いつでも気持よく観戦やプレーをしたいですよね。
今回は気になる行為をご紹介します。
自分に思い当たることはないか、今一度セルフチェックをいただければ幸いです。
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貧乏揺すりのようなもの?
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張継科選手がサーブの前にボールをラケットにペシペシペシと当てる動作を、みなさんはどう感じるでしょうか。
もう見慣れてしまって何も感じない人がいるかもしれません。
選手がプレーを開始する前に、緊張をほぐしたり気持ちを整えるため、さまざまな仕草、動作を行うのを目にします。
そしてその中のいくつかは、周囲の人が見ていて気になるものもあります。
野球だとイチロー選手が打席に入って行うお馴染みのあの動作も、チームメイトの日本人選手から大リーグでやるのはやめたほうがいいと言われてたそうです。
イチロー選手は自分の考えを貫くタイプです。
また、ずば抜けた結果を出していたため、アメリカでも野球少年がこぞって真似をするほど好意的に受け入れられました。
卓球の話に戻ると、サーブの前に何度もボールを床に突く癖がある人などは、対戦相手や周囲がイライラすることがあります。
試合会場によっては、フロアマットが敷いてあったりなかったりしてバウンドが異なります。
そのためボールの跳ね返りが予想外となって拾い直すなんてこともあります。
片や相手はボールにホコリがつくのをとても嫌い、ポケットにボールを入れて何度もグリグリするような人物なら、床に突く行為は許せないはずです。
ラバーの中心に汗のしずくが落ちていれば、打球に影響が出る確率は高くなります。
では汗ではなく、ものすごく細くて短い繊維状のホコリ1本が貼りついていて、その場所がラバーの真ん中からややはずれた所ならどうでしょう。
ほとんど、いや断言してしまっていいでしょう、打球には全く影響しません。
それでも1ポイントごとにラバーを見つめ、息を吹きかけ指でホコリを取り除いているのは、その人に刷り込まれた一連の準備動作なのです。
潔癖症なヤツとイラッとしてしまうかもしれません。
でも本当はそうではなく、きっと電車の中では素手でつり革を握っているはずです。
サーブを出す対戦相手にボールを渡す場合、台からかなり離れた所から絶妙のバウンドでピッタリ返す神業に驚くことがあります。
そして逆に、相手が台の前にいないのに一方的にボールを送りつける人もいます。
相手がタオルを取りに行くなど、予期せぬ行き違いになる場面はあります。
でもそうじゃなく全く確認しないまま投げやりにボールを返してしまい、誰もいない所へボールが転がっていく有様はあまり見たくない光景です。
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ワイルドなのは嫌われる
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耳障りな迷惑行為として、やたらと大きな音をたてて足を踏み込む人がいます。
逆を突かれたとっさの飛びつきなら致し方ありません。
しかし毎回バンバン音を立てて踏み込む人は、フットワークに問題があり非常に迷惑です。
ある卓球場で小さなお子さんがいた時、怖がって外に出てしまったこともありました。
該当する方は早急に矯正していただけるようお願いいたします。
恐怖を与えるという点では私も反省すべきことがあります。
ご婦人方とダブルスを組んだ時、激突してしまったことが時々ありました。
現在は一緒にプレーする方のことをもっとよく考え、あえて打球を見送るケースを増やすようにしています。
またご高齢の方には、スマッシュは打たないようにしようかと考えています。
自分としては七割ぐらいの力で打ったのですが、小さな悲鳴をあげられてしまったことが何度かあったためです。
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観戦マナーの向上
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来週の6月19日から横浜でジャパン・オープンが開催されます。
トップ選手のプレーを見て感動できる良い機会であります。
観戦者はお金を出してチケットを購入したお客様ではありますが、場内を失望させるような行為は謹んでもらいたいと思います。
日本選手の得点・失点だけに一喜一憂して、なんでもかんでも拍手か、ため息の二択というのは考え直して欲しいですね。
いいラリーが続いたなら、たとえ日本選手の失点でもしっかり拍手を送るべきです。
観客席で見ていて周囲の雑談が煩わしかったとお嘆きの意見を耳にすることがあります。
別にそんなものは気にしなければいいだけのことです。
とは思うものの、過去に私が耳にした雑談で気になったことはあります。
かなり偏ったお考えでくどくど持論を展開されるボヤキや、単純に下世話なお話だったりします。
後者の例だと向かい側に座っている観戦者が、ある有名人に容姿が似ているのを見つけたという話でした。
私の背後で大学生と思われる男性2人がゲラゲラ笑いながらその話をしていました。
全く低俗でとても不愉快と思いながら、該当する人物のほうに目をやりました。
いわゆる激似で、とっさに笑いをこらえるため太ももを強くひねりました。
笑いの波が引いたあと、あぁ、自分も随分つまらない人間なんだと深い自己嫌悪に陥りました。
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他にもたまにおじゃまする某練習場は、みなさんベンチに荷物を置くので休憩時に座る場所が少なくなって困ります。
特に仕切り役の人はおらず、私がベンチで座れるよう荷物の移動をお願いしたことはあります。
しかし不特定多数が飛び入り参加する所なので、毎回同じ有様です。
これが今、一番私がイラッとくることですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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