2023 .09.30
私はラケットの片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。
卓球場で出会うヤングの皆さんには片面だけのペンドラなんていません。
でもシニアの方もいらっしゃるので、雑談の中でペンにまつわる様々なお話を聞くことができます。
──────────────────────
左右の打ち分けに対する考察
──────────────────────
サーブを出し返ってきたボールを3球目攻撃で狙い撃とうとしているのは、シェーク攻撃型の人と同じです
両者の違いは可能な限りフォアハンドでドライブを打ってやろうという姿勢か、両ハンド攻撃の気持ちで待つかという点です。
レシーブがバックに来た際にその違いが現れます。
シェークの人ならバックハンドで払っていく場面でも、ペンドラは回り込んでフォアハンドドライブを放つケースが多くなります。
また同じペンドラでも人により次の展開に対する違いがあります。
Aさんはつなぐか決めるかでコースの打ち分けをしています。
つなぎのドライブを送り返ってきたボールに備えるという想定なら、3球目はクロスに打つのを定石としています。
一方次の返球は想定せず、この一打で決める気持ちの場合はストレートに打ちます。
何が何でも絶対こうするというほどではありませんが、つなぎはクロス、決めるならストレートというご自身なりの基本セオリーをお持ちです。
Bさんはどちらのコースに打つかは状況や流れ次第というお考えです。
一方向ばかりだと読まれたり慣れられたりするので適宜散らし、それ以上は深く考えません。
同じ球威ならストレートのほうが決まりやすいという認識は持たれています。
しかし人間にはどうしてもミスがつきもので、それを低減する物理的な理由を考慮すると長さが確保できるクロスのほうが返球成功率は高くなります。
従って十分な体勢で決め球を叩きつけられる場合でも、クロスに打つことが多めです。
ペンドラ強打マンの試合でよく目にする一撃必殺のクロススマッシュですね。
クロスに打って返球された場合、最も遠いコースに返されたパターンでも向こう側サイドに並行の軌道で返ります。
サイドを切ってより遠くへ逃げていくボールにまではならないため、次球を飛びついて返せる確率が高くなります。
よって強打ができず安全に入れに行く場合、Bさんもほぼクロス返球にしています。
卓球場で出会うヤングの皆さんには片面だけのペンドラなんていません。
でもシニアの方もいらっしゃるので、雑談の中でペンにまつわる様々なお話を聞くことができます。
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左右の打ち分けに対する考察
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サーブを出し返ってきたボールを3球目攻撃で狙い撃とうとしているのは、シェーク攻撃型の人と同じです
両者の違いは可能な限りフォアハンドでドライブを打ってやろうという姿勢か、両ハンド攻撃の気持ちで待つかという点です。
レシーブがバックに来た際にその違いが現れます。
シェークの人ならバックハンドで払っていく場面でも、ペンドラは回り込んでフォアハンドドライブを放つケースが多くなります。
また同じペンドラでも人により次の展開に対する違いがあります。
Aさんはつなぐか決めるかでコースの打ち分けをしています。
つなぎのドライブを送り返ってきたボールに備えるという想定なら、3球目はクロスに打つのを定石としています。
一方次の返球は想定せず、この一打で決める気持ちの場合はストレートに打ちます。
何が何でも絶対こうするというほどではありませんが、つなぎはクロス、決めるならストレートというご自身なりの基本セオリーをお持ちです。
Bさんはどちらのコースに打つかは状況や流れ次第というお考えです。
一方向ばかりだと読まれたり慣れられたりするので適宜散らし、それ以上は深く考えません。
同じ球威ならストレートのほうが決まりやすいという認識は持たれています。
しかし人間にはどうしてもミスがつきもので、それを低減する物理的な理由を考慮すると長さが確保できるクロスのほうが返球成功率は高くなります。
従って十分な体勢で決め球を叩きつけられる場合でも、クロスに打つことが多めです。
ペンドラ強打マンの試合でよく目にする一撃必殺のクロススマッシュですね。
クロスに打って返球された場合、最も遠いコースに返されたパターンでも向こう側サイドに並行の軌道で返ります。
サイドを切ってより遠くへ逃げていくボールにまではならないため、次球を飛びついて返せる確率が高くなります。
よって強打ができず安全に入れに行く場合、Bさんもほぼクロス返球にしています。
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これまでにいただいたご意見
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さて私はどうなのかというとかなりクロスボールが多く、結構読まれていたりズバリ「ストレートにも打ったら」と別段求めてないのに相手から助言をいただいたこともある始末です。
どういう球種のサーブをどの場所に出すかということは、比較的考えを巡らせていたつもりです。
それが見て取れるのか、フォアからバックから長短色んな回転のサーブを一杯出されますねと言われたことがありました。
その意味する所は、多彩なサーブを披露するのはほどほどにして、どう得点に結びつけるのかが大切ではという遠回し表現だったようです。
逆に皮肉やお世辞抜きで純度100%のお誉め言葉は、良い意味での強引な回り込み、フォアへの飛びつきといったフットワークに関するものでした。
「ペンドラの運命」「生命線」「もうそうするしかない」そういう私の気持ちが表現されているお言葉でした。
足を交差させて果敢に飛びつくのは一生懸命さが出ていて見栄えはいいと思います。
本人にも充実感や自己満足感があります。
シェークの人が両ハンドで確実なラリーをしているのと比べると合理さに欠け、片面ペンドラが卓球界で淘汰されてしまった理由が分かります。
ただそれをことさら悲観するわけではなく、このまま今のスタイルを続けていくつもりです。
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結果より判断基準を重視
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他にも私がいただいた指摘には強打で決めに行きすぎで、もう少しだけ抑えてはというのがありました。
これも長い間、指摘通りの無茶打ちなのか、私の卓球スタイルなのかを考えていました。
相手が打ってきたボールによっても判断が分かれると考えています。
高確率で返せっこない強打が叩き込まれた状況では、ズドーンと来た球にラケットの面をなんとか合わせて返そうとすることが多いでしょう。
その際ちょっと振りが加わってカウンター気味に当たっても、それは一か八かの無謀なリターンを狙ったわけではありません。
たまたま神カウンターで決め返せたところで、ただのまぐれです。
ノータッチで抜かれていった場合と同じと受け止めて差し支えありません。
これは無茶打ち云々とは切り離して考えるべきです。
低い打点のボールでもスマッシュで決めにいこうとしたとか、強打を絶妙のカットで返されたのに次球も叩き込みにいった、そういうのがあったかどうかで考えるべきです。
強打を放った後の結果は関係なく、そうしちゃったかどうかが判断基準です。
今も強打は多めですが、確実性の低い強打は少なくなったと思っています。
相手のスカ当たりがふわっと返ってきて打ちミスというのはトップ選手でも時々あります。
そういうのは得てして複雑な回転が入っていて難しいものです。
ですが絶対叩き込まなければならない場面で、たとえ失敗しても無謀な行為ではありません。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
これまでにいただいたご意見
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さて私はどうなのかというとかなりクロスボールが多く、結構読まれていたりズバリ「ストレートにも打ったら」と別段求めてないのに相手から助言をいただいたこともある始末です。
どういう球種のサーブをどの場所に出すかということは、比較的考えを巡らせていたつもりです。
それが見て取れるのか、フォアからバックから長短色んな回転のサーブを一杯出されますねと言われたことがありました。
その意味する所は、多彩なサーブを披露するのはほどほどにして、どう得点に結びつけるのかが大切ではという遠回し表現だったようです。
逆に皮肉やお世辞抜きで純度100%のお誉め言葉は、良い意味での強引な回り込み、フォアへの飛びつきといったフットワークに関するものでした。
「ペンドラの運命」「生命線」「もうそうするしかない」そういう私の気持ちが表現されているお言葉でした。
足を交差させて果敢に飛びつくのは一生懸命さが出ていて見栄えはいいと思います。
本人にも充実感や自己満足感があります。
シェークの人が両ハンドで確実なラリーをしているのと比べると合理さに欠け、片面ペンドラが卓球界で淘汰されてしまった理由が分かります。
ただそれをことさら悲観するわけではなく、このまま今のスタイルを続けていくつもりです。
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結果より判断基準を重視
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他にも私がいただいた指摘には強打で決めに行きすぎで、もう少しだけ抑えてはというのがありました。
これも長い間、指摘通りの無茶打ちなのか、私の卓球スタイルなのかを考えていました。
相手が打ってきたボールによっても判断が分かれると考えています。
高確率で返せっこない強打が叩き込まれた状況では、ズドーンと来た球にラケットの面をなんとか合わせて返そうとすることが多いでしょう。
その際ちょっと振りが加わってカウンター気味に当たっても、それは一か八かの無謀なリターンを狙ったわけではありません。
たまたま神カウンターで決め返せたところで、ただのまぐれです。
ノータッチで抜かれていった場合と同じと受け止めて差し支えありません。
これは無茶打ち云々とは切り離して考えるべきです。
低い打点のボールでもスマッシュで決めにいこうとしたとか、強打を絶妙のカットで返されたのに次球も叩き込みにいった、そういうのがあったかどうかで考えるべきです。
強打を放った後の結果は関係なく、そうしちゃったかどうかが判断基準です。
今も強打は多めですが、確実性の低い強打は少なくなったと思っています。
相手のスカ当たりがふわっと返ってきて打ちミスというのはトップ選手でも時々あります。
そういうのは得てして複雑な回転が入っていて難しいものです。
ですが絶対叩き込まなければならない場面で、たとえ失敗しても無謀な行為ではありません。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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