先日、練習後に入った喫茶店でいつものように世間話をしていました。
その中で「自分が卓球ショップを経営するなら、どんなお店にするか」という話題が出ました。
居合わせたメンバーからさまざまな意見が出され、今回はそれらを紹介したいと思います。
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激しい勝負を挑むお店
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いきなり出たのが最も派手な営業スタイルのお店でした。
通販主体で激安価格に徹する方針のお店です。
積極的にネット広告を打ち、薄利多売で他社の追随を許さない戦略です。
いろんな経営スタイルのお店がありますが、最もリスク高めの営業だといえます。
店舗の内装や外装、従業員の身だしなみなどに気を使う必要はありません。
ネットでの受付のため、24時間365日の営業が可能です。
そういったアドバンテージで生まれた人やお金の余力を、システムの信頼性の維持、広告宣伝、値引きに充てます。
大変わかりやすいお店ですが、こういうタイプは競争が激しすぎ少数しか生き残れないのではないでしょうか。
また10年20年と安定した経営を続けるのも難しいように思えます。
卓球ショップに限らず、ネットの普及によりあらゆる業種で新業態のビジネスチャンスが生まれました。
ニュースや経済番組でそれらが取り上げられることはありますが、星のまばたきで終わったケースは成功例の何十倍にも上るはずです。
以上のような意見が次々と出され、やはりリアル店舗を構えた地域密着のお店が堅実だねという話に変わっていきました。
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コツコツと続ける地道な営業
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爆発力はありませんが地元のファンを獲得すれば、お店の規模はそれなりでも一定の売上が見込めます。
具体的にはどういう営業をすればよいのでしょうか。
ネットショップのように常時大幅値引きをすることは不可能です。
せいぜい長期在庫や型落ちした処分品か、メリハリをつける年2~3回程度のセールに留めるべきです。
固定客をつかむため、接客やサービス面を向上させます。
購入してもらったラバーはもれなく無料で貼ります。
ラバーを貼る代金を別途いただくのではなく、値引きは渋いがそのサービス込みの値段とするのです。
会員向けスタンプカードを作り、小刻みにプチ特典を与え来店頻度を上げます。
お誕生月に小物のプレゼントか、少額の割引券をプレゼントするのも効果的です。
地元の市民大会には賞品の提供と引き換えに、プログラムに広告を載せてもらいます。
賞品をもらった参加者は購入価格分のありがたみがあり、提供するお店の側は仕入れ価格換算での広告費用なので、どちらにもうまみがあります。
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他業種のノウハウをちゃっかりいただく
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店頭での販売強化策として、参考にできる事例は巷にたくさんあります。
なんとかドラッグのお店に入ると、これでもかと言わんばかりのPOPに圧倒されます。
店員さんの手書きによる今が旬の有名人イラストに、寒いダジャレのキャッチコピーが加わり、吹き出してしまうものを見かけることがあります。
マクドナルドのような有名チェーンでも、お店ごとにオリジナルの飾り付けをしている所は少なくありません。
制約のある大手でもやっているのですから、いくらでも工夫する余地はあります。
大阪のアメリカ村に行った人が、たこ焼き屋のディスプレイの話をしてくれました。
店頭に巨大なたこ焼き6個が並んだ看板があり、そのたこ焼きがゴロゴロ回転するのです。
同様のものをピン球を使ったミニチュアディスプレイとして制作すれば、お客様の興味を引くことは間違いないと思います。
女性客にはウェアの販売を強化し、ハンガーの陳列だけではなくできればマネキンを準備して購買意欲をそそります。
ユニクロのようにそのマネキンが垂直移動すれば・・・というのは、ちょっとむずかしいですね。
ラーメン屋に入るととっても美味しそうに見えるのは、ちょうど丼の位置にライトが当たるようになっているからです。
店舗が古くても少しの知恵で商品を魅力的に見せ集客することはできます。
経営を安定させるためには、学校など大口顧客の獲得は重要です。
卓球台やロボットは高額なので利益率も高くうまみのある商品です
お店が受け取るマージンを多くするには、特定メーカと緊密な契約を結ぶ方法もあると思います。
しかしそれは同時にある種の縛りとなり、他メーカとの関係が悪くなります。
できれば各メーカとは中立であるほうが望ましいですね。
どうやら安定した経営には「奇策はない」というのが結論のようでした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
その中で「自分が卓球ショップを経営するなら、どんなお店にするか」という話題が出ました。
居合わせたメンバーからさまざまな意見が出され、今回はそれらを紹介したいと思います。
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激しい勝負を挑むお店
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いきなり出たのが最も派手な営業スタイルのお店でした。
通販主体で激安価格に徹する方針のお店です。
積極的にネット広告を打ち、薄利多売で他社の追随を許さない戦略です。
いろんな経営スタイルのお店がありますが、最もリスク高めの営業だといえます。
店舗の内装や外装、従業員の身だしなみなどに気を使う必要はありません。
ネットでの受付のため、24時間365日の営業が可能です。
そういったアドバンテージで生まれた人やお金の余力を、システムの信頼性の維持、広告宣伝、値引きに充てます。
大変わかりやすいお店ですが、こういうタイプは競争が激しすぎ少数しか生き残れないのではないでしょうか。
また10年20年と安定した経営を続けるのも難しいように思えます。
卓球ショップに限らず、ネットの普及によりあらゆる業種で新業態のビジネスチャンスが生まれました。
ニュースや経済番組でそれらが取り上げられることはありますが、星のまばたきで終わったケースは成功例の何十倍にも上るはずです。
以上のような意見が次々と出され、やはりリアル店舗を構えた地域密着のお店が堅実だねという話に変わっていきました。
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コツコツと続ける地道な営業
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爆発力はありませんが地元のファンを獲得すれば、お店の規模はそれなりでも一定の売上が見込めます。
具体的にはどういう営業をすればよいのでしょうか。
ネットショップのように常時大幅値引きをすることは不可能です。
せいぜい長期在庫や型落ちした処分品か、メリハリをつける年2~3回程度のセールに留めるべきです。
固定客をつかむため、接客やサービス面を向上させます。
購入してもらったラバーはもれなく無料で貼ります。
ラバーを貼る代金を別途いただくのではなく、値引きは渋いがそのサービス込みの値段とするのです。
会員向けスタンプカードを作り、小刻みにプチ特典を与え来店頻度を上げます。
お誕生月に小物のプレゼントか、少額の割引券をプレゼントするのも効果的です。
地元の市民大会には賞品の提供と引き換えに、プログラムに広告を載せてもらいます。
賞品をもらった参加者は購入価格分のありがたみがあり、提供するお店の側は仕入れ価格換算での広告費用なので、どちらにもうまみがあります。
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他業種のノウハウをちゃっかりいただく
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店頭での販売強化策として、参考にできる事例は巷にたくさんあります。
なんとかドラッグのお店に入ると、これでもかと言わんばかりのPOPに圧倒されます。
店員さんの手書きによる今が旬の有名人イラストに、寒いダジャレのキャッチコピーが加わり、吹き出してしまうものを見かけることがあります。
マクドナルドのような有名チェーンでも、お店ごとにオリジナルの飾り付けをしている所は少なくありません。
制約のある大手でもやっているのですから、いくらでも工夫する余地はあります。
大阪のアメリカ村に行った人が、たこ焼き屋のディスプレイの話をしてくれました。
店頭に巨大なたこ焼き6個が並んだ看板があり、そのたこ焼きがゴロゴロ回転するのです。
同様のものをピン球を使ったミニチュアディスプレイとして制作すれば、お客様の興味を引くことは間違いないと思います。
女性客にはウェアの販売を強化し、ハンガーの陳列だけではなくできればマネキンを準備して購買意欲をそそります。
ユニクロのようにそのマネキンが垂直移動すれば・・・というのは、ちょっとむずかしいですね。
ラーメン屋に入るととっても美味しそうに見えるのは、ちょうど丼の位置にライトが当たるようになっているからです。
店舗が古くても少しの知恵で商品を魅力的に見せ集客することはできます。
経営を安定させるためには、学校など大口顧客の獲得は重要です。
卓球台やロボットは高額なので利益率も高くうまみのある商品です
お店が受け取るマージンを多くするには、特定メーカと緊密な契約を結ぶ方法もあると思います。
しかしそれは同時にある種の縛りとなり、他メーカとの関係が悪くなります。
できれば各メーカとは中立であるほうが望ましいですね。
どうやら安定した経営には「奇策はない」というのが結論のようでした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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