今回はラケット、ラバーのお手入れについてお話したいと思います。
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ホコリが大敵の裏ソフト
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一番お手入れが面倒なラバー、それは悲しいかな利用者が最も多い裏ソフトです。
表面の摩擦力を維持するため、みなさんホコリには大変神経質で、試合中も1ポイントごとにラケットの表面を確認する人もいます。
黒の粘着ラバーだと、ホコリがつきやすい上によく目立つので最悪です!
気になる部分があれば息を吹きかけて拭き取り、台の上も自分の顔を拭くタオルでホコリを払うシーンをよく目にします。
練習が終わればクリーナーで汚れを落とし、表面に保護用のフィルムを貼っている人も多いですね。
高額なラバーだとできるだけ長持ちさせたいですし、お気持はよくわかります。
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ホコリが大敵の裏ソフト
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一番お手入れが面倒なラバー、それは悲しいかな利用者が最も多い裏ソフトです。
表面の摩擦力を維持するため、みなさんホコリには大変神経質で、試合中も1ポイントごとにラケットの表面を確認する人もいます。
黒の粘着ラバーだと、ホコリがつきやすい上によく目立つので最悪です!
気になる部分があれば息を吹きかけて拭き取り、台の上も自分の顔を拭くタオルでホコリを払うシーンをよく目にします。
練習が終わればクリーナーで汚れを落とし、表面に保護用のフィルムを貼っている人も多いですね。
高額なラバーだとできるだけ長持ちさせたいですし、お気持はよくわかります。
クリーナーは液状または泡タイプで、専用のスポンジなどで広げます。
一方でそういうものは使わず、水で濡らしたティッシュでたまに拭く程度の人もいます。
ある中学生を見ていると、表面を水で濡らし、おもむろに筆箱から定規を取り出しました。
定規でシートの表面を数回ぬぐいメンテナンス終了です。
劣化が進んでくると定規をカミソリに変えるそうです。
効果があるのかどうか、よくわからないお手入れです。
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ラケットのケア
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最近のラケットは側面保護のため、薄い板を巻きつけたものがあります。
そういう作りになっていないラケットは、サイドテープを巻くことで傷がつきにくくなります。
特にバルサを使ったラケットは非常に柔らかくすぐに破損するので、テープを巻いたほうがいいと思います。
ラケットは使い込むにつれ、縁の部分に凹みやひび割れが増えてきます。
それに対しては、木工用ボンドを塗って補強すれば寿命をのばすことができます。
サイドテープはラケットの板の厚さと同じ幅のものを巻く人もいれば、ラバーの縁まで覆うように巻いている人もいます。
裏ソフトラバーはツッツキなどで台にこすりつけると縁が欠けてきます。
サイドテープをラバーの縁まで巻いていれば、それを抑制することができます。
ラケットの保護でもう一つ重要なのは、ラバーの貼り換え時に備えることです。
新しいラケットを買ったら、ラケットコートなどの表面保護剤を塗ることをおすすめします。
これによりラケット表面の板が、ラバーと一緒にはがれてしまうのを抑えることができます。
以前にもお話したことがありますが、ラバーは斜め横方向からゆっくりとはがすようにしてください。
勢い良くはがしたり、縦方向にはがすのは厳禁です。
単板のラケットは「面取り」といって、板の両面の角を紙やすりで軽く削っておくと板が欠けるのを抑える効果があります。
ダーカーのラケットではあらかじめ面取りがされていて、こういった手間をかけている点が同社の根強い人気につながっています。
日本式ペンホルダーのコルクグリップを定期的に取り替える人がいます。
その理由は破損や摩滅したからという場合もありますし、黒ずんできたからという場合もあります。
種類は少ないものの、シェークハンドのラケットにもコルク製グリップのタイプがあります。
ドニックやアームストロングなどが商品化しています。
シンガポールのワンユエグ選手もコルク製グリップのラケットを使っています。
シェークハンドだと手のひらでがっちりコルク部分を握るため、非常に劣化が早いのではないかと想像します。
あのコルク特有の手触りを好んで選択したラケットのはずであり、まさかグリップテープを巻く人はいないと思います。
取り替えるコルクはメーカに問い合わをすれば入手できるのか、それともご自身でコルクを入手して一所懸命加工しているのでしょうか?
人によっては、汗と手垢で真っ黒になっても使い続けているのかもしれません。
でも失礼ですが、ペンよりも確実に臭ってきそうです。
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1枚ラバーの貼り直し
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ラバーを一旦はがし再度貼り付ける場合、ときおり失敗してしまうことがあります。
粒高ラバーの定番にバタフライのフェイントというラバーがあります。
このラバーはスポンジあり(Feint Soft)とスポンジなし(Feint OX)の2種類があります。
スポンジなしのラバーをはがすのに失敗した人が、なんとか再度貼ることができないか相談してきました。
Feint OXはあらかじめ接着シートがついているラバーです。
相談を頂いたラバーは、その接着シートがぐちゃぐちゃになっていました。
そのままでは使いものにならないので、接着シートの部分だけを別途買い求め貼り替えればいいと考えていました。
カッターナイフやピンセットで慎重にシートを剥がしましたが、なんだか変です。
別の透明なシートがあちこちに残っているのです。
つまりこのラバーは、粒高のゴムシートの裏に透明シートを貼り付け、更に粘着シートを貼り付けるという3層構造をしていることが分かりました。
2層目のシートも完全に取り除くと、グニャグニャの状態になりました。
安価な輸入ラバーは接着シートがついてなくて、とても柔らかいという話を聞いたことがあります。
日本製のラバーでも結局は同じだということが、この貼り替え作業でよく分かりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
一方でそういうものは使わず、水で濡らしたティッシュでたまに拭く程度の人もいます。
ある中学生を見ていると、表面を水で濡らし、おもむろに筆箱から定規を取り出しました。
定規でシートの表面を数回ぬぐいメンテナンス終了です。
劣化が進んでくると定規をカミソリに変えるそうです。
効果があるのかどうか、よくわからないお手入れです。
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ラケットのケア
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最近のラケットは側面保護のため、薄い板を巻きつけたものがあります。
そういう作りになっていないラケットは、サイドテープを巻くことで傷がつきにくくなります。
特にバルサを使ったラケットは非常に柔らかくすぐに破損するので、テープを巻いたほうがいいと思います。
ラケットは使い込むにつれ、縁の部分に凹みやひび割れが増えてきます。
それに対しては、木工用ボンドを塗って補強すれば寿命をのばすことができます。
サイドテープはラケットの板の厚さと同じ幅のものを巻く人もいれば、ラバーの縁まで覆うように巻いている人もいます。
裏ソフトラバーはツッツキなどで台にこすりつけると縁が欠けてきます。
サイドテープをラバーの縁まで巻いていれば、それを抑制することができます。
ラケットの保護でもう一つ重要なのは、ラバーの貼り換え時に備えることです。
新しいラケットを買ったら、ラケットコートなどの表面保護剤を塗ることをおすすめします。
これによりラケット表面の板が、ラバーと一緒にはがれてしまうのを抑えることができます。
以前にもお話したことがありますが、ラバーは斜め横方向からゆっくりとはがすようにしてください。
勢い良くはがしたり、縦方向にはがすのは厳禁です。
単板のラケットは「面取り」といって、板の両面の角を紙やすりで軽く削っておくと板が欠けるのを抑える効果があります。
ダーカーのラケットではあらかじめ面取りがされていて、こういった手間をかけている点が同社の根強い人気につながっています。
日本式ペンホルダーのコルクグリップを定期的に取り替える人がいます。
その理由は破損や摩滅したからという場合もありますし、黒ずんできたからという場合もあります。
種類は少ないものの、シェークハンドのラケットにもコルク製グリップのタイプがあります。
ドニックやアームストロングなどが商品化しています。
シンガポールのワンユエグ選手もコルク製グリップのラケットを使っています。
シェークハンドだと手のひらでがっちりコルク部分を握るため、非常に劣化が早いのではないかと想像します。
あのコルク特有の手触りを好んで選択したラケットのはずであり、まさかグリップテープを巻く人はいないと思います。
取り替えるコルクはメーカに問い合わをすれば入手できるのか、それともご自身でコルクを入手して一所懸命加工しているのでしょうか?
人によっては、汗と手垢で真っ黒になっても使い続けているのかもしれません。
でも失礼ですが、ペンよりも確実に臭ってきそうです。
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1枚ラバーの貼り直し
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ラバーを一旦はがし再度貼り付ける場合、ときおり失敗してしまうことがあります。
粒高ラバーの定番にバタフライのフェイントというラバーがあります。
このラバーはスポンジあり(Feint Soft)とスポンジなし(Feint OX)の2種類があります。
スポンジなしのラバーをはがすのに失敗した人が、なんとか再度貼ることができないか相談してきました。
Feint OXはあらかじめ接着シートがついているラバーです。
相談を頂いたラバーは、その接着シートがぐちゃぐちゃになっていました。
そのままでは使いものにならないので、接着シートの部分だけを別途買い求め貼り替えればいいと考えていました。
カッターナイフやピンセットで慎重にシートを剥がしましたが、なんだか変です。
別の透明なシートがあちこちに残っているのです。
つまりこのラバーは、粒高のゴムシートの裏に透明シートを貼り付け、更に粘着シートを貼り付けるという3層構造をしていることが分かりました。
2層目のシートも完全に取り除くと、グニャグニャの状態になりました。
安価な輸入ラバーは接着シートがついてなくて、とても柔らかいという話を聞いたことがあります。
日本製のラバーでも結局は同じだということが、この貼り替え作業でよく分かりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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