2012 .12.15
今年も残すところあとわずかになりました。
先日参加した忘年会の席でロンドンオリンピックの話題が多く出たため、今回はその内のいくつかをご紹介します。
──────────────────────
サプライズがなかった卓球台
──────────────────────
まず最初に出たのが期待を裏切った卓球台の話でした。
国際卓球連盟のシャララ会長からリーク情報が出ていました。
ロンドンでは「フローティング卓球台」が登場するということで、わくわくしていた人も多かったと思います。
いざテレビやWebでその台を見ると、美しいデザインではあるものの、まったく「フローティング(浮かんでいる)」には見えません。
先日参加した忘年会の席でロンドンオリンピックの話題が多く出たため、今回はその内のいくつかをご紹介します。
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サプライズがなかった卓球台
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まず最初に出たのが期待を裏切った卓球台の話でした。
国際卓球連盟のシャララ会長からリーク情報が出ていました。
ロンドンでは「フローティング卓球台」が登場するということで、わくわくしていた人も多かったと思います。
いざテレビやWebでその台を見ると、美しいデザインではあるものの、まったく「フローティング(浮かんでいる)」には見えません。
オリンピックの前に開催された世界卓球選手権では、バタフライが提供した卓球台が話題になりました。
地球儀の上に天板が載っているという斬新なデザインで、こちらの台のほうがまさに「フローティング卓球台」でした。
シャララ会長は、フローティングが無理でも面白い台にするとも言っていました。
宴会メンバーで会長のコメントを勝手に深読みしてみました。
卓球台を提供する中国のメーカDHS(紅双喜)は、みんなの度肝を抜く台を開発していたのは事実だった。
しかし重大な技術的問題があり実現できるかどうかは微妙であったため、安全パイで従来型の卓球台も平行開発していた。
DHSは意地を見せて、2年以内に世界選手権に完成した台を投入してくるはずだ。
ということで一同納得しました。
近年の大会で使われた卓球台は原色を使ったものが多かったため、オリンピックの台は洗練された感じがあって良かったという好意的な意見もありました。
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待ち遠しい?プラスチックボール
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台がDHSなのでボールも同じかなと思っていたら、我らがニッタクの製品が採用されたのはうれしかったですね。
厳密にはオリンピックネタから外れますが、オリンピックのあとプラスチック製のボールに切り替わると言われていました。
どうも開発が遅れているそうで、2度めの延期が発表されました。
2014年7月に東京で世界選手権が開催され、そこまでは今のセルロイドボールの使用となります。
そしてそれ以降はプラスチックボールに切り替わる予定です。
継ぎ目がなくなって割れにくくなるため、遅れたほうがメーカに好都合という意地悪な意見や、値段は確実に上がるはずなのでそれが困るという人もいました。
私もどれだけ高くなるのか少々恐れています。
例えトレ球(トレーニングボール)であってもプラスチック製に変わるはずです。
2014年4月には消費税が8%に上がりますし、このダブルパンチはつらいですね。
ボールの寿命が格段に伸び、値上がり分を吸収してくれることを祈ります。
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白タオル
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続いてタオルの話が出ました。
オリンピックでは広告の表示に関し非常に厳しく、ユニフォームの一部にマスキングテープを貼って、メーカ名の露出を制限している選手を何名か見かけました。
タオルも広告媒体となり得ますが、みなさん真っ白のタオルを使っていました。
これは純白のタオルを使うよう義務づけられていた可能性があります。
ダブルスだと、どちらのタオルかで混乱しないのか気になります。
隅の方にイニシャルを書くぐらいは許されていたのかもしれません。
王皓選手はいつもタオルを2枚重ねで使っていて、その理由をみんなで考えていました。
一番有力な案は、上が顔拭き用で下が台拭き用じゃないかということでした。
今度彼に会ったら、私が質問することになりました。
(お酒が入っているので大目に見てください)
──────────────────────
対照的な変化
──────────────────────
別の話題として、バタフライと卓球王国の報道の違いについて意見が出ました。
これまで両社は主要大会についてWeb上で速報を流し、雑誌では特集記事を組んでいました。
ところが最近のバタフライはWebの速報がなくなり、卓球レポートでの試合の取り上げ方も以前より控えめになりました。
社内で事業仕分けがあり、売上に直結しないものは抑制することになってしまったのかもしれません。
ちょっぴり残念です。
逆に王国のほうはオリンピックは絶好の機会と、いつも以上に気合が入っているのが分かりました。
月刊雑誌「卓球王国」は毎月20日頃に発売されます。
ロンドンでの卓球の開催期間は8月8日までありました。
構成や記事を考え、印刷して全国の書店に届けることを考えると、8月販売分にオリンピックの結果を入れるのは難しいと思われました。
しかし王国スタッフのみなさんは徹夜で頑張ったのでしょうか、発売日にきっちり間に合わせて女子団体銀メダルの内容を伝えてきました。
今後の試合もぜひ頑張って取材してもらえることを期待します。
他には、アメリカのエリカ・ウー選手のラケットがすっぽ抜けてしまった件や、郭躍選手のヘアバンドの話などで盛り上がり、忘年会は盛況のうちに終わりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。オリンピックの前に開催された世界卓球選手権では、バタフライが提供した卓球台が話題になりました。
地球儀の上に天板が載っているという斬新なデザインで、こちらの台のほうがまさに「フローティング卓球台」でした。
シャララ会長は、フローティングが無理でも面白い台にするとも言っていました。
宴会メンバーで会長のコメントを勝手に深読みしてみました。
卓球台を提供する中国のメーカDHS(紅双喜)は、みんなの度肝を抜く台を開発していたのは事実だった。
しかし重大な技術的問題があり実現できるかどうかは微妙であったため、安全パイで従来型の卓球台も平行開発していた。
DHSは意地を見せて、2年以内に世界選手権に完成した台を投入してくるはずだ。
ということで一同納得しました。
近年の大会で使われた卓球台は原色を使ったものが多かったため、オリンピックの台は洗練された感じがあって良かったという好意的な意見もありました。
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待ち遠しい?プラスチックボール
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台がDHSなのでボールも同じかなと思っていたら、我らがニッタクの製品が採用されたのはうれしかったですね。
純粋なオリンピックネタからは外れますが、オリンピックのあとプラスチック製のボールに切り替わると言われていました。
どうも開発が遅れているそうで、2度めの延期が発表されました。
2014年7月に東京で世界選手権が開催され、そこまでは今のセルロイドボールの使用となります。
そしてそれ以降はプラスチックボールに切り替わる予定です。
継ぎ目がなくなって割れにくくなるため、遅れたほうがメーカに好都合という意地悪な意見や、値段は確実に上がるはずなのでそれが困るという人もいました。
私もどれだけ高くなるのか少々恐れています。
例えトレ球(トレーニングボール)であってもプラスチック製に変わるはずです。
2014年4月には消費税が8%に上がりますし、このダブルパンチはつらいですね。
ボールの寿命が格段に上がり、値上がり分を吸収してくれることを祈ります。
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白タオル
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続いてタオルの話が出ました。
オリンピックでは広告の表示に関し非常に厳しく、ユニフォームの一部にマスキングテープを貼って、メーカ名の露出を制限している選手を何名か見かけました。
タオルも広告媒体となり得ますが、みなさん真っ白のタオルを使っていました。
これは純白のタオルを使うよう義務づけられていた可能性があります。
ダブルスだと、どちらのタオルかで混乱しないのか気になります。
隅の方にイニシャルを書くぐらいは許されているのかもしれません。
王皓選手はいつもタオルを2枚重ねで使っていて、その理由をみんなで考えていました。
一番有力な案は、上が顔拭き用で下が台拭き用じゃないかということでした。
今度彼に会ったら、私が質問することになりました。
(お酒が入っているので大目に見てください)
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報道体制の変化
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別の話題として、バタフライと卓球王国の報道の違いについて意見が出ました。
これまで両社は主要大会についてWeb上で速報を流し、雑誌では特集記事を組んでいました。
ところが最近のバタフライはWebの速報がなくなり、卓球レポートでの試合の取り上げ方も以前より控えめになりました。
社内で事業仕分けがあり、売上に直結しないものは抑制することになってしまったのかもしれません。
ちょっぴり残念です。
逆に王国のほうはオリンピックは絶好の機会と、いつも以上に気合が入っているのが分かりました。
月刊雑誌「卓球王国」は毎月20日頃に発売されます。
ロンドンでの卓球の開催期間は8月8日までありました。
構成や記事を考え、印刷して全国の書店に届けることを考えると、8月販売分にオリンピックの結果を入れるのは難しいと思われます。
しかし王国スタッフの方は徹夜で頑張ったのでしょうか、発売日にきっちり間に合わせて女子団体銀メダルの内容を伝えてきました。
他にも、アメリカのエリカ・ウー選手のラケットがすっぽ抜けてしまった件や、郭躍選手のヘアバンドの話などで盛り上がり、忘年会は無事に終わりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
地球儀の上に天板が載っているという斬新なデザインで、こちらの台のほうがまさに「フローティング卓球台」でした。
シャララ会長は、フローティングが無理でも面白い台にするとも言っていました。
宴会メンバーで会長のコメントを勝手に深読みしてみました。
卓球台を提供する中国のメーカDHS(紅双喜)は、みんなの度肝を抜く台を開発していたのは事実だった。
しかし重大な技術的問題があり実現できるかどうかは微妙であったため、安全パイで従来型の卓球台も平行開発していた。
DHSは意地を見せて、2年以内に世界選手権に完成した台を投入してくるはずだ。
ということで一同納得しました。
近年の大会で使われた卓球台は原色を使ったものが多かったため、オリンピックの台は洗練された感じがあって良かったという好意的な意見もありました。
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待ち遠しい?プラスチックボール
──────────────────────
台がDHSなのでボールも同じかなと思っていたら、我らがニッタクの製品が採用されたのはうれしかったですね。
厳密にはオリンピックネタから外れますが、オリンピックのあとプラスチック製のボールに切り替わると言われていました。
どうも開発が遅れているそうで、2度めの延期が発表されました。
2014年7月に東京で世界選手権が開催され、そこまでは今のセルロイドボールの使用となります。
そしてそれ以降はプラスチックボールに切り替わる予定です。
継ぎ目がなくなって割れにくくなるため、遅れたほうがメーカに好都合という意地悪な意見や、値段は確実に上がるはずなのでそれが困るという人もいました。
私もどれだけ高くなるのか少々恐れています。
例えトレ球(トレーニングボール)であってもプラスチック製に変わるはずです。
2014年4月には消費税が8%に上がりますし、このダブルパンチはつらいですね。
ボールの寿命が格段に伸び、値上がり分を吸収してくれることを祈ります。
──────────────────────
白タオル
──────────────────────
続いてタオルの話が出ました。
オリンピックでは広告の表示に関し非常に厳しく、ユニフォームの一部にマスキングテープを貼って、メーカ名の露出を制限している選手を何名か見かけました。
タオルも広告媒体となり得ますが、みなさん真っ白のタオルを使っていました。
これは純白のタオルを使うよう義務づけられていた可能性があります。
ダブルスだと、どちらのタオルかで混乱しないのか気になります。
隅の方にイニシャルを書くぐらいは許されていたのかもしれません。
王皓選手はいつもタオルを2枚重ねで使っていて、その理由をみんなで考えていました。
一番有力な案は、上が顔拭き用で下が台拭き用じゃないかということでした。
今度彼に会ったら、私が質問することになりました。
(お酒が入っているので大目に見てください)
──────────────────────
対照的な変化
──────────────────────
別の話題として、バタフライと卓球王国の報道の違いについて意見が出ました。
これまで両社は主要大会についてWeb上で速報を流し、雑誌では特集記事を組んでいました。
ところが最近のバタフライはWebの速報がなくなり、卓球レポートでの試合の取り上げ方も以前より控えめになりました。
社内で事業仕分けがあり、売上に直結しないものは抑制することになってしまったのかもしれません。
ちょっぴり残念です。
逆に王国のほうはオリンピックは絶好の機会と、いつも以上に気合が入っているのが分かりました。
月刊雑誌「卓球王国」は毎月20日頃に発売されます。
ロンドンでの卓球の開催期間は8月8日までありました。
構成や記事を考え、印刷して全国の書店に届けることを考えると、8月販売分にオリンピックの結果を入れるのは難しいと思われました。
しかし王国スタッフのみなさんは徹夜で頑張ったのでしょうか、発売日にきっちり間に合わせて女子団体銀メダルの内容を伝えてきました。
今後の試合もぜひ頑張って取材してもらえることを期待します。
他には、アメリカのエリカ・ウー選手のラケットがすっぽ抜けてしまった件や、郭躍選手のヘアバンドの話などで盛り上がり、忘年会は盛況のうちに終わりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。オリンピックの前に開催された世界卓球選手権では、バタフライが提供した卓球台が話題になりました。
地球儀の上に天板が載っているという斬新なデザインで、こちらの台のほうがまさに「フローティング卓球台」でした。
シャララ会長は、フローティングが無理でも面白い台にするとも言っていました。
宴会メンバーで会長のコメントを勝手に深読みしてみました。
卓球台を提供する中国のメーカDHS(紅双喜)は、みんなの度肝を抜く台を開発していたのは事実だった。
しかし重大な技術的問題があり実現できるかどうかは微妙であったため、安全パイで従来型の卓球台も平行開発していた。
DHSは意地を見せて、2年以内に世界選手権に完成した台を投入してくるはずだ。
ということで一同納得しました。
近年の大会で使われた卓球台は原色を使ったものが多かったため、オリンピックの台は洗練された感じがあって良かったという好意的な意見もありました。
──────────────────────
待ち遠しい?プラスチックボール
──────────────────────
台がDHSなのでボールも同じかなと思っていたら、我らがニッタクの製品が採用されたのはうれしかったですね。
純粋なオリンピックネタからは外れますが、オリンピックのあとプラスチック製のボールに切り替わると言われていました。
どうも開発が遅れているそうで、2度めの延期が発表されました。
2014年7月に東京で世界選手権が開催され、そこまでは今のセルロイドボールの使用となります。
そしてそれ以降はプラスチックボールに切り替わる予定です。
継ぎ目がなくなって割れにくくなるため、遅れたほうがメーカに好都合という意地悪な意見や、値段は確実に上がるはずなのでそれが困るという人もいました。
私もどれだけ高くなるのか少々恐れています。
例えトレ球(トレーニングボール)であってもプラスチック製に変わるはずです。
2014年4月には消費税が8%に上がりますし、このダブルパンチはつらいですね。
ボールの寿命が格段に上がり、値上がり分を吸収してくれることを祈ります。
──────────────────────
白タオル
──────────────────────
続いてタオルの話が出ました。
オリンピックでは広告の表示に関し非常に厳しく、ユニフォームの一部にマスキングテープを貼って、メーカ名の露出を制限している選手を何名か見かけました。
タオルも広告媒体となり得ますが、みなさん真っ白のタオルを使っていました。
これは純白のタオルを使うよう義務づけられていた可能性があります。
ダブルスだと、どちらのタオルかで混乱しないのか気になります。
隅の方にイニシャルを書くぐらいは許されているのかもしれません。
王皓選手はいつもタオルを2枚重ねで使っていて、その理由をみんなで考えていました。
一番有力な案は、上が顔拭き用で下が台拭き用じゃないかということでした。
今度彼に会ったら、私が質問することになりました。
(お酒が入っているので大目に見てください)
──────────────────────
報道体制の変化
──────────────────────
別の話題として、バタフライと卓球王国の報道の違いについて意見が出ました。
これまで両社は主要大会についてWeb上で速報を流し、雑誌では特集記事を組んでいました。
ところが最近のバタフライはWebの速報がなくなり、卓球レポートでの試合の取り上げ方も以前より控えめになりました。
社内で事業仕分けがあり、売上に直結しないものは抑制することになってしまったのかもしれません。
ちょっぴり残念です。
逆に王国のほうはオリンピックは絶好の機会と、いつも以上に気合が入っているのが分かりました。
月刊雑誌「卓球王国」は毎月20日頃に発売されます。
ロンドンでの卓球の開催期間は8月8日までありました。
構成や記事を考え、印刷して全国の書店に届けることを考えると、8月販売分にオリンピックの結果を入れるのは難しいと思われます。
しかし王国スタッフの方は徹夜で頑張ったのでしょうか、発売日にきっちり間に合わせて女子団体銀メダルの内容を伝えてきました。
他にも、アメリカのエリカ・ウー選手のラケットがすっぽ抜けてしまった件や、郭躍選手のヘアバンドの話などで盛り上がり、忘年会は無事に終わりました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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