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2012 .06.30
数年前のことですが、台湾に行く機会がありました。

台湾といえば、荘智淵(ジュアンジーユアン)というちょっと読みにくい名前の選手や、蒋澎龍(チャンポンロン)という覚えやすそうな名前の有名な選手がいます。

現在も男女共にそれなりのランキングに位置していて、卓球が盛んなところです。

最大の都市台北には、故宮博物院や台北101という超高層ビル、電気街など多くの見どころがあります。

そういう定番の観光スポットももちろん楽しいのですが、やはり現地の卓球用品店にも行ってみたいと考えていました。


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 唐橋卓球
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時々耳にするのが、唐橋卓球というお店です。
http://www.tabletennis.com.tw/


東京の代々木にも同名のお店があります。

両者の関係の有無については分かりません。

台北のほうは、厳密には卓球の「卓」の文字の下の部分が「十」ではなく「木」になっています。

通常、中国語で卓球は「兵兵球」の字体に近い文字で表されます。

日本的なステータスを出したいと思われて、唐橋卓球にしたのかもしれません。

事実、このお店では卓球王国や卓球レポートのバックナンバーを取り扱っていて、親日的なお店のように見えます。

台北の街なかを最寄り駅まで電車で移動し大きな通りを進むと、唐橋卓球さんがありました。

店の中にはダックスフントがいて、Webページではこの犬もスタッフの一員として紹介されていたのを思い出しました。

ワンちゃんには詳しくありませんが、ダックスフントは、毛の長いのと短いのがいて、こちらのスタッフはロン毛の方でした。

店内には、日本でも見慣れた商品が沢山ありました。

それはそれでなるほどと思い、このお店ならではの商品はないか探しました。

すると以前紹介した、モーターボート型ラケットを発見しました。
http://www.tabletennis.com.tw/4side2.jpg

販売されていたラケットは、この画像よりも完成度が上がっていて、もう少しで衝動買いしてしまうところでした。

続いて私がピクリと反応したのが、昔の中国選手の映像を集めたビデオでした。

10枚組のディスクで、精装版と普級版というのがあります。

精装版はおそらくデラックスパッケージで、普級版は簡易パッケージのようです。

普級版は精装版に比べ45%引きとお買い得価格だったので、双方の違いは包装だけで中味は同じなのか確認しました。

私は中国語はニーハオと数字ぐらいしか知りません。

英語はビジネスで耐えられるレベルには程遠く、基本的な意思疎通ができる程度です。

しかし観光であれば外国でもこれでなんとかやっていけます。

そして幸いにも唐橋卓球の女性スタッフは、私より100倍流暢な英語で話してくれました。


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 怪しいビデオ
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帰国後、はやる気持ちを抑えビデオを見ようとしましたが再生できません。

ディスクをよく見ると、DVDだと思っていたらCD-R(書き込みができるCD)です。

一瞬、まがい物をつかまされてしまったのかと思い、頭の中が真っ白になりました。

DVDレコーダーではなく、パソコンにそのディスクを入れてみました。

するとパソコンでは問題なく再生することができました。

詳しく調べてみると、私が買ったのはビデオCDというディスクで、動画ファイルを容量の少ないCDに記録したものでした。

どうりで安いはずです。

日本ではあまり流行りませんでしたが、東南アジアなどでは結構普及しています。

結果的には値段相応のコンテンツを買ったということでした。

ただもう少し考えてみると、私が買ったCDはちゃんとレーベルなども印刷したCD-ROMではなく、そのへんのお店で売っているCD-Rにデータを焼いたものです。

つまり、不◯コピーして作った可能性が高いのです。

もしこれが空港の税関で見つかっていたら、特別な部屋に連行され身体検査を受けていたかもしれません。

誤解のないように申し添えると、台湾の全てのCDが怪しいといっているわけではありません。

デパートで買った中国語パッケージのELTの音楽CDは、正真正銘の正規版でした。


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 台湾の2大スター
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冒頭で紹介した台湾の有名な二人の選手について紹介します。


◆荘智淵(ジュアンジーユアン)選手

シェークハンドで両ハンドドライブを打つ右利きの選手です。

小柄でやや童顔なため、30代になった今も実際より若く見えます。

これまでの最高の世界ランキングは3位でした。

ご自身の名前を冠した智淵卓球運動館という卓球センターを、台湾南部にある出身地の高雄市に私費で建設したそうです。

お母さんは非常に怖い人物として知られていて、よくコーチ役でベンチに入っていました。


◆蒋澎龍(チャンポンロン)選手

日本式角型ペンホルダーの片面のみに裏ソフトラバーを貼った、右利きのドライブマンです。

上背がありますが、あまり台から離れずプレーします。

現在は台湾代表から退いた形になっていますが、かつては世界選手権で3位に入ったことがあります。

角型ラケットの中でも少し細めのラケットを使っていて、勢いをつけたカウンタープッシュは凄まじい威力があります。

こういう破壊力抜群の武器があれば、片面ペンの選手でもバック側になめられたボールを送られることはないと思います。

私もあんなボールを決めることができたらと思うことがあります。


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 旅のエピソード
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台北のファミリーマートで肉まんを買いました。

本場の肉まんは、たとえコンビニでも一味違うかもしれないと期待していました。

結果は逆で、日本の肉まんのほうが良かったです。

日本では中の具材がほぐれてそぼろ状になっています。

一方台湾では、具材がひとつの塊になっていて、あたかもおまんじゅうの中にハンバーグを突っ込んだようになっていたのです。

台湾のファミマに抗議が殺到していたのかもしれません。

今は改善されていることを期待します。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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