忍者ブログ
HOME   »  用具
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
5

最近は卓球シューズもカラフルになってきました。

少し前だと一番安いシューズは、わざと学校の体育館シューズに似せたような地味な作りにしていたと思えるほどのそっけないデザインでした。

今回はシューズのひもについてお話ししたいと思います。


──────────────────────
 安価な改善策
──────────────────────

みなさん、毎回シューズを履くときにひもはどうされていますか。

面倒なので結んだままの状態で足を入れている人は少なくないと思います。

私はそれをズボラであるなどと非難するつもりはありません。

ただ自分はフットワークを駆使して動き回る運命(さだめ)のペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、シューズのフィット感はとてもとても大切にしています。

そのため靴ひもは毎回ほどいてから足を入れ、結び直すようにしています。

やはり正直申し上げて面倒です。

その面倒さは我慢できても、さらに嫌なのが結んだひもがいつの間にか緩んでしまったりほどけてしまうことです。

これは安全性に関わることで大変重要です。

ひもを踏みつけて転んでしまうことだってありえます。

従ってひものないミズノのウェーブメダルSP3を買いたい衝動に駆られます。

ダイヤルをカチカチ回すだけでお手軽&自在に締め付けができます。

しかしそこは脳に染み付いたケチケチ感覚が待ったをかけます。

「あの靴は高い。他に解決策はないかもっと考えろ」


拍手[0回]

新製品が発表される一方で当然ながら消えていく製品もあります。

今回バタフライで販売終了となったラバーに、タキファイアCがあります。

それに関連したお話をしたいと思います。


──────────────────────
 分かりやすいスレイバー系
──────────────────────

バタフライの裏ソフトラバーで古くからあるラインナップと言えば、スレイバーシリーズとタキネス系のラバーが有名です。

後者については私が勝手にタキネス系と名付けましたが、バタフライの粘着系ラバーはほとんどタキなんとかなので、便宜上そう呼ぶことにするとお考えください。

スレイバーはロングセラーの無印スレイバーの他に、ソフトなタッチのELやFX、廃番になりましたがハードタイプのスーパースレイバーがありました。

またスポンジに緊張状態をもたせたハイテンションラバーとして、スレイバーG2、海外限定でG3というのもありました。

これらに共通していたのはスレイバーという統一名称を使いつつ、派生バージョンも分かりやすいネーミングがなされていたことです。


──────────────────────
 少々複雑なタキ○○系
──────────────────────

他方、タキネス系はどうかというとやや複雑かつ疑問に思う点があります。

比較的分かりやすいのは、タキネスCHOPとタキネスDRIVEです。

CHOPはカットマン向けで、DRIVEはドライブマン向けというのはすっと頭に入ってきます。

CHOPⅡというのもあり、それはCHOPの派生版ハードバージョンです。

少し引っかかるのがタキファイアシリーズです。

「タキネス」の統一名称を使ってはどうかと思うのですが、少し変えてタキファイアとしています。

まず現在も継続販売されているタキファイアDRIVEですが、これについてはドライブマン向け製品というのがすぐにわかります。

今回廃番になったのはタキファイアCです。

タキファイアCHOPではなく、Cだけがついています。

ちょっと違いがあることは認識しますが、多くの人はタキネスCHOPとDRIVEの関係から、カットマン向けのラバーなのではと考えてしまいそうなのも無理はありません。

タキファイアCについては、中国製粘着ラバーに近づけた製品ということでCHINAの頭文字のCという意味なのだそうです。

一瞬ああそうなのと理解を示したいものの、やはりネーミングの統一感のなさと誤解を招きやすいことに戸惑いを覚えます。

タキファイアには他にも過去に廃番になった、タキファイアSPというのもありました。

そちらは高性能版を意味するスペシャルの略で、誤解されることは少なかったはずです。

タキファイアCはCではなく、ありきたりかもしれませんが末尾のアルファベットとして、かっこよさそうなAとかX、Vあたりにしていたらどうだったのかと思います。

そして私なら少しひねって謎めいた感じの「Q」なんかをつけていたら面白かったかもと考えています。


拍手[0回]

私は少し前まで粘着ラバーを使っていました。

それも日本メーカの製品ではなく、粘着ラバーの本家と言われている中国メーカのものでした。

中国粘着の多くはシートの上側に相当する平面状の部分が厚く、逆に粒は低いものが主流です。

その主流のタイプと、日本の競技者にとっておなじみの例えて言えばマークV的なシート形状の粘着の2種類を試していました。


──────────────────────
 私の嫌いな分厚いシート
──────────────────────

私の感覚としては、ラバーの表面が粘着性を帯びているという特徴よりも、シート形状が肉厚かそうでないかの点のほうがはるかに大きな違いとして感じられました。

それら粘着ラバーはいずれも通販で購入したのですが、購入前はパッケージデザインと簡単な説明文のみで肉厚かどうかまではわかりませんでした。

売り手の考えた文章から想像を膨らませ、届いた現物を使って喜んだり悩んだりしていました。

合計4種類を試し、もう肉厚ラバーは使いたくないという結論に至りました。

ボールを食い込ませて回転をかけるほうが私には合っており、それにはシート平面が薄く、そこそこの高さの粒がある裏ソフトラバーのほうが適しています。

ただ見たことのない海外ラバーを試すのは、一種のロマンや怪しさがあり面白いものでした。

そして中国ラバーは安価であるため、失敗しても経済的なダメージは少なくて済みます。

引き続き中国ラバーは購入したく、それでいて肉厚でない裏ソフトであれば試してみたいと考えていました。

しかし困ったことに、平面部分の厚さや粒の高さについての情報はほとんどありません。

最も良いのは画像が提供されていることです。

私は以前、カタログにラバーの画像をつけるべきだとお話ししたことがあります。

そのときは主に、粒高ラバーや表ソフトを買う人のためを思ってのことでした。

粒の形状、高さ、並び方というのはとても重要なのに何故かその写真がなく、多くのカタログでパッケージデザインだけがデカデカと載せられています。

これは実際に購入する人の気持ちを考えておらず、とんでもなく不親切です。

今回裏ソフトについても同様の不満さを感じてしまいました。

裏ソフトもぜひ写真を載せ、現物のシート平面の厚さと粒の高さをラバーをカットした断面のアップで見せてもらいたいです。


拍手[1回]

今回はラバーの分類についてお話ししたいと思います。

ITTF(国際卓球連盟)では、IN:裏ソフト、OUT:表ソフト(粒高ではないノーマル1枚ラバーを含む)、LONG:粒高、ANTI:アンチラバー、という4種類を定義しています。

裏ソフトと表ソフトについては、さらに各メーカにおおよそ共通するもう少し詳細な分類が存在します。

その詳細な分類は製品の特徴を表すためのもので、何かの規格に添って明確に定められているわけではありません。

規格はないのですがその分類に少し疑問を感じており、私なりの意見を述べさせていただきます。


──────────────────────
 分類見直し案(裏ソフト)
──────────────────────

一般的に裏ソフトは、テンション、高弾性、コントロール系、粘着という4種類に細分類されています。

まずテンションについてですが、スポンジに緊張状態を持たせ反発力を高めたものは、製品の性格を表現する明確な指標であると考えます。

メーカーによっては「ハイブリッドエナジー」など、他社製品との違いを謳っているものもありますが、それらも含めて「テンション」という括りで呼ぶのは概ね適切だと思います。


疑問に感じているのは、高弾性とコントロール系を区別している点です。

「これだ」と思えるほどの差異はなく、もはや同一視しても構わないでしょう。

スタンダードなラバーということで「ノーマル(裏ソフト)」と呼んでみてはどうでしょうか。

そして粘着ですが、この分類も分かりづらく「微粘着」なる表現が使われているラバーもあります。

私はメーカがどう分類しているかは無視して、ラバーの保護シートの貼り付き具合で粘着かそうでないかを独自判断しています。

ただ粘着の度合いが強いか弱いかでカテゴリー分けするのには、あまり同意できません。

実際にボールを打ってみて違いを感じづらいのです。

同じ粘着ラバーでも比較的感触の違いがあるのはトップシートの形状の差です。

中国粘着で最も代表的なキョウヒョウシリーズは、シートが分厚く粒が低めです。

一般的な裏ソフトラバーはバタフライが「ひきつれ効果」と表現している、ボールがシートに食い込み、それが元に戻ることで回転がかけられるようになっています。

ところが粒が低くて肉厚のシートでは、ひきつれ効果が得られにくく、当ててすり上げるような感じでドライブを打つことになります。

従ってキョウヒョウのようなラバーを「粘着」という分類ではなく、「肉厚」という新しい定義で区別してみてはどうかと思うことがあります。

今のところ「粘着」に分類されているラバーでも、肉厚でないものはどうなるかというと「テンション」か「ノーマル」のどちらかに入れるのです。


整理すると裏ソフトは、テンション、ノーマル、肉厚、の3つの分類にするという案です。

少しだけスッキリしたように思えます。

しかしながらシートとスポンジの特徴で分類しているため、分類が重複してしまう製品もある点は、依然としてややこしいと言わざるを得ません。

具体的にどういうことかというと、「ノーマル」はテンションスポンジではなく、シートが肉厚ではないラバーということですが、「肉厚」の「テンション」ラバーというのはあるということです。

現在の定義でも、粘着テンションというのがあり初級レベルの方には分かりづらいのは否めません。

拍手[1回]

現在私はバレーボールシューズを履いています。

クッション性能とグリップ力を重視し、それなりの耐久性と通気性を求めた結果、今のシューズにたどり着きました。

右利きのペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、足を交差させて飛びつくことが多く、軸足となる左足親指付け根部分がかなりすり減っています。

同じくかかとのフチも激しく摩耗しています。

表面のゴムの溝が無くなる程度であれば構わないのですが、そのゴム自体が無くなり内側にある次の層が露出してきました。

グリップ力とクッション性能が怪しくなってきてもう限界です。

そのため次のシューズをどれにしようか検討中です。


──────────────────────
 選択肢を段階的に絞っていく
──────────────────────

メーカさんはその道のプロだけあって、各競技に最適なシューズを開発しているはずです。

それは尊重するものの、やはり自分でも考えた上で選択したいと考えています。

従って比較検討する対象は卓球シューズにとどまらず、バレーボール、バドミントン、バスケットボール、フットサル、そしてフィットネスや体育館シューズもざっと見ることにしました。

某所にある大型総合スポーツショップに出かけ、各競技のシューズをチェックしてみました。

まずバスケットボールシューズは、全体的にソールが硬めでミッドカットが多いため対象から外しました。

フットサルも通気性やクッション性能は、他競技のシューズのほうがより優れているように思え見送りました。

そうやって絞っていくと、卓球、バドミントン、バレーボールの3つになってきました。

シューズのフチを覆う部材と靴の本体が接着剤だけで接合されている製品は、徐々にその部分が剥がれてくるため以前は購入対象から外していま
した。

他メーカの製品では部分的ですが糸で縫ってあり、耐久性で差が出ていたのです。

しかし当該部分が剥がれても、100円ショップで売っている接着剤で直せばしっかりそして簡単に補修できます。

従って縫製による強度向上は求めたいものの、それを大きなマイナスポイントとは考えないようにしました。

某社の卓球シューズはソールのゴムが意外と薄めで、現物を見てこれはボツだと感じました。

ソールの溝は徐々に消えてしまいますが、それでもアシックスのシューズにはタコのイボのような突起があってしっかり踏ん張ってくれそうでそそられました。

今のシューズは短期間であればまだ履けるため、その日はひとまず情報収集だけにとどめました。


拍手[0回]

少し前に、ブレードサイズが大きめのペンホルダーラケットに興味があるとお話ししました。

そこで現在販売されている製品で大型の部類に入るものを尋ねて、お店巡りをしました。


──────────────────────
 個性的な品揃えのWRM
──────────────────────

最初に訪れたのはワールドラバーマーケット(WRM)さんです。

お店の名前の通り、外国メーカーのラバーを取り扱っているお店です。

ラバーだけでなくラケットも販売しているのですが、お店のオリジナルラケットの製品企画・販売もしている点がユニークだと言えます。

ショップオリジナルのラケットというのは、少数ですが他のお店でも企画されたものはあります。

それは既存のラケットメーカーへ特注品として製造を依頼したラケットでした。

WRMさんはそういったラケットに加え、自社が日本卓球協会の公認メーカーになり、独自開発のラケットを作っているという力の入れようです。


店舗は高田馬場と千葉市にあります。

高田馬場店は小ぶりなお店ですが、駅のすぐ近くにあるビルの3階で大変便利な場所にあります。

入店すると常連さんがいらっしゃり、何やらお話をされて盛り上がっていました。

他の卓球ショップとは全く異なる品揃えです。

見たことのないラバーとラケットばかりです。

その中に今回のテーマである大型ラケットが陳列されていました。

カットマン用ラケットのブレードを使った、超大型中国式ペンホルダー(中ペン)の「極守2」というラケットです。

よく見かける大手メーカーのラケットとは異なり、箱には入っていません。

透明フィルムで包装されていて、私はこれで十分だと思っています。

「極守2」というだけあって、とっても弾み控えめです。

相手が打ってくるボールを止めて止めまくることに特化したキワものラケットです。

私はそういうスタイルではないので購入対象とはなりませんが、面白いラケットであることは確かです。


拍手[4回]

各社から2017年春の新製品が発表されました。

トップシェアを誇るバタフライは2015年から製品数を絞り込み、同時にカタログの作りも一新しました。

その独自の流れは、今回の新カタログでさらに違った方向へ向きを変えています。


──────────────────────
 無駄なのかオシャレなのか
──────────────────────

100ページもある分厚いカタログで、最初の3分の1は製品紹介ではなく写真集と表現したほうが適切なように思えます。

特定の契約選手を取り上げ、カタログの最初の部分でちらっと紹介するやり方はこれまでにもありました。

しかし今回はその分量がとても多く、ページをめくってもめくっても肝心の製品が出てきません。

カタログと間違えて別の資料を選んでしまったのかと不安になるほどです。

私の勝手な推測ですが、バタフライはどこかのデザイン会社に依頼してそこからコンサルティングも受けているのだと思います。

いわゆる典型的な「製品カタログ」から脱却し、ステータスを高める方向に進んでいるのでしょう。

製品の絞り込みについては、私は好意的にとらえています。

種類が多すぎると消費者は迷ってしまい、結果的に購入に至る率が下がるという話を聞いたことがあります。

2005年のバタフライのカタログがそれを端的に表していました。

圧倒的なラインナップで、全方位にこれでもかと言わんばかりの製品展開をしていました。

今回の新カタログは、フィーリング重視なのかイメージ戦略なのかそのあたりの狙いは今ひとつ分かりませんが、製品以外のページが多すぎて個人的には好きになれません。


拍手[0回]

私の現在のプレースタイルは、片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

そういうタイプの場合、ヒノキ単板の日本式角型ラケットを使うのが王道だと言う人がいます。


──────────────────────
 角型ペンはお休み中
──────────────────────

別にそれはステレオタイプ的な考えということではないと思います。

昔のチャンピオンを懐かしんだり、男のロマン?であったりするからです。

なので私も角型ラケットを振り回していたときがありました。

あの細長いラケットは、フォアハンドでスマッシュを叩き込むのには最も適しています。

相手のドライブが甘いコースに来て、ドンピシャのタイミングでカウンターが決まったときはもう快感です。

めったにありませんが、スマッシュされたボールをカウンタースマッシュで打ち返せるときもたまにありました。

その瞬間はスタイルは違いますが、速攻の鬼の丹羽選手になったような錯覚を覚えます。

運動不足解消と日頃のストレス発散の意味も兼ねている週1回の卓球です。

私は日本式と中国式のペンホルダーを、その日の気分によって使い分けていました。

双方のラケットの長所短所と、自分のプレーの優先事項をどうするかで悩むことがありました。

日本式はスマッシュの感触は気持ちいいものの、私としては中ペン(中国式ペンホルダー)のほうが安定性に勝ると感じています。

そして以前にも触れたことがありますが、細身のラケットはボールの返球率がわずかですが低くなります。

実際、中ペンに持ち替えてバックショートをやると、ちょっぴりですがその差を実感できます。

なのでここ最近は中ペンばかりを使っています。


拍手[3回]

卓球用具メーカ各社から春の新製品が次々と発表されています。

家電や車と同様、新製品にはワクワクしますね。

今回はその中で、バタフライのラケットについてお話しします。


──────────────────────
 7枚合板の名品
──────────────────────

人気があったはずなのに、なぜ廃版にしてしまったのか不思議に思っていたラケットとしてSK7がありました。

問い合わせや要望が多かったのでしょうか、ほぼ同じ仕様でSK7クラシックというラケットが販売されることになりました。

バタフライ自身が「復刻モデル」と謳っていて、以前の使用者も安心できるはずです。

心配だったのはそのお値段でした。

かつて「渋谷プロモデル」というラケットがありました。

それをベースにした「ハッドロウ シールド」が現在販売されていますが、実売価格は倍近くになっています。

バタフライは低価格帯の製品は、標準小売価格を示している一方、高価格帯の商品はオープン価格としてぼかすようにしています。

SK7の復刻版が出ると聞いたときは、なんとなくオープン価格になってかなり高い値段になってしまいそうな気がしました。

人気があり高くても買う人はいると思ったからです。

ところが予想に反し、税抜きで¥6,800とまずまずの良心的価格です。

以前のSK7は税抜きで¥5,800だったので、それなりの値上げをしたことは事実です。

そしてバタフライは販売店に卸す価格も、数年前と比べると1割程度引き上げをしたそうです。

従って以前と同程度の価格というわけではありません。

ただオープン価格で1万数千円とならなかったのは、まだ良かったのではと考えています。

前述のハッドロウシールドに批判が寄せられたため、商品企画の段階で復刻モデルだから高価格にはできないという判断になったのかもしれません。

意外だったのは中ペン(中国式ペンホルダー)の品揃えもある点です。

現在、吉田海偉選手モデルの中ペンが販売されています。

それはかつて吉田選手が使っていた特注のSK7中ペンを、吉田選手の名前のラケットとして一般販売することになったものです。

従って似通ったラケットが2種類あるという状態です。

近いうちに吉田選手モデルはSK7に集約されてしまうのかもしれません。


拍手[2回]

私は長らく中ペン(中国式ペンホルダー)を使っていましたが、最近はもっぱら角型の日本式ペンホルダーにしています。

そういう角型ペンならやはり一枚板の単板だろうということで、ずっと前に実売4千円ほどのお求めやすいラケットを、コレクションの一つとして買っていました。

この手の経済的なラケットは高級品と比べると、木目の詰まり具合がイマイチです。

左側は結構緻密でいい感じなのですが、右にいくにつれて間隔が徐々に広くなり、右端では木目の間が1mm以上あります。

板の厚さは9mmで、ラケット単体の重さはちょうど90gです。

この厚さでこの重さなら、もっと木目が詰まっていても良さそうなんですけどね。

ただこれでも製品としてはしっかりした品質ではあります。

練習場でお会いしたご年配の方から、木目が60度ほど斜めになったすごい単板ラケットを見たことがあると聞いたことがあります。

寿司ネタに例えるなら私のラケットは赤身で、定価が2万円を超えるものは大トロなのでしょう。

ダーカーの大トロはスピード90で、ヴィクタスの大トロはダイナビートになります。

半年ほど前に、練習場で大トロのラケットを見せてもらいました。

真っ直ぐな木目が端から端までびっしりと詰まっています。

文句なしのとろとろ大トロです。

よだれが出そうになりましたが、私がこれを使うのはミズノの全日本代表ユニフォームを着て試合に臨むのと同じくらいの恥ずかしさがあります。

グリップレンズを油性マジックで塗りつぶさないと、とても周囲の視線に耐えられません。


拍手[1回]

私達の身の回りにあるものは、程度の違いこそあれ永遠に使い続けることはできず、それぞれに寿命というものがあります。

卓球用具も例外ではありません。


──────────────────────
 ラバーの真ん中に生じるたるみ
──────────────────────

劣化が徐々に分かってくるものもあれば、ある日突然、使用不可能になるものもあります。

後者のケースは予兆がなく、運が悪ければ新品を買ったその日に起こることもあり得ます。

そういう理不尽なものの代表例が単板ラケットです。

かなりひどくぶつけても割れないことはありますが、いつ真っ二つになるかヒヤヒヤしながら使わないといけません。

もう一つは裏ソフトラバーの剥離です。

表ソフトはゴムシートとスポンジ双方の平らな面を貼り合わせています。

従って接着力が高く安心感があります。

一方裏ソフトは粒の頭の部分だけで接着しているため、構造的に接着力は劣ります。

一般的にはシートの摩擦力がなくなる頃には貼り替えられるので、剥離が起きることはほとんどありません。

ただそれでもまれに目にすることがあるのは事実です。

はがれる場所が運良くグリップに近い部分なら、試合で使わない限り問題はなさそうです。

しかし残念がらが剥離が起きる場所は、一番大切なスイートスポットである場合がほとんどです。

割れた単板ラケットなら打球感は変わるでしょうが、接着剤で貼り合わせれば使い続けることも可能です。

ところがラバーの剥離に関しては、修復は難しいのではないかと思います。

元に戻すにはシートをはがし、粒の頭に接着剤をつけて貼り合わせるということが頭では理解できます。

でもそれで同等に近い打球感に戻るのか、その後の耐久性はどうなのか、接着剤を使えばいいのか、いろいろな疑問が湧いてきます。

どなたかやってみた方がいらっしゃるなら、お話を聞かせてもらいたいのですが、恐らくいませんよね。

ケチの私でも流石に剥離すれば修理することは考えず、別のラバーに貼り替えます。


拍手[2回]

ラケットには木材だけを貼り合わせた合板を使ったものや、カーボンなどの特殊素材を加えたものがあります。

ペンホルダーだと一枚板の単板も人気がありますね。

今回はそういった板(ブレード)についてお話しします。


──────────────────────
 5枚合板と7枚合板
──────────────────────

木材だけのラケットの場合、重ね合わせた板の枚数が5枚か7枚のタイプが主流です。

初心者の方ならそれらについて、単に板の枚数の違いだけと捉えるでしょう。

用具に詳しい方だと「5枚合板特有の~」とか、「いかにも7枚らしい~」と板の枚数で特性を語ることがあります。

そんな話を聞くと、5枚と7枚はどう違うのか気になる人もいるでしょう。

一般論ですが、板の枚数が増えるとよく弾み、重めのラケットになります。

一応そういう「傾向」があるということで、必ずしも全ての製品に当てはまるものではありません。

ある7枚合板のラケットよりも、重くて弾む5枚合板ラケットは存在します。

個人的にはカタログに乗っている反発力を表す数値や平均重量を参考にすればよく、5枚か7枚かはどうでもいいと考えています。

別のジャンルの話を引き合いに出すと、車の場合なら、エンジンが4気筒か6気筒かで神経質になる人はあまりいないはずです。

排気量が同じ2000ccでも、4気筒と6気筒ならそれぞれに特性はあります。

でもそれをシビアに気にする人はごく一部で、普通の購入者はそんなに重視しませんよね。

他にもパソコンのCPUがコアi3とi5の違いのように、似たような例は沢山あります。

専門知識を極めたい人が、その深い部分に突き進んで行けばいいのではないでしょうか。


卓球の話に戻ると、特殊素材を使ったラケットで、インナー系かアウター系かという分類で製品を案内しているところがあります。

カーボンなどを板の中心寄りの層に挟んでいるのがインナーで、ラバーを貼る面に近い位置に挟んでいるのがアウターです。

インナーは特殊素材の打球感が抑え気味になり、逆に手に伝わりやすいのがアウターになります。

まあこれもあくまで目安であると捉えておけばいいと思います。


拍手[0回]


Amazon.co.jpアソシエイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析

Page Top
PR
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31