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全日本選手権は結構な数の棄権が出ながらも、なんとか終了しました。

全種目が概ねスケジュール通り行われ、観客を入れての開催もできました。

ただ関係者の気持ちとしては、ほっとしたというより大変厳しかったというのが正直な感想だったのではと推測します。

有力選手の感染が終盤になって続き、ギリギリの状況だったためです。

それ以降の主要な大会は、東京大会を始め多くが中止になってしまいました。

より小規模の試合も同じで、春の学生リーグにも暗雲が立ち込めています。


さて、前置きとは全く別の話となりますが、ラバーに新色が追加されてからそれなりの月日が経過しました。

今回はそれに関してお話ししたいと思います。


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 色々なご意見
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私もピンク、緑、青の3色は実際に使っている方を見かけました。

あるシニアの男性のご意見は、青の表ソフトを出してもらいたいとのことでした。

ラバーの色の規制が緩やかだった昔、世界を席巻していた中国の前陣速攻型の選手が青い表ソフトラバーを使っていて、懐かしい思い出があるのだそうです。

1つ残念なことは、仮に今どこかのメーカーが製品化しても、昔のイメージをそっくり再現できない点です。

かつての青い表ソフトは本当の青で、現在認められているのは水色に近い淡い青です。

その方は新色に紫も認めたため、青はそれとは明らかに異なる水色にされてしまったのだろうとお怒りでした。

紫が採用されたことに異議を唱える人は他にもいらっしゃいました。

紫はボツにして、片面に必須の色である黒とのコントラストが明確な黄色を採用して欲しかったというご意見です。

なるほどそのお考えは十分にわかります。

私も黒と黄色は素敵だと思います。

しかしボールの色としてオレンジがまだ認められているため、黄色の採用は難しいのだと思います。

黄色のラバーを採用して、ボールは白のみに変更する案は無理だったんでしょうか。


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 着色していないラバー
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昔を懐かしむオールドファンの方からも、黄色を希望する声がありました。

その背景には、かつてヤサカが販売していたトルネードというラバーの存在があります。

トルネードには黒や赤のバリエーションはなく、黄色のみという異色の製品でした(一応ダジャレの意味も込めています)。

厳密には黄色とは少し異なり、琥珀色などと呼ばれた濃いめの黄色でした。

意図的にその色に着色したのではなく、真逆の製法によりその色になっています。

ゴムに着色をする際、顔料を混ぜ合わせます。

顔料を入れない場合は、いわゆる黄土色の輪ゴムの色になります。

そういう無着色のゴムシートを用いて作ったのが、琥珀色のトルネードだったそうです。

私はこの話に「なんて斬新な発想」と感動したのですが、隣で聞いていた高校生は「手抜きラバーですか」と捉え方が全く異なりました。


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 黒を必須とすることの弊害
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新色ラバーに関する他の意見としては、黒ラバーは片面に使わないといけない縛りを無くして欲しいというのがありました。

その方は赤と青を使いたいそうです。

それはちょっと難しいかもしれませんね。

赤とピンクの組み合わせだと判別が結構難しそうです。

だったら黒と紫もそうでしょうと反論をいただきました。

私は紫はまだ実物を見たことがありません。

でも画像を見る限りでは、うすむらさき的なので識別は容易なように見えます。

また紫の採用はいろんな方の意見を集めた上で出された結論なので、恐らく黒との組み合わせは大丈夫なはずです。


個人的な意見としては、今回の新色ピンクをボツにすれば、黒必須をやめて他の色から任意の2色を選んでも識別は容易ではないでしょうか。

赤と紫もOKですし、青は実質水色なので紫とも見分けやすいと思います。

黒を必須にしていることは新色普及の大きな妨げになっているはずです。

任意の2色をチョイスできる自由度をどうして採用してくださらなかったのか、そこが残念でなりません。

数が出なければメーカーは新色を出すのをためらいます。

最大手のバタフライも新色ラバーを投入してもらえるよう、用具のルール改正を期待したいです。


私独断の次期ルール改正案を整理すると、以下のようになります。

1)ラバーは黒必須をやめ、任意の異なる2色を使えるようにする。

2)ピンクは廃止、黄色を追加。

3)ボールは白のみとする。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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