ラバーは卓球用品の中でも買い替えが多い部類に入ります。
遅かれ早かれいずれは使用に支障がある状態となり、貼り替えることになります。
誰しも出費はできるだけ抑えたいと考えていて、そこで重要なのが耐久性です。
各社の秋の新製品を見ていると、耐久性の点で少し気になったものがありました。
それはバタフライの最速ラバー「ブライスハイスピード」です。
──────────────────────
新製品の特長
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従来製品よりもシートの厚さを薄くして高性能化を図ったラバーだそうです。
ボールがラバーに当たると瞬間的にボールが食い込んで引っ張られます。
それが元に戻ろうとする作用で回転をかけることができます。
シートを薄くするとボールが当たったときに変形しやすくなり、回転性能が上がるというのです。
中国製粘着ラバーには反対に肉厚シートのタイプがあり、高いスピン性能を生み出すアプローチがそれぞれで違うんですね。
シートを薄くしても従来製品と同等の耐久性は確保されているらしいのですが、私は不安を完全にぬぐい去ることはできません。
裏ソフトは縁の部分から徐々に欠けてきますし、中心部分をぶつけ運悪く裂けてしまうともう使えなくなります。
シートが薄いとそのようになる可能性がどうしても高まるはずです。
高額なラバーで、かつデリケートというのは心臓に悪いことです。
お値段は従来品のブライススピードとは異なり、オープン価格となっています。
実売価格はブライススピードと同等になるのではという話もあるのですが、本当なのかちょっと懐疑的です。
ブライスハイスピードは、これまでよりワンランク上になる位置づけの製品です。
そうなると従来品との性能差バランスをとるために、テナジーレベルの価格になってしまいそうな予感がします。
遅かれ早かれいずれは使用に支障がある状態となり、貼り替えることになります。
誰しも出費はできるだけ抑えたいと考えていて、そこで重要なのが耐久性です。
各社の秋の新製品を見ていると、耐久性の点で少し気になったものがありました。
それはバタフライの最速ラバー「ブライスハイスピード」です。
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新製品の特長
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従来製品よりもシートの厚さを薄くして高性能化を図ったラバーだそうです。
ボールがラバーに当たると瞬間的にボールが食い込んで引っ張られます。
それが元に戻ろうとする作用で回転をかけることができます。
シートを薄くするとボールが当たったときに変形しやすくなり、回転性能が上がるというのです。
中国製粘着ラバーには反対に肉厚シートのタイプがあり、高いスピン性能を生み出すアプローチがそれぞれで違うんですね。
シートを薄くしても従来製品と同等の耐久性は確保されているらしいのですが、私は不安を完全にぬぐい去ることはできません。
裏ソフトは縁の部分から徐々に欠けてきますし、中心部分をぶつけ運悪く裂けてしまうともう使えなくなります。
シートが薄いとそのようになる可能性がどうしても高まるはずです。
高額なラバーで、かつデリケートというのは心臓に悪いことです。
お値段は従来品のブライススピードとは異なり、オープン価格となっています。
実売価格はブライススピードと同等になるのではという話もあるのですが、本当なのかちょっと懐疑的です。
ブライスハイスピードは、これまでよりワンランク上になる位置づけの製品です。
そうなると従来品との性能差バランスをとるために、テナジーレベルの価格になってしまいそうな予感がします。
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手を出しづらい製品
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高くてもろいラバーと言えば、昔ジュウイックが販売していた一部の粒高ラバーを思い出します。
例えば「スーパーブロック」という製品は、希望小売価格が税込みで約一万円でした。
変則的なプレーをする選手向けに開発されたラバーで、硬めのゴムシートを使っていることが特徴でした。
粒高ラバーは使い込むにつれ、粒の根本に亀裂が入り最後はちぎれてしまいます。
シートが硬い粒高ラバーはどうしても耐久性は落ちます。
メーカは粒が切れやすいという断りをしており、少数派の人が使うため割高というのも分からないでもありません。
でも短命に終わるかもしれないのに高額なラバーは買いづらいです。
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弱い接着力と強い接着力
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耐久性だけを考えると、粒高ではないノーマルの一枚ラバーが最強ではないでしょうか。
粒がちぎれたり縁が欠けることはほとんどありませんし、シートが劣化してきても打球感の違いはそれほどシビアではありません。
まあノーマル一枚ラバーを使っている人はとても少数なので、比較的利用者が多くいて現実的な提案といえば表ソフトになります。
定番のスペクトルならシートの弾力性が落ちてきた時が替え時ですが、裏ソフトよりも格段に寿命は長いです。
もともと回転重視ではないため劣化してきてもそれなりに使い続けることは可能で、縁が欠けることもあまりありません。
また鮮やかな赤い顔料を使ったスーパースピンピップスやパチスマといった表ソフトなら、スペクトルよりもさらに劣化が分かりにくいのでより長く使えます。
ただしパチスマの場合シートとスポンジの接着が甘いことがあり、縁から剥がれてくることがあります。
そのため剥離した箇所をラバーを貼る接着剤でこまめに貼り合わせ使い続けている人がいました。
表ソフトはシートの全面をスポンジとピッタリ接着させています。
その表ソフトですら剥離があるのですから、粒の頭だけをスポンジと接着させている裏ソフトはよく剥がれずに持ちこたえているなと感心してしまいます。
実際は、中心部分が剥がれてしまった裏ソフトラバーを何度か見たことはあります。
とは言っても数例ぐらいしか目にしたことがなく、引っかかりがなくなって捨てられるまでにほとんどの裏ソフトが持ちこたえているのは、高い品質で作られている証であります。
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無意味な拡大ボタン
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耐久性の話からは外れますが、今回バタフライはラバーのパッケージデザインを一新しました。
バタフライの直販サイトでは従来から拡大ボタンが設けられていて、それを押しても同じパッケージデザインが大きく再表示されるだけでした。
同一画像を見せられても無意味であり、代わりにラバーのロゴ部分の画像や粒形状を見せて欲しいと思っていました。
ただ従来のパッケージの場合テナジーやスレイバーでデザインが異なり、拡大画像を見せられてもギリギリまだ我慢できる人もいたはずです。
新しいパッケージは、製品名と配色のみを変え全ラバーがシンプルな統一デザインになりました。
もしこれまで通りパッケージの拡大画像を表示させるなら、全部同一系統のパターンを再度見せられるので、怒りのあまり画面にパンチを入れる人が出るかもしれません。
先日バタフライの直販サイトをのぞくと、依然として拡大ボタンがついていました。
複雑な思いでクリックしてみました。
拡大されたパッケージデザインが表示されましたが、併せてラバー下部にあるロゴ部分のデザインもモノクロですが見せてくれるよう改善されていました。
バタフライさんも変化の乏しい図柄だけを再表示するのは流石にまずいと感じてくれたのでしょうか。
いずれにしても一歩前進したことは良かったと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
手を出しづらい製品
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高くてもろいラバーと言えば、昔ジュウイックが販売していた一部の粒高ラバーを思い出します。
例えば「スーパーブロック」という製品は、希望小売価格が税込みで約一万円でした。
変則的なプレーをする選手向けに開発されたラバーで、硬めのゴムシートを使っていることが特徴でした。
粒高ラバーは使い込むにつれ、粒の根本に亀裂が入り最後はちぎれてしまいます。
シートが硬い粒高ラバーはどうしても耐久性は落ちます。
メーカは粒が切れやすいという断りをしており、少数派の人が使うため割高というのも分からないでもありません。
でも短命に終わるかもしれないのに高額なラバーは買いづらいです。
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弱い接着力と強い接着力
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耐久性だけを考えると、粒高ではないノーマルの一枚ラバーが最強ではないでしょうか。
粒がちぎれたり縁が欠けることはほとんどありませんし、シートが劣化してきても打球感の違いはそれほどシビアではありません。
まあノーマル一枚ラバーを使っている人はとても少数なので、比較的利用者が多くいて現実的な提案といえば表ソフトになります。
定番のスペクトルならシートの弾力性が落ちてきた時が替え時ですが、裏ソフトよりも格段に寿命は長いです。
もともと回転重視ではないため劣化してきてもそれなりに使い続けることは可能で、縁が欠けることもあまりありません。
また鮮やかな赤い顔料を使ったスーパースピンピップスやパチスマといった表ソフトなら、スペクトルよりもさらに劣化が分かりにくいのでより長く使えます。
ただしパチスマの場合シートとスポンジの接着が甘いことがあり、縁から剥がれてくることがあります。
そのため剥離した箇所をラバーを貼る接着剤でこまめに貼り合わせ使い続けている人がいました。
表ソフトはシートの全面をスポンジとピッタリ接着させています。
その表ソフトですら剥離があるのですから、粒の頭だけをスポンジと接着させている裏ソフトはよく剥がれずに持ちこたえているなと感心してしまいます。
実際は、中心部分が剥がれてしまった裏ソフトラバーを何度か見たことはあります。
とは言っても数例ぐらいしか目にしたことがなく、引っかかりがなくなって捨てられるまでにほとんどの裏ソフトが持ちこたえているのは、高い品質で作られている証であります。
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無意味な拡大ボタン
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耐久性の話からは外れますが、今回バタフライはラバーのパッケージデザインを一新しました。
バタフライの直販サイトでは従来から拡大ボタンが設けられていて、それを押しても同じパッケージデザインが大きく再表示されるだけでした。
同一画像を見せられても無意味であり、代わりにラバーのロゴ部分の画像や粒形状を見せて欲しいと思っていました。
ただ従来のパッケージの場合テナジーやスレイバーでデザインが異なり、拡大画像を見せられてもギリギリまだ我慢できる人もいたはずです。
新しいパッケージは、製品名と配色のみを変え全ラバーがシンプルな統一デザインになりました。
もしこれまで通りパッケージの拡大画像を表示させるなら、全部同一系統のパターンを再度見せられるので、怒りのあまり画面にパンチを入れる人が出るかもしれません。
先日バタフライの直販サイトをのぞくと、依然として拡大ボタンがついていました。
複雑な思いでクリックしてみました。
拡大されたパッケージデザインが表示されましたが、併せてラバー下部にあるロゴ部分のデザインもモノクロですが見せてくれるよう改善されていました。
バタフライさんも変化の乏しい図柄だけを再表示するのは流石にまずいと感じてくれたのでしょうか。
いずれにしても一歩前進したことは良かったと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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