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少し前に市民大会があり、久しぶりに参加しました。

今回はその時にあったいくつかの出来事をお話しします。


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 読めない名前
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ビジネスやプライベートの場面でも悩むことがあるのが、名前の読み方です。

この大会でも選手の呼び出しや、団体戦でオーダー順に名前を読み上げる時、一部で混乱がありました。

カラオケやファミリーレストランではこの問題を解決するための当たり前のノウハウがあり、ウェイティングリストには名前をカタカナで書くよう案内があります。

なるほど日々「カイゼン」を行なっている企業だけのことはあります。

私は最初の対戦でオーダーを読み上げる役でした。

早速相手チームに読めない名前の方がいらっしゃいます。

普段目にすることがない漢字が書いてあるのです。

たまたま有名人に同姓の人がいる場合(例:草彅さん)だと、読めることがありますが今回は完全にお手上げです。

3試合目では別の人が読み間違いをしました。

特定の漢字の並びで固有の読み方をする苗字です。

伊達さん、服部さんのようなパターンのお名前でした。

卓球の試合会場なのに一般常識のテストを受けているようで緊張しますね。

しかも間違えるとみんなの前で恥をかくことになります。

女子チームの応援に行くと、そこでも名前で悩んでいる場面がありました。

相手チームの姉妹選手がキラキラネームなのです。

やはりふりがなを振るか、せめて、山田(あ)さんといった書き方であればよかったのにと思います。


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 ボールの検品作業
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試合球は全てスリースターでした。

ただし新品のボールを使っているわけではなく、かなり使い込んでテカテカになったボールも中にはありました。

その程度のことなら気にする人はいないと思っていました。

隣のコートで試合中にボールが割れてしまいました。

新しいボールを出してもらうと、一人の選手が台の上でボールをくるくる回し始め、ときおり指で軽くつついています。

ボールの精度を確認するため、全日本選手権などでそういった作業をしていたというのを聞いたことがあります。

私は実際にやる人を見たのは、今回が初めてでした。

でも確かこの会場で行われているのは、市民大会のはずです。

ちょっと皮肉になりますが、ずいぶん神経質な方のようです。


私なら、ラバー貼りラケットにおまけで付いているボールで試合をすることになっても、まったく気になりません。

そう言い切ってしまうと実は後悔することがあり、1つだけ例外で外して欲しいボールがあります。

ニッタクの一部のラバー貼りラケットには、白とオレンジのツートンカラーのボールが付いています。

さすがにそれだけは勘弁してください。


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 ゆるいルールと勘違い
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市民大会だとトップ選手の試合のようにタイムを取ることも少なく、6ポイントごとにタオリング(タオルを使うこと)を認めるというルールも厳格ではないと思います。

事前に相手のラバーを確認せず、試合が少し進んでから

「バック側粒高だよね?」
「普通の表です」
「えっそうなの、ちょっと見せて」

なんていういい加減さが許されているところもあるでしょう。

最終ゲームにもつれ込み、得点が5点になったのに誰もチェンジエンド(台を交代する)に気づかないぐらいのことは、よくある光景です。

ダブルスは混乱する度合いが高く、サーブレシーブの相手が間違っていたと途中で気づくことがあります。

その場合は気づいた時点の相手が正しいことにして、以降のゲームを続けるのだと思います(たぶん)。

こんなことを書いている私もどれだけルールに詳しいのかと問われれば、いまひとつ自信がありません。


今回の試合は団体戦でダブルスがありました。

私がレシーブしようと構えた時、審判から思わぬ注意を受けました。

「もっと後ろに下がってください」

サーブのトスが十分に上がっていないという注意をされたことはありますが、後ろに下がるというのは初めていただいた警告です。

やり取りを重ねて分かったのは、審判の方が誤解をされていたということでした。

レシーブの際、上体が台のエンドラインを超えてはいけないと思い込んでいたようです。

私はダブルスで福原選手のように台に覆いかぶさる体勢をとります。

ある方からこのスタイルを強く勧められました。

相手にプレッシャーを与えるだけでなく、自分自身もこの攻撃的な構えで気合が入るというのです。

こうやって挑発すると、ふところ目掛けてロングサーブを出されることがあります。

そういう仕打ちをされるとちょっと厳しいのですが、その場合でも素早く体をひねってボールを叩きこむんだと言われました。

いろいろ試してみるのは楽しいので、みなさんも気が向いたらやってみてください。

台の上に身を乗り出すついでに、フリーハンドの手のひらをついてしまいそうになるかもしれません。

それは反則になるのでご注意願います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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