タイトルの通り、今回はメダル豊作となった世界選手権についてお話しします。
そろそろ熱気が冷めてしまっていて全然旬の話題じゃないとお叱りを受けるかもしれませんが、まあそう言わずしばしお付き合い願います。
そしていつものように、私および練習仲間の個性的な意見をご紹介いたします。
──────────────────────
ピンクの台を横から映す
──────────────────────
まず複数の人が口々に指摘したのが、例のピンクの卓球台です。
普通のピンクではなく、ショッキングピンクに赤成分を追加したピンクという感じでしょうか。
また、ネットやサポート、台の縁に引かれたラインは金色という独特の配色です。
「オシャレ」「ボールは見にくくないのか」などの感想がありました。
華やかさを印象付けるための思い切った試みなのでしょう。
カラーラバーの採用は思うように進まず率直に申し上げて失敗しています。
それにめげず、卓球関係者の頭の中にはほとんどなかった斬新な色使いでアピールする姿勢は評価したいと思います。
ピンクに慣れるよう選手への配慮も行われていて、試合の合間にちらっと映る練習場所の台も同じ色になっていました。
テレ東の放送について意見が割れたのは試合映像のアングルでした。
近年の傾向で横方向からの撮影を基本としています。
全体を俯瞰しているため一般の方には分かりやすい見せ方であるのは、悔しいですが事実として認めたいと思います。
しかし卓球競技者なら縦方向の映像にしてもらいたい人が多いと考えています。
いつもの卓球台に立っている感覚で、どういうやり取りをしているかが確認できるからです。
今回の映像は従来の横映像よりさらに高い位置からの撮影となっていました。
それも練習仲間の何名かの人にとっては違和感が高かったと不評でした。
ざっとまとめると、ピンクの台はOK、映像は縦アングルにして欲しいがちょっと無理かなという所です。
そろそろ熱気が冷めてしまっていて全然旬の話題じゃないとお叱りを受けるかもしれませんが、まあそう言わずしばしお付き合い願います。
そしていつものように、私および練習仲間の個性的な意見をご紹介いたします。
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ピンクの台を横から映す
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まず複数の人が口々に指摘したのが、例のピンクの卓球台です。
普通のピンクではなく、ショッキングピンクに赤成分を追加したピンクという感じでしょうか。
また、ネットやサポート、台の縁に引かれたラインは金色という独特の配色です。
「オシャレ」「ボールは見にくくないのか」などの感想がありました。
華やかさを印象付けるための思い切った試みなのでしょう。
カラーラバーの採用は思うように進まず率直に申し上げて失敗しています。
それにめげず、卓球関係者の頭の中にはほとんどなかった斬新な色使いでアピールする姿勢は評価したいと思います。
ピンクに慣れるよう選手への配慮も行われていて、試合の合間にちらっと映る練習場所の台も同じ色になっていました。
テレ東の放送について意見が割れたのは試合映像のアングルでした。
近年の傾向で横方向からの撮影を基本としています。
全体を俯瞰しているため一般の方には分かりやすい見せ方であるのは、悔しいですが事実として認めたいと思います。
しかし卓球競技者なら縦方向の映像にしてもらいたい人が多いと考えています。
いつもの卓球台に立っている感覚で、どういうやり取りをしているかが確認できるからです。
今回の映像は従来の横映像よりさらに高い位置からの撮影となっていました。
それも練習仲間の何名かの人にとっては違和感が高かったと不評でした。
ざっとまとめると、ピンクの台はOK、映像は縦アングルにして欲しいがちょっと無理かなという所です。
2025 .05.24
前々回はネットインについて書いてみました。
卓球ではネットインやエッジによる得点に対しては謝るのがマナーとなっています。
今回はそういった謝る場面について書いてみたいと思います。
──────────────────────
ネットエッジは失礼なのか
──────────────────────
ネットインやエッジの影響で得失点が決する事になった場合、得点した側が済まないという意思を示すこととなっています。
それは事実上の世界共通マナーです。
さてここで頭をまっさらにして考えてみることにします。
ネットインやエッジでラリーが終了しました。
その成り行きをごく自然に眺めると「あー、ぎりぎり入ったね」と解釈できるでしょう。
ボールのわずかな動きで得失点が左右する事象が発生したのです。
これを踏まえ得点できた側は、純粋に考えてラッキーだと感じるのが普通ではないでしょうか。
頭が卓球マナーに染まっていない初心者が試合をしていて、ネットインやエッジで得点すればガッツポーズを取っているのを目にします。
なので改めて考え直してみれば、ネットインやエッジで得点してもそれは喜ぶべき場面なのだと私は考えます。
ところがどうしようもない不可抗力による結果で得点できたことに対し、大人の配慮を見せる所作が自然発生的に広がったのでしょう。
「僕は幸運にも得点できたけど、紙一重で君は失点となったことに同情するよ」みたいな感じで。
そしてなんだか日本では手のひらを相手に向けて「済みません」と言う、動作+言葉がスタンダードになっています。
これを強いられる圧力は市民大会など巷の試合ほうが顕著で、トップ選手の試合はまだ控えめなように思えます。
ボールを拾いに行った相手が、台の前に戻ってきたそのタイミングまで待って謝るのが正式だと考えている厳格な人もいるとか。
もちろん何かに対して謝る場合は、相手に対し真摯に向き合う状態で行うのは当然です。
しかし別段無礼を働いたわけではなく、不可抗力に対する同情なのでそこまでの配慮は必要ありません。
海外選手のような人差し指を立てるだけの無言ゼスチャーでも構わないはずです。
厳格な人にそんなスカした(ように見える)ポーズをすると説教を食らうかもしれませんね。
卓球ではネットインやエッジによる得点に対しては謝るのがマナーとなっています。
今回はそういった謝る場面について書いてみたいと思います。
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ネットエッジは失礼なのか
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ネットインやエッジの影響で得失点が決する事になった場合、得点した側が済まないという意思を示すこととなっています。
それは事実上の世界共通マナーです。
さてここで頭をまっさらにして考えてみることにします。
ネットインやエッジでラリーが終了しました。
その成り行きをごく自然に眺めると「あー、ぎりぎり入ったね」と解釈できるでしょう。
ボールのわずかな動きで得失点が左右する事象が発生したのです。
これを踏まえ得点できた側は、純粋に考えてラッキーだと感じるのが普通ではないでしょうか。
頭が卓球マナーに染まっていない初心者が試合をしていて、ネットインやエッジで得点すればガッツポーズを取っているのを目にします。
なので改めて考え直してみれば、ネットインやエッジで得点してもそれは喜ぶべき場面なのだと私は考えます。
ところがどうしようもない不可抗力による結果で得点できたことに対し、大人の配慮を見せる所作が自然発生的に広がったのでしょう。
「僕は幸運にも得点できたけど、紙一重で君は失点となったことに同情するよ」みたいな感じで。
そしてなんだか日本では手のひらを相手に向けて「済みません」と言う、動作+言葉がスタンダードになっています。
これを強いられる圧力は市民大会など巷の試合ほうが顕著で、トップ選手の試合はまだ控えめなように思えます。
ボールを拾いに行った相手が、台の前に戻ってきたそのタイミングまで待って謝るのが正式だと考えている厳格な人もいるとか。
もちろん何かに対して謝る場合は、相手に対し真摯に向き合う状態で行うのは当然です。
しかし別段無礼を働いたわけではなく、不可抗力に対する同情なのでそこまでの配慮は必要ありません。
海外選手のような人差し指を立てるだけの無言ゼスチャーでも構わないはずです。
厳格な人にそんなスカした(ように見える)ポーズをすると説教を食らうかもしれませんね。
2025 .05.10
前回は諸行無常という言葉から始めましたがまさにその通り、オリンピック卓球競技の内容に関する変更が発表されました。
──────────────────────
種目変遷のおさらい
──────────────────────
2028年はアメリカのロサンゼルスで開催されます。
卓球の競技種目は、男女シングルス、混合ダブルスは従来通りですが、男女の団体戦がなくなり、代わりに男女のダブルスと混合の団体戦が追加されます。
ここでオリンピックの卓球競技について振り返ってみます。
卓球は1988年のソウル大会から正式種目として採用されました。
競技人口や競技者の世界的な分布を考えるとかなり遅めの採用でした。
最初は男女シングルス、男女ダブルスの4種目で、それが2004年のアテネ大会まで続きました。
2008年の北京大会から男女ダブルスがなくなり、代わりに男女の団体戦が行われるようになりました。
さらに2020年(開催は2021年)の東京大会で混合ダブルスが追加されました。
そして冒頭に述べた2028年の変更となります。
種目数としては1988~2016年までは4、2020~2024年までは5、2028年は6と少しずつ増えています。
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種目変遷のおさらい
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2028年はアメリカのロサンゼルスで開催されます。
卓球の競技種目は、男女シングルス、混合ダブルスは従来通りですが、男女の団体戦がなくなり、代わりに男女のダブルスと混合の団体戦が追加されます。
ここでオリンピックの卓球競技について振り返ってみます。
卓球は1988年のソウル大会から正式種目として採用されました。
競技人口や競技者の世界的な分布を考えるとかなり遅めの採用でした。
最初は男女シングルス、男女ダブルスの4種目で、それが2004年のアテネ大会まで続きました。
2008年の北京大会から男女ダブルスがなくなり、代わりに男女の団体戦が行われるようになりました。
さらに2020年(開催は2021年)の東京大会で混合ダブルスが追加されました。
そして冒頭に述べた2028年の変更となります。
種目数としては1988~2016年までは4、2020~2024年までは5、2028年は6と少しずつ増えています。
諸行無常という言葉があります。
この世のものは常に変化し続け、変わらないものはないという仏教の教えです。
いきなり何事かと思った方がいらっしゃるかもしれません。
ここでは卓球に関することを書いているので、つまり卓球のルールも無常(無情ではなく無常)だということをお話します。
過去に卓球のルールがどのように変わっていったか振り返ってみたことが何度かありました。
今回は将来におけるルール改正を予想してみたいと思います。
──────────────────────
他競技の動向
──────────────────────
もしかすると将来的にはサーブがネットに当たって相手コートに入ってもレットとはならず、そのまま競技継続となるかもしれません。
卓球以外にもネットでコートを区切り、それを境に双方に分かれて競技する形式のスポーツはいくつかあります。
知名度の高いものでは、バドミントン、バレーボール、テニスがあります。
それら競技でサービスがネットに接触した後、相手コートに入った場合の扱いが段階的に変更されています。
まずバドミントンはレットとはならずそのまま競技継続でした。
バレーボールは失点でしたが、1999年にそれをやめプレーを続けることに変わりました。
テニスは現状卓球と同様レットです。
しかしレットとはしないルールがメジャーではない大会で増えているのです。
そしていずれはウィンブルドンなどの主要大会でも採用されるのではという話が出ています。
つまりサーブのレットはなくしていく流れだと言えるでしょう。
ネットにほんのわずかに触れただけでほぼ影響はなさそうな場合が多いのに、全てやり直しとなるのは理解を得られにくいという考えがあります。
至近距離でギリギリの場所を狙っている卓球は、ボールがネットに触れる場面が多めです。
2度3度とレット(要するにプレーの中断)が続くと観戦者はプチストレスが蓄積してくるでしょう。
従ってサーブのネットインだけをレットとして特化せず、ラリー中にボールがネットに接触したときと同様、プレーを継続するでいいのかもしれません。
この世のものは常に変化し続け、変わらないものはないという仏教の教えです。
いきなり何事かと思った方がいらっしゃるかもしれません。
ここでは卓球に関することを書いているので、つまり卓球のルールも無常(無情ではなく無常)だということをお話します。
過去に卓球のルールがどのように変わっていったか振り返ってみたことが何度かありました。
今回は将来におけるルール改正を予想してみたいと思います。
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他競技の動向
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もしかすると将来的にはサーブがネットに当たって相手コートに入ってもレットとはならず、そのまま競技継続となるかもしれません。
卓球以外にもネットでコートを区切り、それを境に双方に分かれて競技する形式のスポーツはいくつかあります。
知名度の高いものでは、バドミントン、バレーボール、テニスがあります。
それら競技でサービスがネットに接触した後、相手コートに入った場合の扱いが段階的に変更されています。
まずバドミントンはレットとはならずそのまま競技継続でした。
バレーボールは失点でしたが、1999年にそれをやめプレーを続けることに変わりました。
テニスは現状卓球と同様レットです。
しかしレットとはしないルールがメジャーではない大会で増えているのです。
そしていずれはウィンブルドンなどの主要大会でも採用されるのではという話が出ています。
つまりサーブのレットはなくしていく流れだと言えるでしょう。
ネットにほんのわずかに触れただけでほぼ影響はなさそうな場合が多いのに、全てやり直しとなるのは理解を得られにくいという考えがあります。
至近距離でギリギリの場所を狙っている卓球は、ボールがネットに触れる場面が多めです。
2度3度とレット(要するにプレーの中断)が続くと観戦者はプチストレスが蓄積してくるでしょう。
従ってサーブのネットインだけをレットとして特化せず、ラリー中にボールがネットに接触したときと同様、プレーを継続するでいいのかもしれません。
スベってしまうことを恐れず、今回は旬のネタで勝負したいと思います。
いよいよ大阪・関西万博が開催されます。
練習後に居酒屋で雑談している時、万博に卓球パビリオンがあったらという話がポロッと出ました。
その際の内容をご紹介いたします。
──────────────────────
建物の外観
──────────────────────
最初は「あなたは見に行くんですか」という練習仲間それぞれへの問い掛けから始まりました。
その中でスポーツ関連の展示がないですねと意見が出ました。
そこで仮に卓球パビリオンがあったとしたらという妄想に発展しました。
真面目に検討を始めるなら、コンセプトや博覧会テーマとのすり合わせあたりから入るでしょう。
そういう計画性は必要無いので、いきなりパビリオンの形をどうするかについて意見が交わされました。
Aさんから屋根の上にピン球型オブジェを並べる案が出ました。
すると万博の下調べをしていたBさんが、そういうのはどこかにあったはずと答えました。
スマホで検索するとベルギー館がそんな感じでした。
水をイメージした白い球体や繭型の造形物が上部に配され、ピン球ぽく見えます。
出端をくじかれたAさんですが、恐らくリアルの万博でもあまりに似すぎたパビリオンは調整が入って被らないようにしているはずだと納得の意見が出ました。
結局ラケットを斜めに傾けて寝かせた形でいいじゃないと、かなり落ち着いた外観に決まりました。
ただしその傍らにはボールを模した球体のディスプレーがあり、来場者の目を引き付ける役目を担います。
ラスベガスにある巨大なやつのミニチュア版ですね。
いよいよ大阪・関西万博が開催されます。
練習後に居酒屋で雑談している時、万博に卓球パビリオンがあったらという話がポロッと出ました。
その際の内容をご紹介いたします。
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建物の外観
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最初は「あなたは見に行くんですか」という練習仲間それぞれへの問い掛けから始まりました。
その中でスポーツ関連の展示がないですねと意見が出ました。
そこで仮に卓球パビリオンがあったとしたらという妄想に発展しました。
真面目に検討を始めるなら、コンセプトや博覧会テーマとのすり合わせあたりから入るでしょう。
そういう計画性は必要無いので、いきなりパビリオンの形をどうするかについて意見が交わされました。
Aさんから屋根の上にピン球型オブジェを並べる案が出ました。
すると万博の下調べをしていたBさんが、そういうのはどこかにあったはずと答えました。
スマホで検索するとベルギー館がそんな感じでした。
水をイメージした白い球体や繭型の造形物が上部に配され、ピン球ぽく見えます。
出端をくじかれたAさんですが、恐らくリアルの万博でもあまりに似すぎたパビリオンは調整が入って被らないようにしているはずだと納得の意見が出ました。
結局ラケットを斜めに傾けて寝かせた形でいいじゃないと、かなり落ち着いた外観に決まりました。
ただしその傍らにはボールを模した球体のディスプレーがあり、来場者の目を引き付ける役目を担います。
ラスベガスにある巨大なやつのミニチュア版ですね。
運動をしているといろいろな方面にボディケアが必要になります。
今回は卓球に関する内容は少なめですが、お体に関することについて書いてみたいと思います。
──────────────────────
指のタコ
──────────────────────
今は大多数の人がシェークハンドであり、練習をやり込むと手のひらにマメができてくるはずです。
私は少数派のペンホルダーなので、手のひらはきれいなツルツル状態です。
ペンの人だと何も影響がないのかと言えばそうではなく、指でつまむため人差し指と中指に変化が生じます。
具体的には人差し指の場合だと、中指側の爪の横の皮膚が盛り上がり半透明の細長いタコが形成されます。
人差し指をグリップに巻き付ける形にした際、ブレード面に強く押し当てる部分になります。
これは日ペン(日本式ペンホルダー)でも中ペン(中国式ペンホルダー)でも変わりません。
冬場だと、このタコがカチカチになって割れ、あかぎれ状態となって痛みや出血を伴うことがあります。
定期的に爪切りで盛り上がった部分をカットし、ひび割れた際はお風呂上がりにクリームを塗ります。
中指の方も、人差し指側の爪の横に同じような半透明のタコができます。
ラケットの裏面を支える力と摩擦でできるものです。
こちらも高く盛り上がってきた場合爪切りで切り取っています。
ある日何気なくテレビを見ていたら、看護師さんがハンドクリームを塗っているシーンがありました。
2本の指をクリームの容器にズボッと差し込んで景気よくすくい、両手をヌルヌルの状態にしていました。
私はカサついた部分にだけ押し当てるように塗っていたので、使用量の違いに唖然としました。
今回は卓球に関する内容は少なめですが、お体に関することについて書いてみたいと思います。
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指のタコ
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今は大多数の人がシェークハンドであり、練習をやり込むと手のひらにマメができてくるはずです。
私は少数派のペンホルダーなので、手のひらはきれいなツルツル状態です。
ペンの人だと何も影響がないのかと言えばそうではなく、指でつまむため人差し指と中指に変化が生じます。
具体的には人差し指の場合だと、中指側の爪の横の皮膚が盛り上がり半透明の細長いタコが形成されます。
人差し指をグリップに巻き付ける形にした際、ブレード面に強く押し当てる部分になります。
これは日ペン(日本式ペンホルダー)でも中ペン(中国式ペンホルダー)でも変わりません。
冬場だと、このタコがカチカチになって割れ、あかぎれ状態となって痛みや出血を伴うことがあります。
定期的に爪切りで盛り上がった部分をカットし、ひび割れた際はお風呂上がりにクリームを塗ります。
中指の方も、人差し指側の爪の横に同じような半透明のタコができます。
ラケットの裏面を支える力と摩擦でできるものです。
こちらも高く盛り上がってきた場合爪切りで切り取っています。
ある日何気なくテレビを見ていたら、看護師さんがハンドクリームを塗っているシーンがありました。
2本の指をクリームの容器にズボッと差し込んで景気よくすくい、両手をヌルヌルの状態にしていました。
私はカサついた部分にだけ押し当てるように塗っていたので、使用量の違いに唖然としました。
今回は負けた試合の振り返りについてお話ししたいと思います。
ただ単に負けた試合というのではなく、負けるはずはないと思っている相手に負けてしまった場合です。
3つのパターンについて考えてみることにします。
──────────────────────
小学生
──────────────────────
卓球という競技はその特性上、性差や体格差が他の競技よりも比較的小さめです。
子どもが大人を打ち負かすことは珍しいことではありません。
また親御さんが幼少の頃から熱心に取り組ませた結果、とんでもないスーパーキッズも存在します。
そこまではいかなくても、結構上手い小学生というのはザラにいます。
そういう子どもと対戦すると、最初は平常心でいたもののまさかの敗戦で気持ちの整理がつかないことがあります。
小学生の対戦相手でよくあるのは、いわゆる量産型と言われるシェーク裏裏の攻撃選手です。
基本ラリーが機械のように正確無比で、逆にサーブは単調で種類も多くありません。
普通に打ち合うと愛好家レベルでは返球精度に劣るため負けパターンにハマります。
大人ならではの一発強打でラリーに終止符を打ったり、ナックルサーブなど姑息な方法で点を取ったりする戦術を取ることになるでしょう。
意地悪な人ならリーチが届きづらいフォア前サーブを多用したりします。
流石にそこまでして勝ちたいのかとツッコミを入れてしまいたくなります。
未来ある小学生に対し真正面からぶつかっていって負けたらそれで良しとしてはどうでしょうか。
ただ単に負けた試合というのではなく、負けるはずはないと思っている相手に負けてしまった場合です。
3つのパターンについて考えてみることにします。
──────────────────────
小学生
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卓球という競技はその特性上、性差や体格差が他の競技よりも比較的小さめです。
子どもが大人を打ち負かすことは珍しいことではありません。
また親御さんが幼少の頃から熱心に取り組ませた結果、とんでもないスーパーキッズも存在します。
そこまではいかなくても、結構上手い小学生というのはザラにいます。
そういう子どもと対戦すると、最初は平常心でいたもののまさかの敗戦で気持ちの整理がつかないことがあります。
小学生の対戦相手でよくあるのは、いわゆる量産型と言われるシェーク裏裏の攻撃選手です。
基本ラリーが機械のように正確無比で、逆にサーブは単調で種類も多くありません。
普通に打ち合うと愛好家レベルでは返球精度に劣るため負けパターンにハマります。
大人ならではの一発強打でラリーに終止符を打ったり、ナックルサーブなど姑息な方法で点を取ったりする戦術を取ることになるでしょう。
意地悪な人ならリーチが届きづらいフォア前サーブを多用したりします。
流石にそこまでして勝ちたいのかとツッコミを入れてしまいたくなります。
未来ある小学生に対し真正面からぶつかっていって負けたらそれで良しとしてはどうでしょうか。
今回は約2年前にご紹介した人を再び取り上げてみたいと思います。
加藤さん(仮名)は40代くらいの卓球愛好家です。
幅広い情報を毎回記録していて、対戦相手の癖や人物像、練習場の設備や周辺のお店など多岐に渡ります。
それらを簡潔に整理して残し、次回に参考として見返す習慣をつけています。
いろいろな気づきがあっても私達はすぐに忘れてしまいます。
感じたことで思い起こす必要があるものは書き留めておこうとしている方です。
──────────────────────
卓球愛が上昇
──────────────────────
2度目にお会いした際、お話を伺うと以前とは記録する内容に変化があったとのことでした。
初回のお話では予想外に幅広い分野について記していたので、それがさらに広がったのかと考えていました。
ところが実際は逆で、卓球の技術や対戦相手の詳しい特徴といった狭く深い方向に変わっていったのでした。
以前は週一の卓球でしたが、余暇の時間をより卓球に集中させることにして週二回練習場に足を運ぶようになりました。
そして今は気持ち的にも結構ハマった状態になっているのです。
仕事をしていても時々卓球のことを思い出し、早くボールを打ちたいとムズムズするとのこと。
私もたまに似たような感じになることがあります。
もしかすると加藤さんは駅のホームでチキータのシャドープレーをするくらい重症なのかもしれません。
加藤さん(仮名)は40代くらいの卓球愛好家です。
幅広い情報を毎回記録していて、対戦相手の癖や人物像、練習場の設備や周辺のお店など多岐に渡ります。
それらを簡潔に整理して残し、次回に参考として見返す習慣をつけています。
いろいろな気づきがあっても私達はすぐに忘れてしまいます。
感じたことで思い起こす必要があるものは書き留めておこうとしている方です。
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卓球愛が上昇
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2度目にお会いした際、お話を伺うと以前とは記録する内容に変化があったとのことでした。
初回のお話では予想外に幅広い分野について記していたので、それがさらに広がったのかと考えていました。
ところが実際は逆で、卓球の技術や対戦相手の詳しい特徴といった狭く深い方向に変わっていったのでした。
以前は週一の卓球でしたが、余暇の時間をより卓球に集中させることにして週二回練習場に足を運ぶようになりました。
そして今は気持ち的にも結構ハマった状態になっているのです。
仕事をしていても時々卓球のことを思い出し、早くボールを打ちたいとムズムズするとのこと。
私もたまに似たような感じになることがあります。
もしかすると加藤さんは駅のホームでチキータのシャドープレーをするくらい重症なのかもしれません。
今回は巷の卓球場で1度だけお会いした方をご紹介いたします。
洗練された感じの中年男性で、少し前まで国政のトップに就いていらっしゃったお方に似た雰囲気があったので、岸田さんというお名前にさせていただきます(本名は分かりません)。
──────────────────────
回転量にはこだわらない
──────────────────────
岸田さんはシェーク右裏裏のカットマンです。
カットマンで裏裏は少数派ですが、それはオールラウンダー的なプレースタイルゆえ、そういうラバーの選択をされているようでした。
私はずっと前に、ピン球をどういう捉え方をして打つかによって3種類に分類した説明をしました。
1)ボールはラケットで叩くもの
2)ボールは擦って回転を掛けるもの
3)ボールは相手コートに入れるもの
岸田さんはカットマンということもあって、3)の要素が強め、いや他の人と比べても相手コートに返す返球精度を非常に重視している人でした。
カットマンなら大きなスイングでバシュッと振り下ろす豪快なカットをする人がいます。
強打に対してはラケットを立て気味にして、高速コンパクトスイングで返すのが基本です。
ところが岸田さんの場合そういうカットは少なく、スイング速度と振り下ろし量が概ね一定のように見えるのです。
スマッシュを打たれた際、確かにダウンスイングで返球はしています。
しかしながら、あまり切ることはせず確実に減速してリターンする方法を選択しているのです。
軌道が高めのスローボールになってもいいので、糸を引いたようなしつこい球を1本でも多く返す考えです。
あとでお話を伺った際、昔韓国女子チームにいたカットマン:キム・ギョンア選手が似た感じのプレーをすることがあり、それを多用するスタイルを意識したそうです。
洗練された感じの中年男性で、少し前まで国政のトップに就いていらっしゃったお方に似た雰囲気があったので、岸田さんというお名前にさせていただきます(本名は分かりません)。
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回転量にはこだわらない
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岸田さんはシェーク右裏裏のカットマンです。
カットマンで裏裏は少数派ですが、それはオールラウンダー的なプレースタイルゆえ、そういうラバーの選択をされているようでした。
私はずっと前に、ピン球をどういう捉え方をして打つかによって3種類に分類した説明をしました。
1)ボールはラケットで叩くもの
2)ボールは擦って回転を掛けるもの
3)ボールは相手コートに入れるもの
岸田さんはカットマンということもあって、3)の要素が強め、いや他の人と比べても相手コートに返す返球精度を非常に重視している人でした。
カットマンなら大きなスイングでバシュッと振り下ろす豪快なカットをする人がいます。
強打に対してはラケットを立て気味にして、高速コンパクトスイングで返すのが基本です。
ところが岸田さんの場合そういうカットは少なく、スイング速度と振り下ろし量が概ね一定のように見えるのです。
スマッシュを打たれた際、確かにダウンスイングで返球はしています。
しかしながら、あまり切ることはせず確実に減速してリターンする方法を選択しているのです。
軌道が高めのスローボールになってもいいので、糸を引いたようなしつこい球を1本でも多く返す考えです。
あとでお話を伺った際、昔韓国女子チームにいたカットマン:キム・ギョンア選手が似た感じのプレーをすることがあり、それを多用するスタイルを意識したそうです。
2025 .02.01
今回も前回に引き続き、全日本選手権について私の周囲で交わされた意見をご紹介いたします。
──────────────────────
ハイリスクプレー
──────────────────────
男子シングルスでは松島選手が初優勝しました。
NHKで放送された決勝戦をご覧になった方は、彼の豪快なショットがまだ脳裏に焼き付いているでしょう。
そして全試合があのような展開だと思ってしまうかもしれません。
ところが全く異なる内容の場合もあり、準々決勝の曽根選手との対戦がそうでした。
ほとんどラリーというものが続かない、非常に荒っぽく見えた試合でした。
卓球王国のサイトではそういう展開であったことを説明しつつ、控えめな大人の表現でまとめたレポートになっていました。
ネット配信で視聴したAさんは、お互いが無謀な一撃必殺のレシーブを仕掛け合うだけに終始し、正直見ていてつまらなかったと語っていました。
Aさんは卓球は見るよりもやるスポーツだという持論を持っています。
見るスポーツとしても人気が出て欲しいのは山々ですが、典型的な見所のない試合がこれだったと振り返ります。
同様の展開は過去の全日本や世界選手権でもたまにありました。
確かにラリー指向ではない選手というのはいらっしゃいます。
例えば伊藤美誠選手がそうで、彼女の試合は、バキバキッ、バキバキッ、という短い攻防が普通です。
しかし見ていると分かる通り、無茶打ちではない計算された速攻で、多彩な技のバリエーションには興味深いものがあります。
Aさんは技術職ということもあり論理的に考える人です。
返球精度があまりに低いのは無謀でしかなく、上級者なら質の高い繋ぎはできるはずです。
仮に甘い返球になったとしても100%決定打を決められてしまうわけではありません。
相手の打ちミスもあるでしょうし、スマッシュを食らってもブロックで返せる可能性はあります。
どうかそのあたりも考えてもらえたらというAさんのご意見でした。
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ハイリスクプレー
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男子シングルスでは松島選手が初優勝しました。
NHKで放送された決勝戦をご覧になった方は、彼の豪快なショットがまだ脳裏に焼き付いているでしょう。
そして全試合があのような展開だと思ってしまうかもしれません。
ところが全く異なる内容の場合もあり、準々決勝の曽根選手との対戦がそうでした。
ほとんどラリーというものが続かない、非常に荒っぽく見えた試合でした。
卓球王国のサイトではそういう展開であったことを説明しつつ、控えめな大人の表現でまとめたレポートになっていました。
ネット配信で視聴したAさんは、お互いが無謀な一撃必殺のレシーブを仕掛け合うだけに終始し、正直見ていてつまらなかったと語っていました。
Aさんは卓球は見るよりもやるスポーツだという持論を持っています。
見るスポーツとしても人気が出て欲しいのは山々ですが、典型的な見所のない試合がこれだったと振り返ります。
同様の展開は過去の全日本や世界選手権でもたまにありました。
確かにラリー指向ではない選手というのはいらっしゃいます。
例えば伊藤美誠選手がそうで、彼女の試合は、バキバキッ、バキバキッ、という短い攻防が普通です。
しかし見ていると分かる通り、無茶打ちではない計算された速攻で、多彩な技のバリエーションには興味深いものがあります。
Aさんは技術職ということもあり論理的に考える人です。
返球精度があまりに低いのは無謀でしかなく、上級者なら質の高い繋ぎはできるはずです。
仮に甘い返球になったとしても100%決定打を決められてしまうわけではありません。
相手の打ちミスもあるでしょうし、スマッシュを食らってもブロックで返せる可能性はあります。
どうかそのあたりも考えてもらえたらというAさんのご意見でした。
2025 .01.18
来週の1月21日(火)から1月26日(日)にかけて全日本選手権(シングルス)が開催されます。
今回からシングルスとダブルスは分離開催となります。
一般とジュニアのシングルスが行われ、ダブルスは1月30日(木)から2月2日(日)に愛知県で実施されます。
いつものように注目選手や大会の見どころなど、普通の情報については大手メディアを参照いただき、ここでは私と卓球仲間のつぶやきを書いてみたいと思います。
──────────────────────
チケット情報、ネット配信
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観戦チケットの料金は席の位置や日程により、前売りは1600円~2900円の価格帯で販売されています。
最近はいろいろな物の値段が値上がりしています。
Tリーグの料金などもチラ見しながら考えると、結構お得感のあるプライスではないでしょうか。
ただし知人のD氏が突っ込みを入れたのが、前売りと当日券の差でした。
最も安い一般自由席は400円の差、一番高いアリーナ席に至っては差額ゼロなのです。
前売りは、ぴあ、もしくはローチケ(ローソンチケット)で購入となり、発券にまつわるナントカ手数料を追加で払うこととなります。
従って自由席でも実質的な差額はあまりなく、アリーナ席については事前確保できる安心感のための追加費用と考えるのが妥当なようです。
D氏は比較的自由な労働環境なので、競技コート数が多い序盤に自由席のチケットを購入し観戦する予定です。
私は残念ながら日曜に行われる最終日の試合だけをネットで視聴することになりそうです。
嬉しいことに卓球TVサイトでは全試合ネット配信があります。
そして最終日はNHKプラスでも準決勝と決勝を見ることが出来ます。
今回からシングルスとダブルスは分離開催となります。
一般とジュニアのシングルスが行われ、ダブルスは1月30日(木)から2月2日(日)に愛知県で実施されます。
いつものように注目選手や大会の見どころなど、普通の情報については大手メディアを参照いただき、ここでは私と卓球仲間のつぶやきを書いてみたいと思います。
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チケット情報、ネット配信
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観戦チケットの料金は席の位置や日程により、前売りは1600円~2900円の価格帯で販売されています。
最近はいろいろな物の値段が値上がりしています。
Tリーグの料金などもチラ見しながら考えると、結構お得感のあるプライスではないでしょうか。
ただし知人のD氏が突っ込みを入れたのが、前売りと当日券の差でした。
最も安い一般自由席は400円の差、一番高いアリーナ席に至っては差額ゼロなのです。
前売りは、ぴあ、もしくはローチケ(ローソンチケット)で購入となり、発券にまつわるナントカ手数料を追加で払うこととなります。
従って自由席でも実質的な差額はあまりなく、アリーナ席については事前確保できる安心感のための追加費用と考えるのが妥当なようです。
D氏は比較的自由な労働環境なので、競技コート数が多い序盤に自由席のチケットを購入し観戦する予定です。
私は残念ながら日曜に行われる最終日の試合だけをネットで視聴することになりそうです。
嬉しいことに卓球TVサイトでは全試合ネット配信があります。
そして最終日はNHKプラスでも準決勝と決勝を見ることが出来ます。
自然界には天敵というのがいます。
卓球界にも特定の人には天敵のような存在がいる場合があります。
自分のほうが明らかに上手いと思ってるのに負けてしまうことがあります。
それが続くのを打破しようとする方がいました。
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登場人物の2人
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Aさんは右シェーク裏裏で、ややフォアハンド重視、比較的強打で決めに行くタイプです。
アバウトな表現ですが市民大会3、4回戦くらいの腕前というところでしょうか。
大きな穴はなく、カットマンや粒高ラバー使いにもそれなりに対処できる技術があります。
Bさんも右シェーク裏裏ですが、市民大会2回戦が怪しそうなレベルの人です。
フットワークは極小で、台のそばに立ってパチパチ打つブロック主体の戦型です。
AさんとBさんが試合をした場合、普通に考えると8:2の確率でAさんが勝つはずです。
ところが実際の対戦成績は逆なのだそうです。
卓球界にも特定の人には天敵のような存在がいる場合があります。
自分のほうが明らかに上手いと思ってるのに負けてしまうことがあります。
それが続くのを打破しようとする方がいました。
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登場人物の2人
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Aさんは右シェーク裏裏で、ややフォアハンド重視、比較的強打で決めに行くタイプです。
アバウトな表現ですが市民大会3、4回戦くらいの腕前というところでしょうか。
大きな穴はなく、カットマンや粒高ラバー使いにもそれなりに対処できる技術があります。
Bさんも右シェーク裏裏ですが、市民大会2回戦が怪しそうなレベルの人です。
フットワークは極小で、台のそばに立ってパチパチ打つブロック主体の戦型です。
AさんとBさんが試合をした場合、普通に考えると8:2の確率でAさんが勝つはずです。
ところが実際の対戦成績は逆なのだそうです。
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