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某卓球場では参加者がコーチと10分ずつ課題練習をして、アドバイスをもらえます。

私は事前にこれこれこういう練習を行い、何かコメントをいただけたらと計画していました。

私の順番になり気合を入れて4~5本打ったところで待ったがかかりました。

打ち方が良くないとのご指摘で、そこから当初予定とは全く異なるフォーム矯正練習になってしまいました。


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 打球位置
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自分の癖というものは、自覚できているものとそうでないものがあります。

私の場合、前者については体の上下動が激しい点、払っていく際に無駄なラケットワークが入る点があります。

後者についてはラケットの面が外に向いていること、上体が正面を向いたまま打っている場合が多いことです。

以前書いたことがありますが、自覚できていないものでも異なる2人の人から同じ指摘があれば、もうそれはほぼ客観的な意見なのだろうと考えています。

具体的に今回コーチから言われたのは、打球位置が体から遠すぎることが多いという点でした。

私は中ペン(中国式ペンホルダー)と日ペン(日本式ペンホルダー)を使い分けていて、その日は角型の日ペンを使っていました。

日ペンは中ペンよりも少しリーチが長く威力のあるボールが打てます。

そのため調子に乗って、より体から離れ遠心力を活かした位置で打っていたのかもしれません。

打点が体から遠いだけでなく、通常よりも後ろになっていると追加の分析をいただきました。


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 私に固有の特徴
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大振りすると自然とこういうフォームになりがちなのだそうです。

言われてみればトップ選手でもその傾向は見られます。

ナイジェリアのアルナ選手は豪快なフォームで有名ですが、打点が遠く後ろ寄りの感があります。

昔の選手では中国の郭躍華選手もそうでしょう。

鷲が飛び立つときのように両手を斜め後ろに伸ばし、胸をぐっと張り出したあと肩が外れそうなスイングでドライブを放ちます。

そんなシーンだけを目に焼き付けていると、自分の週末の卓球も同じスイングで連打してストレス解消しようとなったのかもしれません。

ただ私の場合、アルナ選手や郭選手には成りきれておらず、バックスイングは控えめです。

すーっと動いていき突然ひっぱたいているそうです。

伊藤選手のミマパンチのような打法を、遠い打点で後ろのほうから放っていると表現すればよろしいでしょうか。

説明している自分もなんだか気持ち悪そうに思えるフォームです。

指導員がそんな汚い打ち方を見てスルーするのは難しいかもしれません。


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 原因と受け止め方
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なぜこうなってしまったのか。

単なる矯正にとどまらず分析も必要かなと考え始めました。

部活ではなく週末に2~3時間だけの息抜き卓球をする状況が長く続いたからでしょうか。

仕事でお会いした方で「2」を「Z」のように書く人がいました。

小学生なら即座に先生から直すよう指導が入ります。

しかしそういう状況から離れ長く経つ間に、独自の我流の字体へと変化していったのでしょう。

金釘流や丸文字は時々目にします。

それらと似たような流れで、私の打球フォームも変質を遂げたのだと理解しています。


ペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)をやっているだけあって、フットワークは褒められることがあります。

「あんたよく動くね」とシニアの方から言われます。

自虐的になりすぎず、悪い点と同時に良い点も客観的に受け止めるようにしています。

長所短所を合体させ、改めて今の自分の動きを頭の中でシミュレーションしてみました。

あまりバックスイングは取らず、それでいてボールの位置にすすっと動き、いきなりピシャリとミマパンチもどきを打つ、、、

何かの格闘ゲームにこんな謎キャラクターがいたような気がします。


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 他の癖も矯正へ
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上体が正面を向きがちな点については、後日別の場所で指摘と原因の推測をいただきました。

初級者との練習が多いとどの人ともフォア打ちが延々と続き、それの弊害で正面向きになってしまうのだろうということでした。

その可能性は多分にあると思い、これからは早めに「バックで打ちませんか」と誘い、私は上体をしっかり回してフォアドライブをしてみようと考えています。

ラケットの面が外側を向いているのは「打球点を修正できれば直るよ」と言われました。

体の上下動が多すぎる点なども直したい気持ちはありますが「少しくらい癖は残っててもいいんじゃないの」と現実的な一言をいただけました。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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