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長らく続いたデフレから、インフレに変わっているのがひしひしと伝わってきます。

いろんな分野で値上げが進み、最近ではほっともっとの値上げがショックでした。

庶民の味方、のり弁当がとうとう¥350になってしまったのです。

先月なら平日昼割で¥300、1年前ならさらに安く¥270だったのに。


卓球用品はどうかというと、デフレがあったという感覚はなく、ひたすらインフレで、最近はそれが加速しているようです。

そのため卓球ライフにおいても節約することは重要なのですが、平気で高いラケット・ラバーを買っている人を見ると、嫉妬が沸き上がってきます。


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 指を使えばタダなんですけど
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先日、某練習場の休憩室にあるテーブルに、ラバーが裏返しで置いてありました。

貼り替えのため接着剤を塗って、乾かしている途中のようでした。

そこで私がぴくっとなったのが、ラバーの横にあったスポンジでした。

バタフライが販売している接着剤を塗る時に使うスポンジで、プラスチック製のグリップとセットになっています。

そばにあったマガジンラックからバタフライのカタログを取り出し調べると、グリップ1個とスポンジ10個が入ったセットで¥380+税とのこと。

全く別ジャンルの製品と比較するのは適切ではありませんが、少し前にIKEAで買った食器洗いスポンジは9個入りで¥89でした。

使われているスポンジの量を比べるとケタ違いであり、それでいて値段は4分の1以下です。

IKEAのスポンジをハサミでチョキチョキ細かく分割して使えば、はるかにお得なのは言うまでもありません。

そしてもっと強く感じたのは、ラバーを貼るのに「こんな」と言っては失礼ですが、こんなスポンジなんて使わなくても、指で接着剤を伸ばせばそれで済むことです。

一時的に手は汚れますが、水で洗えば問題ありません。

スポンジに染み込ませて塗っているため、どうしてもスポンジに接着剤が残ってしまい、その点でも経済的ではありません。

そしてそして、このスポンジ1個は1回だけの使用を想定しているんでしょうね。


昔テレビで紹介された、変なアメリカ人家族の食事風景を思い出しました。

陶器の食器は使わず、紙コップや紙トレーを毎回使い捨てするライフスタイルでした。


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 判断の分かれ目
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知人と喫茶店に入った時、このことを話してみると、最初に「まあ落ち着けよ」と言われました。

続いて「まだ自分でラバーを貼っているだけマシだとも言える」とのことでした。

なるほど言われてみれば、確かに毎回お店の人にラバーを貼ってもらっている人はいます。

有料で貼ってくれるところや、無料でも巧みなセールストークで「ついでにサイドテープも貼り替えましょうか」と薦めてくる商売熱心なお店もあるそうです。

簡単・便利を追求することで私達の生活は豊かになります。

また付加価値サービスへ対価が支払われれば、経済効果が生まれます。

それらに対し、どこに線引きをするかは個人により異なります。

私は車を所有していた時、タイヤのローテーションを自分でしたことがありました。

スペアタイヤを仮止めとして使い、人力で工具を使って4本を入れ替えるのは結構な力と手間がかかりました。

成人男性なら不可能ではありませんが、正直これは有料で専門の方に任せたほうがいいと思いました。

一方、蛇口のパッキンの交換はやや面倒なものの、これを業者に任せて何千円も取られるのはもったいないので、絶対自分でやるべきだと感じました。

別に作業料金が高いとか業者を非難しているわけではありません。

受付体制を整え、作業員が訪問修理することを考えれば妥当な金額なのでしょう。


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 失敗はつきもの
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テニスのガットの張り替えとは異なり、ラバーの貼り替えに専用工具は必要ありません。

卓球用具メーカが出している接着剤と、普通のハサミがあれば誰でもできます。

初心者の方でたまに失敗することがあるのは事実です。

ラバーのはがし方がまずくラケット表面の板がめくれてしまったとか、知識がなくてロゴ類を全て切り落としてしまった等、苦いエピソードを聞かせてもらったことがあります。

でもそれぐらいは笑い話レベルで済ませられるので、自分で貼ってみればと思います。

縁が少々ガタガタでも打球に支障はなく、綺麗にカット出来てもどうせ台にぶつけて徐々に欠けてきます。


それ以外でラバーの貼り替えに対する意見としては、現在の水溶性の接着剤になって使いづらくなった部分を改善してもらえたらという思いがあります。

特に乾きにくいのと、はがしにくい点が不便に感じています。

今後の改良で、以前の有機溶剤を使った接着剤を上回る使い勝手が実現することを期待しています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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