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全日本やジャパンオープンなど権威のある大会は大きな会場で行われます。

そして必ずメーカーの出店があり、他にもミニコーナーを設け来場者に何かの案内をしていることがあります。

そういうところでやってもらいたい企画がいくつかあり、今回はそれらについてお話しします。


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 昔の用具やカタログの展示
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これは用具マニアの方に喜ばれるのではないでしょうか。

また昔はこれを使っていたなと懐かしい思い出にふける人もいると思います。

卓球の黎明期に使われていた革張りでしゃもじのような形のラケットも、もちろん興味を引くはずです。

しかしそれらは調達が難しく、別の観点としてあまりに古すぎて今の来場者にはピンとこないかもしれません。

私なら10数年前にカタログだけでしか見たことのない、バタフライやTSPのグリップが動かせるラケットを展示してもらえたらうれしいですね。

生産中止になったハンドソウラケットや軍配型ラケットも興味を引くと思います。

40年くらい前には今よりもかなり大型のカットマンラケットが販売されていたそうで、もしそれが展示できるのなら見てみたいです。

噂レベルで真偽の程は分かりませんが、おたふくのお面のような形状でグリップは扁平極太、柳を使った守備に徹する選手向けのラケットがあったそうです。

ラバーは劣化が早いので展示は難しいかもしれませんが、黄色やチョコレート色のラバーは、今でも状態の良いものがコレクターの間では存在しているそうです。

パッケージだけの展示も面白く、短命に終わったブライスの初期パッケージは後ろ向きでパンチを放つ裸の男性が印刷されていたそうです。

海外製品では卓球ラバーらしくないパッケージがあり、それらを眺めるのも興味深いでしょう。

他にはマネキンに昔のユニフォームと靴を履かせ、時代順に5体ほど並べてみてはどうでしょうか。


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 びっくりコーナー
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次は実現がやや難しくなりますが、昔のプレー体験コーナーです。

卓球台を用意し、この日のイベント用に訓練をしたスタッフによる実演があります。

ボールは38mmのセルロイドボールを使用します。

昔のサーブ体験ということで、難易度の低い順に、1)ハイドサーブ、2)両面同色サーブ、3)フィンガースピンサーブの3メニューがあります。

1)はどなたでもお分かりになると思いますが、ボールのインパクトの瞬間を体で隠して出す今ならルール違反のサーブです。

2)は黒のアンチラバーと黒の裏ソフトラバーを貼ったラケットを使って出すサーブです。

当時の雰囲気を出すため台の下でくるくるラケットを回転させ、インパクトの瞬間は打球音で判別できないよう床を「バン」と蹴って音を立てます。

3)はトスを上げるほうの手というか、もはやトスにはなっていませんが、指でボールを弾いてラケットにピン球をぶつけて出す、超超ミラクル極悪非道のサーブです。

こういう殺伐としたコーナーだけでは厳しいので、隣の台は一枚ラバーのラケットとスポンジラバーのラケットのレトロ卓球体験コーナーにします。

ちなみにスポンジラバーというのは、ゴムシートのないスポンジだけを貼ったもので半世紀前はそれが認められていました。

ゴムがないのでラバーというのは変なのですが、スポンジラバーという呼び方が定着してしまったため、この点にツッコミを入れるのはご容赦願います。


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 お宝映像
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3つめの企画としては、著作権などの解決が必要で難しそうですが、伝説の試合映像やハイライト集を流すビデオ鑑賞コーナーの設置です。

映像をただ流すのではなく、コンテンツ事業を手がける会社がドラマ調仕立てで再編集します。

感動した来場者の気持ちが冷めないうちにお金を落としてもらえるよう、各シリーズのDVDが1枚1,980円で販売されています。

DVDへの収録は見合わせますが、鑑賞コーナーだけの特別映像として「珍プレー好プレー集」「バッドマナー集」も紹介します。

とんでもないスーパーリターンやおふざけプレー、台に乗ったりフェンスを壊したり、、、う~ん、バッドマナー集はやめたほうがいいかもしれませんね。


今、野球を見ようとスタジアムに出かけると、試合以外にもいろいろと楽しめるものがあり私は結構気に入っています。

「ああいいうチャラチャラしたのは気に入らない」と純粋に勝負やプレーだけに集中したい方がいることは尊重したいと思います。

しかし様々な検討や試行を繰り返し今の形になっているはずで、卓球もより多様なファン獲得のためおもしろ企画をやっていただけたらと思います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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