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2020 .11.14
以前、皆さんご自身が練習する姿を録画してみることをお勧めしました。

私は時折それを実践していて、新しく試してみたい打ち方や自信のない技術の場面を中心にスマホで撮影していました。


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 現在の撮影機器の制約
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最近まで使っていた撮影機器は上半分にスマホを固定させ、下のほうについている大型クリップで適当な所に挟む方式のものでした。

しかしいろいろな場所で使ううち自由度の低さが問題となり、録画を見合わせるケースもありました。

なおこれについては別に機器のミスチョイスをしたと後悔しているわけではなく、状況に応じて変えていくのは自然なことだと受け止めています。

何事も今が最終的な完成形だという考えは捨て、永遠に試行錯誤が続くものだと理解しているのです。

これまでに何度か、練習場で撮影している他の人の機器を目にする機会がありました。

自撮り棒を柱の角に寝かせたり、中には窓枠にスマホを立て掛け背後に小麦粉粘土で支えていた人もいました。

私が使っていたものと類似のタイプもあり、一度その使用者にご意見を伺ったことがあります。

クリップ状や万力状の挟むタイプはそれなりの汎用性はありますが限界もあって、挟む場所に傷が付く恐れから断られた卓球場もあったそうです。


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今回はブランドの統廃合についてお話しします。

去る10月1日に株式会社VICTAS(ヴィクタス)はTSPブランドを廃止し、VICTASブランドに統一することを発表しました。


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 歴史と今回集約される製品
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まずVICTAS社の沿革についてざっと見ていきます。

1931年(昭和6年)、東京都北区に鈴木セルロイド工業が創業され、1938年に大阪へ移転しました。

戦後になりYSPというブランドを展開し、それとはまた別ブランドのTSPが全国に広まりました。

1963年には社名をヤマト卓球に変更しました。

そして多くの方がご存知の最近の動きでは、VICTASという新しいブランドを立ち上げ、TSPとのダブルブランド戦略を取っていました。

社名はまだヤマト卓球のままでしたが、その後株式会社VICTASに変更となりました。

そして今月の発表があり、2021年の春にTSPブランドを廃止しVICTASに統一される予定となりました。


さてここで気になるのは、現在TSPとして販売されている製品がどうなるかという点です。

ざっくり申し上げると、主力商品の多くは名前を若干変更し引き継がれ、一部は販売終了となります。

後継商品が企画されているのかもしれませんが、ひとまずラバー貼りラケットやラージボール関連の商品は終了となります。

ラバーは廉価版の商品を中心に、エクシズやUQなどが取りやめとなります。

少し意外だったのが、スペクトルとスピンピップスのハイテンションスポンジを使った製品が終了することです。

販売開始されてから、まだそれほど年月は経過していなかったためやや驚きでした。

テンションではない従来スポンジを使ったスペクトルとスピンピップスは、VICTASブランドとなって継続販売されます。

ラケットは古いタイプを中心に廃番となり、存続する製品でも数が出るフレアグリップだけが残るものがあります。

ストレートグリップや中ペン(中国式ペンホルダー)を使っている人は注意が必要です。


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いつものように日頃の運動不足解消のため、某卓球場に出かけました。

ベンチに腰を掛け靴紐を締めていると、ポンと肩を叩かれました。

「よっ」

そこに立っていたのは前回ご紹介したTさんでした。


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 強引な展開
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前回のおさらいをすると、お名前を存じ上げないこの中年男性を私はTさんということにしました。

トランプ大統領のような性格の人物だったからです。

中ペン(中国式ペンホルダー)の裏面打法によるバックハンド攻撃について熱く語り、片面ペンの私に裏面打法を勧めて帰っていきました。

今回私は、Tさんと社交辞令的な短いやり取りだけをして済ませるつもりでした。

ところが「一緒に打とう」と笑顔とともにすごい眼力を放ってきます。

もう完全にロックオンされた状態で断ることはほぼ不可能です。

余談ですが安倍前総理も、よくまあトランプ大統領みたいな人と良い関係を保っていたものだと驚きます。

前総理の性格を考えると、できればあんなタイプの人とはお付き合いしたくなかったはずで、我が国の国益を考え耐えていたのでしょう。

話を元に戻すと、Tさんにある程度お相手いただき→ありがたいお話を傾聴し→ご満足いただいてから、おしまいにしようと気持ちを切り替えていました。

しかし相手は自己主張の塊であるTさんです。

前回お会いした際の最後のメッセージを繰り返してきました。

「なんで今どき時代遅れの片面ペンホルダーなの」

「絶対裏面振るべきだよ」

そして私が裏面打法ができるよう、ご指導をいただく流れになってしまいました。


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今回も某卓球場でお会いした一般愛好家の人について、お話ししたいと思います。

私がこれまでご紹介した人物は、個性的な方が多いと思われているかもしれません。

もちろんシェークハンドラケットで両面に裏ソフトラバーを貼り、穏やかな性格の人というのはたくさんいらっしゃいます。

しかしそういう人を取り上げるのは、例えて言えば「情熱大陸」で20年間経理担当のサラリーマンを紹介するのと同じだと考えています。

従って今回も癖の強い方となります。


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 熱量に満ちた人
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ご紹介するのは中年男性で、とっても自己主張の強い方です。

トランプ大統領はこんな感じだろうと勝手に決めつけ、お名前はTさんということにしておきます。

Tさんは人の話をほとんど聞かず、自分の考えや主張を一方的にまくしたてるように話します。

休憩中ベンチに腰掛けていると話しかけられ、私は張り子の虎のようにうなずいていました。

Tさんは中ペン(中国式ペンホルダー)の両面に、裏ソフトラバーを貼ったプレースタイルです。

前回はバックハンドドライブに魅せられた人をご紹介しました。

Tさんも同じく、ここ最近はバックハンドを重点的に練習しているとのことでした。

自分でつかんだ打球感覚を他人にも話したくてウズウズしていたのでしょうか、私に熱い口調で語ってきます。

「台上の短いボールに横回転を掛けて返す、いわゆるチキータの場合、時計の2時に相当する場所にボールを当てるんだ」(右利きの場合。以降同様)

「それによって遠心力を利用できコンパクトな鋭いスイングで効果的なボールが打てるのサ」

そう言いながらラケットを目の前で何度もビュンビュン振り回します。

「スイングがぶれないよう、打つ前にラケットの先を卓球台に接触させておくのがミソだよ」

激しく擦れたラケットの先端を私に見せます。

「でも台から出るような長いボールは安定性重視に切り替え、今度は文字盤の4時のあたりで打つんだ」

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今回はバルサを使ったラケットを長年愛用しているHさんのお話をご紹介いたします。

Hさんは40歳前後と思われる男性で、フォアに表ソフト、バックに裏ソフトを貼ったシェークハンドラケットを使っています。


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 うちわ卓球がきっかけ
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Hさんの用具に対するこだわりは軽さです。

昔は重めのラケットを使っていて、それは男なんだから当然とか、重いほうが威力が出るからといった周囲の意見を鵜呑みにしていました。

今から20年ほど前の夏、ある日Hさんは遊びでうちわでボールを打っていました。

全くうまく打てなかったのですが、バック側に来たボールをドライブを掛けるような感じで振り抜いたのです。

スカ当たりでボールはネットを超えませんでした。

しかしその際に自然に振り切ることができたスイングに、ピーンとひらめくものがありました。

似たような感じで自分のラケットでもバックハンドは振れないものか、しばらく考えた後、軽いラケットを試してみてはどうだろうという結論になりました。

早速複数のお店に立ち寄り、当時の最軽量級だったヤサカのガシアンバルサというラケットを購入しました。

軽さを実現するため密度の低いバルサ材を使っていて、強度や弾みを持たせるためでしょうか、特殊素材としてグラスファイバーが挟まれていました。

ラケット単体の重さは70gでした。

それに変えるだけでもスイングスピードは上がりそうでしたが、Hさんはさらに両面に貼っていた分厚いラバーを中の厚さに変えてみました。

その結果、新しいラケットは総重量が140g台に仕上がりました。


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卓球用具の高騰には愕然とさせられます。

もう実売4~5千円程度のラバーなら、卓球をしている人は別に驚くことはないと思います。

しかし世間一般の方からすると、ゴムとスポンジでできた製品がなんでこんなに高いのか理解不能のはずです。

そして9千円超えのディグニクスに至っては冗談でしかありません。

私が試合をするその辺の高校生でも貼っている人をたまに見かけます。

今話題のディグニクス09cを両面に貼ったおじさんもいました。

あんな高くて重いラバーなんて、、、ちょっとやっかみ半分になりつつ、この用具インフレの流れに辟易としています。

今回はそれとは対極に位置する安いラバーについて考えてみたいと思います。


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 値段は重要
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安いラバーと言うと皆さんはどんな製品を思い浮かべるでしょうか。

フレクストラやレトラという入門者向けラバーかなという人もいれば、特殊用途向けと言っても構わない1枚ラバーのコバルトなどを挙げる人もいるでしょう。

探す範囲を広げてみると、外国製のラバーを取り寄せて販売しているところがあります。

愛好家の間で密かに人気となっているのがX店です。

X店は中国のラバーやラケットを並行輸入しているお店で、主力商品はラバーの通販です。

これまで練習場でお会いした方の中にも3名ほど利用した人がいました。

飾り気のないWebサイトで、ある人は見栄えに凝らなくて構わないよと話していました。

そういった部分だけでなく、ネット上での決済システムも導入していません。

Webで注文を済ませるとメールが届き、支払いは別途指定された口座に振り込みを行います。

大手のJ社などと比べると、Webサイトの洗練さや支払いのお手軽さは及びません。

しかしいずれの違いも低価格を実現するためのものだと理解しています。

ネット上での決済は高いセキュリティと確実さが求められ、どこかのIT企業に決済システムの構築や利用料を払わなければなりません。

購入時の手順が2~3増えるだけで別段それほど煩わしくもないため、利用したことのある人はこの点に強い不満は持っていませんでした。


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今回は学生リーグについてお話ししたいと思います。


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 関東の学生リーグ
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2020年になりしばらく経ってから、我が国でも新型コロナウイルスの流行となりました。

その影響で関東学生卓球連盟は春のリーグ戦の開催を見送りました。

中止には複数の理由がありましたが、会場を確保できなかったことが最も大きな問題だったそうです。

緊急事態宣言が出され、プロスポーツや各種イベント、そしてオリンピックまでもが1年延期になったことを考えれば、致し方ないことでした。

その頃は誰もが秋のリーグ戦に向けて頑張ろうという気持ちだったはずです。

5月末に緊急事態宣言は解除され、秋季リーグの準備が進められていました。

しかし残念ながら結局、秋のリーグも中止となってしまいました。

連盟からの説明では、秋リーグの開催について賛否が別れていたそうです。

多くの人が参加する試合に対し慎重な意見があったのでしょう。

並行して各校に聞き取りを行ったところ、練習の目処が立っていないところが3分の2近くに上るという結果でした。

それぞれのチームが秋リーグまでに練習を再開し、出場選手の選考までがちゃんとできるかはなんとも言えない状況でした。

連盟側でも会場の段取りや申し込み手続きなどを、滞りなく進めておく必要があります。

それらを踏まえると時間的に無理だろうということになったそうです。

時期を通常よりも後ろにずらすことも検討されました。

今年度は前期に十分な授業ができておらず、その分は後期に圧縮して行なわれるようでした。

加盟校は156チームもある大所帯であり、影響と責任を考え中止となった模様です。

関東学生リーグはこのようになりましたが、それでは関西地区はどうなったのでしょうか。


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2020 .08.08
前々回は動画についていお話ししました。

その際の動画は自撮りについてでしたが、今回はネット上にアップロードされている試合動画について取り上げます。


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 昔の映像が充実?
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いつ頃から変わったのかは定かではありませんが、3年ほど前と比較すると検索でヒットする卓球動画の種類が確実に増えたと思います。

練習場でも同じことを口にされていた人がいらっしゃいました。

その方は主に昔の試合を探すことがあり、時々とても貴重な映像に巡り合うことができて驚くことがあるそうです。

かつては視聴できる動画のバリエーションは少なく、私は過去の試合を見るためにDVDソフトを購入したことがありました。

TABLE TENNIS BEYOND IMAGINATION という作品で、1985年から2000年までの試合の模様を収録したものでした。

日本語化はされていませんがTSPなどから販売されていました。

他にも台湾にでかけた際、中国選手の試合を収録したビデオCDを買いました。

そういった商品でしか見ることが出来なかった古い映像が、最近はYouTubeで検索するとちらほら出てくるのです。

その手の映像を保管していたところが善意で公開してくれたのでしょうか。

あるいはお勧め動画を判断するプログラムが賢くなり、埋もれていた映像から的確な候補を見せてくれるようになったのかもしれません。

同じ試合でも複数バージョンがアップされていることがあります。

例えばワルドナー選手と江嘉良選手の試合は、別方向のアングルから撮影した2種類を見かけました。

ただし一部で玉石混淆となっている状態があり、全く同じ内容でコピー劣化したガッカリ映像が存在するというケースもありました。

昔の試合のため画像の粗さは我慢せざるを得ませんが、中にはボールの行方が全く追えないレベルの動画も存在します。

ある日知人と一緒にパソコンで見ていた動画がそういう品質のものでした。

まさにエア卓球と同じでした。

知人は最初の15秒ほどで「ダメだこれ」と視聴をやめてしまいました。

私も同感でした。

ただ私は通常の人と少し感性が異なるのか、卓球の映像でボールが見えないとこうも役に立たないということが実感でき、これは予想外の収穫だと喜びに変わりました。


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今回はご自身のプレースタイルを変えてみた方をご紹介いたします。

フリーの練習場で出会った方のため、お名前はわかりません。

いつものように有名人のお名前を拝借すると、某お笑いコンビの方にほんの少し雰囲気が似ていたので、川島さんということにしておきます。


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 自由に決められなかった戦型
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川島さんは50代と思われる男性で、戦型は絶滅危惧種のペン表ソフトです。

本人はカットマンになりたかったのですが、中学で卓球部に入部したときは中国の前陣速攻スタイルが強く、半ば強制的に中ペン(中国式ペンホルダー)に表ソフトという組み合わせにさせられました。

中学2年から身長がにょきにょきと伸びてきて、それがもう少し早ければカットマンを選択させてもらえたかもしれないとのことでした。

入部当時はグリップが短いバタフライの中ペンに、同じくバタフライのテンペストという表ソフトを貼っていました。

中ペンだから当然シェークより短いグリップだと思われる方がいらっしゃるかもしれません。

川島さんの中ペンは今の中ペンよりも1~2cm程度グリップが短い、マンガチックな中ペンだったのです。

そしてテンペストというのは当時の入門者向けラバーで、同一ブランドで裏ソフトと表ソフトの2種類がありました。

今では珍しく感じますが、そういうのは他のメーカーにもあったそうです。

シェーク裏裏全盛の今、昔の中国の前陣速攻選手を見るとみんな同じように思えてしまうかもしれません。

川島さん曰く単調に見えがちなプレースタイルなのでそれは否定しないものの、ご自身では2つの流派があると定義していました。
(あくまでも川島さんのマイ定義です)


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2020 .07.11
学生リーグや巷の市民大会などで、試合を撮影しているビデオカメラを見かけます。

試合はやりっぱなしではなく、できれば良かった点、悪かった点のそれぞれを振り返ることができれば、より意味のあるものになります。

ただ現在はそれが試合中心にとどまっているのがもったいないように感じています。

可能であれば普段の練習の模様も録画することをお勧めします。


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 映像がもたらす効果
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練習を録画することのメリットは、当然のことながら自分のフォームや動きを確認できることです。

当たり前じゃないかと言われそうですが、頭だけで考えているのと、いざ実行に移してみるのとでは大きな違いがあります。

周囲の人や指導員から何か指摘をされても、そんなはずはないと心の中で否定してしまう場合があると思います。

それは純粋に本人には自覚がないため戸惑いを覚えるケースであったり、プライドを傷つけられたように感じたケースであったりします。

どちらの場合であっても撮影した動画があれば、その場ですぐに確認することができます。

困惑や怒りの感情が長く続くのは精神衛生上良くありません。

客観的な証拠を目にすれば、即座に納得して気持ちを切り替えることができます。

誰しも経験したであろう気分の良くないアドバイス例は、指摘をした人がダメパターンを真似して示すことです。

私の場合も、正面を向きすぎている点、無駄な上下動が多い点、ラケットが外側に開きがちな点、など数多くの真似をされました。

ときに苦笑いをし、ときに大げさにうなずきながら、相手の指摘を傾聴(ときには傾聴するフリを)しました。

世の中には自尊心の高い方も一定の比率でいらっしゃるので、そういう方は録画でご確認いただければ血圧の上昇を抑えられるかもしれません。

百聞は一見にしかずで、口頭やジェスチャーでのアドバイスより動画ははるかに納得感が高くなります。


少し横道にそれますが、動画活用が広まっている例としてドライブレコーダーなどもあります。

某番組で紹介された事例では、スーパーの従業員教育に動画が使われていて、お釣りのぞんざいな渡し方と丁寧な渡し方の2つを動画で示していました。

最初は外国から来た従業員の方もいるからなのかと思っていました。

それもあるかもしれませんが、マニュアルに文字で書いた内容は日本人でも忘れられてしまうことがあり、一つ一つの動作を短編動画で説明しているとのことでした。

やや情けない気もしますが、これからは動画で示せるものは積極活用すべきという点には私も強く同意します。


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卓球のラケットにもトレンドはあり、主流から外れたものは徐々に消えていく運命にあります。

練習場でシニアの方と話していると、自分が希望するタイプのラケットが見当たらないと不満を口にされていたことが何度かありました。


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 少数派のラケット
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■丸形日本式ペンホルダー

大昔はどの国産メーカーもラインナップにあったそうで、ペンホルダーの衰退に伴い真っ先に廃れていったのが丸型です。

角型や角丸形なら置いてあるお店は多いのですが、丸型となるとお店をはしごしても苦しそうです。

丸型なら中国式があるじゃないと、シェークを使っている人から意見をもらうことがあります。

シェークの人には、人差し指を引っ掛けるあの日本式グリップの重要さが理解できないのでしょう。

中国式を握るくらいなら角形の日本式のほうがまだマシという、日本式グリップしか受け付けない方は少なからず存在します。

取り扱いは減ってはいますが、ダーカー、アームストロング、コクタクなどはまだ販売をしています。

そのためお店に依頼して取り寄せてもらうか、ネットでの購入という手があります。

できれば購入前に実物を手にとって確認したい気持ちは理解できますが、それは我慢していただくしかないかと思います。


■特殊素材入り日本式ペンホルダー

これもペンが多かった昔には沢山の種類がありました。

現在この種類を探すならラージボール用のラケットを当たってみるべきです。

ラージ用は全体的にお値段が高めとなりますが、反発力に優れる製品が多いという傾向があります。

ラージ用と謳っていてもラージだけでしか使えないわけではなく、40mmボールを使う公式戦で使用可能です。


■アナトミックグリップ

シェークのグリップの最大勢力は、先端に近づくにつれ弧を描いて広がるフレアタイプで、二番手が真っ直ぐなストレートです。

他には先端に向かって直線的に広がっていくコニックと、手のひらに当たる箇所が膨らんだアナトミックがあります。

コニックはほぼ絶滅状態に近く、ただフレアにそこそこ似ているため、慣れてくださいといっても暴論ではないように思えます。

問題はアナトミックで、このグリップの使い手はこだわりが強そうです。

日本のメーカーでは品揃えは少なく、スウェーデンのスティガ社ならアナトミックのラインナップは豊富なので、そちらで選べば良いと思います。


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ようやく卓球場も再開となりほっとしています。

さて今回は、過去に練習後の喫茶店で話していた雑談ネタをご紹介いたします。


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 世界を制したペン表
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中国はかつて、ペンホルダーに表ソフトを貼ったスタイルで世界を席巻していました。

そうなった理由について、いろいろな意見が交わされました。

まず有力な説と推測される当時のルールと用具事情が挙げられました。

小さくてスピードが出る38mmのセルロイドボールでは、バウンド直後を捉え速いテンポでボールをさばくのが有効な戦術だったという考えです。

それを効果的に実現するため台の近くを死守し、ラバーは回転をそれほど重視しない表ソフトを選択しました。

ラケットがペンだったのは、両ハンド攻撃ができるシェークの優位点よりもペンならではのフォア強打のほうを重視し、バック側は鉄壁のショートで対処という考えだったのだろうという解釈です。

これに対し居合わせたメンバーから様々な意見が出され、次のような結論となりました。

1)ペン表はもともと最強のスタイルではなかった。

2)ただし昔はルール上恵まれた部分があった。

3)ペン表の選手が多数存在し、その中に超人が存在した。


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