2016 .11.05
私達の身の回りにあるものは、程度の違いこそあれ永遠に使い続けることはできず、それぞれに寿命というものがあります。
卓球用具も例外ではありません。
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ラバーの真ん中に生じるたるみ
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劣化が徐々に分かってくるものもあれば、ある日突然、使用不可能になるものもあります。
後者のケースは予兆がなく、運が悪ければ新品を買ったその日に起こることもあり得ます。
そういう理不尽なものの代表例が単板ラケットです。
かなりひどくぶつけても割れないことはありますが、いつ真っ二つになるかヒヤヒヤしながら使わないといけません。
もう一つは裏ソフトラバーの剥離です。
表ソフトはゴムシートとスポンジ双方の平らな面を貼り合わせています。
従って接着力が高く安心感があります。
一方裏ソフトは粒の頭の部分だけで接着しているため、構造的に接着力は劣ります。
一般的にはシートの摩擦力がなくなる頃には貼り替えられるので、剥離が起きることはほとんどありません。
ただそれでもまれに目にすることがあるのは事実です。
はがれる場所が運良くグリップに近い部分なら、試合で使わない限り問題はなさそうです。
しかし残念がらが剥離が起きる場所は、一番大切なスイートスポットである場合がほとんどです。
割れた単板ラケットなら打球感は変わるでしょうが、接着剤で貼り合わせれば使い続けることも可能です。
ところがラバーの剥離に関しては、修復は難しいのではないかと思います。
元に戻すにはシートをはがし、粒の頭に接着剤をつけて貼り合わせるということが頭では理解できます。
でもそれで同等に近い打球感に戻るのか、その後の耐久性はどうなのか、接着剤を使えばいいのか、いろいろな疑問が湧いてきます。
どなたかやってみた方がいらっしゃるなら、お話を聞かせてもらいたいのですが、恐らくいませんよね。
ケチの私でも流石に剥離すれば修理することは考えず、別のラバーに貼り替えます。
卓球用具も例外ではありません。
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ラバーの真ん中に生じるたるみ
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劣化が徐々に分かってくるものもあれば、ある日突然、使用不可能になるものもあります。
後者のケースは予兆がなく、運が悪ければ新品を買ったその日に起こることもあり得ます。
そういう理不尽なものの代表例が単板ラケットです。
かなりひどくぶつけても割れないことはありますが、いつ真っ二つになるかヒヤヒヤしながら使わないといけません。
もう一つは裏ソフトラバーの剥離です。
表ソフトはゴムシートとスポンジ双方の平らな面を貼り合わせています。
従って接着力が高く安心感があります。
一方裏ソフトは粒の頭の部分だけで接着しているため、構造的に接着力は劣ります。
一般的にはシートの摩擦力がなくなる頃には貼り替えられるので、剥離が起きることはほとんどありません。
ただそれでもまれに目にすることがあるのは事実です。
はがれる場所が運良くグリップに近い部分なら、試合で使わない限り問題はなさそうです。
しかし残念がらが剥離が起きる場所は、一番大切なスイートスポットである場合がほとんどです。
割れた単板ラケットなら打球感は変わるでしょうが、接着剤で貼り合わせれば使い続けることも可能です。
ところがラバーの剥離に関しては、修復は難しいのではないかと思います。
元に戻すにはシートをはがし、粒の頭に接着剤をつけて貼り合わせるということが頭では理解できます。
でもそれで同等に近い打球感に戻るのか、その後の耐久性はどうなのか、接着剤を使えばいいのか、いろいろな疑問が湧いてきます。
どなたかやってみた方がいらっしゃるなら、お話を聞かせてもらいたいのですが、恐らくいませんよね。
ケチの私でも流石に剥離すれば修理することは考えず、別のラバーに貼り替えます。
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か弱いスポンジによる剥離
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前述の剥離は予期せずたまたま起きるものですが、それとは異なる別の剥離というのもあります。
ごく一部の製品ですが、とても柔らかかったりもろいスポンジを使ったラバーがあります。
そういう製品を一時的にはがし、再度貼るのは極めて難しい場合があります。
なぜならスポンジが簡単にちぎれてしまい、ラケットに貼り付いたまま、上のゴムシートだけしかめくることができないからです。
この手のラバーは、一度貼ったら寿命をまっとうするまで剥がさないと決意して使うべきなのでしょうか。
たとえそういう覚悟を持っていたとしても、はがすときはラケットにこびりついたボロボロのスポンジ片を、きれいさっぱり処理するのに大変手こずります。
解決策としては水溶性の接着剤を使うのではなく、接着シートを使うことだと思います。
接着シートは打球感が変わるらしいので嫌う人もいるでしょう。
しかし悲惨な状態のラケットを一度見せてもらえば、考えが変わる人は少なくないと思います。
メーカーによっては「スポンジが大変柔らかいので~」と、注意を促している製品があり、それを使うなら接着シートも併せて購入することをお勧めします。
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ラバー貼りラケット
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最もよくある剥離の例としては、ズタボロになるまで徹底的に使い込まれたラバー貼りラケットのラバーが該当します。
これはもうトップシートの摩擦力うんぬんの議論を通り越し、酷使され続けた結果、スポンジからはがれたものです。
ある意味感動を覚えるかもしれません。
こういうラケットに貼られているラバーは、貼り替えを前提としていない接着剤が使われています。
従ってはがそうとすると、スポンジだけがラケットに残ってしまいます。
ですがそれだけではなく、上で述べたもろいスポンジが使われていることがあり、作業をより困難にさせます。
剥離の話からは外れますが、他にも傾向としてはラバー貼りラケットの赤ラバーは顔料が多めで、美しい透明感のあるフレクストラなどとは見た目も違います。
最近はそこそこ良いお値段のテンションラバーでも、くすんだ赤のものがあります。
ラバー貼りラケットのチープさをイメージしてしまうと、嘆いていた人を見かけたことがあります。
透き通る赤だと暗い色のスポンジが使えないのが主な理由です。
お気持ちは私も理解できます。
透き通っていてロゴデザインもイケてる赤ラバーだと、練習する気持ちもちょっぴり向上するような気がします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
か弱いスポンジによる剥離
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前述の剥離は予期せずたまたま起きるものですが、それとは異なる別の剥離というのもあります。
ごく一部の製品ですが、とても柔らかかったりもろいスポンジを使ったラバーがあります。
そういう製品を一時的にはがし、再度貼るのは極めて難しい場合があります。
なぜならスポンジが簡単にちぎれてしまい、ラケットに貼り付いたまま、上のゴムシートだけしかめくることができないからです。
この手のラバーは、一度貼ったら寿命をまっとうするまで剥がさないと決意して使うべきなのでしょうか。
たとえそういう覚悟を持っていたとしても、はがすときはラケットにこびりついたボロボロのスポンジ片を、きれいさっぱり処理するのに大変手こずります。
解決策としては水溶性の接着剤を使うのではなく、接着シートを使うことだと思います。
接着シートは打球感が変わるらしいので嫌う人もいるでしょう。
しかし悲惨な状態のラケットを一度見せてもらえば、考えが変わる人は少なくないと思います。
メーカーによっては「スポンジが大変柔らかいので~」と、注意を促している製品があり、それを使うなら接着シートも併せて購入することをお勧めします。
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ラバー貼りラケット
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最もよくある剥離の例としては、ズタボロになるまで徹底的に使い込まれたラバー貼りラケットのラバーが該当します。
これはもうトップシートの摩擦力うんぬんの議論を通り越し、酷使され続けた結果、スポンジからはがれたものです。
ある意味感動を覚えるかもしれません。
こういうラケットに貼られているラバーは、貼り替えを前提としていない接着剤が使われています。
従ってはがそうとすると、スポンジだけがラケットに残ってしまいます。
ですがそれだけではなく、上で述べたもろいスポンジが使われていることがあり、作業をより困難にさせます。
剥離の話からは外れますが、他にも傾向としてはラバー貼りラケットの赤ラバーは顔料が多めで、美しい透明感のあるフレクストラなどとは見た目も違います。
最近はそこそこ良いお値段のテンションラバーでも、くすんだ赤のものがあります。
ラバー貼りラケットのチープさをイメージしてしまうと、嘆いていた人を見かけたことがあります。
透き通る赤だと暗い色のスポンジが使えないのが主な理由です。
お気持ちは私も理解できます。
透き通っていてロゴデザインもイケてる赤ラバーだと、練習する気持ちもちょっぴり向上するような気がします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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