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新たな打法や別ジャンルのラバーなどを試してみたいと思うことは誰にもあります。

それを実際にやろうとした場合、どういうことになるのか述べてみたいと思います。


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 手厳しいご意見
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前回私は裏面打法を何度か試して挫折したことをお話ししました。

最後に試みたときはある程度打てていて、フォア/バックの切り替え時の足の位置やボディーワークを確認したいと練習に臨みました。

ゆっくりしたボールをバッククロスにワンコースで返してもらい、自分で打球位置を意図的に変えて打っていました。

ミドル近く、打点が落ちた場所、フォア側に上体を開いた姿勢、などです。

10球程度打った後、お相手をしてもらっている方から怒涛のアドバイスが飛んできました。

確認のため意図的にずらした打ち方をしている点にほぼダメ出しをされました。

そして動きの緩慢さやスローな球速を挙げ、そんなボールを返していては強打を食らうとのことでした。

私は練習の意図を最初に伝えていたのですが、何も聞いてくださっていなかったかのようなご意見です。

正直かなり戸惑いましたが、裏面打法にまだ慣れていないことを取り繕うように伝え、ひとまず続けさせてもらいました。

全く別の日に別の方と練習した時は、お試しで表ソフトを使っていました。

3球目攻撃の練習を始めましたが、その時も途中で一方的なご指摘の嵐をいただくこととなりました。

表ソフト的な打ち方になっていない、威力がなさすぎる、台の中に入れようという意識が強すぎるなどです。

ちょうどその時同じ練習場所にペン表のおじさんがいて「あの人のような打ち方をしなければ駄目」と叱責に近い状態でした。

これらはどこがどうまずかったのでしょうか。


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 立場の違い
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上記2例に共通するのは、フリー参加の卓球場で、練習のお相手は指導員ではなく、私と同様そこに練習をしに来た方です。

何かの課題練習は相手のリクエストがあり、それに応じた後、反対に自分の希望する練習をさせてもらいます。

しかしながら現実には週末に卓球を楽しむ目的で来ている方が多数です。

相手の練習の番でも、自分もそれなりに受け甲斐のある内容を希望されているのでしょう。

初心者レベルと分かれば割り切って、単純なラリーで応じてくれます。

でもそうではない人には、地味な練習、退屈な内容は我慢できない人がいるように思えます。

典型的なのは、球出しをして相手が1本ずつ打つような練習でしょうか。

そのためフリー練習場では、サーブを2本ずつ出し合う全面(オール)練習がかなり多めです。


そこには指導員もいるので、1コマだけはその方と練習ができます。

対指導員にはリクエスト自由で、多球練習やお試し技術の確認も可能です。

「仕事」として「お客様」にコーチをされている立場だからです。

ただしいくら指導員相手といっても、全く雲をつかむような練習は流石に失礼にあたるのでやめています。

具体的にどんなことかといえば、お試しでカットマンをやってみる、フォア前サーブをチキータレシーブするなどです。

単に体験してみたいだけのレベルであったり、あまりにもミスが多すぎたりするので、いくら指導員の方でも申し訳ないと感じるからです。

ではそれらをどうしてもやってみたい場合はどうすればいいのでしょうか。

やはり人間にお相手してもらうのはやめ、マシンを利用することが最善だと思います。


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 割り切って考える
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初めて訪れた某卓球場で相手の方から「何をされます」と尋ねられました。

この言葉はときに曲者(くせもの)です。

そのまま受け取って、私はペンの表面チキータもどきでツッツキを擦り上げて返す練習を始めました。

お相手をしてくださった中年男性は無表情でしたが、結構早めに「もう終わりましょうか」と声掛けがありました。

周囲を見ると単純ラリーか、全面で試合形式の練習をしている方がほとんどでした。

どういう練習をするかという問い掛けは、社交辞令であるケースが存在すると考えるべきです。

よくある「平服での参加」というのもそうで、空気を読まないといけないのは面倒ですね。

「サーブ2本ずつ全面で」と答えるのは安直かなと思っていましたが、そうでもなさそうです。

部活ならお試し技術の練習もちゃんと応じてもらえるはずです。

しかし100%の本気度が求められるのは言うまでもありません。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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