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将来卓球界はどのような変化を遂げるのでしょうか。

今回は私の独断で勝手に予測してみました。


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 2025年日ペンの消滅
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日本メーカでかろうじて日ペンを生産していた2社。

その2社も2025年版のカタログから遂に日ペンが消えました。

団塊世代の競技者も少なくなり、標準のラインアップで応えるのは難しいとの経営判断です。

特注では対応可能ですが、お値段は2万円からと高額です。

特に10mmの国産ヒノキ単板は、入手難に拍車がかかり天井知らずの価格高騰に陥ります。

新品は7万円、そして消費税が20%になっているので8万4千円も払うことになります。

そこで日ペン使いの方々は、中古のラケットを求めてオークションサイトを日々検索しています。

中ペンもあと3年と噂されていて、その通りなら2028年にカタログから消える運命です。

思い起こせば2013年にペンの選手がトップ10に3名(許シン、王皓、馬琳)も入っていたのが最後のペン黄金時代でした。


用具メーカの勢力図も様変わりします。

いくつかのメーカは他に吸収されたり廃業の道を辿ります。

スポーツ用品もグローバル化が起こり、それまで卓球用品を手がけていなかった大手メーカが参入し、知名度を背景にシェアを獲得します。

特にシューズとウェアは、他競技と素材を共通化できるため激戦状態となります。

一番の売れ筋は、卓球・バドミントン・バレーボール・フットサル・バスケットボールに使える多目的シューズ、言い換えるなら垢抜けした体育館シューズです。


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 価格破壊とハイテク化
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ラバーは価格の二極化が進みます。

2010年台半ばまで高価格で推移していたテンションラバー市場に、某社が低価格商品で仕掛けてきたことが発端となりました。

実売2,300円の廉価版テンションラバーは瞬く間に一般に広まり、高弾性ラバーのジャンルは消滅しました。

技術革新が進み、特厚のテンションラバーでも30g台と軽量化されます。

裏ソフトラバーの比率はさらに高まり、全体の9割を占めるに至ります。

アンチラバーは禁止され、粒高ラバーの廃止が議題に上がります。


アミューズメント施設の中にある卓球場は、レジャー的要素を高めたところが増えます。

ピンクや黄色の特製ラバーを貼ったラケットに、カラフルで大きな水色のボール。

卓球台は液晶画面にガラスをかぶせたスタイルで、横のボタンを押して得点を表示することができます。

バウンドした部分には火花のCGとともに「ポン!」と擬音が文字で表示されます。


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 戦型やルールの変化
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実質的なペン選手の絶滅だけでなく、戦型の画一化(シェークのドライブ型)が進みます。

これに危機感を覚えた一部の人達から、カットマンなど少数派の戦型にも配慮するよう、用具やルールの見直し案が提示されました。

ただカットマンはとても珍しい存在になったため、強い選手でも苦手なタイプにしている人が多く、それなりの存在感を維持しています。

ラリー指向の考えが進み、42mmボールへの切り替え案が検討され始めました。

ダブルスは左利きの選手だけを優遇しているということで、偶数ゲームは現在と逆のクロス方向にサーブを出すよう改められました。

大きな大会では、テニスのホークアイに倣いカメラとセンサーによりエッジかサイドかの判定が行われるようになります。

トスの高さや上げる角度の妥当性についても、近いうちにカメラで判定される予定になるそうです。


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 新勢力の躍進
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新興国の発展と中流層の拡大により、それまで無名だった国から有望な選手が出てきます。

中国は引き続きナンバーワンを保ちますが、2番手グループにインドとブラジルがつけてきます。

アメリカでは引き続き卓球はそれほど盛り上がりません。

用具の進歩が途上国での競技者増加を後押しします。

硬質ダンボールをフレームに使った低価格卓球台の開発で、僻地の学校や集会場への導入が加速します。

プラスチックボールへの切り替えで、割れにくくなったこともコスト軽減に寄与しています。

低所得層の競技者が増え、アフリカや南米でも卓球の人気が高まります。

これによりオリンピック競技としては、より安泰できる状況になります。

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ということで、どこまで現実の話になるかわかりませんが、とにかく卓球がもっともっと世界中に広まってくれればと願う次第です。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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