今回は強い選手を生み出す組織について考えてみます。
──────────────────────
必殺技が通用しない相手
──────────────────────
昨年末に世界選手権の選考会があり、今年の1月には全日本選手権が開催されました。
それぞれの決勝戦の模様はテレビで放送されていました。
どちらも女子は伊藤美誠選手が勝利を収めました。
多彩な技が印象に残り、特筆すべきなのは通称「美誠パンチ」と呼ばれるスマッシュでした。
バックスイングをほとんど取らず、不意打ちのようにひっぱたくカウンターショットです。
早田選手や平野選手のような日本のトップ選手でも、美誠パンチをお美誠いされると対処不可能でした。
伊藤選手はかなりいい調子で、これなら2月のワールドカップ団体戦で中国と競り合うことができるかもという期待を抱かせてくれました。
伊藤選手の対戦相手は丁寧選手でした。
中国のエースにしっかり食らいついていて、相手を追い込むような場面もありました。
中国選手との試合では一方的になってしまうことが多く、その際時々耳にする表現で「自分のプレーができなかった」というのがあります。
日本人同士の対戦では使えた戦法が、中国選手との対戦では不発だった、あるいは使える局面に持ち込めなかった、といった状況のときに語られます。
丁寧選手との試合では伊藤選手ならではの攻めが結構できていたと思います。
ただ試合結果としては残念ながら負けてしまい、中でも私が驚いたのは、完璧な美誠パンチを放ったのに、その内の何本かが返球されていたことでした。
もちろん結構効いていて、丁寧選手も脅威に感じていたのは確かです。
私としては、美誠パンチはウルトラマンや仮面ライダーが放送終了直前に繰り出す必殺技のようなイメージがあります。
ライダーキックを食らっても倒れない相手・・・ありえない展開です。
こういうことからも中国選手は次元の違う相手だということがわかります。
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必殺技が通用しない相手
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昨年末に世界選手権の選考会があり、今年の1月には全日本選手権が開催されました。
それぞれの決勝戦の模様はテレビで放送されていました。
どちらも女子は伊藤美誠選手が勝利を収めました。
多彩な技が印象に残り、特筆すべきなのは通称「美誠パンチ」と呼ばれるスマッシュでした。
バックスイングをほとんど取らず、不意打ちのようにひっぱたくカウンターショットです。
早田選手や平野選手のような日本のトップ選手でも、美誠パンチをお美誠いされると対処不可能でした。
伊藤選手はかなりいい調子で、これなら2月のワールドカップ団体戦で中国と競り合うことができるかもという期待を抱かせてくれました。
伊藤選手の対戦相手は丁寧選手でした。
中国のエースにしっかり食らいついていて、相手を追い込むような場面もありました。
中国選手との試合では一方的になってしまうことが多く、その際時々耳にする表現で「自分のプレーができなかった」というのがあります。
日本人同士の対戦では使えた戦法が、中国選手との対戦では不発だった、あるいは使える局面に持ち込めなかった、といった状況のときに語られます。
丁寧選手との試合では伊藤選手ならではの攻めが結構できていたと思います。
ただ試合結果としては残念ながら負けてしまい、中でも私が驚いたのは、完璧な美誠パンチを放ったのに、その内の何本かが返球されていたことでした。
もちろん結構効いていて、丁寧選手も脅威に感じていたのは確かです。
私としては、美誠パンチはウルトラマンや仮面ライダーが放送終了直前に繰り出す必殺技のようなイメージがあります。
ライダーキックを食らっても倒れない相手・・・ありえない展開です。
こういうことからも中国選手は次元の違う相手だということがわかります。
2018 .03.24
今回はスウェーデンのメーカー、スティガについてお話しします。
カタカナ表記では「スウェーデン」が一般的なのだそうです。
ウィキペディアでスウェーデンについてざざっと斜め読みして、この国のことを以前よりもわずかですが深く理解しました。
このような趣味で書いている文章を通じても雑学が身につくのは嬉しいですね。
──────────────────────
会社概要と日本での製品展開
──────────────────────
スティガは卓球用品だけでなく、芝刈り機なども取り扱うメーカーということは知っていました。
昔の卓球王国に書かれている記事を参考にさせていただくと、他にも家具、家庭用品、レジャー用品等の多品種を取り扱う会社であるそうです。
日本企業でいうならヤマハのような・・・イマイチわかりにくい例えなので止めます。
現在は独立した日本法人が販売を行っていますが、以前はヤサカがスティガの代理店になっていました。
ヤサカはスティガだけでなく、ドイツのドニックの代理店でもありました。
今はドニックも日本の代理店をイルマソフトという会社に移しています。
カタカナ表記では「スウェーデン」が一般的なのだそうです。
ウィキペディアでスウェーデンについてざざっと斜め読みして、この国のことを以前よりもわずかですが深く理解しました。
このような趣味で書いている文章を通じても雑学が身につくのは嬉しいですね。
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会社概要と日本での製品展開
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スティガは卓球用品だけでなく、芝刈り機なども取り扱うメーカーということは知っていました。
昔の卓球王国に書かれている記事を参考にさせていただくと、他にも家具、家庭用品、レジャー用品等の多品種を取り扱う会社であるそうです。
日本企業でいうならヤマハのような・・・イマイチわかりにくい例えなので止めます。
現在は独立した日本法人が販売を行っていますが、以前はヤサカがスティガの代理店になっていました。
ヤサカはスティガだけでなく、ドイツのドニックの代理店でもありました。
今はドニックも日本の代理店をイルマソフトという会社に移しています。
2018 .03.10
1月の全日本選手権は少数ながらもまだペンホルダーの選手がいました。
男女のシングルス本戦でも通用するレベルであることがわかりました。
その中にはペン表ソフトの男子選手もいて、時々練習をご一緒させてもらう同じ戦型のおじさんプレーヤーUさんは喜んでいました。
決勝戦は地デジで放送されましたが、選手が様々な形でテレビに登場することについてお話ししたいと思います。
──────────────────────
張本選手
──────────────────────
男子は張本選手が最年少で優勝しました。
彼についていろんな方が感想を述べたり、分析をしていて興味深く読みました。
マスコミはどれもまず年齢に言及しその逸材ぶりを強調する論調でした。
一般の人に伝えるには、やはり年齢を注目点にしたほうが分かりやすいのは理解できます。
ただそれは同時にいささか表面的であり少々残念でもあります。
卓球という競技を知っている記者や、もう少し詳しく伝えようとしてるメディアは彼のプレーについての解説を交え、とても参考になったものがありました。
私が張本選手のプレーを見て「むむっ」と感じるのは、あの構えです。
彼には失礼ですが全日本決勝戦らしい構えとは対極にある、台の前になんとなくボーっと立っているだけのように感じるのです。
それは若干言い過ぎかもしれませんが、何もオーラが出ていない姿勢は相手を油断させているかのようにも思えてしまいます。
まあゲームが始まって往復ビンタのように2~3発きっついボールを喰らえば、油断うんぬんではなくなるのは明らかですが。
彼の強さは既に対外的にも認知されていて、あのドイツのボル選手にも勝利したことがあります。
構えの話で言えば、ボル選手は張本選手とは真逆のようなフォームです。
イケメンなのに構えはカエルのようでかっこ悪いと言われることがあります。
足をガバッと開き上体を低くして相手を凝視します。
ドライブマンなのですが、構えだけはオーソドックスなカットマン的雰囲気があります。
張本選手はまだ14歳ですがもう立派な体格を持っています。
そしてインタビューの受け応えも落ち着いており、実年齢より大人びて見えます。
彼は学研のテレビCMに出ていますが、本人のイメージとズレがあるように感じてしまいます。
男女のシングルス本戦でも通用するレベルであることがわかりました。
その中にはペン表ソフトの男子選手もいて、時々練習をご一緒させてもらう同じ戦型のおじさんプレーヤーUさんは喜んでいました。
決勝戦は地デジで放送されましたが、選手が様々な形でテレビに登場することについてお話ししたいと思います。
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張本選手
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男子は張本選手が最年少で優勝しました。
彼についていろんな方が感想を述べたり、分析をしていて興味深く読みました。
マスコミはどれもまず年齢に言及しその逸材ぶりを強調する論調でした。
一般の人に伝えるには、やはり年齢を注目点にしたほうが分かりやすいのは理解できます。
ただそれは同時にいささか表面的であり少々残念でもあります。
卓球という競技を知っている記者や、もう少し詳しく伝えようとしてるメディアは彼のプレーについての解説を交え、とても参考になったものがありました。
私が張本選手のプレーを見て「むむっ」と感じるのは、あの構えです。
彼には失礼ですが全日本決勝戦らしい構えとは対極にある、台の前になんとなくボーっと立っているだけのように感じるのです。
それは若干言い過ぎかもしれませんが、何もオーラが出ていない姿勢は相手を油断させているかのようにも思えてしまいます。
まあゲームが始まって往復ビンタのように2~3発きっついボールを喰らえば、油断うんぬんではなくなるのは明らかですが。
彼の強さは既に対外的にも認知されていて、あのドイツのボル選手にも勝利したことがあります。
構えの話で言えば、ボル選手は張本選手とは真逆のようなフォームです。
イケメンなのに構えはカエルのようでかっこ悪いと言われることがあります。
足をガバッと開き上体を低くして相手を凝視します。
ドライブマンなのですが、構えだけはオーソドックスなカットマン的雰囲気があります。
張本選手はまだ14歳ですがもう立派な体格を持っています。
そしてインタビューの受け応えも落ち着いており、実年齢より大人びて見えます。
彼は学研のテレビCMに出ていますが、本人のイメージとズレがあるように感じてしまいます。
今回は2月16日から18日にかけて行われた大阪オープンについてお話しします。
レポートしてくれたのは、以前も関西の試合について話を聞かせてもらったX氏です。
大阪オープンの正式名称は「大阪国際招待卓球選手権大会」です。
今回で57回目を迎える由緒ある試合です。
「国際招待」ということで海外の選手も参加していますが、今回は優勝候補筆頭というほどのメンバーではなく、参加者も数名にとどまっています。
──────────────────────
会場の模様
──────────────────────
会場はエディオンアリーナ大阪で、大阪府立体育館と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
この体育館は何が良いかというと真っ先に挙げられるのはその立地です。
様々な鉄道駅が集中する大阪なんばから歩いてすぐの所にあります。
来月に行われる大相撲三月場所の会場もここになります。
一方で不便なこともあり、初めて訪れた方が戸惑うのは内部の構造です。
それぞれの階を移動する階段が独特の動線になっています。
X氏は会場を後にしようとしていた女子高生集団に続いて階段を降りていました。
先頭の生徒が「行き止まり」とつぶやきながら戻ってきて、他の生徒も「ここ変わってるよね」と困惑気味でした。
観覧席の作りもやや特殊で、アリーナの四方にある席がそれぞれ分断されたようになっています。
そして卓球会場として最悪なのは、お目当てのコートに最も近い客席からの観戦は不向きだという点です。
トーナメントの序盤では多くの卓球台が並べられた状態となっています。
そういう台の配置では客席の傾斜が緩やかなため、客席から手前の台を見ると半分程度隠れてしまうのです。
これは致命的な欠点で、試合模様を見るには反対側に回らなければなりません。
では観客席からチームメイトを応援したい人はどうすればよいのでしょうか。
台が半分しか見えないと状況がわかりませんので、やむを得ず体育館の反対側から遠くの選手に声援を送る・・・これはかなりもどかしい応援になります。
従って多くの人が反則技を使っています。
観客席の前には通路があり、通行の妨げになるためそこにとどまっての観戦や応援は禁止されています。
しかしそれを無視した何十人が通路にへばりつき、真下でプレー中のチームメイトに声を送っています。
とっても迷惑です。
レポートしてくれたのは、以前も関西の試合について話を聞かせてもらったX氏です。
大阪オープンの正式名称は「大阪国際招待卓球選手権大会」です。
今回で57回目を迎える由緒ある試合です。
「国際招待」ということで海外の選手も参加していますが、今回は優勝候補筆頭というほどのメンバーではなく、参加者も数名にとどまっています。
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会場の模様
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会場はエディオンアリーナ大阪で、大阪府立体育館と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
この体育館は何が良いかというと真っ先に挙げられるのはその立地です。
様々な鉄道駅が集中する大阪なんばから歩いてすぐの所にあります。
来月に行われる大相撲三月場所の会場もここになります。
一方で不便なこともあり、初めて訪れた方が戸惑うのは内部の構造です。
それぞれの階を移動する階段が独特の動線になっています。
X氏は会場を後にしようとしていた女子高生集団に続いて階段を降りていました。
先頭の生徒が「行き止まり」とつぶやきながら戻ってきて、他の生徒も「ここ変わってるよね」と困惑気味でした。
観覧席の作りもやや特殊で、アリーナの四方にある席がそれぞれ分断されたようになっています。
そして卓球会場として最悪なのは、お目当てのコートに最も近い客席からの観戦は不向きだという点です。
トーナメントの序盤では多くの卓球台が並べられた状態となっています。
そういう台の配置では客席の傾斜が緩やかなため、客席から手前の台を見ると半分程度隠れてしまうのです。
これは致命的な欠点で、試合模様を見るには反対側に回らなければなりません。
では観客席からチームメイトを応援したい人はどうすればよいのでしょうか。
台が半分しか見えないと状況がわかりませんので、やむを得ず体育館の反対側から遠くの選手に声援を送る・・・これはかなりもどかしい応援になります。
従って多くの人が反則技を使っています。
観客席の前には通路があり、通行の妨げになるためそこにとどまっての観戦や応援は禁止されています。
しかしそれを無視した何十人が通路にへばりつき、真下でプレー中のチームメイトに声を送っています。
とっても迷惑です。
先月開催された全日本選手権の録画を見返していました。
女子シングルスの決勝は伊藤美誠選手対平野美宇選手の対戦でした。
例年通りNHK Eテレがライブ中継していて、解説は福原選手と宮崎監督でした。
いきなり横道に外れますが、福原選手はスポーツキャスターのような装いではなくかわいらしい服装だったのが意外でした。
「サァ」の声は鋭いのに解説の語りは柔らかく、少し菊池桃子さんが入っているかのようでした。
──────────────────────
最高の状態を表す言葉
──────────────────────
伊藤選手は心身ともに研ぎ澄まされていて、解説の2人はその様を「ゾーンに入っている」と形容していました。
たまに耳にすることがあり、私は漫画かアニメあたりから広まったのかと思っていました。
検索してみると、集中してうまくいっている状態を心理学でフローやゾーンと定義していて、それがスポーツ選手の調子を表す表現として取り入れられたようでした。
伊藤選手は過去のインタビューで、試合で緊張はしないと発言していたことがありました。
それだけ心臓が強いのならゾーンに入る場面も多そうです。
巷の卓球場でも試合中に「集中!」と声を出し自分にはっぱを掛けている人がいます。
具体的な選手名を挙げるのは避けますが、ちょっとやりすぎなんじゃないと思えるほど変わった形での声出しで己に気合を入れている人もいます。
あれはあれでセルフトーク(独り言)という気持ちを乗せる働きがあり、ちゃんとした心理的効果になっているそうです。
女子シングルスの決勝は伊藤美誠選手対平野美宇選手の対戦でした。
例年通りNHK Eテレがライブ中継していて、解説は福原選手と宮崎監督でした。
いきなり横道に外れますが、福原選手はスポーツキャスターのような装いではなくかわいらしい服装だったのが意外でした。
「サァ」の声は鋭いのに解説の語りは柔らかく、少し菊池桃子さんが入っているかのようでした。
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最高の状態を表す言葉
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伊藤選手は心身ともに研ぎ澄まされていて、解説の2人はその様を「ゾーンに入っている」と形容していました。
たまに耳にすることがあり、私は漫画かアニメあたりから広まったのかと思っていました。
検索してみると、集中してうまくいっている状態を心理学でフローやゾーンと定義していて、それがスポーツ選手の調子を表す表現として取り入れられたようでした。
伊藤選手は過去のインタビューで、試合で緊張はしないと発言していたことがありました。
それだけ心臓が強いのならゾーンに入る場面も多そうです。
巷の卓球場でも試合中に「集中!」と声を出し自分にはっぱを掛けている人がいます。
具体的な選手名を挙げるのは避けますが、ちょっとやりすぎなんじゃないと思えるほど変わった形での声出しで己に気合を入れている人もいます。
あれはあれでセルフトーク(独り言)という気持ちを乗せる働きがあり、ちゃんとした心理的効果になっているそうです。
今回はかなりタイムラグがありますが、初打ちとその後の新年会でのお話をしたいと思います。
──────────────────────
寒さに対する考え
──────────────────────
寒い時期なので、練習の初めは多くの人は上下ジャージ姿です。
その中で若干浮いているのが、最初から短パンにTシャツになっている私です。
直前までジャージを着ていて打球前に脱いだのではなく、着替えた時点で真夏と同じ出で立ちです。
やせ我慢でそうしているのではなく、もちろん寒いです。
しかし打球するのに長い衣服は邪魔で、そのうち体が温まります。
従って最初から涼しげな格好をしていて、準備運動も床がヒエヒエで冷たいのですが寝転んで柔軟体操もしています。
ただし私は職場でも周囲の人が一枚羽織っているような室温で、シャツの袖をまくっていることが多く、体を冷却気味にするタイプなのかもしれません。
練習場に出かける際の靴下については、夏は短く冬は長くしています。
練習中は冬でも短く折り返していて、行き帰りはやはり寒いため足首を覆えるそれなりの長さがあるものを履いています。
練習場が寒くても何も問題がないかといえば、そうではありません。
指が冷たいのは嫌です。
特に私はペンなので、かじかんだ指でラケットを握ると打球したフィーリングがしっくりきません。
ドニック社からラバーウォーマーという、ラバーを温める機器が販売されています。
ラバーが冷たいと十分な性能が発揮できないのを解消する製品です。
そういうものがあることはなるほどだと思います。
それと同様、いやそれ以上に指も十分温める必要があります。
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寒さに対する考え
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寒い時期なので、練習の初めは多くの人は上下ジャージ姿です。
その中で若干浮いているのが、最初から短パンにTシャツになっている私です。
直前までジャージを着ていて打球前に脱いだのではなく、着替えた時点で真夏と同じ出で立ちです。
やせ我慢でそうしているのではなく、もちろん寒いです。
しかし打球するのに長い衣服は邪魔で、そのうち体が温まります。
従って最初から涼しげな格好をしていて、準備運動も床がヒエヒエで冷たいのですが寝転んで柔軟体操もしています。
ただし私は職場でも周囲の人が一枚羽織っているような室温で、シャツの袖をまくっていることが多く、体を冷却気味にするタイプなのかもしれません。
練習場に出かける際の靴下については、夏は短く冬は長くしています。
練習中は冬でも短く折り返していて、行き帰りはやはり寒いため足首を覆えるそれなりの長さがあるものを履いています。
練習場が寒くても何も問題がないかといえば、そうではありません。
指が冷たいのは嫌です。
特に私はペンなので、かじかんだ指でラケットを握ると打球したフィーリングがしっくりきません。
ドニック社からラバーウォーマーという、ラバーを温める機器が販売されています。
ラバーが冷たいと十分な性能が発揮できないのを解消する製品です。
そういうものがあることはなるほどだと思います。
それと同様、いやそれ以上に指も十分温める必要があります。
最近は卓球シューズもカラフルになってきました。
少し前だと一番安いシューズは、わざと学校の体育館シューズに似せたような地味な作りにしていたと思えるほどのそっけないデザインでした。
今回はシューズのひもについてお話ししたいと思います。
──────────────────────
安価な改善策
──────────────────────
みなさん、毎回シューズを履くときにひもはどうされていますか。
面倒なので結んだままの状態で足を入れている人は少なくないと思います。
私はそれをズボラであるなどと非難するつもりはありません。
ただ自分はフットワークを駆使して動き回る運命(さだめ)のペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、シューズのフィット感はとてもとても大切にしています。
そのため靴ひもは毎回ほどいてから足を入れ、結び直すようにしています。
やはり正直申し上げて面倒です。
その面倒さは我慢できても、さらに嫌なのが結んだひもがいつの間にか緩んでしまったりほどけてしまうことです。
これは安全性に関わることで大変重要です。
ひもを踏みつけて転んでしまうことだってありえます。
従ってひものないミズノのウェーブメダルSP3を買いたい衝動に駆られます。
ダイヤルをカチカチ回すだけでお手軽&自在に締め付けができます。
しかしそこは脳に染み付いたケチケチ感覚が待ったをかけます。
「あの靴は高い。他に解決策はないかもっと考えろ」
少し前だと一番安いシューズは、わざと学校の体育館シューズに似せたような地味な作りにしていたと思えるほどのそっけないデザインでした。
今回はシューズのひもについてお話ししたいと思います。
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安価な改善策
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みなさん、毎回シューズを履くときにひもはどうされていますか。
面倒なので結んだままの状態で足を入れている人は少なくないと思います。
私はそれをズボラであるなどと非難するつもりはありません。
ただ自分はフットワークを駆使して動き回る運命(さだめ)のペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)なので、シューズのフィット感はとてもとても大切にしています。
そのため靴ひもは毎回ほどいてから足を入れ、結び直すようにしています。
やはり正直申し上げて面倒です。
その面倒さは我慢できても、さらに嫌なのが結んだひもがいつの間にか緩んでしまったりほどけてしまうことです。
これは安全性に関わることで大変重要です。
ひもを踏みつけて転んでしまうことだってありえます。
従ってひものないミズノのウェーブメダルSP3を買いたい衝動に駆られます。
ダイヤルをカチカチ回すだけでお手軽&自在に締め付けができます。
しかしそこは脳に染み付いたケチケチ感覚が待ったをかけます。
「あの靴は高い。他に解決策はないかもっと考えろ」
2017 .12.30
ずっと前の話ですが、講習会で指導員の方が説明されていた内容をご紹介します。
ちまたの市民大会2回戦レベルの方にはご参考になるかもしれません。
──────────────────────
予測範囲を絞る
──────────────────────
Aさんはサーブを出したあと次の3球目を叩き込もうと備えているのですが、気持ちだけが空回りしているようにみえると指摘されていました。
戦型は私と同じペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、片面だけにラバーを貼っています。
多数派のシェーク裏裏なら、フォア側バック側どちらに返ってきてもそれぞれの面でドライブをかけていけますが、Aさんにはそれができません。
私もそのハンデを十分認識した上で、基本はどこに返球されてもフォアで打っていく心づもり(残念ながらあくまでも心づもりです)でいます。
片面ペンドラの意気込みとしては悪くはありませんが、出したサーブに応じてある程度は待つパターンを絞るべきだとアドバイスがありました。
どの戦型であれ、フォアから短い斜め下回転のサーブを出すというのは無難な展開としてよく見かけます。
フォアからシュート回転(体の外側へこする)の斜め下のサーブを出した場合、相手は横方向の回転が入っている分だけラケットを傾けて返球してきます。
そのためツッツキだとフォア寄りに返ってくるケースが多くなります。
レシーブから積極的にドライブ回転で返してこなさそうなレベルなら、台のバック側から40cmくらいの領域には返ってこないと決めつけてもいいのではと説明されていました。
相手が中級レベルだったり粒高ラバーのような変則ラバーの使い手だと、当てはまらない場面が増えますが、基本としてはこの予測でいいと思います。
そして逆方向の回転の場合は、予測する返球コースも逆でバック側に返ってきがちと思って待つのです。
逆方向の回転とは具体的にはバック側から出す斜め下か、フォアならYGサーブで出すカーブ回転(体の内側へこする)の斜め下になります。
これらは下回転に少し左右どちらかの横回転が混じったサーブの話です。
横回転の成分が多くなると相手もパシッと払いやすくなりますし、払っていかざるをえないとも言えます。
そうなると斜め下回転のときのような、コースをある程度絞って待つパターンが崩れてきます。
また斜め下回転でもボテボテの軌道で出してしまったサーブは、どう料理されてしまうかわかりません。
サーブはネットの上ボール1つ分くらいの高さに抑えなければならず、それより高くなってしまうと甘く危険なサービスボールになってしまいます。
ちまたの市民大会2回戦レベルの方にはご参考になるかもしれません。
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予測範囲を絞る
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Aさんはサーブを出したあと次の3球目を叩き込もうと備えているのですが、気持ちだけが空回りしているようにみえると指摘されていました。
戦型は私と同じペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、片面だけにラバーを貼っています。
多数派のシェーク裏裏なら、フォア側バック側どちらに返ってきてもそれぞれの面でドライブをかけていけますが、Aさんにはそれができません。
私もそのハンデを十分認識した上で、基本はどこに返球されてもフォアで打っていく心づもり(残念ながらあくまでも心づもりです)でいます。
片面ペンドラの意気込みとしては悪くはありませんが、出したサーブに応じてある程度は待つパターンを絞るべきだとアドバイスがありました。
どの戦型であれ、フォアから短い斜め下回転のサーブを出すというのは無難な展開としてよく見かけます。
フォアからシュート回転(体の外側へこする)の斜め下のサーブを出した場合、相手は横方向の回転が入っている分だけラケットを傾けて返球してきます。
そのためツッツキだとフォア寄りに返ってくるケースが多くなります。
レシーブから積極的にドライブ回転で返してこなさそうなレベルなら、台のバック側から40cmくらいの領域には返ってこないと決めつけてもいいのではと説明されていました。
相手が中級レベルだったり粒高ラバーのような変則ラバーの使い手だと、当てはまらない場面が増えますが、基本としてはこの予測でいいと思います。
そして逆方向の回転の場合は、予測する返球コースも逆でバック側に返ってきがちと思って待つのです。
逆方向の回転とは具体的にはバック側から出す斜め下か、フォアならYGサーブで出すカーブ回転(体の内側へこする)の斜め下になります。
これらは下回転に少し左右どちらかの横回転が混じったサーブの話です。
横回転の成分が多くなると相手もパシッと払いやすくなりますし、払っていかざるをえないとも言えます。
そうなると斜め下回転のときのような、コースをある程度絞って待つパターンが崩れてきます。
また斜め下回転でもボテボテの軌道で出してしまったサーブは、どう料理されてしまうかわかりません。
サーブはネットの上ボール1つ分くらいの高さに抑えなければならず、それより高くなってしまうと甘く危険なサービスボールになってしまいます。
小学生と練習や試合をすることは時々ありますが、その多くは高学年でした。
少し前に試合をしたのは、卓球台が胸の高さくらいになってしまう学年の子供でした。
──────────────────────
身体特性を理解する
──────────────────────
試合前のウォーミングアップでフォア打ちをしていると、バンビ用の低い卓球台のほうがよさそうな感じがしました。
通常の台の高さでも一応打ててはいるのですが、打球するのが顔に近い高さのためこちらが少し心配してしまいます。
車高の低いスポーツカーに乗ると、普通の車よりもスピード感が増します。
それと同様に彼らは私たちよりも何%か速く感じるボールを打球していそうです。
そして恐らく当て損なった打球が顔に当たることも多いはずです。
さて試合が始まり、ラブオール直後の相手の返球がネットにかすりました。
私はかろうじてロビングで返球しました。
そして次に食らうであろうスマッシュに備え、素早く台から距離を取りました。
しかし彼らにとってこういうロビングは苦手とするボールの一つでした。
大人のように高い位置から叩き込むことができず威力は劣ります。
加えて筋力もまだ発展途上です。
ストライクゾーンに自分の体を移動させるのも大人より苦労することでしょう。
さらにロビングに強烈なドライブ回転をかけられれば、バウンド後に勢い良く弾みそれは上級者でもときに打ちミスをしてしまいます。
体の小さい小学生には大変厳しいことは想像に難くありません。
他にもネット際の短いボールや広角にコースを打ち分けられることも弱点です。
私が対戦した同じ小学生に、フォア前へぶつ切りの下回転や斜め上回転のサーブを出している血も涙もない人がいました。
そばで見ていて「アンタそこまでやるの」と言いそうになりましたが、しばらくして気づき、そこからはバックへ普通の下回転サーブを出していました。
体に対して相対的に打球位置が高くなるので、どうしてもいかり肩フォームになりがちです。
福原選手のフォームが若干それっぽいのは、子どもの頃の猛練習が影響しているとも言われています。
まあそんな彼らにも一つだけ長所があります。
しゃがみ込みサーブが出しやすいことです。
少し前に試合をしたのは、卓球台が胸の高さくらいになってしまう学年の子供でした。
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身体特性を理解する
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試合前のウォーミングアップでフォア打ちをしていると、バンビ用の低い卓球台のほうがよさそうな感じがしました。
通常の台の高さでも一応打ててはいるのですが、打球するのが顔に近い高さのためこちらが少し心配してしまいます。
車高の低いスポーツカーに乗ると、普通の車よりもスピード感が増します。
それと同様に彼らは私たちよりも何%か速く感じるボールを打球していそうです。
そして恐らく当て損なった打球が顔に当たることも多いはずです。
さて試合が始まり、ラブオール直後の相手の返球がネットにかすりました。
私はかろうじてロビングで返球しました。
そして次に食らうであろうスマッシュに備え、素早く台から距離を取りました。
しかし彼らにとってこういうロビングは苦手とするボールの一つでした。
大人のように高い位置から叩き込むことができず威力は劣ります。
加えて筋力もまだ発展途上です。
ストライクゾーンに自分の体を移動させるのも大人より苦労することでしょう。
さらにロビングに強烈なドライブ回転をかけられれば、バウンド後に勢い良く弾みそれは上級者でもときに打ちミスをしてしまいます。
体の小さい小学生には大変厳しいことは想像に難くありません。
他にもネット際の短いボールや広角にコースを打ち分けられることも弱点です。
私が対戦した同じ小学生に、フォア前へぶつ切りの下回転や斜め上回転のサーブを出している血も涙もない人がいました。
そばで見ていて「アンタそこまでやるの」と言いそうになりましたが、しばらくして気づき、そこからはバックへ普通の下回転サーブを出していました。
体に対して相対的に打球位置が高くなるので、どうしてもいかり肩フォームになりがちです。
福原選手のフォームが若干それっぽいのは、子どもの頃の猛練習が影響しているとも言われています。
まあそんな彼らにも一つだけ長所があります。
しゃがみ込みサーブが出しやすいことです。
2017 .12.02
新製品が発表される一方で当然ながら消えていく製品もあります。
今回バタフライで販売終了となったラバーに、タキファイアCがあります。
それに関連したお話をしたいと思います。
──────────────────────
分かりやすいスレイバー系
──────────────────────
バタフライの裏ソフトラバーで古くからあるラインナップと言えば、スレイバーシリーズとタキネス系のラバーが有名です。
後者については私が勝手にタキネス系と名付けましたが、バタフライの粘着系ラバーはほとんどタキなんとかなので、便宜上そう呼ぶことにするとお考えください。
スレイバーはロングセラーの無印スレイバーの他に、ソフトなタッチのELやFX、廃番になりましたがハードタイプのスーパースレイバーがありました。
またスポンジに緊張状態をもたせたハイテンションラバーとして、スレイバーG2、海外限定でG3というのもありました。
これらに共通していたのはスレイバーという統一名称を使いつつ、派生バージョンも分かりやすいネーミングがなされていたことです。
──────────────────────
少々複雑なタキ○○系
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他方、タキネス系はどうかというとやや複雑かつ疑問に思う点があります。
比較的分かりやすいのは、タキネスCHOPとタキネスDRIVEです。
CHOPはカットマン向けで、DRIVEはドライブマン向けというのはすっと頭に入ってきます。
CHOPⅡというのもあり、それはCHOPの派生版ハードバージョンです。
少し引っかかるのがタキファイアシリーズです。
「タキネス」の統一名称を使ってはどうかと思うのですが、少し変えてタキファイアとしています。
まず現在も継続販売されているタキファイアDRIVEですが、これについてはドライブマン向け製品というのがすぐにわかります。
今回廃番になったのはタキファイアCです。
タキファイアCHOPではなく、Cだけがついています。
ちょっと違いがあることは認識しますが、多くの人はタキネスCHOPとDRIVEの関係から、カットマン向けのラバーなのではと考えてしまいそうなのも無理はありません。
タキファイアCについては、中国製粘着ラバーに近づけた製品ということでCHINAの頭文字のCという意味なのだそうです。
一瞬ああそうなのと理解を示したいものの、やはりネーミングの統一感のなさと誤解を招きやすいことに戸惑いを覚えます。
タキファイアには他にも過去に廃番になった、タキファイアSPというのもありました。
そちらは高性能版を意味するスペシャルの略で、誤解されることは少なかったはずです。
タキファイアCはCではなく、ありきたりかもしれませんが末尾のアルファベットとして、かっこよさそうなAとかX、Vあたりにしていたらどうだったのかと思います。
そして私なら少しひねって謎めいた感じの「Q」なんかをつけていたら面白かったかもと考えています。
今回バタフライで販売終了となったラバーに、タキファイアCがあります。
それに関連したお話をしたいと思います。
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分かりやすいスレイバー系
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バタフライの裏ソフトラバーで古くからあるラインナップと言えば、スレイバーシリーズとタキネス系のラバーが有名です。
後者については私が勝手にタキネス系と名付けましたが、バタフライの粘着系ラバーはほとんどタキなんとかなので、便宜上そう呼ぶことにするとお考えください。
スレイバーはロングセラーの無印スレイバーの他に、ソフトなタッチのELやFX、廃番になりましたがハードタイプのスーパースレイバーがありました。
またスポンジに緊張状態をもたせたハイテンションラバーとして、スレイバーG2、海外限定でG3というのもありました。
これらに共通していたのはスレイバーという統一名称を使いつつ、派生バージョンも分かりやすいネーミングがなされていたことです。
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少々複雑なタキ○○系
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他方、タキネス系はどうかというとやや複雑かつ疑問に思う点があります。
比較的分かりやすいのは、タキネスCHOPとタキネスDRIVEです。
CHOPはカットマン向けで、DRIVEはドライブマン向けというのはすっと頭に入ってきます。
CHOPⅡというのもあり、それはCHOPの派生版ハードバージョンです。
少し引っかかるのがタキファイアシリーズです。
「タキネス」の統一名称を使ってはどうかと思うのですが、少し変えてタキファイアとしています。
まず現在も継続販売されているタキファイアDRIVEですが、これについてはドライブマン向け製品というのがすぐにわかります。
今回廃番になったのはタキファイアCです。
タキファイアCHOPではなく、Cだけがついています。
ちょっと違いがあることは認識しますが、多くの人はタキネスCHOPとDRIVEの関係から、カットマン向けのラバーなのではと考えてしまいそうなのも無理はありません。
タキファイアCについては、中国製粘着ラバーに近づけた製品ということでCHINAの頭文字のCという意味なのだそうです。
一瞬ああそうなのと理解を示したいものの、やはりネーミングの統一感のなさと誤解を招きやすいことに戸惑いを覚えます。
タキファイアには他にも過去に廃番になった、タキファイアSPというのもありました。
そちらは高性能版を意味するスペシャルの略で、誤解されることは少なかったはずです。
タキファイアCはCではなく、ありきたりかもしれませんが末尾のアルファベットとして、かっこよさそうなAとかX、Vあたりにしていたらどうだったのかと思います。
そして私なら少しひねって謎めいた感じの「Q」なんかをつけていたら面白かったかもと考えています。
私は少し前まで粘着ラバーを使っていました。
それも日本メーカの製品ではなく、粘着ラバーの本家と言われている中国メーカのものでした。
中国粘着の多くはシートの上側に相当する平面状の部分が厚く、逆に粒は低いものが主流です。
その主流のタイプと、日本の競技者にとっておなじみの例えて言えばマークV的なシート形状の粘着の2種類を試していました。
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私の嫌いな分厚いシート
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私の感覚としては、ラバーの表面が粘着性を帯びているという特徴よりも、シート形状が肉厚かそうでないかの点のほうがはるかに大きな違いとして感じられました。
それら粘着ラバーはいずれも通販で購入したのですが、購入前はパッケージデザインと簡単な説明文のみで肉厚かどうかまではわかりませんでした。
売り手の考えた文章から想像を膨らませ、届いた現物を使って喜んだり悩んだりしていました。
合計4種類を試し、もう肉厚ラバーは使いたくないという結論に至りました。
ボールを食い込ませて回転をかけるほうが私には合っており、それにはシート平面が薄く、そこそこの高さの粒がある裏ソフトラバーのほうが適しています。
ただ見たことのない海外ラバーを試すのは、一種のロマンや怪しさがあり面白いものでした。
そして中国ラバーは安価であるため、失敗しても経済的なダメージは少なくて済みます。
引き続き中国ラバーは購入したく、それでいて肉厚でない裏ソフトであれば試してみたいと考えていました。
しかし困ったことに、平面部分の厚さや粒の高さについての情報はほとんどありません。
最も良いのは画像が提供されていることです。
私は以前、カタログにラバーの画像をつけるべきだとお話ししたことがあります。
そのときは主に、粒高ラバーや表ソフトを買う人のためを思ってのことでした。
粒の形状、高さ、並び方というのはとても重要なのに何故かその写真がなく、多くのカタログでパッケージデザインだけがデカデカと載せられています。
これは実際に購入する人の気持ちを考えておらず、とんでもなく不親切です。
今回裏ソフトについても同様の不満さを感じてしまいました。
裏ソフトもぜひ写真を載せ、現物のシート平面の厚さと粒の高さをラバーをカットした断面のアップで見せてもらいたいです。
それも日本メーカの製品ではなく、粘着ラバーの本家と言われている中国メーカのものでした。
中国粘着の多くはシートの上側に相当する平面状の部分が厚く、逆に粒は低いものが主流です。
その主流のタイプと、日本の競技者にとっておなじみの例えて言えばマークV的なシート形状の粘着の2種類を試していました。
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私の嫌いな分厚いシート
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私の感覚としては、ラバーの表面が粘着性を帯びているという特徴よりも、シート形状が肉厚かそうでないかの点のほうがはるかに大きな違いとして感じられました。
それら粘着ラバーはいずれも通販で購入したのですが、購入前はパッケージデザインと簡単な説明文のみで肉厚かどうかまではわかりませんでした。
売り手の考えた文章から想像を膨らませ、届いた現物を使って喜んだり悩んだりしていました。
合計4種類を試し、もう肉厚ラバーは使いたくないという結論に至りました。
ボールを食い込ませて回転をかけるほうが私には合っており、それにはシート平面が薄く、そこそこの高さの粒がある裏ソフトラバーのほうが適しています。
ただ見たことのない海外ラバーを試すのは、一種のロマンや怪しさがあり面白いものでした。
そして中国ラバーは安価であるため、失敗しても経済的なダメージは少なくて済みます。
引き続き中国ラバーは購入したく、それでいて肉厚でない裏ソフトであれば試してみたいと考えていました。
しかし困ったことに、平面部分の厚さや粒の高さについての情報はほとんどありません。
最も良いのは画像が提供されていることです。
私は以前、カタログにラバーの画像をつけるべきだとお話ししたことがあります。
そのときは主に、粒高ラバーや表ソフトを買う人のためを思ってのことでした。
粒の形状、高さ、並び方というのはとても重要なのに何故かその写真がなく、多くのカタログでパッケージデザインだけがデカデカと載せられています。
これは実際に購入する人の気持ちを考えておらず、とんでもなく不親切です。
今回裏ソフトについても同様の不満さを感じてしまいました。
裏ソフトもぜひ写真を載せ、現物のシート平面の厚さと粒の高さをラバーをカットした断面のアップで見せてもらいたいです。
今回はボールの軌道についてお話したいと思います。
辞書で「軌道」という単語を引くと、いくつかの意味が列記されています。
卓球の場合はその内の以下が該当します。
「物体が何らかの力に作用されて運動する際に描く一定の経路」
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ドライブのメリット
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昨年開催されたリオ五輪で女子は宮崎義仁さんが解説をしていました。
日本vsドイツ団体戦の第三試合は石川選手とシャン・シャオナ選手の対戦でした。
その中で宮崎さんは二人の打球特性について触れていました。
石川選手は裏ソフトラバーで回転をかけたボールを返します。
その軌道は弧線を描き相手コート上に落ちるため制御がしやすくなります。
一方表ソフトを使っているシャン選手は、それほど回転をかけずフラットな打ち方となります。
石川選手の返球と比較するとあまり前進回転がかかっておらず、ボールはすーっと飛んでいく感じになります。
両者のこの打球の差は返球の精度につながり、ラリー本数が増えれば石川選手に有利になると説明していました。
現在、趣味の卓球をモットーとしている私はいろいろな種類のラバーを使っています。
裏ソフトは打点が落ちても引っ掛けて回転をかければ返しやすいという特徴があります。
そして宮崎さんの解説の通り、回転をかけたボールは相手の台上に曲線を描いて落ちてくれます。
練習場で指導員の人は時々「ボールの弧線を意識するように」とアドバイスしていることがあります。
ドライブ回転をかけたボールの軌跡は弧を描きますが、その弧線の頂点が自分のコートの上になるようにイメージして打てば、返球率を上げる概念としてつかみやすいかもしれませんね。
辞書で「軌道」という単語を引くと、いくつかの意味が列記されています。
卓球の場合はその内の以下が該当します。
「物体が何らかの力に作用されて運動する際に描く一定の経路」
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ドライブのメリット
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昨年開催されたリオ五輪で女子は宮崎義仁さんが解説をしていました。
日本vsドイツ団体戦の第三試合は石川選手とシャン・シャオナ選手の対戦でした。
その中で宮崎さんは二人の打球特性について触れていました。
石川選手は裏ソフトラバーで回転をかけたボールを返します。
その軌道は弧線を描き相手コート上に落ちるため制御がしやすくなります。
一方表ソフトを使っているシャン選手は、それほど回転をかけずフラットな打ち方となります。
石川選手の返球と比較するとあまり前進回転がかかっておらず、ボールはすーっと飛んでいく感じになります。
両者のこの打球の差は返球の精度につながり、ラリー本数が増えれば石川選手に有利になると説明していました。
現在、趣味の卓球をモットーとしている私はいろいろな種類のラバーを使っています。
裏ソフトは打点が落ちても引っ掛けて回転をかければ返しやすいという特徴があります。
そして宮崎さんの解説の通り、回転をかけたボールは相手の台上に曲線を描いて落ちてくれます。
練習場で指導員の人は時々「ボールの弧線を意識するように」とアドバイスしていることがあります。
ドライブ回転をかけたボールの軌跡は弧を描きますが、その弧線の頂点が自分のコートの上になるようにイメージして打てば、返球率を上げる概念としてつかみやすいかもしれませんね。
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