、あれだけ抽象化された単純図形2つの組み合わせというのは、どこからか文句を言われそうで随分大胆な決断だったと思います。


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 国際的なガイドラインの策定
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製品の名前については、全く同じでもジャンルが違えばOKという考えがあります。

そしてあまりにも一般的な単語を商標にしようとしても認められないことがあります。

ロゴなどデザインの分野についても同様の考え方にしてはどうかと思います。

ニッタクのうずしお型のロゴマークは、JTが販売しているメビウスというタバコのロゴに割りと似ています。

それぞれNittakuの頭文字の「N」と、メビウスの前身であるMildSevenの「S」をシンボル化した図案です。

マークが似ているからといってお互いを誤認する可能性はなく、それを逆手に取って似せた形にしたわけでもないはずです。

もちろん悪意を持った模倣は防止されるべきで、同一ジャンル内では先行してマークを登録したものが有利になれることを妨げていません。

現状ではロゴマークのようなデザインについて、不毛な論争が起こっているように思えます。

あまりきつく縛ることはせず、一方で国際的なガイドラインが定められたらと考えています。


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 各社のロゴに対する所感
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卓球用具メーカのロゴで、社名のアルファベットの頭文字を使っているところがあります。

アームストロングやジュウイックは、それぞれ「A」「J」の文字を模しています。

別に調べてみたわけではありませんが、調べるまでもなく2社に類似のものはごまんとあるはずです。


各社はロゴマークの見直しをかけていて、新製品での使用を中止したものもあります。

その中で私が残念に思っているのはTSPのロゴです。

「W」の文字の形にボールがバウンドした線と、その左上に小さな○を組み合わせたロゴマークです。

昔から販売されているラバーやラケットにはまだついているのですが、新製品にはありません。

余談ですがタイの文字はくねくねした線と○から構成されていて、TSPのそのマークとそっくりな文字があります。

今でもしっかりイケてる感があるデザインで、なぜ使わなくなってしまったんでしょうか。

逆にK社さんのロゴは、若干年代を感じさせるので見直しをかけてもいいかなと思っています。


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 競技場についても少しだけ・・
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オリンピック関連でもう一つ挽回してもらいたい件として競技場があります。

ザハ・ハディドさんのヘルメットのようなデザインは嫌いではないのですが、最初に出た3000億円の建設費というのはすごいですね。

前例のない一点モノなので算出には苦労したに違いありません。

五輪会場は絶対に予算がつくからと、わざと水増ししたわけではないと思います。

見直し案でも半額の1500億円程度かかるのではないかと見込んでいるそうで、それでもまだ一桁多いですね。

できるだけ安く作れて使い勝手の良い競技場になることを期待します。


競技場に関して卓球は柔軟に対応ができ、そこそこの規模の体育館なら会場にすることができてしまいます。

中国が上位を独占している状況は好ましくありませんが、競技場のことを考えると卓球はオリンピックにとても適しています。

一つだけ注意して欲しいのは横浜や神戸の某体育館のように、投げ上げサーブのトスが空調の風で乱れないよう確認していただければと思います。

開催時期は8月であり、やむを得ず空調を止めたりすると蒸し風呂状態になるかもしれないからです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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