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前回はどれだけやりにくい相手なのかを数値化して表現してみました。

コーヒーを飲みながら練習仲間と作った採点システムで、いろんな方に点数をつけて笑っていました。

そういうことをしてバチが当たったのでしょうか、次の練習でやりづらい人に連続遭遇してしまいました。


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 次々に現れるクセ者
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練習開始直後のお相手は、中ペン(中国式ペンホルダー)に両面裏ソフトを貼った一般的な人でした。

初心者ではありませんが、こねくり回したような打法で全ての打球に変な回転が混じっています。

そしてバウンドする位置も前後左右に広くバラけています。

私はウォーミングアップのフォア打ちは2分ほどで終了し、やめたり再開したりを繰り返している裏面打法のバックとフォアの切り替え練習を重点的にやるつもりでした。

練習のラリーは必ずしも長く続く必要はありません。

でも相手の変な球質、コースの乱れ具合、ボールが1個で拾いに行く手間を想像すると単調な普通のラリーを続けるしかないと判断しました。


しばらくして指導員の方からグループ分けの指示があり、1台を3名でローテーションして使うことになりました。

私のグループのメンバーは2人とも右利きでしたが、シェークでバック側が粒高の人と、反転式ペンホルダーで粒高メインのブロックマンでした。

指導員は最初のラリーを観察してレベルを判断し、グループ分けをしてくれたのですが、戦型の偏りまで配慮するのは困難だったようです。

バックショートでフォア、バックと交互にボールを送ってもらいたかったのに、練習相手がどちらも粒高だと厳しすぎます。


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 ツブツブはお腹いっぱいです
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最初にシェークの方と打つことになり、初対面の挨拶の直後「全面でお願いします」と言われました。

「全面」と言われると、初心者の方なら何のことか分からないかもしれませんのでご説明します。

試合ではありませんが試合形式と同じようにプレーする練習のことを「全面」「オール」などと呼びます。

裏面打法の基本がまだまだなのに、いきなり試合形式で使ってみても結果は悲惨です。

そう言えばフォア側のラバーも、初めての銘柄に変えた初日でまだ慣れていないことにようやく気づきました。

もうメタメタなので、適度に時間が経過した頃を見計らって相手の方に依頼してみました。

「フォア、バックの切り返し練習をお願いできませんか。バック側を裏ソフトでやってもらえたらうれしいんですが、、」

相手の方は驚き、バックは粒高ラバーでしか打ったことがないのでそれは出来ないとのことでした。

しかたがないので全面の練習を続けました。


もう1人のペン粒高の方には、しょっぱなから裏ソフトでショートをしてもらえないか切り出してみました。

その期待はあえなく空振りに終わりました。

「サーブとロビングを打つ時しか裏ソフトは使いません」

私は3秒ほど考え、ここでへこたれず粒高のバックショートでフォア、バックの切り替えをやってもらったらどうなるかという思いが湧き上がってきました。

やってもいないのに頭の中だけで駄目だと判断するのは愚かなことです。

その結果は、、、やっぱり駄目でした。

正確には粒高だからということではなく、裏面打法が初心者レベルというのが最大の原因です。

粒高の選手も少数派ながら存在するので、「第二段階」としてクセ球に慣れる意味で粒高で同じ切り返し練習もやるべきだと思います。

ただ初心者レベルから脱するまでは、裏ソフトか表ソフトでショートをしてもらったほうがいい、というよりそうしないと基本が身につかないですね。


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 前向きな提言と所感
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今回のお2人はどちらもラリー中に反転をしない方でした。

反転プレーを多用する方なら、裏ソフトでのショートも応じてもらえたかもしれません。

そういう方の裏ソフトのショートは、裏なのにどこかしらナックルっぽいことが多いと言われます。

どうしてもそうなるのは自然なことだと思います。

しかし粒高だけで返すよりは、はるかに相手の練習バリエーションが増えます。

粒高やアンチラバーを貼っている方は、裏ソフトに反転して打つことにも取り組んでいただけたら、練習仲間に喜んでいただけるのでご検討願います。

なによりご自身のプレーに幅が出るというメリットもあります。


飛び込み参加型の練習場では今回のようなことはたまにあります。

粒高のクセ球もオモテ面のバックショートならそこそこ返せ、裏面打法ではほとんどをミスしてしまいました。

きれいに返球できても結果だけがそうであり、今のボールは上手いスイングだったとか、本人にそんな実感はなくまだまだ修業が必要です。

週1回、2~3時間の練習はあっという間に過ぎてしまいます。

いろんな条件下でもその時にできる最大限のことをやりたいですね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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