忍者ブログ
HOME
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
2

これまでにも卓球動画について何度かお話をしたことがありました。

動画にもいろいろなものがあり、自分のプレーやフォームを確認する自撮り動画、トップ選手から巷の選手まで幅広いレベルが存在する試合動画などがあります。

今回はそれらとも異なるレッスンビデオ的な動画を取り上げてみたいと思います。


──────────────────────
 分かりやすく無料なのが嬉しい
──────────────────────

実用性を考えると、レッスン動画は自撮り映像に次ぐ有用度の高さがあるのではないでしょうか。

どうやれば自分は上手くなれるのか日々悩んでいるワナビーには、一筋の光に思える映像に巡り合うことがあります。

YGサーブの出し方、レシーブのバリエーション、(私が挫折した)ペン裏面打法など、様々なハウツー映像がアップロードされています。

若干の広告映像や「チャンネル登録お願いします」などのメッセージが流れたりしますが、無料で上手い人の技術解説が視聴できるのを活用しない手はありません。

テーマ毎に短く分けて作成されているものが多く、電車での移動中など隙間時間にお手軽視聴ができてしまいます。

内容につられて手を動かしてしまうことがあるかもしれません。

しかし空いている車内であれば「むむっ」とチラ見される程度でどなたに迷惑もかかりません。

昔だと雑誌に載っている連続写真をじっくり見て、頭の中で再現する必要がありました。

動画であればそのままリアルな動きが把握できます。

そしてこの打法の肝となる部分はどこかや、陥りやすい駄目パターンを併せて説明してくれているものもあります。

キーワードを工夫して検索を繰り返せば、少数派やニッチな話題についてもヒットすることがあります。

絶滅の危機にあるペンホルダーといった大雑把なくくりだけでなく、さらに競技人口の少ないペン表のPUSH、ツッツキ、弱点など詳細まで出てくることがあります。


拍手[1回]

今回はペンホルダーで粒高ラバーを主体的に使う戦型について書いてみたいと思います。


──────────────────────
 スポンジのないラバーを使用
──────────────────────

ちまたでは「ペン粒」「粒高ブロックマン」などと呼ばれています。

他の戦型と同様それぞれに個性があり、私なりに大まかな分類をしてみました。

大別すると攻撃度の度合いで、1)守り主体か、2)攻守バランスになるかと考えています。

いずれにしてもこのタイプの人が使っているラバーは、スポンジのない1枚ラバーの粒高です。

粒高ラバーの特性であるいやらしい変化を最大限発揮するには、OXと呼ばれているスポンジなしのラバーが最適です。

一方粒高ラバーを貼っているカットマンの場合は、安定性を重視してほとんどがスポンジの付いたラバーを使っています。


拍手[1回]

今回は卓球用品メーカーVICTAS(ヴィクタス)についてお話したいと思います。


──────────────────────
 変革の軌跡
──────────────────────

現在VICTASはブランド名かつ会社の名前となっていますが、かつてはそれぞれが異なっていました。

ブランド名はTSPで、会社の名前はヤマト卓球株式会社でした。

年配の方ならTSPは表ソフトのスペクトル、あるいは関西の方ならボールで馴染みがあるといった印象を持たれていました。

そういう状況のままではいけないという危機感からか、旧TSP時代から経営に携わっていた方は矢継ぎ早に改革を行い今に至っています。


まずバタフライの契約選手であった松下浩二さんを社長として迎え入れました。

上位ブランドのVICTASを立ち上げ、従来のTSP製品はそのまま普及ブランドとして継続という形を取りました。

VICTASブランドは徐々に取り扱い製品を増やし、斜めにカットした大胆なロゴを採用しました。

そして会社の名前をVICTASに変更し、TSPブランドの製品は整理した上でVICTASに取り込みました。

それらと並行して丹羽選手など有名な方々と契約を結び、日本男子代表の公式ユニフォーム提供メーカーにもなりました。

一般の卓球愛好家視点なら、随分あか抜けた企業に変身しましたねという感じかもしれません。


拍手[3回]

私はラケットの片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

卓球場で出会うヤングの皆さんには片面だけのペンドラなんていません。

でもシニアの方もいらっしゃるので、雑談の中でペンにまつわる様々なお話を聞くことができます。


──────────────────────
 左右の打ち分けに対する考察
──────────────────────

サーブを出し返ってきたボールを3球目攻撃で狙い撃とうとしているのは、シェーク攻撃型の人と同じです

両者の違いは可能な限りフォアハンドでドライブを打ってやろうという姿勢か、両ハンド攻撃の気持ちで待つかという点です。

レシーブがバックに来た際にその違いが現れます。

シェークの人ならバックハンドで払っていく場面でも、ペンドラは回り込んでフォアハンドドライブを放つケースが多くなります。

また同じペンドラでも人により次の展開に対する違いがあります。

Aさんはつなぐか決めるかでコースの打ち分けをしています。

つなぎのドライブを送り返ってきたボールに備えるという想定なら、3球目はクロスに打つのを定石としています。

一方次の返球は想定せず、この一打で決める気持ちの場合はストレートに打ちます。

何が何でも絶対こうするというほどではありませんが、つなぎはクロス、決めるならストレートというご自身なりの基本セオリーをお持ちです。

Bさんはどちらのコースに打つかは状況や流れ次第というお考えです。

一方向ばかりだと読まれたり慣れられたりするので適宜散らし、それ以上は深く考えません。

同じ球威ならストレートのほうが決まりやすいという認識は持たれています。

しかし人間にはどうしてもミスがつきもので、それを低減する物理的な理由を考慮すると長さが確保できるクロスのほうが返球成功率は高くなります。

従って十分な体勢で決め球を叩きつけられる場合でも、クロスに打つことが多めです。

ペンドラ強打マンの試合でよく目にする一撃必殺のクロススマッシュですね。

クロスに打って返球された場合、最も遠いコースに返されたパターンでも向こう側サイドに並行の軌道で返ります。

サイドを切ってより遠くへ逃げていくボールにまではならないため、次球を飛びついて返せる確率が高くなります。

よって強打ができず安全に入れに行く場合、Bさんもほぼクロス返球にしています。


拍手[0回]

たとえ週一の運動不足解消の卓球であっても、漠然と取り組むのはもったいないことです。

アンテナをピンと張った状態にして、周囲の事象を注意深く観察すれば様々な発見があります。


──────────────────────
 テカらない台を選ぶ
──────────────────────

Tリーグの会場などでは、卓球台のどちらに立っても均等に照明が調整されています。

しかし私がお邪魔する巷の卓球場は、どちらかの側が台がテカって見える、あるいは両方テカっているが一方はマシということがあります。

私は台の反射をやや気にするタイプだと自覚しています。

従ってローテーションの練習でテカる側になったのなら諦めますが、選べる状況なら代わってもらうことがあります。

初めて訪れる場所でもコート双方の反射度合いを確認します。

試合だとジャンケンに勝てばサーブを選択する場合が多いはずです。

私はサーブ権はテカリ台を避けるよりも高い優先度をつけています。

勝ったのにあえてレシーブを選ぶ人がいらっしゃり、それはその人なりの理由があるのでしょう。

いずれにしても私としてはラッキーで、そこからさらにテカリの少ない側も選ばせてもらいます。

多くの人は今立っている側で試合を始めようとしますが、テカリが激しいなら相手がレシーブを選択した場合、コートの交代を申し出るべきです。

これは行使して然るべき権利です。


拍手[0回]

ずっと前に卓球における修正力や対応力に関し書いたことがあります。

今回はそれと似たようなお話をしたいと思います。


──────────────────────
 カット=守備型ではない
──────────────────────

某所で団体戦に参加していた時のことです。

初戦は全員カットマンの高校生ぽいチームでした。

私と同じチームの大江さん(仮名)はシニアの男性で、漠然としたドライブマン対カットマンの試合イメージを持っていました。

連続するドライブ対カットのラリーです。

しかしながらそういう場面は思っているよりも少なく、この試合を経験して非常に困惑していました。

現代卓球ではカットマンも攻撃を増やさなければならず、フォアにテナジーなどのテンションラバーを貼っているのは当たり前です。

相手のヤングカットマン達は、時々カットもする6割攻撃選手のようなA君、フォア側は全部打ってくる左側だけカットマンのB君など、大江さんの常識を覆す面々でした。

いつもの練習場にそんなニュータイプはおらず、やり場のないいらだちを私にボヤくことでぶつけてきました。


拍手[0回]

少し前に某所で個人戦の大会が開かれ参加しました。

今回はその時に見たこと感じたことを思いつくまま書いてみました。


──────────────────────
 新たなレシーブを実験
──────────────────────

前回、斜め上回転のサーブを出してもバックスピンを掛けて返してくる人のことをお話ししました。

それと同じ真似はできませんが似た技術として、台上でカットをするようなレシーブを自分も取り入れようと考えていました。

具体的にどういうことかと言うと、ツッツキで返す場合、通常ならコースと長さを重視ししがちです。

相手コートの特定の位置にボールを置きにいく感じがある返球です。

カットマンの人がストップをされた時、そういった置きにいくツッツキで返す場合もありますが、短いボールであってもカットと同じようにボールに逆回転を与えることを重視した返球の場合もあります。

私が新たなレパートリーとしたいのはその後者の返球です。

台上のボールの下側を鋭くしゃくるようにして、カットと同じように失速してふわりと着地するような弾道です。

このカットレシーブが実戦で使えるのか試してみたかったのです。

結果としてはまあまあという感じでした。

全くダメダメでとんでもないオーバーミスという場合もありました。

幸い7割程度はそこそこいい感じの低さで返すことができました。

そして相手も3球目を決めづらいように見えました。

絶妙のぶつ切りカットで返せたときは、弾道が最後にストンと落ちバウンドも短いので、相手が驚いてつんのめったことがありました。

有効な小技になりそうで今後はもっと精度を高めようと考えています。


拍手[2回]

2023 .08.05
今回は卓球台の上にあるボールを捌(さば)く台上技術についてお話しします。

前回、卓球でラリーを期待するのは幻想であるという考えの人を紹介しました。

同じ考えの人なら台上ボールの処理に対する重要度は高いのではないでしょうか。


──────────────────────
 想定外のツッツキ
──────────────────────

まずは私の体験談を書いてみます。

お名前はもう忘れてしまったAさんと試合をしたときのことです。

ラブオール直後の私のサーブで、Aさんのバック前に下回転を出しました。

Aさんは上体をすくめたような感じで控えめなラケットワークを取りました。

しょっぱななので安全なストップレシーブから入ろうとしたのでしょう。

返球が甘ければ飛び込んで3球目を決めてやろうと、私は前のめりの気持ちになりました。

ところがAさんは打球する際、ブンと鋭く腕を振りブチギレのツッツキを私のバックに深く送ってきました。

私はのけぞりながらループドライブで返球しようとしましたが、見事に差し込まれた形になりミスってしまいました。

「ドンマイ」と心のなかでつぶやき、2本目のサーブはミドルへ下回転を出しました。

1本目のように深くツツかれても今度は万全の体制で回り込み、ドライブを打ち込む予定でした。

Aさんは少しだけバック側に体を移動させ、フォアのツッツキで私のバック側に返そうとしました。

その直後2度めの意図しない返球を食らってしまいました。

Aさんの体の動き、および視線の双方は私のバックへのツッツキでした。

しかし打球直前に手首だけをグキッと曲げ、フォアサイドを切る鋭角のツッツキで返してきたのです。

以前ご紹介したワルドナー選手の小技、顔面フェイクモーションです。

スコアはまだ0-2でしたが、私には衝撃的な内容でした。

Aさんはツッツキを2本打っただけ、しかも2本目はノータッチのツッツキによる得点です。

これが格の違いなのかと愕然としてしまいました。


拍手[1回]

定番シリーズの巷にいらっしゃる、ある卓球愛好家をご紹介したいと思います。

私は情緒的な人物より論理的な人のほうが好きで、これまでにもそういう方を取り上げたことがあります。

今回ご登場いただくのは独特の理念をお持ちのケンさん(仮名)です。


──────────────────────
 0か1かのデジタル思考
──────────────────────

卓球のイメージは、向かい合った競技者がピン球をパシパシ打ち合うスポーツを思い浮かべる方が多いと思います。

実際はどうかと言うと、そういう場面もありますがレシーブを打ち損なって終わりや、3球目攻撃を決めて終わりというパターンがかなりあります。

それは初級レベルの試合だけでなく、全日本選手権の本戦のような上級者揃いの状況でも珍しくない光景です。

ケンさんは何事にもありのままを直視する方で、卓球についてもこのことをシビアに捉えていました。

カットマンとの対戦を除き、卓球にラリーを期待してはいけないというお考えです。

一撃必殺の攻撃と、それが無理な場面でのつなぎやブロック、この2つを単純に使い分けるだけのデジタル思考をされています。

そういう人物が試合をするとどういう流れになるでしょうか。


拍手[0回]

現在市販されているラケットには様々な種類が用意されています。

それでも巷の利用者には、多彩なラインナップでも満足できない個別の要望を持つ方がいらっしゃいます。

そういった方はどうやって希望を叶えているのでしょうか。

私が目にしたいくつかの事例をご紹介いたします。


──────────────────────
 こだわり度初級
──────────────────────

よく見かけるのはグリップテープの使用です。

滑り止めやフィット感の向上、太さを求める人などが愛用されています。

ペンホルダーの人はグリップ周辺をほぼ全員削っていますが、シェークでは何も加工を施さない人がいます。

シェークで削られる場所はグリップ根本に近いブレードの角が最も多いと思います。

さらにサーブやチキータなどで邪魔になるということから、グリップの先端を削っている人もちらほらいます。

フレアグリップの片側だけを削り落とし、半分ストレートグリップにしている人がいました。

他にはグリップ先端の角をまんべんなく削り、先端を丸めた加工を施したラケットというのもありました。


拍手[0回]

ずっと前にいろいろな構え方があることについて触れました。

改めてそれらについて思うことがあったため新たに書いてみました。


──────────────────────
 低い目線
──────────────────────

個性的な構えをする人にはなんらかの理由が存在するはずです。

そういう仮説を立て、ひとまず真似てみることにしました。

ブラジルのカルデラノ選手はとても低い前傾姿勢を取ります。

目線をほぼ卓球台と同じ高さまで下げる極端なポーズです。

ただしこれは構えた直後の姿勢で、相手がサーブを出す動作に入った時は上体を起こします。

同じ動きを実際にやってみました。

まず台と同じ高さに目線を下げてみました。

これについて特に意味は見い出せませんでした。

次の動作で体を起こした時、台を俯瞰している感じが強くなったような気がしました。

視点の変化が発生するので多くの方がそうなるはずです。

つまりこれが相手サーブの動きを的確に捉えるため、カルデラノ選手が到達した最適解なのでしょうか。

ドイツのボル選手も構えは低く、顔の前に立てたラケットをかざすという特徴があります。

レシーブは最もボールを見極めなければならない場面です。

そのための各自の工夫なのかまでは正直分かりませんでした。

どちらかと言えばリズムを取るため、あるいは定形の動作をすることで気持ちを落ち着かせる意味が強いのではと解釈しています。

レシーブでボールを凝視することは大切です。

しかしそれを出す相手のモーションがどうなのかはさらに重要です。

私としてはそこに注力するため、直前の視線の移動は避けたほうが良いと考えています。


拍手[0回]

前々回はラバーの厚さを大胆に変えようとしている方を紹介しました。

今回はペンからシェークへの転向を試みた人の話をお届けします。


──────────────────────
 研究という位置づけ
──────────────────────

佐々木さん(仮名)は、伝統的な日本式ペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

角型の単板ラケットの片面だけに特厚の裏ソフトラバーを貼っています。

ペンホルダー使いがシェークに変えようかと思う理由は以下が多いと思います。

フォアで動き回るのはキツイ、バックハンドでも打っていきたい、時代はシェークハンドだから、等々。

佐々木さんはクールな方で、何かから逃げようとする考えや世の中の多数派がどうのこうのという情緒的思考は一切気にしませんでした。

片面だけのペンドラがフットワークを駆使してフォアハンドで打つのは、傍から見ていると一生懸命さが伝わってきます。

しかし両ハンドで打つシェークのスタイルは、移動量が減り打球時の安定感が増します。

どちらが合理的なスタイルかは明らかで、それを否定する余地はありません。

そこで実際にペンからシェークに変えてみる際、どういうことになるのかを体験してみようと思いました。

佐々木さんはシェークに変えようと決断したのではありません。

週末だけにプレーする一般愛好家です。

その程度の練習量で、今のペンのレベルと同等まで達するのは不可能と割り切っていました。

トップ選手のプレーを見ると誰しもときめくでしょう。

しかしそれについて、3日くらいの練習でチキータができるようにならないかとか、10分でYGサーブが出せないかなどと安直な考えを抱く脳天気な人もいます。

佐々木さんはそういう卓球を舐めるようなことは決してしない人です。

従ってシェークへの転向は100%あり得ないと確信した上で取り組む一種の研究でした。


拍手[2回]


Amazon.co.jpアソシエイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26
28 29 30
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析

Page Top
PR
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30