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最近は何でもかんでも数値化して、定量的に把握しようとする傾向があります。

それは本当にやり過ぎなのかどうか一概には言えません。

そこで卓球をする相手をプレースタイルによって採点してみることにしました。

採点結果によってやりやすさ、やりにくさが正しく表されているのか検証してみます。


──────────────────────
 採点方法
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持ち点を100点とし、以下の項目に当てはまる人を減点していきます。

■フォア面のラバー

-0点(裏ソフト)

-20点(表ソフト)

-30点(変化系表ソフト)

-40点(1枚ラバー)

-50点(粒高、アンチラバー)

[補足]
粒高1枚ラバーは粒高のほうの分類(-50点)とします。次項のバック面のラバーについても同じ考えです。


■バック面のラバー

-0点(裏ソフト)

-10点(表ソフト)

-20点(変化系表ソフト)

-30点(1枚ラバー)

-40点(粒高、アンチラバー)

[補足]
バック面はフォア面より打球数が少ないため減点を10点緩和しました。

片面ペンが主体の選手はバック面ラバーの採点は無しとします。


■利き腕

-0点(右利き)

-20点(左利き)


■特殊ラケット

ハンドソウラケットあるいはそれと同等の変形ラケットは-20点。

ただしニッタクのテナリーは違和感が少ないため減点は無しとします。

[補足]
ご存知でない方にご説明しますと、ハンドソウラケットというのは少し前までヤサカが何十年にも渡り作り続けていたピストル型のラケットのことです。

またテナリーとは、今もニッタクが販売しているラケットでグリップが少し斜めになったラケットです。


以上のような基準を、練習後の喫茶店で適当に話し合って決めました。

次に、具体的な選手の点数は何点になるか見ていくことにします。


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 日本のトップ選手の点数
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吉村選手、松平健太選手、平野早矢香選手、平野美宇選手:100点

それぞれに個性はありますが卓球のスタイルから言えば王道の右シェーク裏裏で、練習相手に最も好まれるタイプです。

ペンの選手も片面であれ両面であれ裏裏なら同じ点数ですが、まあそれでいいと思います。


水谷選手、丹羽選手、石川選手:80点

左利きの人は構える位置が違うという点でそれなりの「慣れない感」があります。

そのため80点というのは妥当ではないでしょうか。


福原選手:80点、伊藤美誠選手:90点

バック面のラバーが少数派で、その種別によりこの点数となっています。

特に福原選手はバック面のやりにくさが個性となっていて、この80点という点数は色んな意味で面白いと思っています。


採点に当たりカットマンかどうかは判断しませんでした。

現代卓球では半分カット半分ドライブという選手もいて、戦術は多様化しています。

なによりややこしくなるので、単純に用具や利き腕だけで判定することとしました。

カットマンのほとんどは右利きですが、バック面に粒高ラバーを貼っている人は多く点数は60点となります。

少し厳しい感じがする気持ちはあるものの、独特のスタイルを表す褒め言葉としてこの点数を受け止めていただければと思います。


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 特に点数が低い選手
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マイナスポイントが複数ついてしまう選手もいます。

以前ニッセイでプレーされていた末益選手は、右シェークフォア表ソフトバック粒高でした。

従ってフォアで-20点バックで-40点の減点となり、総合点は40点です。

以前ご紹介したゾルヤ姉妹のお姉さんのペトリッサ・ゾルヤ選手は、右シェークフォア表ソフトバックアンチラバーで同じく40点です。

こういう深海魚のような珍しい選手にふさわしい40点だと思います。

さらに低い点数の選手はいるのかと言えば、ルクセンブルクに帰化したレジェンド、ニーシアリアン(倪夏蓮)選手が30点です。

左利きでペンの粒高なので、それぞれ-20点、-50点の大幅減点です。

粒高対策には欠かせない人ですが、普段の練習相手にはちょっと・・・という戦型ですね。


理論上は総合点数でもマイナスというのがありえます。

最低点はハンドソウラケットを使うサウスポーの選手で、フォアもバックも粒高かアンチラバーを貼ればトータルの点数は-30点となります。

想像上の戦型で、スリッパ卓球とさほど違いはないかもしれません。


私が現実に存在を確認できた選手の中では、フォア1枚ラバー(-40点)バック粒高ラバー(-40点)のカットマンで、総合点数20点をたたきだした方が最低点です。

ただその方とお相手することを考えると、カット打ちの練習をしたい人ならバック側主体でそれなりに練習相手の需要がありそうで、低い点数の割には良さそうに思えます。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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