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私はこれまでにたくさんの場所で練習をさせてもらいました。

どの場所でも初めておじゃました時は、練習方法やもろもろの決まり事に従い、その理解に努めました。

二度三度と通うにつれ、なるほどと納得がいくこと、反対に改善したほうが良いのではと思うことがだんだんと見えてきます。


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 いろんな人と打ちたい
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改善要望にはさまざまなものがあります。

一例を挙げると、20~30人が体育館で練習するある市民クラブがありました。

指導員の方が順番に台を回って指導を行うのですが、そこでは基本的に練習相手のローテーションは行ないませんでした。

従って、ほとんどの時間は特定の一人とだけ打つことになります。

ボーリング場にある卓球台でカップルが利用しているのなら分かります。

でもそこは、近所の老若男女が集まる地域のクラブです。

普通なら10分ぐらいで別の相手に変わったほうがいいですよね。

僭越ながら指導員の方にローテーションを提案しようかどうか、考えあぐねていました。

まあ次の回になれば別の相手と打つことができますし、私はそれほど長く通うことはなかったため、結局何も言うことはありませんでした。


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 いろんなボールを打ちたい
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別の場所では、練習内容のバリエーションが少ないと感じました。

そこでは最初に基本打法(と言っても、大部分はフォアロング)とその後のゲームだけという内容でした。

初級者の方が多く、みなさん特に疑問や不満はないようでした。

基本打法(フォア/バック、サーブ、ツッツキの3種類)ができれば、それで試合を楽しもうという考えのようです。

試合をするのは別に悪いことではありません。

ただこの内容だけでは試合でうまく打てないことがすぐ分かるはずです。

なのにそのままダラダラ(と言っては失礼かもしれませんが)試合を続けるのはあまり意味がありません。

もしそこで提言を求められれば、以下の2つを出してみたいと思います。

1)
フォアロングは基本スイングの確認&肩慣らしのようなもので、2~3分やれば十分です。

そして野球のフリーバッティングのように、打者の望むボールをストライクゾーンに投げてもらい打ち返すのに似ています。

試合の中でそんなボールはあまり飛んできません。

ふわっと浮いた勢いのない短いボールや、時には台より低い位置の打球を強いられる場面もあります。

少し考えれば、フォアロングは甘いコースに来た絶好球だけを打つ練習をしていると気づくはずです。

練習時間はあっという間に消えていきますので、ウォーミングアップに長時間を費やすのは適切ではありません。

2)
試合をやれば、どういうボールに対応できていないか、どういう動きを練習すべきかなど、多くのことが分かると思います。

試合をすること自体が練習にもなっている部分はあるでしょう。

しかし効率的に技術の向上を目指すのであれば、試合はほどほどにして、そこで分かった課題に集中して取り組むべきです。


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 私の取った判断
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実際私はどうしたかというと、お相手する方それぞれ個別に、スマッシュ、払うレシーブ、長短のツッツキを交互に繰り返す、などをしましょうと
誘いをかけていました。

その練習場には明確な指導員役という方はいらっしゃいませんでした。

かといって、途中から参加してきた私が仕切るという状況でもありませんでした。

理想だけにとらわれてズバズバ意見をするのは控えるべきです。

場の雰囲気は、温泉卓球のような完全な遊び感覚ではなく、部活のような厳しさまではないというものでした。

一般の市民クラブなら、こういう感じの所が多いのではないでしょうか。

良い意味でのそれなりの練習内容、それなりの人付き合いといったバランスを保ちながら運営されているのだと思います。

強豪校のように容赦なく叱責を行うコーチがいて、時には意見を衝突させながら必死に頑張る選手たち・・・一般の卓球愛好家には、そんな環境は敬遠されてしまいますよね。

ちょっと偉そうな言い方で申し訳ありませんが、すっきりしないことが多少あっても、なんらかの折り合いを付けるのは、人生のどの場面でもあることです。


満足度を高めたいのならお金はかかりますが、一時間数千円のマンツーマンレッスンなんかがいいかもしれません。

自分のやりたい練習だけができて、ミス連発でも叱られることはないはずです。

お世辞の二三もいただけ、いい気持ちにさせてくれるインストラクターもいます。

だってボロクソに言われ、サンドバッグのように叩きのめされたあと、「それでは五千円いただきます」と笑顔で言われても、二度と行く気はしないでしょうから。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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