2016 .01.09
今回は新年会の場で出た与太話をご紹介します。
それはもちろんタイトルの通りなのですが、シラフ状態の今、改めて振り返ると、随分大胆で恥ずかしいことを語り合ったものだと呆れています。
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スポーツ選手は体が資本
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トップ選手なので、日常のほとんどが卓球中心の生活となります。
何よりも体が基本であり、規則正しい睡眠や食事を心がけ、健康管理には私達一般人より何倍も気をつけます。
今の季節なら予めインフルエンザの予防注射をしておき、人混みの中ではマスクを着用します。
毎日のスケジュールを厳しく管理し、海外遠征前は現地に合わせた時間へと体を慣らしていきます。
当然ながら、どうしても見ておきたい深夜のバラエティ番組は録画で我慢することになります。
タバコはもってのほか、アルコールや炭酸飲料もできるだけ控えます。
ちなみにこの話をしていたのは、タバコの煙が漂う夜の居酒屋です。
もうこの時点で「やっぱり俺はムリ」と諦める人が出てきました。
柔道やボクシングのように体重別の階級はないため、シビアな減量をする必要はありません。
しかしスナック菓子やピザはあまり食べられないでしょう。
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体力、技術、精神、教養
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専属コーチやマッサージ師がつき、体操や筋トレは現代スポーツ医学に基づいたメニューで行います。
ジムにおいてあるようなトレーニング機器で全身をみっちり鍛えます。
そして卓球台に向かって多球練習による各技術の調整、フットワーク、サーブ等々になるでしょうか。
一段落ついて体を休めている時間も、過去の試合や手強いライバルのビデオを視聴します。
今後の対戦に向けて戦略を練ると同時にモチベーションを高めます。
再び厳しい練習を行い、その後はサウナやシャワーでさっぱりします。
この日の練習の成果と反省をノートに記録し、次はオフィスビルへと向かいます。
最初は語学教室で実用英会話のレッスンを受けます。
審判への抗議やインタビューに備えるためです。
それが終わると隣の部屋に移動して、スポーツ生理学とメンタルトレーニングのレクチャーを受けます。
帰宅後、洗濯をしながらラバーの貼り替えとシューズの手入れをし、SNSへの書き込みも怠りません。
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スポンサーの期待に最大限応える
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なんだかもう漫画のような展開ですが、私達アマチュア愛好家の勝手な想像はさらに続きます。
各種用具や身に付けるものは頭のてっぺんからつま先まで、契約メーカの製品で固めます。
ラバーは自宅に常時50枚のストックが、そしてラケットは20本あります。
自身がメーカの広告塔なので最新のアパレルを着用し、型落ちしたものは気に入っていても着用は許されません。
ユニフォームにはスポンサーロゴやワッペンがゴテゴテとついており、ワンポイントマークの入ったリストバンドやヘアバンドをつけると営業の人から感謝されます。
スキーのジャンプ競技では着地して止まった後、できるだけ早くスキー板を外しメーカ名が見えるように立てて持つのだそうです。
従って卓球選手の場合なら、試合中は汗をかいてなくてもタオルを広げて顔を拭き、テレビカメラや観客にメーカロゴを露出させます。
NHKは大相撲の中継で懸賞金ののぼりが土俵の周囲を回る時、ズームアウトしてボリュームも控えめにします。
そのため全日本卓球選手権のタオリングでも、別のアングルに切り替えられるかもしれません。
ただこれだけメーカへのヨイショを重ねれば、有形無形の手厚い支援がいただけそうです。
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人間性を磨く
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各地での講習会や試合会場など他人の目があるところだけでなく、プライベートでも自分を律し、好感度を上げることを意識します。
身だしなみや言動には十二分に注意をはらいます。
赤信号では必ず止まり、本屋での立ち読みはやめます。
こういったところですが、想像したトップ選手は模範的な人物だけあって、随分大変そうですね。
いずれの分野でも達人はしばしば神格化されてしまうことがあります。
確かにその道を極めた人ならではの、一切の妥協を許さない厳しい部分はあるのだと思います。
しかし人間なので、私達と同じ部分や失礼ですが逆に随分ずぼらなところもあるはずです。
その上で私達にも参考になる部分は、可能な範囲で取り入れていきたいですね。
一つ注意が必要なのは、その人だけに有効であり万人には向いていないものを真似してはいけないということです。
ある達人が、真冬でも毎朝水風呂に入って体を鍛えたのは紛れもない事実であったとしても、普通の人がやれば風邪をひくでしょうから。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
それはもちろんタイトルの通りなのですが、シラフ状態の今、改めて振り返ると、随分大胆で恥ずかしいことを語り合ったものだと呆れています。
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スポーツ選手は体が資本
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トップ選手なので、日常のほとんどが卓球中心の生活となります。
何よりも体が基本であり、規則正しい睡眠や食事を心がけ、健康管理には私達一般人より何倍も気をつけます。
今の季節なら予めインフルエンザの予防注射をしておき、人混みの中ではマスクを着用します。
毎日のスケジュールを厳しく管理し、海外遠征前は現地に合わせた時間へと体を慣らしていきます。
当然ながら、どうしても見ておきたい深夜のバラエティ番組は録画で我慢することになります。
タバコはもってのほか、アルコールや炭酸飲料もできるだけ控えます。
ちなみにこの話をしていたのは、タバコの煙が漂う夜の居酒屋です。
もうこの時点で「やっぱり俺はムリ」と諦める人が出てきました。
柔道やボクシングのように体重別の階級はないため、シビアな減量をする必要はありません。
しかしスナック菓子やピザはあまり食べられないでしょう。
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体力、技術、精神、教養
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専属コーチやマッサージ師がつき、体操や筋トレは現代スポーツ医学に基づいたメニューで行います。
ジムにおいてあるようなトレーニング機器で全身をみっちり鍛えます。
そして卓球台に向かって多球練習による各技術の調整、フットワーク、サーブ等々になるでしょうか。
一段落ついて体を休めている時間も、過去の試合や手強いライバルのビデオを視聴します。
今後の対戦に向けて戦略を練ると同時にモチベーションを高めます。
再び厳しい練習を行い、その後はサウナやシャワーでさっぱりします。
この日の練習の成果と反省をノートに記録し、次はオフィスビルへと向かいます。
最初は語学教室で実用英会話のレッスンを受けます。
審判への抗議やインタビューに備えるためです。
それが終わると隣の部屋に移動して、スポーツ生理学とメンタルトレーニングのレクチャーを受けます。
帰宅後、洗濯をしながらラバーの貼り替えとシューズの手入れをし、SNSへの書き込みも怠りません。
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スポンサーの期待に最大限応える
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なんだかもう漫画のような展開ですが、私達アマチュア愛好家の勝手な想像はさらに続きます。
各種用具や身に付けるものは頭のてっぺんからつま先まで、契約メーカの製品で固めます。
ラバーは自宅に常時50枚のストックが、そしてラケットは20本あります。
自身がメーカの広告塔なので最新のアパレルを着用し、型落ちしたものは気に入っていても着用は許されません。
ユニフォームにはスポンサーロゴやワッペンがゴテゴテとついており、ワンポイントマークの入ったリストバンドやヘアバンドをつけると営業の人から感謝されます。
スキーのジャンプ競技では着地して止まった後、できるだけ早くスキー板を外しメーカ名が見えるように立てて持つのだそうです。
従って卓球選手の場合なら、試合中は汗をかいてなくてもタオルを広げて顔を拭き、テレビカメラや観客にメーカロゴを露出させます。
NHKは大相撲の中継で懸賞金ののぼりが土俵の周囲を回る時、ズームアウトしてボリュームも控えめにします。
そのため全日本卓球選手権のタオリングでも、別のアングルに切り替えられるかもしれません。
ただこれだけメーカへのヨイショを重ねれば、有形無形の手厚い支援がいただけそうです。
──────────────────────
人間性を磨く
──────────────────────
各地での講習会や試合会場など他人の目があるところだけでなく、プライベートでも自分を律し、好感度を上げることを意識します。
身だしなみや言動には十二分に注意をはらいます。
赤信号では必ず止まり、本屋での立ち読みはやめます。
こういったところですが、想像したトップ選手は模範的な人物だけあって、随分大変そうですね。
いずれの分野でも達人はしばしば神格化されてしまうことがあります。
確かにその道を極めた人ならではの、一切の妥協を許さない厳しい部分はあるのだと思います。
しかし人間なので、私達と同じ部分や失礼ですが逆に随分ずぼらなところもあるはずです。
その上で私達にも参考になる部分は、可能な範囲で取り入れていきたいですね。
一つ注意が必要なのは、その人だけに有効であり万人には向いていないものを真似してはいけないということです。
ある達人が、真冬でも毎朝水風呂に入って体を鍛えたのは紛れもない事実であったとしても、普通の人がやれば風邪をひくでしょうから。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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