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今回はかなりタイムラグがありますが、初打ちとその後の新年会でのお話をしたいと思います。


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 寒さに対する考え
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寒い時期なので、練習の初めは多くの人は上下ジャージ姿です。

その中で若干浮いているのが、最初から短パンにTシャツになっている私です。

直前までジャージを着ていて打球前に脱いだのではなく、着替えた時点で真夏と同じ出で立ちです。

やせ我慢でそうしているのではなく、もちろん寒いです。

しかし打球するのに長い衣服は邪魔で、そのうち体が温まります。

従って最初から涼しげな格好をしていて、準備運動も床がヒエヒエで冷たいのですが寝転んで柔軟体操もしています。

ただし私は職場でも周囲の人が一枚羽織っているような室温で、シャツの袖をまくっていることが多く、体を冷却気味にするタイプなのかもしれません。

練習場に出かける際の靴下については、夏は短く冬は長くしています。

練習中は冬でも短く折り返していて、行き帰りはやはり寒いため足首を覆えるそれなりの長さがあるものを履いています。


練習場が寒くても何も問題がないかといえば、そうではありません。

指が冷たいのは嫌です。

特に私はペンなので、かじかんだ指でラケットを握ると打球したフィーリングがしっくりきません。

ドニック社からラバーウォーマーという、ラバーを温める機器が販売されています。

ラバーが冷たいと十分な性能が発揮できないのを解消する製品です。

そういうものがあることはなるほどだと思います。

それと同様、いやそれ以上に指も十分温める必要があります。


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最近は卓球シューズもカラフルになってきました。

少し前だと一番安いシューズは、わざと学校の体育館シューズに似せたような地味な作りにしていたと思えるほどのそっけないデザインでした。

今回はシューズのひもについてお話ししたいと思います。


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 安価な改善策
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みなさん、毎回シューズを履くときにひもはどうされていますか。

面倒なので結んだままの状態で足を入れている人は少なくないと思います。

私はそれをズボラであるなどと非難するつもりはありません。

ただ自分はフットワークを駆使して動き回る運命(さだめ)のペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、シューズのフィット感はとてもとても大切にしています。

そのため靴ひもは毎回ほどいてから足を入れ、結び直すようにしています。

やはり正直申し上げて面倒です。

その面倒さは我慢できても、さらに嫌なのが結んだひもがいつの間にか緩んでしまったりほどけてしまうことです。

これは安全性に関わることで大変重要です。

ひもを踏みつけて転んでしまうことだってありえます。

従ってひものないミズノのウェーブメダルSP3を買いたい衝動に駆られます。

ダイヤルをカチカチ回すだけでお手軽&自在に締め付けができます。

しかしそこは脳に染み付いたケチケチ感覚が待ったをかけます。

「あの靴は高い。他に解決策はないかもっと考えろ」


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ずっと前の話ですが、講習会で指導員の方が説明されていた内容をご紹介します。

ちまたの市民大会2回戦レベルの方にはご参考になるかもしれません。


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 予測範囲を絞る
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Aさんはサーブを出したあと次の3球目を叩き込もうと備えているのですが、気持ちだけが空回りしているようにみえると指摘されていました。

戦型は私と同じペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、片面だけにラバーを貼っています。

多数派のシェーク裏裏なら、フォア側バック側どちらに返ってきてもそれぞれの面でドライブをかけていけますが、Aさんにはそれができません。

私もそのハンデを十分認識した上で、基本はどこに返球されてもフォアで打っていく心づもり(残念ながらあくまでも心づもりです)でいます。

片面ペンドラの意気込みとしては悪くはありませんが、出したサーブに応じてある程度は待つパターンを絞るべきだとアドバイスがありました。

どの戦型であれ、フォアから短い斜め下回転のサーブを出すというのは無難な展開としてよく見かけます。

フォアからシュート回転(体の外側へこする)の斜め下のサーブを出した場合、相手は横方向の回転が入っている分だけラケットを傾けて返球してきます。

そのためツッツキだとフォア寄りに返ってくるケースが多くなります。

レシーブから積極的にドライブ回転で返してこなさそうなレベルなら、台のバック側から40cmくらいの領域には返ってこないと決めつけてもいいのではと説明されていました。

相手が中級レベルだったり粒高ラバーのような変則ラバーの使い手だと、当てはまらない場面が増えますが、基本としてはこの予測でいいと思います。

そして逆方向の回転の場合は、予測する返球コースも逆でバック側に返ってきがちと思って待つのです。

逆方向の回転とは具体的にはバック側から出す斜め下か、フォアならYGサーブで出すカーブ回転(体の内側へこする)の斜め下になります。

これらは下回転に少し左右どちらかの横回転が混じったサーブの話です。

横回転の成分が多くなると相手もパシッと払いやすくなりますし、払っていかざるをえないとも言えます。

そうなると斜め下回転のときのような、コースをある程度絞って待つパターンが崩れてきます。

また斜め下回転でもボテボテの軌道で出してしまったサーブは、どう料理されてしまうかわかりません。

サーブはネットの上ボール1つ分くらいの高さに抑えなければならず、それより高くなってしまうと甘く危険なサービスボールになってしまいます。


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小学生と練習や試合をすることは時々ありますが、その多くは高学年でした。

少し前に試合をしたのは、卓球台が胸の高さくらいになってしまう学年の子供でした。


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 身体特性を理解する
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試合前のウォーミングアップでフォア打ちをしていると、バンビ用の低い卓球台のほうがよさそうな感じがしました。

通常の台の高さでも一応打ててはいるのですが、打球するのが顔に近い高さのためこちらが少し心配してしまいます。

車高の低いスポーツカーに乗ると、普通の車よりもスピード感が増します。

それと同様に彼らは私たちよりも何%か速く感じるボールを打球していそうです。

そして恐らく当て損なった打球が顔に当たることも多いはずです。

さて試合が始まり、ラブオール直後の相手の返球がネットにかすりました。

私はかろうじてロビングで返球しました。

そして次に食らうであろうスマッシュに備え、素早く台から距離を取りました。

しかし彼らにとってこういうロビングは苦手とするボールの一つでした。

大人のように高い位置から叩き込むことができず威力は劣ります。

加えて筋力もまだ発展途上です。

ストライクゾーンに自分の体を移動させるのも大人より苦労することでしょう。

さらにロビングに強烈なドライブ回転をかけられれば、バウンド後に勢い良く弾みそれは上級者でもときに打ちミスをしてしまいます。

体の小さい小学生には大変厳しいことは想像に難くありません。

他にもネット際の短いボールや広角にコースを打ち分けられることも弱点です。

私が対戦した同じ小学生に、フォア前へぶつ切りの下回転や斜め上回転のサーブを出している血も涙もない人がいました。

そばで見ていて「アンタそこまでやるの」と言いそうになりましたが、しばらくして気づき、そこからはバックへ普通の下回転サーブを出していました。

体に対して相対的に打球位置が高くなるので、どうしてもいかり肩フォームになりがちです。

福原選手のフォームが若干それっぽいのは、子どもの頃の猛練習が影響しているとも言われています。

まあそんな彼らにも一つだけ長所があります。

しゃがみ込みサーブが出しやすいことです。


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新製品が発表される一方で当然ながら消えていく製品もあります。

今回バタフライで販売終了となったラバーに、タキファイアCがあります。

それに関連したお話をしたいと思います。


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 分かりやすいスレイバー系
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バタフライの裏ソフトラバーで古くからあるラインナップと言えば、スレイバーシリーズとタキネス系のラバーが有名です。

後者については私が勝手にタキネス系と名付けましたが、バタフライの粘着系ラバーはほとんどタキなんとかなので、便宜上そう呼ぶことにするとお考えください。

スレイバーはロングセラーの無印スレイバーの他に、ソフトなタッチのELやFX、廃番になりましたがハードタイプのスーパースレイバーがありました。

またスポンジに緊張状態をもたせたハイテンションラバーとして、スレイバーG2、海外限定でG3というのもありました。

これらに共通していたのはスレイバーという統一名称を使いつつ、派生バージョンも分かりやすいネーミングがなされていたことです。


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 少々複雑なタキ○○系
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他方、タキネス系はどうかというとやや複雑かつ疑問に思う点があります。

比較的分かりやすいのは、タキネスCHOPとタキネスDRIVEです。

CHOPはカットマン向けで、DRIVEはドライブマン向けというのはすっと頭に入ってきます。

CHOPⅡというのもあり、それはCHOPの派生版ハードバージョンです。

少し引っかかるのがタキファイアシリーズです。

「タキネス」の統一名称を使ってはどうかと思うのですが、少し変えてタキファイアとしています。

まず現在も継続販売されているタキファイアDRIVEですが、これについてはドライブマン向け製品というのがすぐにわかります。

今回廃番になったのはタキファイアCです。

タキファイアCHOPではなく、Cだけがついています。

ちょっと違いがあることは認識しますが、多くの人はタキネスCHOPとDRIVEの関係から、カットマン向けのラバーなのではと考えてしまいそうなのも無理はありません。

タキファイアCについては、中国製粘着ラバーに近づけた製品ということでCHINAの頭文字のCという意味なのだそうです。

一瞬ああそうなのと理解を示したいものの、やはりネーミングの統一感のなさと誤解を招きやすいことに戸惑いを覚えます。

タキファイアには他にも過去に廃番になった、タキファイアSPというのもありました。

そちらは高性能版を意味するスペシャルの略で、誤解されることは少なかったはずです。

タキファイアCはCではなく、ありきたりかもしれませんが末尾のアルファベットとして、かっこよさそうなAとかX、Vあたりにしていたらどうだったのかと思います。

そして私なら少しひねって謎めいた感じの「Q」なんかをつけていたら面白かったかもと考えています。


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私は少し前まで粘着ラバーを使っていました。

それも日本メーカの製品ではなく、粘着ラバーの本家と言われている中国メーカのものでした。

中国粘着の多くはシートの上側に相当する平面状の部分が厚く、逆に粒は低いものが主流です。

その主流のタイプと、日本の競技者にとっておなじみの例えて言えばマークV的なシート形状の粘着の2種類を試していました。


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 私の嫌いな分厚いシート
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私の感覚としては、ラバーの表面が粘着性を帯びているという特徴よりも、シート形状が肉厚かそうでないかの点のほうがはるかに大きな違いとして感じられました。

それら粘着ラバーはいずれも通販で購入したのですが、購入前はパッケージデザインと簡単な説明文のみで肉厚かどうかまではわかりませんでした。

売り手の考えた文章から想像を膨らませ、届いた現物を使って喜んだり悩んだりしていました。

合計4種類を試し、もう肉厚ラバーは使いたくないという結論に至りました。

ボールを食い込ませて回転をかけるほうが私には合っており、それにはシート平面が薄く、そこそこの高さの粒がある裏ソフトラバーのほうが適しています。

ただ見たことのない海外ラバーを試すのは、一種のロマンや怪しさがあり面白いものでした。

そして中国ラバーは安価であるため、失敗しても経済的なダメージは少なくて済みます。

引き続き中国ラバーは購入したく、それでいて肉厚でない裏ソフトであれば試してみたいと考えていました。

しかし困ったことに、平面部分の厚さや粒の高さについての情報はほとんどありません。

最も良いのは画像が提供されていることです。

私は以前、カタログにラバーの画像をつけるべきだとお話ししたことがあります。

そのときは主に、粒高ラバーや表ソフトを買う人のためを思ってのことでした。

粒の形状、高さ、並び方というのはとても重要なのに何故かその写真がなく、多くのカタログでパッケージデザインだけがデカデカと載せられています。

これは実際に購入する人の気持ちを考えておらず、とんでもなく不親切です。

今回裏ソフトについても同様の不満さを感じてしまいました。

裏ソフトもぜひ写真を載せ、現物のシート平面の厚さと粒の高さをラバーをカットした断面のアップで見せてもらいたいです。


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今回はボールの軌道についてお話したいと思います。

辞書で「軌道」という単語を引くと、いくつかの意味が列記されています。

卓球の場合はその内の以下が該当します。

「物体が何らかの力に作用されて運動する際に描く一定の経路」


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 ドライブのメリット
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昨年開催されたリオ五輪で女子は宮崎義仁さんが解説をしていました。

日本vsドイツ団体戦の第三試合は石川選手とシャン・シャオナ選手の対戦でした。

その中で宮崎さんは二人の打球特性について触れていました。

石川選手は裏ソフトラバーで回転をかけたボールを返します。

その軌道は弧線を描き相手コート上に落ちるため制御がしやすくなります。

一方表ソフトを使っているシャン選手は、それほど回転をかけずフラットな打ち方となります。

石川選手の返球と比較するとあまり前進回転がかかっておらず、ボールはすーっと飛んでいく感じになります。

両者のこの打球の差は返球の精度につながり、ラリー本数が増えれば石川選手に有利になると説明していました。


現在、趣味の卓球をモットーとしている私はいろいろな種類のラバーを使っています。

裏ソフトは打点が落ちても引っ掛けて回転をかければ返しやすいという特徴があります。

そして宮崎さんの解説の通り、回転をかけたボールは相手の台上に曲線を描いて落ちてくれます。

練習場で指導員の人は時々「ボールの弧線を意識するように」とアドバイスしていることがあります。

ドライブ回転をかけたボールの軌跡は弧を描きますが、その弧線の頂点が自分のコートの上になるようにイメージして打てば、返球率を上げる概念としてつかみやすいかもしれませんね。


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全日本やジャパンオープンなど権威のある大会は大きな会場で行われます。

そして必ずメーカーの出店があり、他にもミニコーナーを設け来場者に何かの案内をしていることがあります。

そういうところでやってもらいたい企画がいくつかあり、今回はそれらについてお話しします。


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 昔の用具やカタログの展示
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これは用具マニアの方に喜ばれるのではないでしょうか。

また昔はこれを使っていたなと懐かしい思い出にふける人もいると思います。

卓球の黎明期に使われていた革張りでしゃもじのような形のラケットも、もちろん興味を引くはずです。

しかしそれらは調達が難しく、別の観点としてあまりに古すぎて今の来場者にはピンとこないかもしれません。

私なら10数年前にカタログだけでしか見たことのない、バタフライやTSPのグリップが動かせるラケットを展示してもらえたらうれしいですね。

生産中止になったハンドソウラケットや軍配型ラケットも興味を引くと思います。

40年くらい前には今よりもかなり大型のカットマンラケットが販売されていたそうで、もしそれが展示できるのなら見てみたいです。

噂レベルで真偽の程は分かりませんが、おたふくのお面のような形状でグリップは扁平極太、柳を使った守備に徹する選手向けのラケットがあったそうです。

ラバーは劣化が早いので展示は難しいかもしれませんが、黄色やチョコレート色のラバーは、今でも状態の良いものがコレクターの間では存在しているそうです。

パッケージだけの展示も面白く、短命に終わったブライスの初期パッケージは後ろ向きでパンチを放つ裸の男性が印刷されていたそうです。

海外製品では卓球ラバーらしくないパッケージがあり、それらを眺めるのも興味深いでしょう。

他にはマネキンに昔のユニフォームと靴を履かせ、時代順に5体ほど並べてみてはどうでしょうか。


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前回に続いて、X氏の関西学生リーグの観戦レポートをご紹介します。


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 試合風景のあれこれ
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会場に設置されていたのは、オーソドックスな黒板調の濃い色の卓球台でした。

水色や緑の台を目にすることが多いので、これはこれでシックな感じがして良かったそうです。

試合開始前に各チームが円陣を組んだり、応援をする光景は見慣れたシーンであり臨場感が伝わってきました。

少し面白かったのは、コートに向かう選手を送り出すときのやり取りでした。

チームメイトに一人ずつハイタッチをしていくのですが、胸の高さのタッチだけではなく、手を高く上げた文字通りのハイタッチで待ち構えたり、その次のチームメイトは床すれすれのロータッチで構えたりと、ちょっぴり遊んでいるような場面を見かけました。

X氏は「ふざけるな」というツッコミはせず、選手の緊張をほぐすものだと解釈したそうです。


一部校は勝敗が決まっても最後まで試合を続ける場合もあるそうです。

その日は勝敗が決まるとそこで終了でした。

春と秋のリーグで使うボールは異なり、関西ということで一方はTSP製、もう一方はニッタク製になります。

全国の他の地域はどうなんでしょうね。

X氏が参加するような試合だとタイムアウトは取りませんし、仮にタイムなんて宣言したら「なに上級者気取りしてるんだよ」と文句を言われるのは必至です。

でもセミプロ級の一部校ならしっかり勝負どころでタイムを取っていて、それが最終ゲームの0-4くらいのスコアなら、ちょっと遅すぎるかもと思ってしまうほどです。

ベンチ前に戻ると真ん中でコーチがアドバイスをし、その隣にドリンクを渡す係、そして数名がうちわでパタパタ扇ぎます。

中にはシューズの裏をぬぐう「濡れ雑巾係」がいるチームもあります。

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今回と次回は、関西の学生リーグを観戦してきたX氏の話をご紹介したいと思います。

関西に出張し、京都から大阪への移動日に少し空き時間がありました。

たまたま沿線でリーグ戦が行われていて、会場へ向かったとのことでした。

ちなみにX氏は漫才をするなら絶対にツッコミ役になる、そういう性格の人物です。


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 最寄り駅から会場まで
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訪れたのは京都にある体育館でした。

時折写真を見せてもらいながらお話を伺っていましたが、別に京都だからといって途中に有名なお寺があったりするわけではありません。

あえて言うなら私もX氏も全く興味のない競馬場が駅のそばにあったそうです。

公営ギャンブル場は雨に濡れないよう屋根付き通路を設けたり、20m置きに灰皿や扇風機を設置するなど過保護なところがあります。

こちらはそうではなさそうでしたが、周辺の人口密度よりもかなり立派な駅舎で、レース開催時は専用の通路が開くようになっていました。

お目当ての体育館は駅からそこそこ離れており、丘のような地形のてっぺんにありました。

ちょうどお天気もよく、日頃の運動不足になったとX氏は前向きにとらえました。

体育館に到着すると、駅からタクシーに乗ってきた学生さんを見かけました。

トランクから部旗やクーラーボックスを取り出していたそうです。

「若者がその程度でタクシーに乗ってどうする」と心の中で叫びました。


体育館は外の光が入らないよう当然カーテンが引かれていました。

ただし完全な暗幕タイプではないので、外の樹木の影などが映っていました。

カラスが行き交うとその姿が影絵のようにチラチラ移り、思わずX氏は舌打ちをしました。


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強い人は何が優れているのか考えてみると、確実性や相手を封じる技術など、地味ですが重要なものがあります。

しかし真っ先に思い浮かぶのは、自分たちは相手コートに返すだけしかできないボールを攻めの返球で打っていける鮮やかなプレーです。

先日試合をしたHさんは、それを強く印象づける人でした。

Hさんはやや小柄な体格ですが、オールフォアを極めた典型的なペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)スタイルでした。

打たれないように私が短く返したボールもビュンビュン払ってきます。

普通レベルの人なら9割以上ツッツキで返してくる、台上で2バウンドするボールを何発も返されると、もうどうして良いのか途方に暮れてしまいます。

まあ当然全部入るわけではなく、入った場合でも打ち損ないで絶好球を送ってしまいスマッシュを食らうことはあります。

しかしそれを完全に帳消しにしてしまう超積極的な攻撃です。


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 台上ドライブに挑戦
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これに刺激を受け、翌週は私もこれまでツッツいて返していた短いボールを払っていく練習をしてみました。

指導員の方に台上で2バウンドするボールを返してもらい、それを打っていきますと伝えました。

返ってきたボールはとても短く、3回めで思わず問いかけをしてしまいました。

「台上で2バウンドってこんなに短いんでしたっけ」

「ええ、これくらいですよ」

これまで私が打っても入らないと諦めていた領域がここなのかと、厳しい現実を認識した瞬間でした。

指導員の方からは、前に突っ込んでくる際のフットワークやボディーワークはまあまあできていると言われました。

駄目なのは払っていくときのラケットの返しで、ボールを載せて手首を返す一連の動きや微妙な打球タイミングがつかめていないとのことでした。

私と同レベルかそれ以下の相手には、短いボールはとりあえずツッツいておけば大丈夫でした。

そしてツッツキが少々長くなってもブチ切れボールで送っておけば、仮に持ち上げて返球されてもカウンターで狙うパターンがありました。

そいうのに頼っているとこんな限界にぶつかるんですね。

一通り練習してから「現段階ではツッツいて返しておくことをお勧めします」と遠回しながらも現実的なアドバイスをいただきました。

申し合わせをしてその通りのボールを返してもらう練習と、実際の試合で使えるかはかなりの差があるからと補足説明がありました。


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ここ最近、某卓球場の休憩用テーブルで交わされた会話をご紹介します。

まあ会話というよりは、個々の人のつぶやきだったりボヤキのようなものです。

「その通りですね」と相槌を打ちたくなるものもあれば、そういう考えもあるのかと驚くものもあります。


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 ポケットから取り出すピン球
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光浦靖子さん(仮名)40代女性

卓球台の横にボールのカゴが置いてあっても、そこまで取りに行くのが面倒なので、ショーパンのポケットにボールを入れておく人は多いはずです。

そしてそういう人の中にたまにいらっしゃるのが、ボールを取り出すのに苦労している方です。

2度3度とその様子を見ていると、ポケットに入れずにカゴまで動いてボールを取ればと言いたくなるそうです。

もともとポケット自体が小さいのであれば、現実の卓球場での使われ方を十分に考慮していないメーカさんの責任です。

しかし光浦さん曰く「見栄を張ってワンサイズ小さいピチピチのショーパンを履いているからじゃないの」と手厳しいご指摘でした。


別の手段として、フリーハンドにボールを複数つかんでおくという方法もあります。

ただし、ちゃんとしたサーブでボールを出すべき場合は駄目ですし、これまでに1人だけですが「集中力が落ちるからやらない」という人もいました。

以前、馬龍選手や李暁霞選手はフリーハンドの指をピンと伸ばしていることをお話ししました。

そういう指導する人が中国にいて、男女の世界チャンピオンがやっているなら説得力がありそうです。

従って馬龍選手だとボールはポケットに入れる派で、フリーハンドは空手チョップなのかなと想像しています。


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