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ニッタクの契約選手に変更があり、3名いた森薗選手の内、お姉さんの美咲さんが契約終了となりました。

少し前には張一博選手もニッタク契約選手だったのですが、そういうおなじみの人が外れることに少し残念な気持ちがあります。

お2人の用具はニッタクの製品で固めていて、契約メーカーの露出や宣伝にかなり寄与していました。

張選手は新製品の開発にも携わっていたそうです。

今はバタフライの用具を使っているそうですが、ニッタク契約選手のときは模範的だったと言えます。


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 形だけの契約選手
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その一方でお名前は有名なのですが、この人も契約選手なの?と少々疑問に思う方がいらっしゃいます。

例えば元中国代表の郭炎選手がそうです。

彼女はもう中国代表から退いています。

それもつい最近ではなく、何年も前のことです。

彼女の名前のラケットが販売されているわけではありませんし、かつてそうだったこともありません。

ニッタクは中国の卓球用具メーカー紅双喜社と提携していて、郭炎選手はその関係で依然として契約選手になっているようです。

強いて言えば、紅双喜のキョウヒョウシリーズのラバーがニッタクブランドで販売されています。

昔彼女はそれを使っていたので、極めて薄いPRはしていたのだと解釈すればよいのでしょうか。

郭炎選手は、ニッタクの契約選手になりたいと積極的に望んではいないはずです。

企業提携における明かすことのできない大人の事情、とぼかすしかありません。

郭炎選手本人は何も悪くないのですが、ニッタクのWebサイトに画像と名前が載っていると正直違和感があります。

かつての中国代表選手がいるという宣伝効果とはならず、反対にお飾りだというマイナスイメージを持たれるほうが多いように思えます。

契約料を払って逆効果を生み出していそうなPRは、なんとか改善してもらいたいですね。

ニッタク契約選手には他にも中国代表の方が名前を連ねています。

馬龍選手や丁寧選手など現役メンバーに加え、現役を退いた王励勤選手もいます。

紅双喜のサイトでも王励勤選手は、依然として大きく表示されPR役を担っています。

ところが郭炎選手はそうではなく、なぜニッタク契約選手の方に入っているのか疑問が一層深まります。


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2017 .01.07
みなさんは2017年になってから、最初の卓球をもう楽しまれたでしょうか。

いろんな所で初打ち会などと称したイベントが行われ、参加された方がいらっしゃると想像しています。


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 他人の幸運に嫉妬
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お店が企画する初打ち会では、新春セールと抱き合わせ企画になっているのがお約束です。

よくあるのがお買上げ千円ごとにくじ引きができ、見事一等が当たればハワイ旅行というのは難しいですが、結構な金券を奮発してくれるお店もあるそうです。

かつて私もその手のくじ引きをしたことがあります。

空くじなしということでしたが、そういう場合、ガラガラでビリの白玉が出た人がもらえるのは、ポケットティッシュだったりします。

しかし最低でも百円分の金券がいただけるということで、ちょっぴり期待して抽選に臨みました。

ちょうど私の前に並んでいた人が、五千円分の商品券を当てたので、スタッフさんは鐘を鳴らしていました。

そういうことが起きると、直後に並んでいる人は穏やかな気持になれません。

幼稚園児あたりなら、同じように自分も当たるかもしれないとワクワクするかもしれませんが、普通なら運を持っていかれたと思いますよね。

まあ確率的にも、もともとビリが出るのが高く、期待せずにガラガラを回して出たのはやはり白玉でした。

さて、気を取り直して初打ち会の会場に足を踏み入れました。

「な、なんだこれは」と驚くばかりの混雑ぶりです。


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私は長らく中ペン(中国式ペンホルダー)を使っていましたが、最近はもっぱら角型の日本式ペンホルダーにしています。

そういう角型ペンならやはり一枚板の単板だろうということで、ずっと前に実売4千円ほどのお求めやすいラケットを、コレクションの一つとして買っていました。

この手の経済的なラケットは高級品と比べると、木目の詰まり具合がイマイチです。

左側は結構緻密でいい感じなのですが、右にいくにつれて間隔が徐々に広くなり、右端では木目の間が1mm以上あります。

板の厚さは9mmで、ラケット単体の重さはちょうど90gです。

この厚さでこの重さなら、もっと木目が詰まっていても良さそうなんですけどね。

ただこれでも製品としてはしっかりした品質ではあります。

練習場でお会いしたご年配の方から、木目が60度ほど斜めになったすごい単板ラケットを見たことがあると聞いたことがあります。

寿司ネタに例えるなら私のラケットは赤身で、定価が2万円を超えるものは大トロなのでしょう。

ダーカーの大トロはスピード90で、ヴィクタスの大トロはダイナビートになります。

半年ほど前に、練習場で大トロのラケットを見せてもらいました。

真っ直ぐな木目が端から端までびっしりと詰まっています。

文句なしのとろとろ大トロです。

よだれが出そうになりましたが、私がこれを使うのはミズノの全日本代表ユニフォームを着て試合に臨むのと同じくらいの恥ずかしさがあります。

グリップレンズを油性マジックで塗りつぶさないと、とても周囲の視線に耐えられません。


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週に1回しか卓球ができず、嘆いている私のような人は他にもいます。

以前練習場で試合をしたことのあるYさんもそういう一人でした。


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 ギャル仕様のルームブーツ
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Yさんは平日の夜にちょっとした空き時間ができると、ラケットを握り机を卓球台に見立ててシャドープレーをしているのだそうです。

健康維持のため通常はウォーキングをしています。

寒さに弱いYさんは、冬場のウォーキングは少なめにして、その代わりにシャドープレーを増やしています。

以前、某豪雪地帯に転勤したことがあり、ものすごい雪の量とそれに関連する諸々の困難さで、すっかり冬が嫌いになったそうです。

冬は単にウォーキングのためだけに外出するのはやめ、シャドープレーで運動不足を解消するように見直しています。

室内は低めの温度設定にしていて、通常はジャンパーをはおりルームブーツを履いています。

シャドープレーのときはジャンパーだけは脱ぐようにしています。

ルームブーツは女性向けの商品が充実しています。

小柄なYさんは足のサイズが25cmで、女性用でもカバーできる範囲に入っています。

そしてルームブーツは他の人に見られることはないため、GUで売っているピンクのブリブリに可愛いものをあえて選んだそうです。

別に見たくはなかったのですが、嬉しそうにスマホで画像を見せてくれました。

ルームブーツは卓球のフットワークを前提にした作りにはなっていません。

そのためYさんのような使い方をすると、真っ先に靴底が傷んできます。

前に履いていたルームブーツは、底がぼろぼろになっても荷造り用のテープを貼って補修していました。

しかしテープは摩擦力が低くて滑りやすいため、買い替えたのだそうです。

今のピンクのルームブーツもすぐに穴が開いてしまうと思いますが、Yさんにとっては安価な消耗品という考えのようです。

Yさんが室内でやっている練習の一例を紹介すると、ミドルに差し込まれるように出されたサーブを回り込んでフォアで打つフットワークがあります。

少し前にその手の絶妙のサーブを出され、きりきり舞いさせられたため、同じ失敗はなんとしても避けたいと随分気合が入っています。

私が試合をしたときも、シェークなのに結構フォアで回り込んで打ってくる人だと思いましたが、そういう意識が今は強いからなのかなと後で分かりました。


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少し前にペンからシェークに変えた人と話をしたことがありました。

周囲から片面のペンはもはや時代遅れと言われ、ご自身もこの戦型にはバックに致命的な弱点があると深く悩んでいたそうです。

そしてとうとう、思い切ってシェークに転向したとのことでした。

私もなんで片面のペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)という戦型を選んでしまったのか、今になっても結構後悔しています。

ペンを選ぶ決め手になったのはレシーブでした。

いろんな回転のサーブを出され、それがうまく返せず絶望的になりました。

台上処理に関しシェークとペンを使い比べてみて、ペンのほうが有利だと実感したのです。

自分の感覚を信じるというのは大切なことです。

しかし当然ながらこれは「木を見て森を見ず」のような、極めて近視眼的な考えでした。

その後社会人になり、ペンの裏面打法も試みましたが挫折と再開を繰り返し、現在は片面に戻っています。


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 久しぶりに握ったシェークハンド
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もう趣味の卓球なので、自分も思い切ってシェークに変えてみようかと、休憩時間に冗談で言ってみました。

するとラケットを貸してくださる人がいて、苦笑いしながらしばらく試してみました。

私の自宅にはシェークのラケットもあり、これまでに何度も使ったことはありました。

久しぶりのシェークは気分転換になって良かったです。

所有しているラケットとは違い、両面にぶ厚いテンションラバーが貼ってあるためかなりの重量です。

フォアバックの基本打法はそこそこ打てたので手短に済ませ、続いてツッツキをしてみました。

これもなんとかできるので、3球目攻撃をさせてもらいました。

フォアで打っていくのはまあまあ入ります。

次にシェークに変える最大の目的の、バックからの3球目攻撃をやってみました。

悲しいかなこれが全くのダメダメです。

ペンの裏面打法をやったときと同じです。

ここで時間切れとなり、ローテーションで違う練習相手に代わりました。

相手の方は全面(互いにサーブを出して試合のように打つこと)でお願いしますと言ってきました。

いきなりそんな練習をやるのは無茶なのですが、自分のどこが悪いのかが網羅的に分かるので半ばやけくそでそのまま応じました。

バックでのブロックや、甘く返ってきた下回転をフォアドライブで打つのはできたものの、それぐらいで他はボロボロでした。


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最近はAI(Artificial Intelligence:人工知能)のニュースを耳にする機会が増えています。

将棋や囲碁の世界で人間を上回る強さを発揮したり、自動運転の技術にもAIが使われています。

これを卓球に利用してみると、どのようなことが起こるのか考えてみたいと思います。


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 分析により発見されるもの
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AIの活用といっても、別にロボットにプレーをさせることまでは考えていません。

そんなことをさせると、全てエッジに当たるサーブや人間が反応できない超高速ボールを打たれてお手上げ状態になるためです。

あくまでも生身の人間同士がプレーする卓球で、そこにいかにして新しい発想を取り入れるかにAIを利用してみるのです。

コンピューターに与えるのは、競技と人体に関する情報です。

競技については、ルールやマナー、そして用具関連のデータになります。

人体については、体や関節の動き、反応速度や動体視力です。

人間は反復練習により習熟度を上げることができ、動物なので錯覚を起こすといったことも教えます。

準備が整うと、次は仮想空間で仮想選手によるシミュレーションを何兆回も繰り返します。

シェークの選手、ペンの選手、ドライブマンやカットマンなど、様々なタイプを対戦させます。

これまでの対戦ビデオをコンピュータに見せ、その技術を学ばせます。

一方で全くの白紙状態から学習させるアプローチも別手段として取ります。

特に後者の場合、先入観がなく、さらに考えるのは人間ではないため、奇想天外すぎる戦型や戦法が生み出されそうでワクワクします。


人間社会では古い考えに凝り固まった指導者がいて、少しでも変わったことをする選手は認めないことがあります。

コンピュータの世界では、意図的に指示を与えない限りそういう制限はなく、やりたい放題でなんでも試すことができます。

昔はなかった技術で、今では当たり前のように使われているものがあります。

例えばチキータやペンの裏面打法がそうです。

AIはそういった新技術をを何百種類も見つけ出してくれるでしょう。

しかも多くの対戦相手とのシミュレーション済みのため、即実戦で使える可能性は高いといえます。

そして残酷なことですが、分析の結果お勧めできない現在の戦型というのもずばり導き出してくれます。

私のような片面ペンドラは、その最有力候補だと思っています。

粒高ブロックマンの存在を私は快く思っていませんが、ひょっとするとAIはベストの戦型だと判断する可能性だってあります。

仮にそんなダブルパンチを食らったら、もう卓球はやめたくなるかもしれません。

ただ粒高ラバーは未知の新しい使い方、戦法が見つかる可能性が一番高そうだという感じは持っています。


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今回は3名のカットマンについてお話します。

タイトルを見て、一世を風靡したあの選手この選手を思い浮かべた方がいらっしゃるかもしれません。

ご期待に応えることができず申し訳ありません。

最近私がお相手してもらった、その辺にいらっしゃるカットマンです。


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 Aさん(20代女性)
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ラケット:アウォードディフェンシブ
フォア:ラザント厚、バック:センレイ中

現在勢力拡大中のバックが表ソフトのカットマンです。

粒高のカットマンならバックに少しぐらい甘いボールを送っても、そんなに反撃を食らうことはありません。

そして失速気味の遅いボールを混ぜることで変化をつけにくくして、チャンスボールを待つ戦法を取ることができます。

しかし表ソフトは滑らかな弾道で「シュー」っとボールが飛んできますし、中途半端な山なりボールを返球するとバックハンドスマッシュの餌食になります。

Aさんは3名の中で一番若いこともあり、攻撃力を兼ね備えた現代風のカットマンです。

後述するBさんCさんには真似のできない、フォアからのカーブドライブも放ってきます。

カットマンの中にはギリシャのギオニス選手のように、フォアはドライブ、バックはカットという、分かりやすい攻撃的カットマンがいます。

Aさんはそれとは異なる予測困難な攻撃的カットマンです。

勝ち気な性格のためか、延々とカットが続くようなことはありません。

数本程度カットが続くと、必ずと言っていいほど攻撃してくるので気が抜けません。

私はラブオール直後に、まずは様子見でバッククロスにロングサーブを出してみました。

どんなカットか確かめるためです。

ところがそれをバックハンドでひっぱたかれ、ノータッチで抜けていきました。

バック表の人はこういうことをしてくるので怖いですね。

試合後、Aさんと少しお話をしてみました。

家では猫を飼っていて、そのせいかキティちゃんも好きなのだそうです。

甘えるような声と荒っぽい言動が混在し、ちょっとじゃじゃ馬的です。

「カットマンはおとなしい性格で耐え忍ぶ人」という都市伝説を根底から破壊してくれる人です。


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練習後に入った喫茶店で「高い勝率を誇る上級者は、私たちとどこが違うのか」という話題になりました。

練習時間、練習内容、場数を踏んでいる、優れたセンスなどの意見が出されました。

居合わせた面々は週に一回だけしか練習をしない人が多いので、別に無い物ねだりをするわけではありません。

ただどこか参考にできるものがないかということで、一つは試合中の修正力や適応力だろうという話になりました。


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 回転が分からないサーブ
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いくら場数を踏んでいてセンスがある上級者でも、対戦相手のボールに手こずる場面は次々と出てくるはずです。

そこでどう対処するかの行動も私達より卓越しているのでしょう。

例えばサーブの回転は相手のラケットの動きで判断します。

普通はそれでどのようなボールかだいたい推測できます。

ごくまれに出している本人が意識していない、変な回転が混じっていることはあります。

それでも返球が少しブレる程度で、微調整すれば問題解決です。

厄介なのはフェイクモーションを入れて、ごまかされている場合です。

私は東京アートの張一博選手のように、フォアからのサーブでインパクトのあと素早くラケットを引き上げ、どういう角度で当てていたかを紛らわせています。

下回転かナックルかの二択サーブです。

初級者には効くのですが、それより上のレベルの人にはあまり通用しません。

以前にもお話しましたが「ナックルのように見えるナックルサーブ」のときは、レシーブから強打を食らってしまいます。

私のサーブは二者択一を迫ることを目的としていますが、違うパターンに見えるサーブがあります。

水谷選手は下回転に見える横回転サーブとその逆のパターンを得意技としています。

さらにネット上では下回転に見える順回転のサーブや、順回転に見える下回転のサーブという動画が紹介されています。

打球後のフォロースルーで相手を誤認させるという手法では共通しています。

スロー再生をしなくても通常のサーブとは違い、一瞬変な動きが入っていることは私でも分かります。

しかし全体を通したラケットの流れを見ると、それぞれ下回転系にしか見えないサーブと順回転系にしか見えないサーブです。

せっかく練習で体に覚え込ませた返球動作が仇になってしまうのです。

そんなサーブに対しても、上級選手は対応していける能力が私達より優れています。


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前回に引き続き、大阪で開催された日本リーグ後期大会についてお話しします。

関西に出かけたE氏が11/4(金)に観戦し、そのときの内容を私が聞いたものです。


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 ヤング応援団
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入場したのは平日の午前中ということもあり、観客席はガラガラです。

リタイアされたシニアの方が多いかなと思っていると、若い男女の集団が目に飛び込んできました。

とっても若すぎて、そばに保育士さんが付き添っています。

お子様たちが応援していたのは、男子2部の藤ミレニアムでした。

ここの会社は介護サービスを行っているのですが、保育園も経営していてその園児たちが応援に来ていました。

体育館のあちこちをキョロキョロ見回している子供もいましたが、全員椅子に座ったまま、時折拍手を送っていました。

園児のみなさんには選手のプレーはどう映ったのでしょうか。

青い囲いの中にお兄さんが2人入ってきました。

台に向かい合ってガニ股で構え、変な格好でボールをビシビシビシ、そして雄叫び・・・

もしかすると動物園に出かけた感覚だったのかもしれません。


E氏はそれを横目で眺めつつトイレに向かいました。

しばらくして3名の園児がトイレに入ってきました。

男の子が2人で、女の子が1人です。

E氏は一瞬、男女どちらのトイレに入ったのか分からなくなりました。

男性用の小便器に向かって、男の子2人が用を足し始めたことを確認して安心しました。

女の子はどうしたかというと、個室のほうに向かっていました。

トイレの外には女性の保育士さんがいて、園児に聞こえるよう大きな声でやり取りをしていました。

E氏はトイレを出る際、園児3名以外に使用者はいなかったため、保育士さんに「中に入っても大丈夫ですよ」と声をかけようか迷いました。

しかし余計なお世話かもしれないと考え、結局何も言わずに立ち去りました。

その日の夜、宿泊先のベッドの上でE氏は考えを巡らせていたそうです。

女性が男性トイレに入っても通報されることはないでしょうから、保育士さんに声をかけておけばよかったと後悔したそうです。

いずれにせよ保育士さんも大変ですね。

ちびっ子たちの応援にも関わらず、チームはストレート負けを喫しました。

試合終了後、園児と選手双方が手を振っていて、そこは微笑ましいシーンだったそうです。


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11/2(水)から11/6(日)まで、大阪で日本リーグの後期大会が開催されていました。

期間中の1日だけですがE氏が観戦をしてきて、先日お話を聞かせてもらいました。

その内容について2回に渡りお伝えしたいと思います。


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 謎めいた体育館と電車
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11/3(木)は祝日のため、11/4(金)に休暇を取ると11/3(木)-6(日)は4連休になります。

E氏はそのパターンで関西に出かけ、11/4(金)を試合の観戦に充てました。

なぜ金曜日にしたかと言えば、その日の夕方から1部リーグの試合が始まること、そして11/5(土)と11/6(日)の2日間は有料になるので避けたということでした。

試合が行われた会場は大阪市中央体育館です。

以前にもご紹介しましたがユニークな外観の体育館です。

地面を掘って体育館を建設し、掘った土を上にかぶせて人工の山にしています。

半地下式になっており、通常の体育館のような建物の姿はありません。


ついでにもう一つヘンテコな話をお伝えします。

体育館のそばには大阪市営地下鉄が通っています。

E氏は阪神電車から地下鉄に乗り換えてこの体育館にやってきました。

乗り換えた駅は九条駅でした。

阪神電車の九条駅は地下にあり、そこから地上に出てさらに高架駅になっている大阪市営「地下鉄」の九条駅へ乗り換えたそうです。

初めて訪れる人なら絶対に混乱しますよね。


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私達の身の回りにあるものは、程度の違いこそあれ永遠に使い続けることはできず、それぞれに寿命というものがあります。

卓球用具も例外ではありません。


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 ラバーの真ん中に生じるたるみ
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劣化が徐々に分かってくるものもあれば、ある日突然、使用不可能になるものもあります。

後者のケースは予兆がなく、運が悪ければ新品を買ったその日に起こることもあり得ます。

そういう理不尽なものの代表例が単板ラケットです。

かなりひどくぶつけても割れないことはありますが、いつ真っ二つになるかヒヤヒヤしながら使わないといけません。

もう一つは裏ソフトラバーの剥離です。

表ソフトはゴムシートとスポンジ双方の平らな面を貼り合わせています。

従って接着力が高く安心感があります。

一方裏ソフトは粒の頭の部分だけで接着しているため、構造的に接着力は劣ります。

一般的にはシートの摩擦力がなくなる頃には貼り替えられるので、剥離が起きることはほとんどありません。

ただそれでもまれに目にすることがあるのは事実です。

はがれる場所が運良くグリップに近い部分なら、試合で使わない限り問題はなさそうです。

しかし残念がらが剥離が起きる場所は、一番大切なスイートスポットである場合がほとんどです。

割れた単板ラケットなら打球感は変わるでしょうが、接着剤で貼り合わせれば使い続けることも可能です。

ところがラバーの剥離に関しては、修復は難しいのではないかと思います。

元に戻すにはシートをはがし、粒の頭に接着剤をつけて貼り合わせるということが頭では理解できます。

でもそれで同等に近い打球感に戻るのか、その後の耐久性はどうなのか、接着剤を使えばいいのか、いろいろな疑問が湧いてきます。

どなたかやってみた方がいらっしゃるなら、お話を聞かせてもらいたいのですが、恐らくいませんよね。

ケチの私でも流石に剥離すれば修理することは考えず、別のラバーに貼り替えます。


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ラケットには木材だけを貼り合わせた合板を使ったものや、カーボンなどの特殊素材を加えたものがあります。

ペンホルダーだと一枚板の単板も人気がありますね。

今回はそういった板(ブレード)についてお話しします。


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 5枚合板と7枚合板
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木材だけのラケットの場合、重ね合わせた板の枚数が5枚か7枚のタイプが主流です。

初心者の方ならそれらについて、単に板の枚数の違いだけと捉えるでしょう。

用具に詳しい方だと「5枚合板特有の~」とか、「いかにも7枚らしい~」と板の枚数で特性を語ることがあります。

そんな話を聞くと、5枚と7枚はどう違うのか気になる人もいるでしょう。

一般論ですが、板の枚数が増えるとよく弾み、重めのラケットになります。

一応そういう「傾向」があるということで、必ずしも全ての製品に当てはまるものではありません。

ある7枚合板のラケットよりも、重くて弾む5枚合板ラケットは存在します。

個人的にはカタログに乗っている反発力を表す数値や平均重量を参考にすればよく、5枚か7枚かはどうでもいいと考えています。

別のジャンルの話を引き合いに出すと、車の場合なら、エンジンが4気筒か6気筒かで神経質になる人はあまりいないはずです。

排気量が同じ2000ccでも、4気筒と6気筒ならそれぞれに特性はあります。

でもそれをシビアに気にする人はごく一部で、普通の購入者はそんなに重視しませんよね。

他にもパソコンのCPUがコアi3とi5の違いのように、似たような例は沢山あります。

専門知識を極めたい人が、その深い部分に突き進んで行けばいいのではないでしょうか。


卓球の話に戻ると、特殊素材を使ったラケットで、インナー系かアウター系かという分類で製品を案内しているところがあります。

カーボンなどを板の中心寄りの層に挟んでいるのがインナーで、ラバーを貼る面に近い位置に挟んでいるのがアウターです。

インナーは特殊素材の打球感が抑え気味になり、逆に手に伝わりやすいのがアウターになります。

まあこれもあくまで目安であると捉えておけばいいと思います。


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