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技術の進歩や制度の改革などにより私達の生活様式は向上しています。

それは卓球にも当てはまります。

主に中高年の方との話を通じて再確認した具体例を見ていきたいと思います。


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 何をおいてもまずはラバー
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用具関連ではラバーの進化が最も実感できる変化です。

卓球のいわば創世記には、板でそのまま打ったりコルクを貼って打ったりしていたのが、次第にゴムシートかスポンジを貼ることに集約されていきました。

いろいろな議論や検討を経て、半世紀ほど前におおよそ現在に近いラバーの取り決めとなりました。

しかしその後も大枠は保たれたまま改良が進み、テンションラバー全盛期を迎えています。

弾むのに回転もかかり、おまけに扱いやすい。

定番のロゼナなどを使っていると、入門用の位置づけ製品でも十分に高性能です。

かつての王道ラバーと言われたスレイバーやマークVがかすんでしまう存在です。

裏ソフト以外でも、例えば粒高ラバーのスポンジはものすごい微妙な薄さのバリエーションがあります。

昔はスポンジ厚がかなり適当でバラツキがあったという話をされた方には、隔世の感があるそうです。


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全国津々浦々、各地の卓球場では試合が行われています。

私が普段お邪魔している所でも練習に続いて試合という流れで進みます。

今回はその試合中に感じたことをお話ししたいと思います。


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 バックハンドで打つべし
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ネット上にある上級者の試合動画を見ると、フォア前に出されたサーブをすすっとフォア側に動き鮮やかにバックハンドで払う場面があります。

お手本のようなバックハンド攻撃で、片面だけにラバーを貼ったペンの私にはできない芸当です。

過去に裏面打法を試みて挫折した苦い思い出がふとよみがえることもあります。

そんなことは綺麗さっぱり忘れなさいと自分に言い聞かせると同時に、両面にラバーを貼っている皆さんには頑張って欲しいという思いがあります。

試合の審判をしていると、シェーク裏裏同士の対戦なのにやたらとバックのツッツキ合いが続くことがあります。

打ち込んでいくとそれなりの確率でミスってしまうため、慎重になっているのは分かります。

それでも流石にバウンド後のボールが明らかに台から出る長さなら、バックハンドを振って欲しいと見ていてイライラがつのります。

私ならとうの昔にフォアで回り込んで攻撃を仕掛けています。

片面にしかラバーを貼っていないので自分はこれしかないという決意があり、強引な回り込みが多いのは自分でも認識しています。

かなり差し込まれた返球でバック側サイドを切るボールを気合で回り込んで打つと、中高生などからスゲーと言われます。

そんな私からすれば、せっかくラバーを2枚貼っているんだからもっとバックから攻撃して欲しいぞと心のなかで叫んでいます。


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私は部活で卓球をしていた頃は万年補欠だったので勝率はかなり低めでした。

その後は初級者との対戦も増え、ある程度はマシになりました。

それでも負け試合は多く、振り返った時の感想を述べてみます。


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 良い負け試合
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ここで言う「良い」という表現は、客観的・合理的に良いという意味ではありません。

私の気持ちとして「負けたけれど納得できる試合だった」と思えた試合のことです。

そういうのはやはり数回以上のラリーが何度も続いた試合です。

一般的な卓球の試合でイメージするボールの往復があると充実感が満たされます。

さらに適度に競った場合、満足度がより高くなります。

ドラマチック効果なのかもしれません。

相手が格上の場合ならどんな展開でそう思えるでしょうか。

エースボールをブロックできた、裏を掻いた一打が決まったなど自分が一矢報いた場面があった時はそう感じます。

やられてしまった時も絶妙の流し打ちや、ネットインをカーブロングで返されたりすると、自分に対しこんな離れ業を披露してくれるのかと一瞬感謝したくなります。


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ずっと前にラバーの貼り替えについてお話をしました。

その時は主に貼り替え方法についてご説明いたしました。

今回は貼り替えるタイミングについて述べてみたいと思います。


一口にラバーの貼り替え時期と言ってもラバーの種類によって判断基準が異なります。

そこで大きな分類である、裏ソフト、表ソフト、粒高、アンチの4種類それぞれについて考えてみたいと思います。


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 裏ソフト
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一般的に貼り替え時期の判断は、裏ソフトの生命線である引っかかりの劣化度合いによります。

例外としては台の角などにぶつけてしまい亀裂が入った時は、まだ十分なグリップ力があるのに泣く泣く貼り替えざるを得ないというケースがあります。

さらに稀な例としては、製造不良でシートがスポンジから剥がれてしまう剥離というものあります。

剥離が起きるとその部分だけが若干ポコッと浮いたようになります。

さて話を元に戻して通常の引っかかりの衰えについてですが、物理的に詳しい原因は私もよく分かりません。

微細なレベルで観察すれば、シートの表面に細かな傷や凹凸が生じ、そこにゴミなども入る。

あるいは別の要因としてゴムシートの弾力が低下してくる。

などがあるのでしょう。

なんとなく後者の理由のほうが確率が高そうな気がします。

弾力の低下といっても経年劣化ではなく、試合や練習であれだけバシバシボールを叩き続けているのですから、ゴムシート君にとってはたまったものではないと感じているからです。


用具メーカーが案内している貼り替え時期の判断で、表面の色がくすんできたり、下にある粒の形が浮き上がってきた場合というのがあります。

公式にそういう案内をしているので概ね合っているのでしょう。

私としては使っている本人の感覚を重視してはと考えています。

粒が浮いていても劣化を感じないのならそのまま使い続けます。

たとえ新品の時と比べて劣化を感じたとしても、使っている本人がまだ十分いけそうと思うのなら使い続けるのです。

車のタイヤであれば安全に直結するため目視確認による減り具合で判断すべきです。

でも卓球のラバーにはそういうことはありません。

初級レベルの人なら劣化が分からず、縁がボロボロに欠けた状態でも使っている人がいます。

流石にそのあたりになるともう貼り替えてはどうかと思います。


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ラケットに貼るラバーは必ずロゴ部分を残し、どのメーカーのどのラバーなのかを明示させておく必要があります。

今回はそれらを全て集めた公認ラバーリストについてお話したいと思います。


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 仕切っているのはITTF
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ロゴマーク周囲を見ると番号が書いてあるものが沢山あります。

ITTF(国際卓球連盟)のマークに続き、ハイフンで繋がった数字が四角で囲われています。

例えば売れ筋であるニッタクのファスタークG1であれば、54-015という番号があります。

勘の良い方なら最初の54がニッタクを表し、後ろの015はファスタークG1を表すのではないかと考えるでしょう。

まさにその通りで、これは遡ること2008年にITTFがラバーにつけることを課した識別番号です。

国際大会の公式戦で使用するラバーはITTFが承認したラバーを使うこととなっています。

メーカーが承認を依頼し、ITTFの公認ラバーリストに登録されると使えるようになります。


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これまでにも卓球動画について何度かお話をしたことがありました。

動画にもいろいろなものがあり、自分のプレーやフォームを確認する自撮り動画、トップ選手から巷の選手まで幅広いレベルが存在する試合動画などがあります。

今回はそれらとも異なるレッスンビデオ的な動画を取り上げてみたいと思います。


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 分かりやすく無料なのが嬉しい
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実用性を考えると、レッスン動画は自撮り映像に次ぐ有用度の高さがあるのではないでしょうか。

どうやれば自分は上手くなれるのか日々悩んでいるワナビーには、一筋の光に思える映像に巡り合うことがあります。

YGサーブの出し方、レシーブのバリエーション、(私が挫折した)ペン裏面打法など、様々なハウツー映像がアップロードされています。

若干の広告映像や「チャンネル登録お願いします」などのメッセージが流れたりしますが、無料で上手い人の技術解説が視聴できるのを活用しない手はありません。

テーマ毎に短く分けて作成されているものが多く、電車での移動中など隙間時間にお手軽視聴ができてしまいます。

内容につられて手を動かしてしまうことがあるかもしれません。

しかし空いている車内であれば「むむっ」とチラ見される程度でどなたに迷惑もかかりません。

昔だと雑誌に載っている連続写真をじっくり見て、頭の中で再現する必要がありました。

動画であればそのままリアルな動きが把握できます。

そしてこの打法の肝となる部分はどこかや、陥りやすい駄目パターンを併せて説明してくれているものもあります。

キーワードを工夫して検索を繰り返せば、少数派やニッチな話題についてもヒットすることがあります。

絶滅の危機にあるペンホルダーといった大雑把なくくりだけでなく、さらに競技人口の少ないペン表のPUSH、ツッツキ、弱点など詳細まで出てくることがあります。


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今回はペンホルダーで粒高ラバーを主体的に使う戦型について書いてみたいと思います。


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 スポンジのないラバーを使用
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ちまたでは「ペン粒」「粒高ブロックマン」などと呼ばれています。

他の戦型と同様それぞれに個性があり、私なりに大まかな分類をしてみました。

大別すると攻撃度の度合いで、1)守り主体か、2)攻守バランスになるかと考えています。

いずれにしてもこのタイプの人が使っているラバーは、スポンジのない1枚ラバーの粒高です。

粒高ラバーの特性であるいやらしい変化を最大限発揮するには、OXと呼ばれているスポンジなしのラバーが最適です。

一方粒高ラバーを貼っているカットマンの場合は、安定性を重視してほとんどがスポンジの付いたラバーを使っています。


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今回は卓球用品メーカーVICTAS(ヴィクタス)についてお話したいと思います。


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 変革の軌跡
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現在VICTASはブランド名かつ会社の名前となっていますが、かつてはそれぞれが異なっていました。

ブランド名はTSPで、会社の名前はヤマト卓球株式会社でした。

年配の方ならTSPは表ソフトのスペクトル、あるいは関西の方ならボールで馴染みがあるといった印象を持たれていました。

そういう状況のままではいけないという危機感からか、旧TSP時代から経営に携わっていた方は矢継ぎ早に改革を行い今に至っています。


まずバタフライの契約選手であった松下浩二さんを社長として迎え入れました。

上位ブランドのVICTASを立ち上げ、従来のTSP製品はそのまま普及ブランドとして継続という形を取りました。

VICTASブランドは徐々に取り扱い製品を増やし、斜めにカットした大胆なロゴを採用しました。

そして会社の名前をVICTASに変更し、TSPブランドの製品は整理した上でVICTASに取り込みました。

それらと並行して丹羽選手など有名な方々と契約を結び、日本男子代表の公式ユニフォーム提供メーカーにもなりました。

一般の卓球愛好家視点なら、随分あか抜けた企業に変身しましたねという感じかもしれません。


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私はラケットの片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

卓球場で出会うヤングの皆さんには片面だけのペンドラなんていません。

でもシニアの方もいらっしゃるので、雑談の中でペンにまつわる様々なお話を聞くことができます。


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 左右の打ち分けに対する考察
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サーブを出し返ってきたボールを3球目攻撃で狙い撃とうとしているのは、シェーク攻撃型の人と同じです

両者の違いは可能な限りフォアハンドでドライブを打ってやろうという姿勢か、両ハンド攻撃の気持ちで待つかという点です。

レシーブがバックに来た際にその違いが現れます。

シェークの人ならバックハンドで払っていく場面でも、ペンドラは回り込んでフォアハンドドライブを放つケースが多くなります。

また同じペンドラでも人により次の展開に対する違いがあります。

Aさんはつなぐか決めるかでコースの打ち分けをしています。

つなぎのドライブを送り返ってきたボールに備えるという想定なら、3球目はクロスに打つのを定石としています。

一方次の返球は想定せず、この一打で決める気持ちの場合はストレートに打ちます。

何が何でも絶対こうするというほどではありませんが、つなぎはクロス、決めるならストレートというご自身なりの基本セオリーをお持ちです。

Bさんはどちらのコースに打つかは状況や流れ次第というお考えです。

一方向ばかりだと読まれたり慣れられたりするので適宜散らし、それ以上は深く考えません。

同じ球威ならストレートのほうが決まりやすいという認識は持たれています。

しかし人間にはどうしてもミスがつきもので、それを低減する物理的な理由を考慮すると長さが確保できるクロスのほうが返球成功率は高くなります。

従って十分な体勢で決め球を叩きつけられる場合でも、クロスに打つことが多めです。

ペンドラ強打マンの試合でよく目にする一撃必殺のクロススマッシュですね。

クロスに打って返球された場合、最も遠いコースに返されたパターンでも向こう側サイドに並行の軌道で返ります。

サイドを切ってより遠くへ逃げていくボールにまではならないため、次球を飛びついて返せる確率が高くなります。

よって強打ができず安全に入れに行く場合、Bさんもほぼクロス返球にしています。


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たとえ週一の運動不足解消の卓球であっても、漠然と取り組むのはもったいないことです。

アンテナをピンと張った状態にして、周囲の事象を注意深く観察すれば様々な発見があります。


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 テカらない台を選ぶ
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Tリーグの会場などでは、卓球台のどちらに立っても均等に照明が調整されています。

しかし私がお邪魔する巷の卓球場は、どちらかの側が台がテカって見える、あるいは両方テカっているが一方はマシということがあります。

私は台の反射をやや気にするタイプだと自覚しています。

従ってローテーションの練習でテカる側になったのなら諦めますが、選べる状況なら代わってもらうことがあります。

初めて訪れる場所でもコート双方の反射度合いを確認します。

試合だとジャンケンに勝てばサーブを選択する場合が多いはずです。

私はサーブ権はテカリ台を避けるよりも高い優先度をつけています。

勝ったのにあえてレシーブを選ぶ人がいらっしゃり、それはその人なりの理由があるのでしょう。

いずれにしても私としてはラッキーで、そこからさらにテカリの少ない側も選ばせてもらいます。

多くの人は今立っている側で試合を始めようとしますが、テカリが激しいなら相手がレシーブを選択した場合、コートの交代を申し出るべきです。

これは行使して然るべき権利です。


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ずっと前に卓球における修正力や対応力に関し書いたことがあります。

今回はそれと似たようなお話をしたいと思います。


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 カット=守備型ではない
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某所で団体戦に参加していた時のことです。

初戦は全員カットマンの高校生ぽいチームでした。

私と同じチームの大江さん(仮名)はシニアの男性で、漠然としたドライブマン対カットマンの試合イメージを持っていました。

連続するドライブ対カットのラリーです。

しかしながらそういう場面は思っているよりも少なく、この試合を経験して非常に困惑していました。

現代卓球ではカットマンも攻撃を増やさなければならず、フォアにテナジーなどのテンションラバーを貼っているのは当たり前です。

相手のヤングカットマン達は、時々カットもする6割攻撃選手のようなA君、フォア側は全部打ってくる左側だけカットマンのB君など、大江さんの常識を覆す面々でした。

いつもの練習場にそんなニュータイプはおらず、やり場のないいらだちを私にボヤくことでぶつけてきました。


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少し前に某所で個人戦の大会が開かれ参加しました。

今回はその時に見たこと感じたことを思いつくまま書いてみました。


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 新たなレシーブを実験
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前回、斜め上回転のサーブを出してもバックスピンを掛けて返してくる人のことをお話ししました。

それと同じ真似はできませんが似た技術として、台上でカットをするようなレシーブを自分も取り入れようと考えていました。

具体的にどういうことかと言うと、ツッツキで返す場合、通常ならコースと長さを重視ししがちです。

相手コートの特定の位置にボールを置きにいく感じがある返球です。

カットマンの人がストップをされた時、そういった置きにいくツッツキで返す場合もありますが、短いボールであってもカットと同じようにボールに逆回転を与えることを重視した返球の場合もあります。

私が新たなレパートリーとしたいのはその後者の返球です。

台上のボールの下側を鋭くしゃくるようにして、カットと同じように失速してふわりと着地するような弾道です。

このカットレシーブが実戦で使えるのか試してみたかったのです。

結果としてはまあまあという感じでした。

全くダメダメでとんでもないオーバーミスという場合もありました。

幸い7割程度はそこそこいい感じの低さで返すことができました。

そして相手も3球目を決めづらいように見えました。

絶妙のぶつ切りカットで返せたときは、弾道が最後にストンと落ちバウンドも短いので、相手が驚いてつんのめったことがありました。

有効な小技になりそうで今後はもっと精度を高めようと考えています。


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